自己紹介

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2009年7月31日金曜日

誤解は理解

 
 世の中にはいろいろな誤解がある。


   (‥ )でも誤解している当の本人はそれが誤解だって
       ことに気づいてはいないんだよな。
 ∧∧
( ‥)そりゃあそうでしょうね。


 つまりこう。誤解は理解である。


   (‥ )誤解と理解の間に違いがあるとしたら
       妥当かそうじゃないか、それだけだとも言えるかもね。
 ∧∧
( ‥)まあ、そうかもしれませんねえ。


 あるいはこう。理解というカテゴリーの中に誤解と妥当な理解とがある。

 あるいはこう。誤解と理解の違いは、それがすでに間違っていると分かっているか、あるいはそうでないか。

 そして人間には陥りやすい、ありきたりな誤解がある。ここが問題。


   (‥ )陥りやすい誤解とは”その理解に陥りやすい”ということを示す。
       ようするに分かりやすい、というわけさね。
 ∧∧
( ‥)分かっているけど、それは誤解だということですね。
 

 あるいはこう。分かりやすい文章とはそれが正しいことを保証したりはしない。

 物事を正しく説明すれば理解できるし、そうすれば皆が買ってくれる、読んでくれる。これは明らかに間違っている。

 あるいはこう。物事を正しく説明すれば誰でも理解できるというのは人間が陥りやすい誤解。

 だいたい人間が物事を妥当に理解できるのであればマルチ商法は存在しない。

 ∧∧
( ‥)じゃあ誤解しやすい説明を心がければ
    大もうけできうるということでもありますね。

     (‥ )そうねえ。皆が、わーこれ、理解しやすいって
         喜んで買ってくれるかもしれないねえ。

 

 

2009年7月30日木曜日

雨雲の2

 
 ∧∧  東北東に入道雲です
( ‥)
 -( ‥)
   -/ 世田谷の方で一時雨が降ったみたいだけど。

 たぶん、これ?

 今夜はずいぶん降るという天気予報だけども、いやはや。

 ∧∧
( ‥)夜のお散歩は中止?

    (‥ )どうだろうね。

 

雨雲

 
 神奈川県の中央部。今日は晴れ。太陽強烈、アパートはじりじりと焼かれているのだけど、北の方角を見れば積乱雲ですかね、大気の向こうにかすんで見えるもくもくとした雲の群れ。

 ∧∧
(‥ )雨量情報によると青梅、所沢方面は
\-   数ミリ程度の雨が降っているようです。

    (‥ )暑かったからなあ。夕立かね?

 距離は30キロ前後ぐらい? この距離だと積乱雲はああ見えるのね。

2009年7月28日火曜日

命のロウソク

 
 野党のマニフェストは少なくとも一部の人々から受けが悪いらしい。

 ∧∧
( ‥)まあそれは、、、

    (‥ )そうだろうねえ。

 そんな金どうやって捻出するんだよ。そりゃあ頭の中ではいかようにでも捻出できるだろうがさ、俺たちは空想や思いつきの話じゃなくてリアルの話をしたいんだが、、、と疑問をもたれるのは当然。

 ∧∧
( ‥)でっ、ばらまきだとか抽象的だとか
    財源どうすんじゃい?って言われているけど、それは
    選挙時や与党になった時の運営において打撃になると思う?

    (‥ )特にならんだろ。民主世界において政治家の役割とは
        ただひとつ。当選することだけだ。
         別に約束を果たす必要なんかないさ。
 ∧∧
( ‥)いや、、、そうなんですか??

 約束を果たさなかった結果、次の選挙で落選する場合は当然ある。しかしそれでもなお当選する場合も観測した限りではあるらしい。

 ∧∧
( ‥)つまり政治家は選挙における約束を果たす義務はないと?

    (‥ )民主政治がある解を導く過程において
        ”約束を果たした”という要素は
         必ずしも必要ないってだけさね。

 約束を守ることはこのシステムを運用するさいにおける必然の要素ではない。たぶん。


    ( ‥)むしろ約束を果たした時の方が
        この場合は問題だと思うのだが。
 ∧∧
( ‥)ああ、おいちゃんの理論
    ”国会は日本一でっかい公民館である説”に基づけば
     そうでしょうね。

 *国会は日本一でっかい公民館である説:例えば町内会を革新するのだと鼻息荒く乗り込んでも、ちっちゃな町内会のことでさえ内情/現状を把握し、なおかつ的確に運営し、さらにこれまで以上にそれを向上させることは容易ではないだろう。このことからすると、日本一でっかい公民館の改革ははるかに難しいという説。

 ∧∧
( ‥)1つでも改良させてみせればそれだけでもたいしたもんだ。
    することは1つにしぼった方がいいっぺや。
    そういう考えでもありますけど、そこんとこどう思います?

     (‥ )そうねえ、政権交代すれば革新的と
         皆が口をそろえていうことからすると・・・・

 それは要するに政権交代で力つきてもいいっことなんじゃね?

 ∧∧
( ‥)それはそれは......

     (‥ )というか実際に力つきるんじゃねーか?
         次の内閣は半年もつのかな?
         

 例えばの話。官僚に頼らずに政策の意思決定をするって、仮に実行してしまった場合、いくらなんでもそれは無茶だろう。


 ∧∧
( ‥)そんなもん?

     (‥ )この会社の立て直しは俺にまかせろ!!って
         鼻息荒くそのへんの小さな会社の総務部や
          経理部に乗り込んで、何かできると思うかい?

 

 

2009年7月27日月曜日

流星群

 
 朝の3:00になろうという頃合いで公園へ。月もなく、空がひさかたぶりに晴れていたのであたりは真っ暗。さすがに森の中では道を見失いそう。端から見たら蛇行するようにふにゃふにゃ歩いたり、あるいは走っていたに違いない。

 ∧∧
(‥ )星がかなりよく見えますね。

    (‥ )北斗七星の2重星のかたわれを探すのも
        苦労するような、というかほとんど見えない夜空だけどねえ。
        *おおぐま座のゼータ星ミザールに対するアルコルのこと。

 アルコルは4等星だから、地平線に比較的近いだけで4等星を見るのも難しい夜空。それでもプレアデス星団の星々は判別できたし、ヒアデス星団もぎょしゃ座もはっきり分かった。火星がヒアデス星団の上にあることもちゃんと分かったし、ああ、金星は牡牛座の角に乗っかっていたことにも気づいた。

 ∧∧
( ‥)先日の日蝕直前の朝は三日月があったせいですかね
    ぎょしゃ座はカペラしか分からないし、ヒアデス星団も
     見えたのはほとんどアルデバランだけでしたよね。

    (‥ )ぎらぎら輝く木星とその脇にある山羊座のデルタ星も
        今日はきれいに見えたなあ。

 山羊座のデルタ星はネットで見る限り3等星だそうだ。4等星がなんとか見える夜空で、3等星はちゃんと見えるという感じ。ひどい夜空ではあるが、それでも神奈川県のこのあたり、この季節ではずいぶん良好。

 ∧∧
( ‥)流れ星が2つ、あるいは3つか4つ(暗いがそれらしいものを含めて)
    見れました

    (‥ )水瓶座の流星群かな?

 とても明るいものがひとつ。魚座をかすめて流れていった。

 

接触

 
 深夜にテレビをつけて通信販売とかの番組を見て思うに。世の中、デブとハゲと小じわに悩むばばーから成り立っているらしい。

 ∧∧
( ‥)まああれですね、ずっと若いままでいたい。
    そういう要求の現れですね。

    (‥ )異性にもてたい、同性に勝ちたい。
        繁殖したい、社会的地位を向上させたい
        生物の普遍的な欲求だよな。

 きれいに言うとそう。

 でも口の悪い人に言わせればこう。僕らは盛りのついた欲深い猿である。

 ∧∧
( ‥)まあ、あなたたち人間はつまるところお猿さんですからね。

    (‥ )サルというか普通に生物なんだけどね。

 人間らしい生活を!! と鼻息荒く言うお利口さんもいるけれど、そういう高邁なことを言って、いつのまにやら自分たちがサルだってことを忘れるから現実の前に屈服するんだろう。実際、文化人や知識人ってのはどいつもこいつも不幸そうな顔をしている。

 ∧∧
( ‥)なんで?

