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2012年3月31日土曜日

日本人だからじゃないだろうな?

 *の続き
 
 「銃・病原菌・鉄」
 
 ∧∧
( ‥)かつて読んだあなたの感想は?
 
   (‥ )生物学者が社会進化を仮説演繹の手法で
    □-  論証した画期的な本。というかマルクス
       なんてものから150年あまり、ようやく
       こういう本が出るようになったのか、
       という感慨だなあ。
 
 *著者は生物学者、というよりは進化学者なので、学問の系譜としてはダーウィンの系譜に当たる。対するマルクスの唱えた社会の発展理論とでも言うのか、あれはほぼ同時代のダーウィンが集団の進化を論ずるには確率論が必要であり、その導入を科学に要求したことと比べると、マルクスの世界観は19世紀末において実はすでに時代遅れだったよな、という受け取り方。
 
 ∧∧
( ‥)でっ、あなたが感じたカルチャーショックは
 
    ( ‥)本というよりも書評に度肝を抜かれた
      -□ のよね
 
 曰く、なぜ西欧が中東や中国を追い抜いたのか説明されていない
 曰く、分裂と競合が重要って言うけども、そう?
 曰く、競合なんて説明は最後の付け足しじゃん
 
 ∧∧
( ‥)それを見て”度肝を抜かれた”あなたは
    仮説を考えるのだと
 
   (‥ )江戸時代、300年の太平を謳歌した
      日本人には1000年戦争し続けた西欧人の
      考えが理解できない、それが以上のような
      書評に噴き出ているのではないか? という
      仮説ね。
 
 7年戦争、30年戦争、80年戦争、100年戦争、実態はどうとか論ずる余地があるにしても、まあ、あっちの戦争はネーミングからしてこれだ。
 
 視点を変えると、小説「1984年」
 
 基本的にはWW2当時のイギリスをパロったギャグ漫画みたいな小説なんだけども、一般的には管理社会の恐怖を描いた近未来SF的な扱いをされる作品。WW2の後で発生した核戦争終了後、世界は3つの超大国に分割、統合、再編された。大陸ヨーロッパをソ連が吸収したユーラシア、旧大日本帝国と中国が合したイースタシア、大英帝国と南北アメリカが合体したオセアニア。3つの超大国は核こそ実戦投入しないものの国境線では絶えず紛争が続き、国民はすべて戦時体制下に置かれ、あらゆるものが前線に送られて消費され、人々は困窮しており、しかしそれも敵がいるから耐え忍ばねばならないことであり、政府は戦時下においてすべての権限を握り、人々が監視されている世界。
 
 ∧∧
( ‥)主人公のいるオセアニアには名前とは
  -□ 裏腹の役割を果たす4つの省庁がある
    飢餓を司る豊富省
    欺瞞を司る真理省
    拷問を司る愛情省
    戦争を司る平和省
 
    (‥ )だがこの中にたったひとつだけ
        呼び名そのままの役割を果たす
        省庁がある。
 
 それは戦争を司る平和省
 
 ∧∧
(‥ )1984年の世界は核戦争の大量破壊に
\-   ひるんだ知的エリートたちが、
     戦争の無限継続に合意した
     世界なんですよね
 
   (‥ )戦争の無限継続は勝ち負けの無い世界
       平和と同じなんだよね、という指摘が
       小説中、露骨に出てくる。
       征服の恐怖がなくなったから、
       詭弁と自己欺瞞で常識も経験も
       全部、都合良くねじ曲げるのよな
 
 そしてこの世界には科学が存在しない。
 
 ∧∧
( ‥)無限戦争は平和と同じ
 
   (‥ )西欧の現実の歴史は、殺す殺されるが
       1000年続いて、なお平衡状態の
       ままだった。1984年の世界では
       戦争は無限に続ける”べき”ものになり
       戦争と生存競争は無力化された
       外敵に征服される恐怖が無い世界
       2+2が5では死ぬ世界ではなく、
       2+2が5であっても問題ない世界
       それが1984年なのだよね
 
 というか、そういう説明がちゃんと出てくるとても親切な小説でもある。
 
 そしてこれがイングソックのスローガンの1つ、戦争は平和なり、の正体。
 
 戦争の無限継続は既得権益者による社会の無限停滞と同様の効果を持つ。
 
 そうだよ、どうやって歴史の振り子を止めたのだと思うかね?
 
