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( ‥)..でっ、鼻と顎の進化に関する
記事を書いて、送って、
一仕事終了ですか。
( ‥)鼻の穴の数と顎の有無には
-□ 関係性がある。今回はそれを
テーマにしたのだが。
*注:地方新聞に掲載している科学コラムのこと。あと1回で担当期間終了である。月はとっくに冷えた天体なのになぜ海(うさぎさんマークのこと)になって見えるほど溶岩が噴き出すことができたのか? とかそういうネタも書いた。しかし、たぶん、隕石衝突で火山噴火がどっかーんとか思い込んでいる連中はだーれも気づいていないらしい。あら悲し。
*隕石衝突とクレーター形成による掘削で固体であったマントルが減圧で融解するということは条件次第でありうるけども、地球でその条件は満足できそうにないし(単純に満足できると思っている人は必要文献を読んでいないか、あるいは掘削深度を過大評価していると思う)、そして満足したという実例も見当たらない。せいぜい、地殻が吹き飛ばされ、マントルが露出して水没し、熱水活動ができるくらいっぽい。さらに言えば、巨大隕石衝突、即、火山噴火という無邪気な考え(ようするに、どうも地殻の下はマグマで溶けていると思い込んでいるらしい)では、月は冷えて粘性が極めて低く、地球よりもずっと固く、アイソスタシーが均衡に達していない天体である。しかし、ではなぜそんな星で溶岩がぼこぼこ噴き出したのか? という長年の謎を謎と思わないだろう。それってお前らすごく損しているよね? 不思議はいつも目の前にぽっかり浮かんでいるぜー? これが世の中ってもんよ。という話。
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( ‥)まあ、以上の案件はそのうちに
HPで説明するにしても、
鼻の穴と顎の有無については
どう?
( ‥)nature 2011 vol.476 pp324~327を
-□ 例えば参考にしているのだけど
書いてあること自体は
おおー、なんだけども、
少し不思議なんだよな。
ガレアスピスの仲間では嗅覚器官が1対2つある、というのは共著者であるJaniverさん自身、1996年の自著で書いていることなのだけども。
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(‥ )2011年の論文は、保存状態の良い
\- 化石を見ることで、よりはっきりと
器官の位置を確認しました。
なおかつKuratani etal 2001などの
成果を踏まえてそれを考察しました、
そういうことなんですかね?
(‥ )うーむ、無顎類の内部構造に
関する、これまでの研究を
ちゃんと把握する必要があるよな。
何事も、把握するのは、なかなかに難しい。
ともあれ、この研究は現生生物の発生学と、化石に基づく古生物学の成果を合わせたもので、いわゆるエボデボの話である。