    (‥ )理想を持っているから結果的に必然的に
        人生が失望の連続になるんだろ?
 
 とはいえ、理想が現実と接触して崩れるのは悪いことではない。

 ∧∧
( ‥)なんで?

    (‥ )理想がある仮説だとするなら、理想が壊れたということは
        その理想が現実を説明する能力が無かったってことだろ?
         それが分かったのは一歩前進ではないのかね?

 現実に屈服したとは、すなわち、ひとつ知識が増えたということだ。逆にいうと世の中間違っていると言ってしまった時、それは得られる知識を拒否したということになる、おそらく。  

    (‥ )だからこの世の夢と理想をことごとく破壊して
        踏みにじろうではないか。
 ∧∧
( ‥)そこ変。

  

2009年7月26日日曜日

へー

 
 なんだ。現場にいた本人の言葉よりも現場にいなかった他人の言葉を採用するわけか。

 つまらんな。


2009年7月25日土曜日

うぐいす

 
 庭で育てているスミレに毛虫、というかイモムシがついていた。もりもりせっせと葉っぱを食べている。先日、きれいで、しかしあまり見かけない蝶々が何事かしていたのでそいつの子供かもしれない。というか多分そうだろう。名前は忘れたけども南方から分布を拡大だかなんだかしているという種類だったと記憶。


   ( ‥)1匹、ちょっと飼ってみることにしました。
     -○
 ∧∧
( ‥)見た目は蝶々になるとは思えない
    姿ですね。

 さて

 ひさしぶりの比較的晴れの朝。公園に散歩にいったら、ああ、、またいました。ウグイスの鳴き声をへたくそな口笛でまねるじじー。ウグイスの声はきれいなのに、じじーの口笛うるさい。ウグイスのさえずり再現出来てない、へたくそ。


   (  ̄  ̄)あのじじー殴りてーなー
 ∧∧
( ‥)穏便にお願いしますよ、我慢してくださいよ。
    

 しょうがないので巨大なウグイスが突如現れ、わしのしまを荒らしたのはおめーーーーかああ〜〜〜っ!!!!ととんでもないだみ声でじじーをむさぼり喰うところを想像。

 ∧∧
( ‥)まずそうですね・・・・

    (‥ )そーだねー

 庭のヒースにシャクトリムシがついていた。ヒースの葉っぱは小さいのに、こんなもんで十分なんだろうか?

    ( ‥)ツツジの葉っぱで飼育できないかな?
 ∧∧
( ‥)? どうでしょうね?

 

2009年7月24日金曜日

泣き言

 
 地軸の傾きと白夜の説明イラスト。すごく間抜けな間違いをしてしまったのでこれから修正の予定。

 さて

 選挙が始まり、民主党が方針転換。というか、口の悪い?人に言わせれば絵空事は言っていられなくなったのだとか。

 ∧∧
( ‥)おいちゃんはどう思います?

    (‥ )いやだってそりゃあセールストークだしね。

 セールストークを真に受けて買ったのだとしたら、それは買った奴の自己責任。

 ∧∧
( ‥)でも嘘になるんじゃないの?

    (‥ )嘘なんてのは現実的と整合しない情報を
        真に受けてしまって、それから
        不整合に気がついて初めて嘘と認識されるのだ。

 別に政党のマニフェストをしげしげと読んで理解して、そいでもって投票するやつなんてそうはいない。だから問題にはなるまい。嘘は嘘と認識される前に忘れられる。
*この場合の”理解”というのがどんな程度のものかという問題も当然ある。例えば公約Aを見た場合、個人Xはなんだこの非現実的な約束は??と理解し、個人Yはすばらしい!!と理解する場合もありうる。理解というのはそれだけでは大した意味はない。


    (‥ )ゆえに”方針転換”は問題だと認識されないんじゃないかな。
        あるいはこう。問題だと認識されるが大部分の人間は
         すぐに忘れるから問題ではなくなる。
 
 ∧∧
( ‥)はあそんなもんですか?

 そんなもんじゃねーの? そもそも投票は知性のある生物がするような判断手段とは思えない。

    (‥ )あるいはこう? 
        投票は知性がなくても試行錯誤のすえに妥当な答えに到達する
        そういう手段である。
 ∧∧
( ‥)まあそうかもしれませんね。
    あなたたち人間は結局、お猿さんですから。

 不利益が生じれば(あるいは生じたと思い込めば)不利益を生じさせた相手を落選させ、利益が生じれば(あるいは生じたと思い込んだのであれば)、その相手を当選させる。それだけの話。良いとか悪いとか、妥当だとか妥当でないとかそういうことではない。選挙ってのはたぶん、右往左往しながらもどこかにたどり着けるミミズみたいなもんだ。

    ( ‥)今はどうだか知らんが、昔のマルクス主義者なんかは
        自分たちが正しい解を”知っている”と思っていたから
        自分たちの解とは違う解答(必然的に間違っているはず)を
        選択する選挙という手法に懐疑的だったらしいが。
 ∧∧
( ‥)だから敗北しちゃったんですかね?

 そうなんじゃねーの? ルイセンコ主義者が敗北したように、自分たちがすでに解を見つけているはずだという大前提を疑わないということは、それは経験的でなく、かつまた非現実的であることを示す。

 あるいはこう。それが妥当であるをそれ自身が示したとしても、それはトートロジー。いくら自分の内部では論理的で正しくても現実的な意味があることはまったく保証されていない。科学好きだけど科学を理解していない人間がよく陥ることで珍しくもない。そして現実の前に喰われる。

 ∧∧
( ‥)でっ? どうなるんです?

    (‥ )マニフェストを大部分の人間が読みもしない
        方針転換はむしろ現実的で、そもそも気にされていない。
         だとしたら差別化できる点はたったひとつだな。

 政権交代。

 中身なんて誰も気にしちゃいない。変えればいいんだろ? となんとなく思っていれば変えようとするだろう。

 ∧∧
( ‥)でも、それで矛盾が解消されるわけではないでしょ?

    (‥ )与党と野党にはどちらも大きい政府派と小さい政府派が
        あるという仮説に基づけばそうだろうなあ。

 矛盾は解消されず、借金は増え、老人という重荷がますますのしかかる。こういう状況がある限り。

 ∧∧
(‥ )その前提に基づけば、どこかで均衡が壊れて
 □-  野党も与党も壊れることになりますね。

    (‥ )壊れるのならカタストロフィックに壊れて欲しいねえ。
        夢や希望がぶち壊れるのはとても楽しい。

 安心を求めるじじーやばばーや、おっさん、おばはんの顔は見飽きた。セカンドライフなんてたわ言だ。老後が心配だからマルチ商法に手を出して、詐欺だと言う連中にも飽き飽きだ。

 ∧∧
( ‥)まあ人間は欲深い猿ですから。

    ( ‥)僕らは自分たちのことを知性があると思っているが
        そんな前提を置くから自分たち自身が理解できなく
        なるんだよなあ。

 社会生活をしないと生きていけないが、他人よりも利益を得たい。エゴイスティックに振る舞いたいのに、そうすると他人から攻撃されるし、それでいながら他人が勝手なことをするのは許せない。逃げ出したくてたまらないのに嫌々集団生活している難民の集団。それが我々の世界。


    (‥ )死ぬ時は一人で前向きにだ。
 ∧∧
( ‥)言い聞かせなくちゃ前向きになれないって
    困ったもんですねえ。

 体力が失われると、人間はすぐこうなる。抱っこしてくれと、しゃがんでわーわー泣きわめく。


 

つる植物

 
 先日の日蝕は、残念。

 ∧∧
( ‥)残念。見れませんでしたね

    (‥ )曇っていたからなあ。

 日本の天候は概して不順。雨ばっかり降っている。明け方、散歩にいったらざーざー降ってきてびしょぬれに。

 さて

 チャールズ・ダーウィンはつる植物を観察した。著書も書いている。だがまだ読んでいない。とはいえ、つる植物がどのように進化したのかについても考察しているっぽい。でっ、公園でふとつる植物を見てみたのだが。

    ( ‥)ものすごく色々な種類がいるなあ。
 ∧∧
( ‥)とっかかりを持つもの、全体で巻き付くもの
    つるを持っていてそれで巻き付くもの。色々ですね。

 本を読むのもそうだけど、つる植物を知るのも大変だ。

 