 ∧∧
(‥ )キーガンさんの書いた「戦略の歴史」とか
\-   読んでも、果てしない戦争で次々に流転
    しながら西欧社会が巨大な戦闘機械と化して
    世界征服へ至る説明が書いてありますし
 
     (‥ )小説家、軍事史家、進化学者、
         これだけ立場の違う人たちが
         共通に述べていることは何か?

 
 「銃・病原菌・鉄」を読んだ時、あれが説明不足と感じたとしたら、それは読み手が実は日本人だからじゃないだろうな? という疑義。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、向こうの読者にもそういう人は
    いるんでしょうけどね。
 
     ( ‥)まあ、いるかいないか、ではなく
       -□ 統計的な視点から論じられる
         検討であるだろうけどもね
         この仮説が要求するのは
         日本人ではそれが顕著だろう
         そういうことさね
 
 そしてこの仮説が正しいとすると、おそらく、今のままでは日本は彼らに勝てないし、事実、勝てていない。競合で負けているし、安い人件費という貧乏人の武器が消えて、さらに分が悪くなった。    



無視ではなく切り捨てた結果だったらどうする?

 ∧∧
( ‥)僕の知っていること、オレ様の知っていること
  -□ それにほとんど触れていないからこれは
    間違いに違いない。そういう論は意外に
    多いですね。
 
    (‥ )世界中の香辛料と調味料の種類を
        知っており、それをすべて持って
        いたとしても、料理はほぼ作れないと
        思うがね
 
 例えばアンパンが焼けるか? 味噌があっても水がなければ味噌汁すら作れないが? という問題。
 
 データの多さは説明と関係ない。
 
 ∧∧
( ‥)反対に、必須な要素さえあれば、おおまかには
    色々なものが作れます。
 
    (‥ )理論とか科学ってのはそこが重要で
     □-  考慮する要素は考えだすと無限だが
        未来予測やまっとうな説明には
        ごくわずか、かつ重要な要素で十分
        だし、そうでないと理論も科学も
        仮説もまともに機能しないのよね。
 
 *複雑な仮説や無数の要素を組み込んだ理論は、煩雑で使い道が悪いのみならず、要素なり変数なりを適当に調整するとなんでも説明できてしまうので、もはや科学ではなくなる、という意味(例えばの話、反証不可能になる)。
 
 仮説に必要なのはおおまかでもいいから必須な要素。数そのものでは、残念ながらない。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、ご本人はオレ様が知り、彼が
    無視した要素は必須で重大だ、と
    考えているのでしょうが。
 
    (‥ )それを主張するには、まずそれが
        必須であることを論証しなければ
        いかんのさ。
 
 なぜ僕の知っていることを無視するの? あれを無視しては駄目でしょう。
 
 ではなく
 
 お前の知っていることがゴミくずで、それが切り捨てられた結果じゃねえの?
 
 ということがありうる。
 
 

失念していた世界

 この世界には光をカモフラージュに使う生物群とそれを打倒する能力を進化させた生物群とが、果てしなく軍拡競争している場所がある。
 
 ∧∧
( ‥)光を用いた光迷彩、
    光迷彩を無効化する色付き水晶体
    色付き水晶体からさえ逃れられる
    フィルターによって変調された光迷彩
 
   (‥ )それは記事や本ですでに書いていた
    □-  ことなんだけどもー、淘汰圧の
       存在や検討については
       なーんにも考えていませんでしたー
 
 ∧∧
( ‥)...うかつですね
 
    ( ‥)淘汰圧の大きさ自体は調べようが
      -□ ないだろうけども、存在の有無や
        淘汰圧の主はこれでしょう? 
        とか、迷彩のコストのこととか
        きれいさっぱり、まったく
        失念していたとは。
 
 うかつだったけども、まあ良い、まあ良い、もう一度やり直せば良いだけの話。
 
 
 

2012年3月30日金曜日

恐怖が歩く原動力になる

 
 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
   ( ‥)ネットが市場を浸食し始めると
     -□ 既存の業界はそれをなんとか
       押さえこもうとして、ついには
       法律で規制しようとするだろ?
 
 だが、それは十分には成功しない。なぜか?
 