2009年7月21日火曜日

Lake Manly

 
 いかん、寝てしまった・・・、迂闊。

 さて

 アメリカ合衆国のデスバレー。かつては湖であったという。昔の湖岸も確認できるそうな。と本に書いてあったのでGoogleで見てみたんだけど。


   ( ‥)これかい? 190から分岐して374へ向かう
     -/ Daylight passという小道に入って北におよそ2キロ
       *地形で見るとBeatty Junction という分岐点から北へ向かう
 
 ∧∧
( ‥)本の記述とも一致しますし、写真とも整合しますね
  -□ 遠くの山並みとも一致しています。

 航空写真で上から見ると道路を横切るようにある2本の短い直線。両脇はそれぞれやや小高い丘と、崩壊してできた扇状地みたいなもんで埋められている。これが過去の湖岸だというものらしい。2本目。上にある”湖岸”を横切る時、そこをストリートビューで見てみると

 ∧∧
(‥ )これが本の記述にもあるcross beddingですね?
\-
    (‥ )砂浜をぶった切った時に見える構造だけど
        ストリートビューでもはっきり分かるなあ。

 最初、湖岸の次のページに載っていた写真を忘れていて、ストリートビューを見てから本の写真の方を思い出した。

 ∧∧
( ‥)湖岸の化石ってとこですか

    (‥ )なんか楽しいね。

 

 

2009年7月20日月曜日

イソギンチャク's

 
 水槽のイソギンチャク。前にも書いたようにべちゃーーっと広がって2個体に。

 ∧∧
( ‥)複数になりました。

   (‥ )いまやイソギンチャク'sです。

 さきほどアサリを与えたら2個体とも食べて体がふくらんだ。さすがにちぎれたせいか個々の体は左右非対称。

 ∧∧
( ‥)分裂していく途中でも餌を与えたけども。

   (‥ )胃袋から縦に分裂していっていたせいかなあ。
       水槽のヤドカリがちょっかい出していたよね。

 食べたあげくに分裂して、中身が出ちゃった?? 分裂途中では体の一部だけがちぎれかかったゴムのように、のびてくっついていたけども。ああいうのを見て思うに。

 ∧∧
( ‥)個体ってなんですかねえ?

   (‥ )ちぎれた瞬間に各々が、さらに前とも別個体になるんだぞな!!と
       力説していた人がいたよなあ。

 ようするにこう。個体Aがぐにゃあーーーーっとのびて細くなって、そしてちぎれた瞬間に個体BとCになる。個体BはAではないし、Cでもない。それと同様、個体Cはそれまでの個体Aでもないし、Aから誕生したBでもない。そして個体AはBとCが誕生した瞬間に消滅した。そういう考え。

 ∧∧
( ‥)でも、それってずいぶん不思議な考えですね。

   (‥ )そうねえ。
 
 AからBとCが誕生する、でもその途中では”プチB+C個体(便宜的な名称)”になっているわけで。

 ∧∧
( ‥)ちぎれかかっている途中なんてまさにそんな
    状態ですよね。

   (‥ )個体ってのは結局のところ便宜的な概念だって
       ことだな。

 種が実在しないのと同様、個体も実在しない。

 ∧∧
( ‥)でも個体って言葉は使いますよね。

   (‥ )そりゃあ便利だからね。

 でも説明に便利であるからといって、そのカテゴリーが存在するというわけではない。

 ∧∧
( ‥)なんか科学哲学の話になってきました。

   (‥ )まさに科学哲学の話であるなあ。

 ここでふと思う。例えば前々から科学哲学者のエリオット・ソーバーは個体ではなく、もっと大きな集団にかかる淘汰。いわゆるマルチ淘汰を唱えている(よみがえる群淘汰とか言われることもある)。ようするに個体どころか種とか群が存在する、つまり個体(インディビジュアル)であるという考えで。

    ( ‥)あれを生物学者が言っていたら、ふーん、なんだけど
        科学哲学者が言うと、へー? なんだよな。
 ∧∧
( ‥)説明できているから存在するのだ、ってのは
    それは科学哲学としてどーよ?というわけですか。

 それもそうだけども、そもそもソーバーたちの議論は何の役に立つわけ? というわけで。

    (‥ )それを考えると、あれ面白いよね。
 ∧∧
( ‥)そりゃあ、あなたは生物学者じゃないですからね。
 
 生物学者たちは、あの手の議論にとくに興味はないらしいし、研究に役立つとも思っていないらしい(たぶん、だから興味がない)。

 ∧∧
( ‥)役立つならとっくに使っているんでしょうね。

    (‥ )ハミルトン革命と言われるような例もあるように
        使えると分かったら、圧倒的なインパクトを
        持つだろうなあ。
 
 存在とか実在ってそれは何で、どう推論すべきもの?
 
 
 

惑星と星

 
 約束の絵は描いた。

    (‥ )例えばドイツっていうと
        今は夜の8:00ぐらいなのかな?
 ∧∧
(‥ )そう、、、みたいですけどね
 □-

 そして先に書いたように公園へいってきた。さすがに森の道は真っ暗。どこが道だかよくわからない。ともあれ、公園で一番高い場所にある広場へいきつく。といっても北村のすんでいる場所がそもそも河岸段丘の上から1段目なので、公園の広場が平野の本来の高さというべきか。

 とはいえ、公園の周辺は浸食されたせいなのか、この広場はここら一体では一番高い部類に入りそう。近くの公共施設でさえ何メートルも下にある。そして広がる夜空。

    ( ‥)まあ、神奈川県中央で見る夜空なんて
        たかが知れているわけだが。
 ∧∧
( ‥)そうはいっても広々と見えるのはいい感じです。

 西の空にはベガ、アルタイル、デネブ。南の空にはぎらぎら光る木星。東の空には登り始めた冬の星座。プレアデス星団と、あれは火星かな。そして一直線に並ぶのは牡牛座の一等星アルデバランとひときわ明るく輝く金星、そして弓のように細い月。

 ∧∧
(‥ )なかなか壮観じゃないですか

    (‥ )木星は山羊座のデルタ星の近くにある...のかな?

 ∧∧
( ‥)木星が山羊座にあると占星術の体系ではどう
    解釈されるんでしたっけ?

    (‥ )いや、、、さあ。ちゃんと本を読んでいないから。
        たぶん、良い方に解釈されると思ったけどね。

 
 

約束の時、来たれり

 
 約束していた絵をようやく描く。

 ∧∧
( ‥)23日遅れですね

    (‥ )うーむ。


 さてもさても、これから仕事に戻るのだけどもその前に散歩へいってこようか。

 ∧∧
(‥ )お星様がここらとしてはよく見えてます

    (‥ )後、1時間もすれば夜が白み始めるから
        仕事の前にいっておくか。

 木星がぎらぎら光っているが、やがて金星も顔を出すだろう。


2009年7月19日日曜日

イソギンチャク

 
 何の管理もしていない水槽の中にいたイソギンチャク。ぐったりしているなあと思ったらぺっちゃんこになって、体がべちゃああっと広がって、そして

 ∧∧
(‥ )なんか2個体になってますよ。
 □-

    (‥ )分裂?


2009年7月18日土曜日

こんな展望

 
 大きい政府、小さい政府。役割を大きく手厚くするのか、あるいはその逆か。

 ∧∧
( ‥)でっ?

    (‥ )次のような解釈、あるいは”解釈の枠組み”がある。

解釈するに曰く:日本の借金は非常に大きい。それは国が税金という形で収入を増加させることをあきらめたから。

 ∧∧
( ‥)ようするに子孫につけをまわしたわけですよね?

    (‥ )借金というのはそういうものだからね。

 いやいや借金とは無駄遣いをしたからではないのか? 無駄をはぶけば問題は解決する。そういう解釈もある。

 しかし、いやそうではないという解釈が先に示したもの。つまりこう。これまでの日本人は税金を十分に支払ってはこなかった。そしてそのつけを子孫に残した。

 ∧∧
( ‥)無駄遣いをしたんだという人は
    そうは考えませんよね?

    (‥ )それは借金は無駄に使われたに違いないから
        無駄遣いさえ減らせば問題解決という見解だな。
        彼らが有罪で自分たちは無罪だという見解でもある。

 もっともこれはかなり奇妙な/あるいは無理のある解釈かもしれない。無駄遣いだけで世界最大の借金ができたということになるから。

 ∧∧
( ‥)でっ、ここではそうではなく。日本人は十分な税金を払ってこなかった。
    そういう解釈に基づいて考えるわけですか。

    (‥ )取りあえず、それに基づいて考えるとするとだね。

すると例えばこんな見解がある。十分に税金を払わずに、そのまま死んでいく老人から”つけ”を取り立てる方法。それは相続税。

 ∧∧
( ‥)相続税はどの程度効率的なんですかね?

    (‥ )さてね。

 しかしまあ、取り立てる方法であることには違いない。たぶん。

 それにこんな意見もあり。曰く。老人が1人死ぬと介護の人間が1人解放され、そして国の負担も減る。ゆえに曰く。老人1人の死は人間2人分の利益を産む。

 ∧∧
( ‥)そんなもんですかね?

    (‥ )さてどうだろう。

 とはいえこう。老人は生産しない。老人はむしろ支出(マイナス)を生産する。ようするに人間1人あたりの生産力と維持するためのコスト。それがこの解釈の背後にある。

    (‥ )そうである以上、そうそう否定はできんな。
        あるいはこう。基本的に強力な要素を
         組み込んだ解釈なので、誤差は当然生じるが
         他の解釈よりは誤差は小さい。
 ∧∧
( ‥)まあ、確かに複雑すぎる説明を持ち出して
    けむにまいたり、いいように解釈したり
     するよりは正確かもしれませんね。

 生産せず、支出を増大させ、なおかつ(増税以前の世代に関していうと)支払うべきものを支払ってこなかった。それが老人である。そういう解釈だとも言える。

 ∧∧
( ‥)まあ、高齢化社会の問題ですね。
    それでその前提に基づいた場合どうなります?

    (‥ )そうねえ。もしかしたら官僚や政治家は
        増税できないのでやもえず老人が死ぬのを
         待っているのかもしれない。

曰く、こう。1人死んで、そのことで2人分の利益が生じ。そしてまた相続税という形でつけの取り立てができるではないか。そうであるのなら払うべきものを払わなかった世代からはそのように取り立てよう。

 ∧∧
( ‥)だから未来に借金を残すと?

    (‥ )以上の前提やら見解に依拠すれば、そのように
        解釈することは確かに可能であるね。

 条件さえよければ人口は25年で2倍になる。そうマルサスはいったけども。

 ∧∧
( ‥)老人が死に絶えるのに30年かかるといった
    人がいましたね。

    (‥ )社会の負担が減って、(未来の)若者が
        子供を育てやすくなって、人口が増えるまで25年。

 問題解決に合計55年。

 そういう展望。




収束

 
 人間は何らかの枠組みで物を見る。

 さて、例えばこう

    (‥ )自民も民主もどっちも寄り合い所帯で
        内部にはそれぞれ大きい政府派と小さな政府派が
        いる。そういう解釈がある。
 ∧∧
( ‥)それで?

 こういう解釈に立ってさる人が曰く、民主が政権をとっても次にくるのは結局のところ政界大再編。

 ∧∧
( ‥)そうなるんですかね?

    (‥ )さあねえ。


 まあでも確かにあれだ、理解における”以上の枠組み”が妥当なら、現状は不安定なんだ。だとしたら確かにそういう結果に収束してもおかしくない。

 ∧∧
( ‥)安定な状態へと収束する力があるから
    その過程としてばらけちゃうんですかね?

    (‥ )政権交代しても何にも起きない、
        何もしない。そうすれば
        ばらけないんだろうけどね。

 実際、自民は寄り合い所帯だとか色々言われているわりにはずっと安定的だったわけだし(外見上は)。つまるところ前と同じことをする。これが一番安全牌。だけど、もしも何か新しいことしようなんて余計なことを考えて、あまつさえ実行し始めたら、さてどうなりますか。もしかしたら秋に大流行でも始まって出ばなですっ転ぶかもしれないし。

 ∧∧
( ‥)でっ、もうじきやってくる選挙はどうするんです?

    (  ̄  ̄)今回は傍観だなあ。
 
 次の次に期待しよう。

 

2009年7月16日木曜日

木星と月

 
 昨晩、夜の公園へ散歩にいったところ、湿気がやや少なかったせいなのか風は比較的涼しかった。

 ∧∧
(‥ )お空が晴れています。

    (‥ )神奈川県のこのあたりとしては星がよく見える。

 木星がぎらぎら輝いていた。

 ∧∧
( ‥)あのあたりはヤギ座ですか?

    (‥ )すでに水瓶座、、に入っているのかなあ。
 
 現時点の木星の位置、正確に把握しておこう。

 ∧∧
( ‥)流れ星も見れました
  -* 

    (‥ )あれはけっこう、明るかったね。

 のんびりするのはいい時間だった。

 月は欠け始めていて、日食に向けて進行中。


2009年7月15日水曜日

サボテンと絵


 
 サボテンをどう描けばいいのか?と唸りながら描いていたら、こんこんと隣のアパートの住人(ばーさん)が尋ねてきた。なんでも投函されていた手紙が訳分からないので読んで欲しいとのこと。見てみれば行政からのお知らせだった。

 ∧∧
( ‥)なんでおいちゃんに確認を求めるわけ?

 
    (‥ )文盲なんじゃないの?

 じーさんやばーさんの世代は言葉はしゃべれてもしばしば文字が書けない/読めない。とはいえ、なんか無駄にしゃべっているので、仕事があるからと断り、さっさと打ち切り。

 ∧∧
( ‥)おばあさん、寂しいわけ?

    ( ‥)そんなの知らんよ。
      -□

 こっちは仕事だ。おしゃべりにつき合っている暇はないし、どうせくだらん内容だ。人間の話す内容なんてくだらんしろものなのだ。先日は駅のベンチで本を読んでいたら、隣に座ったおばさん2人組が大声で回転寿しの話をしだしたので、席を立った。

 ∧∧
( ‥)まあ、食い物、ダイエット、健康、
    占い(ようするに社会的地位の確認)
    生物として重要な案件ですからね。

    (  ̄  ̄)それは理屈では分かるが、
          とにかくうるせーんだよ。

 人間にとって重要なことは、しかし翻れば当然のことながらくだらんことだ。

 さて、

 サボテン。トゲの数が少ないといいのだが、わさーーーーっと生えているとこれが描きにくい。出来たものはなんだかなーなしろものになってしまったが、まあしょうがないし、やもえない。

 ∧∧
( ‥)サボテン画家でも目指します?

    (‥ )そういえばキノコ画家っていたよなあ。

 ボタニカルアート(キノコは実際には菌類だけど)の世界ではそれぞれ得意な分野で色々な人が活躍しているっぽい。

 ∧∧
( ‥)サボテン画家とか多肉植物画家とか
    いるかもしれないですね。

    (‥ )需要はあんのかねえ?
     □-  サボテン/多肉植物自体は
        マニアやファンが多いと聞くが、、、。

 先日、サボテンを買いにいった店ではお客の一人(美術の先生らしい)が描いたサボテンの絵があって(日本画、たぶん)、さすがになかなかの出来だった。

 ∧∧
( ‥)トゲは比較的少ない種類でしたよね。

    (‥ )それでもああいう規則正しい立体物は
        描くとなると難しいものさ。

 

サボテン

 
 そろそろ約束の絵が描けそうな状況。ようやく、3週間目。

 さて、

 すでに昨日。サボテンを購入するために某所へ。20年以上ぶりに下車した駅からてくてく歩いて園芸店へ。サボテンや多肉植物が並ぶ温室は

 ∧ ∧
(; ̄  ̄)とんでもなく暑かったですね。

      (‥ )いやもう、外に出た時、体に受けた30℃の風が
          涼しく感じるのなんのって。

 40℃とかそれ以上あっただろうか。一部のサボテンは体の温度40℃は当たり前に平気。55℃でも大丈夫。短時間なら60℃とかさらには70℃でも対抗できるやつがいるそうだが、そうだねー、あれは本当だったんだねー(多分)。

     ( ‥)汗がだらだら出るわ、出してもらったお茶を
         片っ端から飲み干してしまうわ。
 ∧∧
( ‥)結局、ポットの麦茶をぜーんぶ飲んじゃいましたね。
  -□

 炎天下にはいつも思うけど、汗が最大の水消費ってのは本当だよなあ。

 ∧∧
( ‥)あの高温下で、水分を保持しつつ、
    熱をこもらせたままで大丈夫とは
    サボテンとは驚きですね。

     (‥ )水分を保持するとは蒸発で熱を捨てることが
         不可能であることを示すわけだけど、
         そんな状況で平気とは一体どんな仕組みだい?
 