 ∧∧
( ‥)次の世代のチャンスを..とかそういうふうに
    考えるのではなくて、単純に外敵の
    存在があるからですよね
 
   (‥ )アメリカとかな。言い換えると奴さん
       たちだって、リードをとった新しい
       誰かが遅れた保守的な外国市場を
       食いつぶして利益を上げて還元して
       くれるから、国内の新興勢力に対して
       お目こぼししているとも
       解釈できるわけでね。
 
 この、どことなく悪意と諦観が混じった解釈がどこまで妥当かはともかくとして
 
 ∧∧
( ‥)少なくとも、そういう外敵がいなかったら
    日本の既存業界はネットを批判どころか
    完全に排斥したかもしれない。
 
    (‥ )技術と科学は老人と既得権益者の
        敵なんだ。技術と科学の進歩は
        ゲームのルールや碁盤目の大きさや
        状況すら変えてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )ほぼ安定していた明帝国、清帝国時代の中国や
\-   江戸時代の日本は技術革新をほとんど
    停止させちゃいましたからね
 
    (‥ )その間に戦争ばかりしていた
        西欧に遅れをとってついには敗北する
        無惨よな
 
 敵に征服されるという脅威と恐怖こそが前に歩く原動力となる。嘘だというのなら、ではネットに対する既存業界のあの体たらくはなんだ?
 
 

さくさく描け


 ∧∧
( ‥)でっ? 簡易とはいえ
    エアブラシを使うと
    こんな感じであると
 
   ( ‥)いかにも素人っぽい塗りに
     -□ なってしまっているのだが

 *ちなみに画像をクリックすると、どういうわけか過剰に荒い表示が出てくる。HP内部のコンテンツ=>*  では問題なく表示されるので、どうもblogのアップロードの形式かなにかに問題があるらしい。
 






 















 ∧∧
(‥ )まあ、エアブラシはめったに使わないから
\-   実際、素人ですからね
 
     (‥ )おいおい、慣れていくさ
 
 ちなみに描いたものはナガムネエソ。先の=>*テンガンムネエソとは同属の別種
 
 ∧∧
( ‥)そして去年出した本の間違いに
    気がつきましたと
 
     (‥ )テンガンムネエソの水晶体を黄色に
      □-  描いているんだ。しくじったなあ
 
 そういうわけで一応、修正のお知らせ=>*
 
 ∧∧
(‥ )ただ、もう少し調べなくちゃいけない
\-   事柄がありそうですね。
 
     (‥ )うん、なかなかやっかい。
 
 ∧∧
( ‥)絵の描き方が変わった以上、
  -□ 去年の「深海生物のひみつ」も
    イラストをアップデートしたい
    ですよねえ?
 
     (‥ )うーん、描き足しでずいぶん
         変わるはずだけど、
         重版がかかるかからないも
         さることながら、描き足しが
         効率よく可能かどうか検討を
         しないとね。
 
 ∧∧
( ‥)それにはまず慣れろ、ですね
 
     ( ‥)さくさく、てきとーに描いて
       -□ いこうではないかあ。
 
 


大真面目に書評してどうする

 簡易なエアブラシを使ってみる。
 
 ∧∧
( ‥)どこまでも手抜き?
 
   ( ‥)まあまあだけども、
     -□ まだうーんだな。
 
 これはこれで良しとするにしても、もう少し検討しよう。
 
 さて
 
 ネットで何気なく見つけたさる本の書評。
 
 ∧∧
(‥ )ああ、著者はなんか有名な経済評論家?
\-   でしたっけかね?
 
   (‥ )おいちゃんがテレビを捨てたあたりで
       のしてきたらしくてな、ネットの記述では
       良く見るけども動画で見た覚えはないな
 
 伝聞だとかなり雑な記述をしたり、議論では専門用語や質問などを投げかけておいて、「こんなことも分からないの? じゃああなたと話せません」というようなやり口で自分を頭良く見せようとしたり、議論に勝った風を装うというもっぱらな評判。
 
 ∧∧
( ‥)まあそのこと自体は
    どうでも良い話でして
 
    ( ‥)うん、この人の本、売れ行きは
      -□ 良いな。少なくとも古めのものはね
 
 しかしとてもざっくりした印象で言うと、新しくなるほど本の質は悪くなるっぽい。2010年には13冊も出しているらしい。
 
 ∧∧
( ‥)ゴーストライターですかね?
 