 みんなが育てているのに、なにげに不思議なサボテンくん。ともあれ、サボテンの絵を描くためにサボテンを購入。

 ∧∧
(‥ )痛そうなの買ってきましたね。
 □-  釣り針みたいになってるじゃないですか。

    (‥ )目的の種類がなかったから
        一番似たものをとにかく買ってきたわけさ。

 本来、欲しかった種は動物や人間に針をひっかけて、そのまま枝が分離。あちこちに散らばって群落をなすOpuntia bigelovii。

    ( ‥)仮眠してから描くかあ。
 ∧∧
( ‥)もう時間がないですからね。

 
 

2009年7月14日火曜日

販売のプロ

 
 このごに及んで首相を替えて選挙に向かうべきだという意見。しかし世の中の反応は冷ややかっぽい。

 ∧∧
( ‥)どう思います?

    (‥ )さあ、、、、、でも販売のプロは
        お客なんてそんなもんだから、
        そう評価しているのかもしれない。

 例えばの話。有名芸能人や時の人、注目されている人に立候補を打電すると、またそういう中身のないことをする!! とマスコミとかはしたり顔で言うけども。

    (‥ )でもそれで当選したりするからなあ。
 ∧∧
( ‥)まあそうですねえ。
    当選してますねえ。

 言ってみれば立候補者というのは商品であって、そしてまた商品というものは、一部のお客が「なんだよこれ!!」と怒るようなものでも、一般のお客さん相手にはそんなもんで十分ってことがあるのだ。

 というか実際に売れて(当選して)いるがな。


    ( ‥)まあ、そもそもマスメディア自身が常日頃から
        どーでもいいくず情報を売っているわけだし。
 ∧∧
( ‥)お互いさまってことですか。
 

 ところで昔、こんなライターさんがいた。その人は初期の段階ではまじめに取材して深い話を書いていたそうな。ところがある日それをやめて、いい加減なことを書くようになった(そのジャンルに関しては部外者である北村から見ても駄目じゃんこれって内容)。ところがそこからその人は売れるようになったらしい。

 ∧∧
( ‥)商品はいい加減で”てきとー”なのが
    いいってことですね。

     (‥ )そしてだな、その人は人気がある一方で
         一部のマニアからは嫌われていてね。

 もっとも本人からすれば大きなお世話なのだろう。一般人相手には「こんな内容で買うなんてバカだお前ら」と思っているふしがあるし、一部の少し分かっている人に関しては「お前らが喜ぶような話を書いたって生活できねーんだよ、知りもしないで分かったふうなことを言うんじゃねーよ」という感じ。

 ∧∧
( ‥)まあ少なくともおいちゃんから見れば
    そうだってことですね。

     (‥ )行間を読む限りではそうだがね。


 そんな世の中を見て思うに。政治家の皆さん。特に選挙という修羅場を何度もくぐり抜けてきた老練な政治家の皆さんは。

 ∧∧
( ‥)「タレント議員に一票投じるなんて、所詮はお前ら馬鹿だ」と
    世間の有権者を侮蔑しながらタレント議員を送り出し。

     (‥ )「理念で選挙を戦えだ? 選挙をやったこともないくせに
          知った風なこと言うんじゃねーよ」
          選挙ってのはそんなもんじゃねーんだよ!!」
          そう思っているんじゃないのかな、とね。

 こういう想像をしてしまう昨今。もしかしたら「今さら首を替えるなんて何やっているんだ??」と国民は口では言うけども、どうせ選挙までにはそんなことを忘れるさ。そう思っているのかもしれない。

 ∧∧
( ‥)麻生降ろしはプロのセールスマンとしての
    ひとつの意見と選択肢なのかもしれないって
    ことですか。

     (‥ )かもしれないとね。

 とはいえ、新商品があるというわけでもないらしい。そこはさすがに痛いところか。


 

 

2009年7月13日月曜日

100年に1度

 
 これは「シンプルでない仮説はシンプルでない基準」で、の続き。

 今西進化論とかルイセンコとかウイルス進化論だの色々と。これらは余計な仮定が多い点でスタート時点からしてすでにダーウィンの進化理論より劣悪なものになっているのだけども、

    (‥ )考えてみればさあ。こういう人々の意見は
        何世紀も前に生きたキリスト教神学者たちと
         比べてさえ劣っているんだよな。
 ∧∧
( ‥)あの話ですね?

 神学大全に曰く、「最節約に考えると神の存在を前提にしなくても自然現象は説明できるのであるから、ゆえに神は存在しない。」という話。*注:最節約というのは意訳。

 ∧∧
( ‥)まあ、この後、「という意見があるが、けだし、、、」となって
    神の存在を論証するんですよね。あるいはそういう話でしたね。

    (‥ )だが少なくともすでに何世紀も前にシンプルに考えれば
        神を仮定する必要はない、そのことに気づいて、
         それを脅威と考えた神学者たちがいたことになる。

 すばらしい。

 まあ、弱ったことにこれが書いてある、と聞いた「神学大全」の第1巻。これが見つからない。持っているのは2、3、4と8巻だけ。うおー本当に上記のようなことが書いてあるのか????
 
 ∧∧
( ‥)他の実際に読める部分はどう?
    楽しい?

    ( ‥)読むとなかなか楽しいよ。
      -□ ただ、難しいなあ。読み進むのは
         あちきには困難ね。

 でも、よく考えてたんだなーというのは分かる。とはいえ、三位一体の論証とか納得しかねる部分はそりゃある。というか、一神教なのに三位一体とはいくらなんでも無茶でしょう。

    (‥ )とはいえ、イエスの立ち位置とか、聖書の記述とか
        あるからなあ。人の子でありながら神の子であり、
        そして十字架上で刑死したという記述があるわけで
 ∧∧
( ‥)だからこそ、複雑な議論を展開してまでも
    その正当性を論証しようとするわけでね。

 無限なる神が有限なる人体に宿るとはこれいかに?

 まあこういうのに比べると先に述べた人々とか、あるいは昨今の文化人だの知識人だの、なんというか言うことやること、まるっきり役に立たない。というか参考にならない。

 ∧∧
( ‥)でも、それはすごくアンフェアな言い方ですよね。

    (‥ )たぶんそうだね。

 昔の人の方が頭がいい、とかすごかったとか。よくそういうことは言われるけども、それは考えてみれば当たり前。例えば100年に1度現れるような天才たちがいるとして、彼らは1000年の間に

 ∧∧
( ‥)10人出現することになりますね。

    (‥ )平均して100年間隔でね。

 そしてこちらが出現間隔の間にいた場合、次の天才(あるいは出来る人)が出るまで0〜100年までで、

 ∧∧
( ‥)次の出現まで平均50年ということになりますかね?

    (‥ )前の人が”知的活動でめざましい活躍をしている時間”が
        20年とか30年あるだろうから色々考えなきゃいかんけども。

 でもおよそこうに違いない。人間の質が全然変わっていないにも関わらず、昔を振り返った方が頭いい人がたくさんいるように見えるのは、ある意味錯覚。気のせい。

 ∧∧
( ‥)そしてひるがえれば既知の文化人とか知識人とかは平均的に考えれば
    ほとんどが平均ってことになりますよね。

    (‥ )平たく言えばこうだな。

 既知の文化人、知識人。そのほとんどは取るにたらないもので、論ずるに値するような意見は述べられない。自動的に。無理なものは無理だ。

     ( ̄  ̄ )この宇宙はいやな仕組みになっているよな。
 ∧∧
( ‥)宇宙ですかい。







シンプルでない仮説はシンプルでない基準で

 
 ダーウィンの進化理論はシンプルかつ、余計な(アドホックな)仮定を含んでいない理論。えらく即物的。そのせいか、あるいは人間の認識とコンフリクトする部分が多いせいか(例:魚から陸上脊椎動物は進化した。ゆえに陸上脊椎動物は魚と呼ばれる単系統群に包含される)、進化理論に反対する人は150年間絶えたためしがない。


    (‥ ),,のだが、奇妙なことに(創造論者を抜かすと)
     -   神は存在しない、という点では意見が共通なんだよな。
 ∧∧
( ‥)今西進化論しかり、ルイセンコしかり、ウイルス進化論、
    断続平衡説、その他もろもろですね?

 彼らは全員、立場も考え方もばらばら。種に社会があってそれが意思決定してるだの、マルクス主義的だの、ウイルスによる遺伝子の平行移動は既知の観察例よりもはるかに大規模だの、小進化と大進化は別のメカニズムで起こるだの、余計な仮定が導入されていて冗長性に満ちている。

 そのくせ

    (‥ )そのくせ、神は存在しないという点では
        意見が一致するんだよな。なぜに?
 ∧∧
( ‥)さあ?

 説明を試みるとこう。神は存在しないという大前提に基づいて仮説を組み上げようとしたので神は存在しないことになっている。

 ∧∧
( ‥)それじゃあ循環論法じゃないですか。

    (‥ )あるいはこう。神は存在しないという命題を公理にして
        そこから体系を演繹した。ゆえに神は存在しない。
 ∧∧
( ‥)お上品に言えばそうかもしれませんけどね。
    意味ない上に現実について何一つ語ってませんよねえ。

 神を否定するくせに、次の瞬間には途端に訳の分からん”特別かつ未知の存在や作用”を導入する。それは理解不可能なことのように見えて、、、、。

    (‥ )理解不可能に思えるのは、”最節約”とか
        オッカムの剃刀とか、そういう基準で
         推し量るからなんだよな。
 ∧∧
( ‥)余計な仮定をなるべく置くな、という方法論からすれば
    今西進化論もルイセンコも創造論と同じだということになる
    しかしなぜに片や神を否定し、片や神を肯定しているのか?

 という違和感は、見ているこっちが余計な仮定はなるべく置くな、という判断基準で動いているからであって。

 ∧∧
( ‥)実際には、見られているあちらの方々は、
    彼らは”シンプルなのが取りあえず良い仮説”という
    基準では行動していないってことですね。

     (‥ )まあ、そういうことなんだよなあ。

 考えてみれば当たり前。シンプルでない仮説をわざわざチョイスする人間は、シンプルが良いという基準で行動/判断しているわけがない。


     ( ‥)いやしかし、、、なんで今までこんなことが
         分からなかったのかなあ???
 ∧∧
( ‥)それはあなたがそういう人の思考形態を
     まるで理解できていないからでは?

 確かに少なくとも、彼らの思考や仮説や論理の組立て方は、それらを説明するモデルを提案することはできても、正直言ってまるで実感が持てない。






2009年7月11日土曜日

夢を売る

 
 例えばニュースの街頭インタビューにおっさんが答えて曰く。

 「今の日本は貧困とか、いろいろあって生きにくい」

 でもこれを言っているおっさんはデブ。

 まあ、デブと言うのは言い過ぎにしても痩せてはいない。あれはただのデブ。困っている人間はげっそり痩せているものだ。デブではない。でも、おっさんはデブ。どちらかというとデブ。むしろデブ。

 
    (‥ )デブ
 ∧∧
( ‥)はあ.....


 まあ、一説によるとデブは一食抜くと餓死するそうだが。


 ∧ ∧
(  ̄  ̄)それはお話の中の気の利いた台詞でしたよね。

     (‥ )そうだったね。


 良い言葉だ。

 
 それはそれとして、あれなんだろうなあ、無数の人にインタビューしてそういう台詞を取り上げて編集したんだろう。さもなきゃ言わせたか、あるいは聞かれた本人もそう答えればいいと思ったんだろう。「今の日本は生きにくい」と。

 こんなことがあった。以前、聞いた話。もう何年も何年も前になる。韓流ブームだというから取材にいったらそんな人ぜんぜんいなかった、という話。

 ∧∧
( ‥)初期の段階では作られたブームだったって
    ことでしたね。

     (‥ )まあ、洋服の流行、今年の色だって
         ずっと前から決定されているわけだし
         別に当たり前のことなんだけどね。

 ともあれ、こう。結局、夢は加工して売るものであって、それが現実である必要はない。

 ∧∧
( ‥)本当に生きにくいのなら本人が
    デブのわけはないけども

     (‥ )デブでもそう言えば何かさまになるから
         そうコメントするし、そう編集するんだろ?

 あるいは本気でそう思っているのかもしれない。ある人がこんなことを言った。「今の日本はおかしい!! なぜみんな暴動を起こさないのか??」

 ∧∧
( ‥)でっ、おいちゃんはこういったんですよね?
    別に困ってないからでしょ、って。

     (‥ )困ってるなんて、大概、みんな口先だけだからな。

 本当に困っていたらスーパーを大挙して襲うさ。困っている時は口じゃない、手が先に出るのだ(手が先に出ているからといって困っているとは限らないけども)。

 ∧∧
( ‥)でもあの人は納得してませんでしたよ。

     (‥ )納得するもしないもなにも。

 定職につかずに仕事もたいしてしないで毎日外食しているデブが困っているなどと言ってはいけない。

 あるいはこう。言っても良いが、それは聞き流す。



人肉喰い

 
 人間を個々の要素に分けて、とりあえず理解し、そしてその動きを機械的に記述しようとすると反対する人たちがいる。曰く、こう。生物も人間も機械的には記述できない。

 ∧∧
( ‥)その根拠は?

    (‥ )さあ?

 昔、こんなやつがいた。機械では芸術は再現できない。根拠はと問うと。再現できないから、だった。

 機械的に記述ができないのなら、そりゃあ機械的に再現するのは不可能だと答えるだろう。

 しかしつまるところ、この手の人々がいうのは「機械的に記述できない理由。それはできないからなのだ!!」という、これだけ。

 ∧∧
( ‥)つまり根拠不明であると。

    (‥ )できるって言う方は根拠があるんだけどね。

 これまで人間や生物の動態や生態、行動を機械的に記述できたことが幾つもある。だからこれからも記述できるだろう。

 ∧∧
( ‥)でも、それは「人間非機械論者」からすれば
    飛躍があると思われるのでは?

    (‥ )帰納的な推論なんだ、という意味では飛躍だね。

 逆にいうとこう。「人間非機械論者」(便宜的な名称)は論理と演繹だけで主張を展開しているのではないのか?

 ∧∧
( ‥)確かに、、、、人間は機械的に記述できないのだから
    機械的に記述できないのだ、、という主張は。

    (‥ )論理的ではあるだろ? 矛盾もないし。

 ただ単に、意味がないだけ。

 反対に機械的に記述できるとした場合、色々とすでに分かっていることがある。例えば人間は同じ製品としては生産されていない。

 ∧∧
( ‥)色々な遺伝子が離合集散していますからね。

    (‥ )一律に同じ反応をするものとしては
        できていない集団なのだ。

 人間は可能な限り均一にならされた実験動物ではない。

 平たく言うとこう。一律に反応する大量生産品でない以上、人間を実際に扱う時には必ず平均ではない反応が出てくる。

 逆にいうとこう。例えばの話、教育をちゃんとすれば異常犯罪が防げるはずだと言うのは、まあ、たぶん間違い。

    (‥ )少なくともあれなんだよな。
        人間は工業製品みたいな規格品である。
        こういう前提がないと教育と異常犯罪を結びつけたりは
        しないだろう。
 ∧∧
( ‥)はあ、まあそうかもしれませんね。

 
 人間を機械的に記述できない。そういう人たちが実のところ人間を工業製品と同等、規格統一された品物のように扱うのは、なんとも奇妙ではある。

 ∧∧
( ‥)でも矛盾はないのかもしれませんね。

    (‥ )まあないのかもね。

 人間は機械ではない。人間はどれも同じである。誠意をこめて話せば人間は必ず理解できる。どんな人間も矯正可能である。教育さえちゃんとすれば問題を起こす人間は発生しない。問題が起きるのは教育に欠陥があるからである。人間に問題はない。なぜなら人間はどれも同じものだからである。

 なるほど、これらの主張に矛盾はない。

 ∧∧
( ‥)でも無意味でしょ?