    (‥ )それか自分の本をコピペした
     □-  つぎはぎかなんかだろうな
        ありうるのはその両方だけどね
        対談本も混ざってるな。
 
 *個人的な経験やラノベ作家の出版速度を考えると、1個人で完全オリジナルの書籍を出せる量は年間4冊あたりが限界、という前提がここにはある。
 
 *対談本は作るのが一番楽で速い本のひとつ。ただし普通、売れ行きは良くないそうだ。
 
 ともあれ、年間13冊なんていうあるまじき粗製濫造をしたせいか、2010年に出した某書の書評はかなりぼろくそである(それが何を反映しているのか? というのはまた別の議論になるが)。
 
 ∧∧
( ‥)注目したのはamazonにおける
  -□ ぼろくそ書評の人が書いた
    他の書評ですか
 
    (‥ )基本的にあれね、売れ筋の良い本を
     □-  買って叩いて、嘆いている。
 
 例えば曰く、こんな本を読むゆとり世代は良い文学を知らないに違いない(個人的には正直、この人の批判する本が、ゆとり世代によって読まれるような本には見えない。有名な作家で古くから固定層がついている部類だし)。
 
 例えば曰く、こんな本が売れることと、日本の経済が悪くなることには相関関係があるに違いない。
 
 ∧∧
( ‥)ひっかかったのはこれであると?
  -□
 
    (‥ )いやまあ、相関関係は、おそらく
        あるっちゃあるんだよな
 
 出版界は確かに不況だ。経済が悪いし、それにネットに”くだらない市場”を奪われた。
 
 ネットが人を駄目にするのではない。もともと人間はアホなのだ(自分をみれば分かるだろうさ)。
 
 こうして、くだらない市場で支えられてきた出版界は根元を食われてがたがたに。
  
 ∧∧
( ‥)最近の新書はずいぶんぺらぺらになって
  -□ ラノベを笑えない内容ですけどね
 
   (‥ )根っこのくだらない市場を食われたら
       お高くとまっていた新書も青くなって
       下まで降りてきた、そう考えたらどう?
 
 現場が壊滅したので、ほとんど名誉職で良くも悪くも無駄にスキルを上げていたおっさんが、というか普通に暇していた親父が、現場に出てきて慣れぬままにハッピや着ぐるみを着て呼び込みをしているような感じ。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、この怒れる書評屋さんが
\-   こんな本が売れるから景気が悪くなるのだ
     とこきおろしている本は新書では
     ないんですけども
 
    (‥ )同じことだよ。人間の頭脳には
        ラノベや漫画やぺらぺら新書や
        それに類似が限界なのさ。
        悪いこっちゃない。
 
 ああ、そうとも、”そんな本”が売れることと、経済にはおそらく相関関係があるだろうさ。だがそれはくだらない本を読むほど日本人が嘆かわしくも堕落した、からではない。くだらないものの独占が破られたからだ。
 
 ∧∧
( ‥)人間は変わらないと
 
  (‥ )変わってたまるかよ。
      変わろう、このままでは若者と未来を
      食いつぶすだけだ、と言っても
      変わらんじゃないか。
 
 何が堕落しただよ、ふざけるんじゃねえ。もともと腐ってるし、腐っているのが本来なら、それはもはや”何かから何かへと腐ってさえいない”のだ。もともと僕らが馬鹿なだけだ。堕落は我がうちにこそあるものだ。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、そもそも年間13冊も出された
\-   うちの1冊を大真面目に書評され
     ましてもねえ
 
   (‥ )漫画とかラノベとか馬鹿にするのは
       別にいいけどもさ、もうちょい
       考えようぜえ。
 
 週刊漫画の単行本が年間何冊出る? せいぜい4冊じゃねえ? 
 
 ラノベが1人の作家から年間何冊出てくる? やっぱ多くても4冊ぐらいじゃねえのか? 
 
 ∧∧
( ‥)それなのに某経済評論家が”書いた”
    と自称するもったいぶった本が
    2010年だけで13冊
 
   (‥ )それ見て疑問に思わんやつが
       堕落だ漫画世代だゆとり世代だ
       とかって言うのよ。
       おかしいのはお前だろうよ。
 
 見ろ、本ばっかり読んでるからこんな馬鹿なことになる。本を読んだぐらいじゃ地に足つかぬし、現実的には賢くもなれない。そんなものは単なる活字だ。同人誌だろうがなんだろうが、本を作ってごらんよ。現実をもっと換算できるようになるはずだから。
 

 