    (‥ )無意味だね。

 
 
 

 
 ∧∧
( ‥)あら、灰に

    (  ̄□ ̄)・・・・・

 などと一仕事終えて脱力している場合ではない。仕事はまだある。


 ∧∧
( ‥)約束の日からもう2週間がたちました


    (‥ )後、少し時間が必要だ。

 窓を開けたら外は涼しくなっていた。


2009年7月9日木曜日

星とサボテン

 
 昨夜、というかより正確には一昨日の夜から昨日の朝、夜の空は七夕でした。

 ∧∧
( ‥)お星さまもお月さまも見えました。

    (‥ )すぐ雲に隠れちゃったけどね。

 明け方の空にあかあかと金星が輝いているじゃあ、ありませんか。やや薄曇りの中、にじむように光ってた。


 でっ、

 サボテンの本に目を通す。一部のサボテンは三角の突起が螺旋状に配置されたロゼッタ状で、この形には自分で自分に影を作ったり、あるいは放熱する役割がある、という説があるのだけども(というか子供の頃に聞いたことがある)。

 ∧∧
( ‥)手にした資料によると
  -□ それには懐疑的ですね
 
     (‥ )サボテンで頭を悩ますとはなあ,,,,,。

 形が複雑なので、ちょっと条件が変わると周囲の風の流れが違ってしまうともあるが、具体的にはよくわからない。

 疑問もつきず。影になったら光合成の効率が落ちるのでは? とか砂漠で熱にさらされたらむしろ高温になるのでは? というのはまあ、問題ではないらしい。突起同士の反射で影になった部分も照らされるので光合成の効率は落ちず、なおかつ温度の上昇は無視できる程度。砂漠では地面が高温で、風はまだしも涼しい。

 ∧∧
( ‥)とはいえ、分からないことだらけですね

     (‥ )分からないことだらけだねえ、、、
      □-

 熱に対する耐性の原因はおろか、寿命、成長速度、その他もろもろ資料はほぼ見当たらず。

 ∧∧
( ‥)どっかで誰か何かやっている
    はずですけどね。

     (‥ )日本にはあまりない雑誌に論文が
         投稿されていたりするし。


 困りましたね

 

2009年7月7日火曜日

20.23S 70.06W

 
 20.23S 70.06W 

    ( ‥)このあたりに送電線があるはずなんだが....
      -□ 
 ∧∧
( ‥)見当たりませんね。

 送電線ってのは空からは意外と見つけにくいもんで、家の近所の送電線をGoogleで追跡する時も途中で見落としそうになったのだけども。

 ∧∧
(‥ )これは実際にないんじゃないですか?
\-
    (‥ )見つからないなあ。

 しかし、あれだ、南米のアタカマ砂漠。Googleで見るときれいだねえ。



    (‥ )まるで火星を見ているようだ。
 ∧∧
( ‥)まあ、水の流れた痕とか
    人間が活動した痕とかはともかく....


 ゾウさんの肌のような模様があったり、なかなか飽きない。どういう過程でああいうものができるんだろう?

 火星も、いろいろ見れたらきっともっと楽しいに違いない。





 

前を向け

 
 もうすこし、あとすこし、

 ∧∧
( ‥)そういってもう7日、七夕ですよ

    ( ‥)あと3つだ。
      -□

 待たせ続けてずいぶんたってしまった。もう10日も遅れている。まて、しばし。私はまだ働ける。

 さて

 朝、散歩にいったら帰り際、公園の坂でじじーとすれちがった。このじじーが無駄にでかい声で言うのです。おはようございますと。

 ∧∧
( ‥)まあ、一応、会釈はしたけども

    (‥ )返事はしなかったせいかな。
        なんだこのやろーとか言ってたな。

 駄目だぜ、じーさん。相手からのお返しを期待しているから怒りたくなるんだ。見返りを求めるな。ただ前を向いて逝け。
 

 そういえば昔、電車の中で人に席をゆずったこ汚いじーさん(50歳ぐらい)が、自分のしたことに思わず照れたんだろうなあ、赤い顔して「暑いねえ〜〜」と話しかけてきたことがあった。

 ∧∧
( ‥)でっ、あなたは「知らねーよ」って言ったんですよね

    (‥ )そしたらじじーはさ、怒ってさ、近くにいた人を
        追い出して座席に座ったんだ。

 駄目だぜや、じーさん。善行を施したのなら見返りを求めるな。黙って逝け。



 そういえば昔、電車に乗っていた時、妊婦の人が近くにいたので、なんとなく席を立ったことがある。どうぞなどとは言わなかった。ただ、立っただけ。開いた空間をもしも必要とするのなら、彼女はただそれを利用するだろう。


    ( ‥)そしたら近くのじじーがこともあろうに
        座ろうとしやがるんだ。とんでもねーよな。
 ∧∧
( ‥)あなた、おじいさんの進路を妨害したじゃないですか

 阻止は成功した。彼女は座った。効果はあった。これでよし。


 ∧∧
( ‥)良いことしましたか?

    (‥ )違うね、おいちゃんは次の世代に興味があるんだ。
        親にではない。

 次の世代に、その次の世代に。そしてその次の次の世代に。ただひたすらそれだ。

 親が価値ある時は、何かを伝える時だけである。老人が価値を持つのは孫の世代に伝える時だけである。

 ∧∧
( ‥)老人は自分の体験や、よかれと思ったことを
    一生懸命伝えようとしますけどね。

    (‥ )それはパーソナルの経験で、しかも
        妄想と区別がつかないもんだろ?
        おいちゃんが望むのは可能な限りの
        ユニバーサリアなんだ。

 かくて、自分を愛するものに価値無し。ただひたすらに前を向いて逝くべし。



心理学

 
 ふと、テレビをつけたら、深夜アニメがやっていて、戦車の砲身がブーメランで切られてた。なんかものすごくシュール。

 ∧∧
( ‥)まあ、番組やそのスタンスによって
    リアル(?)の追求は違いますから。

    (‥ )そういえばさ、うちのマスコットのわらしちゃんに
        金棒の代わりに戦車の砲身を振り回させようと
         考えていたんだが。

 ∧∧
( ‥).....それはそれでやっぱり
   リアリティーがないですよね。

    (‥ )まあ、彼女は化け物(座敷わらし)だから
        振り回せるんだけども......

 とっ、アドホック?な設定やお話を持ち込んで勝手に悦にいるのはいいとして。しかしそもそも考えても見れば砲身より重量のない小さな子供が、砲身を振り回したらどうなることか。

 ∧∧
( ‥)地面に足がめり込みますよね?

    (‥ )めりこむだろうなあ。

 体が耐えても、周囲の物体が耐えられない。いくら”化け物です”という言い訳を持ってきても、周りの物体は日常の物体だ。

 ∧∧
( ‥)周りの物体も化け物なんですよ

    (‥ )まあそう設定すればいいかもしれんけどさ
        (*実際には破綻している)

 さらに例えばの話、平方センチあたり何十万気圧もかかるような速度で相手に砲身を叩き込んだら、相手も砲身もどうなっちゃうんだろう? やはり砲身も圧力に耐えきれずに流動/変形して、あげくに融けてしまうんだろうだろうか、、、? などとスペクタルなことを考えたとしてもですよ、

 ∧∧
( ‥)そもそもそんな力が加わるような速度で
    叩き込もうとする前に、足下がどうかなっちゃいますよ

    (‥ )ふんばれないよなあ

 力が伝達できないに違いない。

 ∧∧
( ‥)それを考えればどっちもシュールです。

    (‥ )ブーメランで砲身を切ろうが、砲身を振り回そうが
        シュールなんだよな。

 でもそれに違和感の違いがあるのだとしたら。

 ∧∧
( ‥)それは心理学ですね。

    (‥ )心理学であるね。

 
 でもその心理や認識の違いって、何に由来するんだろうねえ。
 

2009年7月5日日曜日

ご飯は体のエネルギー

 
 なんか具合が悪かったのだけども


    (‥ )ご飯を食べたらずいぶん具合がよくなりました
 
 ∧∧
( ‥)おいおい

 

2009年7月4日土曜日

それは失敗している

 
 白亜末期の絶滅は複雑な要素があるに違いない、というのは勝手なんだけども、だから隕石衝突だけでは説明できないというのは。

 ∧∧
( ‥)よろしくない?