2012年3月29日木曜日

喪失の過程

 人間ってのはせいぜいがこんなもんだ
 
 人間にそんなことはできない
 
  
   ( ‥)そういうと怒る人がいる
     -□ そういう話は前にもしたが=>*
       やっぱり怒る奴がいる
 ∧∧
( ‥)不愉快だ、まるで上から目線じゃないか
    そう言われましたよ
 
   (‥ )それは反論じゃないな
 
 ∧∧
(‥ )人間はこうだ、と言われると、
\-   人間であるオレもそうなのか?
     お前にオレの何が分かるんだ??
     外国にいったらそう反論されますよ??
     という反論もありました。
 
   (‥ )集合名詞と固有名詞が違うって
       アリストテレスあたりからずっと
       言われていることだろ? もし
       西欧人がそんな反論するのなら、
       お前は自分たちがご大層に
       語っている古代ギリシャに遡る
       文明のルーツとやらを
       見直した方が良いんじゃないか?
       そう答えるべきかなあ。
 
 ∧∧
( ‥)もっと真面目に答えてください
 
   (‥ )オレの言ったことは全部嘘だよ。
 
 ∧∧
( ‥)真面目に考えると矛盾ですね
 
  (‥ )全部嘘だとすると今言ったことも嘘だ
      すると嘘だと言ったことが嘘になる
      だとすると言っていることは本当だ
      でもそうだとすると嘘だというのは
      本当のことなんだ。だとすると
      最初に戻って以下同文
 
 ∧∧
(‥ )実際は単純におかしな文章、あるいは
\-
   (‥ )よりありがちなのは範囲の指定が
       省略されているだけなんだよね
 
 (さきほど)オレの(申し述べた、彼女に関する事柄について)言ったことは全部嘘だよ
 
 ∧∧
( ‥)まあ、日常会話では普通に使われる省略
    ですよね
 
   (‥ )僕らは前後の文脈で何が主語で、何が
       指し示されているか判断して、相手の
       言葉をおぎなっている。
 
 嘘なんかついていないわ
 あれも嘘か。...お前の言っていることは全部嘘だ。
 
  ( ‥)まて、全部が嘘だとすると嘘をついていた
      というのも嘘だ。だとすると彼女は
      本当のことを言っている。だとしたら
      嘘をついていない、というのは本当なんだ
      しかしそうだとするとこれは一体
 ∧∧
( ‥)シリアスなドラマが一気に台無しになりました
 
 
  (‥ )人間にそんなことできないよ
      それは言い換えるとこうだな
      個人個人を見ていて人間と呼称される
      集団の傾向を見るとこうなる。
      それからはずれた人間を採用したい
      と望むのは勝手だけども、そんな
      個体を見つけるために、お前さん
      何人面接する気だね?
 ∧∧
( ‥)人間にそんなことできないよ。
    探せばいるんじゃない?
    いやあ、どうするんだい。
    それにはかくかくしかじか
    会話はそうあるべきだと?
 
 というか、普通はそうじゃねえ?
 
 ∧∧
( ‥)でもそういう意味ではあなたの
    言い様はやはり間違っているのでは?
 
   (‥ )人間は前後の文脈で主語や単語の指定を
       解釈して理解できる生物である

 私も人間だが、私もそうだというのか? 頭ごなしに決めつけるのはやめろ。私は文脈と単語を辞書的にそのまま使います。
 
    ( ‥)まあ、彼ら自身が人間が一律でない
      -□ ことの証拠というわけだ。
 
 ∧∧
( ‥)そういうことを言うから
    いやみったらしいと言われるのです
 
    (‥ )それは反論じゃないな
 
 ∧∧
( ‥)そうして? またひとつ、またひとつと
    人間関係を壊していくのですか?
 
    ( ‥)生きるとは喪失の過程だろ?
      -□ 問題ない。
 
 
        
       
 

分かりやすい確からしさのクロスチェック

 新書を2つ読む(ひとつは読み終えたが、さらにもう1回か2回は読まないといけないだろう)。
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
    ( ‥)どっちも読ませる文章だね
      -□ 読みやすい。もちろん、
        内容が正しいのかどうかは
        別書籍でチェックしないと
        いけないけど
 
 ∧∧
( ‥)読みやすいと正しいはあまり
    関係ないですから
 
    ( ‥)そして思うに...
      -□
 
 一冊はこんな感じ
 A:これは何々だ。それで考えると何々だ、だから何々で、ゆえにこれこれなのである。
 
 もう一冊はこんな感じ
 B:これからするとこれは何々かもしれない。事実これこれな事例があり、だとするとやはり何々であったと考えた方がよさそうだ。そうだとするとこれこれだったように思われる
 
 ∧∧
( ‥)Aは説明ですね
  -□
    (‥ )自分の仮説、というか前提かな
        それに基づき現実を解説して
        みせた、そんなとこだね
 
 ∧∧
(‥ )Bは仮説の提案とその論証ですか
 □-
    (‥ )仮説を考えた、仮説が正しいとすると
        次の予想が立ち、事実そうである。
        では仮説が正しいとするとこのように
        解釈できるのではないか?
        提案、論証、解釈だね
 
 ∧∧
( ‥)同じようでいて、
 
    (‥ )ずいぶん違う動作なんだよな。
     □-  Aは現実を自分の仮説にはめこんで
        ただ配置しただけに思える。
        Bは仮説それ自体の確からしさを
        まず示してから、これでどうだ?
        と問いかけ、提示している。
 
 ∧∧
( ‥)論証がある分、Bが良心的だと
    言えますけどね。
 
    ( ‥)ただなあ、弱ったことに
      -□ Aの方が読みやすいのだわ。
        正直な話、Aはうさんくささ
        全開でもあるのだけどね。
 
 さて、もしそうだとすると
 
 ∧∧
( ‥)分かりやすいとは仮説に現実を
    はめこんで整理することであって、
     
    (‥ )論証や確からしさは、
     □- ”分かりやすい”とも
       ”分かった”とも縁遠い関係にある。
       そのことをこの2つの新書は示している
       そう見えるのよ
 
 ∧∧
( ‥)その解釈が確からしいかどうかは
 
    (‥ )これらの書籍の内容を他の書籍で
    □- -□ クロスチェックすることで確認
          できるかな。
 
 
 
 

2012年3月28日水曜日

強制され続けないと動かない

 「改訂版 ヨーロッパ史における戦争」中公文庫を読み終える
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
   ( ‥)フランス革命とナポレオンを経験しても
     -□ 軍隊はそれ以前の段階、つまり
       平民の突撃軍隊ではなく、貴族将校と
       訓練された専門軍へと、なるべく
       戻ろうとしたというのは驚きだね
 
 ∧∧
( ‥)でも、社会自体、王政復古していますし、
    軍隊だって、本来の姿に戻りたかった
    のでしょうね
 
   (‥ )補給をちゃんと考えて、ちまちま進撃して
       ちょこちょこ攻略して、準備を整えて
       決戦して、そういう17世紀における
       プロイセンのフリードリッヒ大王の
       ような時代に戻りたかった、
       そういうことかな?
 
 *ナポレオンの軍勢は訓練どころか平民を徴兵しただけの素人軍で、突撃しかできないようなもんだし、補給は現地の略奪。さらに軍隊を小さなサブユニットとでも言うのか師団に分けたせいで、行軍速度が非常に速かった。それが強さと勝利の秘密だったけども、当然、やることなすこと力技で暴力的(あるいは場合によっては破滅的)という案配。そもそも補給が略奪という時点で何が起こるか明白。
 
 だが、古き良き時代に戻ろうというあこがれは、結局は実現せず、戦争中でも人の往来があった17世紀の戦争はナポレオン以後、永久に終わり、国民と発明されたナショナリズムによる総力戦の時代が間もなくやってくる。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えると、戦争という圧倒的な
\-   圧力と現実を経験してさえ、社会と人は
     変わりたがらないのだと
 
   (‥ )日本だってWW2で敗北して未熟さを
       思い知らされたけども、そんな経験の
       あとでさえ、戦争や軍隊を否定すれば
       良いとかー*核の傘に守られている以上
       それはたわ言の域を出ないー
       そんな程度の学習しかしていないし
       戦争や軍隊を否定する文化人ですら
       組織力や補給の重要さを学んだわけでは
       なくて、結局は戦前同様の根性論や
       精神論や稚拙な理想論をぶつわけだろ?
 