    (‥ )駄目だろうね。

 物が落ちる。このひとつをとっても色々な要素が加わっている。重力と空気抵抗だけでなく、気流や温度による空気の密度、粘性の違い、その場の重力の違いやらまで、まあ作用してくるんでしょうねえ。

 ∧∧
( ‥)だから重力と空気抵抗だけでは説明できない
    といったら

    (‥ )よろしくないだろうね。

 言っていることの半分は正しいんだ。そりゃあ色々な要素がからんでくるからそれだけでは”厳密に正確には”決定できない、という意味では。

 ∧∧
( ‥)でも最大の要因は重力と空気抵抗ですよね。

    (‥ )まあ、あとは落ちるものの形とか風とかだろうなあ。

 つまり半分は完全に間違い。全部の要素がすべて同じ程度に作用するだの重要だのと仮定するからおかしなことになる。

 そしてかつまた、たぶんこう。一番効いてくる要素を取り込んだシンプルな公式が使い勝手がいいよ。

 ∧∧
( ‥)というかバカみたいに要素を組み込んだ
    複雑怪奇な公式は

    (‥ )調整すればなんでも説明できるから
        科学としては破綻しているだろうね
         いわゆる反証不可能って意味で。

 だからこう。

 一部の人がいう白亜紀末期の絶滅は複雑な要素があったので隕石衝突だけでは説明不可能という主張は、むしろ主張する人の科学観を示している。それはおそらくこう。説明できればそれでよく、かつまた複雑な公式で説明を試みれればそれでよい。

 それは結局のところこう。

 彼らは重要な要素を発見することに失敗した。それは科学として破綻している。


 

 

2009年7月3日金曜日

つまらない話

 
 仮にものすごく単純化して”普通よりもよりすぐれた意見”を人間は興味を持って聞くとする。そして人間の頭の出来は平均値を中心に悪い方向と良い方向へいくにしたがって数が減るとする。

 たとえばこう。

1 2 4 6 4 2 1
←           →

 ∧∧
(‥ )平均に6人いて、離れるにしたがって
 □-   4、2、1と少なくなると。

    (‥ )でっ、良い方の2+1人の人たちの言うことが
        傾聴に値するとする。

 するとこの場合こう。20人中、平均的(あるいはそれ以下)な人から見た場合、傾聴に値する意見を言えるのは3人。15パーセント。

 ∧∧
( ‥)この場合、自分が平均人間だとしたら
    すぐ上の4人の人はまあ頭がいいかなって程度で、
     3人+1人の人の意見が、おっ良いこといってる。
     と感じる(傾聴に値する)とするわけですね。

    (‥ )自分よりもかしこい意見が聞くに値するとしたら
        理屈の上ではそうなるよね?

 あー、するとつまりこう? 年功序列などで実力と無関係に人間が出世する場合、平均的な社員から見たら、傾聴に値することを言える上司は必然的に少なく、例えばこの場合だったら85パーセントの上司の言うことは聞くに値しない。


    (‥ )だから上司の話や同僚の話はつまらない。
        どーよこれ?
 ∧∧
( ‥)さあ?

 そして旦那の話も奥さんの話も、彼の話も彼女の話も必然的につまらないし、聞くに値しない。

 

 

2009年7月2日木曜日

ふらんけんしゅたいん

 
 ふと、駅前の書店で手にした本。生物の本なのだけれどもあるコラムに曰く。

 白亜紀と第三紀の境界における絶滅には隕石衝突説があるが、大量絶滅は2600万年周期で起きており、マントルプリュームでもイリジウムが供給されるわけで火山説も有利で、いきのびた鳥は恐竜であるという説もあることからすると、ではなぜ羽のない鳥は絶滅したのかと疑問はつきず、KT境界の大量絶滅は今も何も分かっていない。

 だそうで

    ( ‥)もはや都市伝説クラスの仮説まで含めて
      -□ 記事を書くとこうなるって見本だな。
 ∧∧
( ‥)かたっぱしから話を寄せ集めて
    縫い合わせて作りましたって感じですね。

 さながらフランケンシュタインのモンスター


 まあ、確かに、マントル由来のマグマで大爆発でショックドクオーツができるのだって言ったフランスの方々もいたわけだし、絶滅には2600万年の周期があると見えていたこともあったわけで、個々の事柄は一応、”嘘”ではない。ないのだが、寄せ集めて縫合してしまうとこんなになるという見本。

 まあそもそも嘘ではないけど、駄目ですとか間違ってますよそれ、ということもあるのだけども。

 最後の”分からない”というのも、分からないのではなくて、書いてる自分が”分からない”んじゃないのかという状況。名前はなかったけども、サイエンスライターとかライターが書いているのでありましょうよ。

    (‥ )でもまあ、これがサイエンスライターの
        仕事ではあるんだよね。
 ∧∧
( ‥)とにかく知識を集めてつぎはぎにして
    とりあえずなんとなく見せるものができれば
     それでよい、というわけですか。

 サイエンスライターなんて所詮はこんな程度のもんさ。
 
 でっ、自分は自分で今まさにつぎはぎ作業のまっ最中。手術ですよ手術。

 ∧∧
( ‥)まだしもましなものができるといいですねー

    ( ‥)どーしよーかなー、、これ.....
      -□
 
 さてどうなりますことやら。


 
 

幼生

 
 ブラインシュリンプの幼生さんがふ化。ぴんぴんはねている。

 さて

 ∧∧
( ‥)あと仕事は17個です

     ( ‥)もう少し、もう少しだ。
       -□

 金曜日の夜から土曜日にかけてたぶん時間が作れるから、そうすれば約束の絵をようやく描ける。



 

そんな高校生じゃあるまいし

 
 ふと思い出した話。これ自体はずいぶん前に書いたネタなのだけども、しばらく前に「日本はグローバル化で住みにくくなった、なんだこの競争社会は!?」という枠組みで取りあえず世の中を切ってみた番組が多かったのだけども(今も多いの?)。

 NHKのある番組でたまたま見たのは自立して(自立せざるをえなかった?)自分ひとりの力で仕事をしているおっさんの愚痴。じーさん曰く。「私はこれだけ見積もりをして、これだけ削ってみせたのにコンペで勝てなかった、ひどい!!」とまあ、うろ覚えだけどこんなぼやき(だったと思う)。

 とはいえ、これは

 ∧∧
( ‥).......これ、ただの出来レースですよね

    (‥ )まあ、そうじゃないのか?って思える
        話だよな。

 というか多分そうだよなあ。いや、そんなもんなんよ。コンペなんてあれは大抵は名目だけの代物で、最初っからどこが受注するのか決まっている出来レースなのさ。そりゃあ世の中、自由でフェアな競争をしなくちゃいけませんとなっているから、まあ露骨にやるわけにはいかないので名目上はコンペをしているだけでありまして。

 ∧∧
( ‥)というかそんな話いっぱいありますよね

    (‥ )そーだねー

 経費を切り詰めようが、がんばって見積もりしようが駄目なもんは駄目。内容がじゃなくて(*内容がただ悪いので切られた場合ももちろんありうる)。

 だからこう

    ( ‥)そんな正義感に燃える高校生みたいなこと言われてもなあ
         はあ、だから? としか言えないのよね。
 ∧∧
( ‥)はあ


 まあそれにしてもあれだ、実際には自由競争が否定されている状況に直面しているのに、世の中を自由競争にしたのは間違いだと言っているのだとしたら、それはそれで面白い。

 ∧∧
( ‥)でも残酷な話ではありますよね。

    (‥ )まあね。

 見積もりをちゃんとしたのになんで駄目なんだ!!と愚痴るのはまあしょうがない。誰でも無駄に終わってしまうことはつらいさね。でもそれに加えてうぶなのだとしたら、しかも、50、60でそういうことを言ってしまう状況で会社から社会に放り出されたのだとしたら、そりゃあ確かに残酷だ。

 


2009年7月1日水曜日

アリゾナハニースイート

 
 調べていた植物について検索をかけたら


 ∧∧
(‥ )あちらでの一般的な呼び名は
\-  アリゾナハニースイートらしいです。

     (‥ )はあ、ハニースイートですか。

 さて

 後少し、後もう少しなんだけども、まだ終わらない。

 ∧∧
( ‥)今週の金曜日にはもう1週間たっちゃいますよ

     (‥ )約束は果たさねばならん。

 

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