 インテリをきどっていた首相が、まるで旧日本軍に象徴されるかのような、兵站と後方支援を無視した人数を鶴の一声で動員してしまうのだから、1回の敗戦とあれほどの犠牲を出しても、ほとんど何も学ばなかったことがよく分かる。
 
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあね、人間なんて35ぐらいで
    経験を固定化して頭かたまっちゃうでしょ?
    挫折して新しい必要性を見ても、それは
    老人のしぶしぶした認識と、
    必要性に適応した若者、
    そして老人の死と世代交代で組織の
    アップデートが進行するのですよね
 
    (‥ )しかも1回、2回のテストでは
        人間は変われないし、
        社会も打ち続けないと
        変化しないのだよな。
 
 当たり前の話であるけども。
 
 それを考えると、「銃・病原菌・鉄」を読んで感銘を受ける人は多いけども、そういう人たちですら、どういうわけか「西欧がかつての先進地域であった中東や中国に先んじることに成功したこと」を、著作の中で説明され切っていない謎のように感じるのは、不思議と言えば不思議だし、当然と言えば当然か。
 
 ∧∧
( ‥)...西欧が世界の勝利者になった理由なんて
   「銃・病原菌・鉄」で露骨に書かれてますよね?
    そもそもタイトルに書いてあるし。
 
    (‥ )分裂状態のまま統合できず、ずーっと
        戦争していたからなんだよな。
 
 敵の恐怖だけなら問題ないが、実際の脅威があるがゆえに、技術は放棄できず、社会も変わることを余儀なくされた。その結果が西欧の世界征服。ただ、それだけ。科学も技術も民主主義も戦争から産まれたわけだ(ちなみに、西欧の世界征服と無敵さは確かに彼らの戦争文化の賜物だったけども、軍事史家のキーガンが言うように、それは結果的には間違いだった。自分たち同士でその戦争文化をぶつけあった結果、西欧は自滅した)。
 
 ∧∧
(‥ )実戦に参加した軍人さんたちでさえ
\-   古き良き、おしゃれな戦争に戻ろうと
     したのだとすると
 
    (‥ )まあ、人間は強制され続けないと
        動かないってことなんだよな
 
 
 戦争を否定するのは良いが(そもそも戦争を肯定する人間は軍人、民間人、軍事オタクを含めてまずいない)、戦争とその背景にある現実の圧力、その効果を無視するわけにはいかない。
 
    

人生はてきとーさ

 
 *の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)テンガンムネエソの絵を
  -□ 描きましたと
 
    (‥ )...まあ、しくじってしまった
     □-  わけなんだが























 
 ∧∧
(‥ )アクリル絵の具の塗りを
\-   雑にやりすぎ、そういうことですね
 
    (‥ )マスキングも失敗したしなあ
        いい加減にやりすぎ
 
 ∧∧
( ‥)てきとーすぎです
 
    ( ‥)とはいえな、てきとーに
      -□ 描ける程度の絵じゃないと
        仕事にならんというかね
 
 ∧∧
( ‥)人によっては「いい加減な仕事すると
    後々、大変なことになりますよ」と
    ご親切にも忠告してきますが
 
   (‥ )いい加減、かつ、しかし、てきとー
       であるね。例えばの話、こういう
       イラストに下描き、色付け、完成に
       1日以上かけてはいかんのよ。
       最低限、仕事をするのならね。
 
 ご忠告はありがたいが、お前さんの言う通りにしたら単純に死ぬ
 
 ∧∧
(‥ )...前の書き込みでは「例えば1枚3万円の
\-   イラスト」とか景気の良い事例を
     上げていますが=>*
 
    (‥ )嘘ではないが典型例でもないよな
        イラストの仕事で1枚1万円を越える
        ことはまずないし。
 
 ∧∧
( ‥)その時、その場所のメディアの看板になる、
  -□ というのなら1枚で数万、あるいはそれ
    以上になりうるかもですが。
 
    (‥ )現実問題として本や雑誌のイラストに
        金をかけるのはメディアにとって
        予算的に無理なのよね
 
 例えば200ページの本、新書でもなんでも良いが、見開きに1枚、全部で100枚のイラストが乗っているとする。イラスト1枚につき1万円を払っただけで
 
 ∧∧
( ‥)イラストレーターに払う金額だけで
    100万を越えますね
 
    (‥ )それだけで、印税、というよりも
        原稿料としてテキスト制作者、
        つまり著者に支払われる金額を
        ぶっちぎりで越えてしまう
 
 何度も版を重ねるような本で印税をかせぐなど、運良くそういう状況になったのならともかく、現実的に典型的には、1冊の本を丸々書いても得られる原稿料は良くて60〜70万ぐらい。原稿料を著者とイラストレーターで半々(イラストレーターにとってかなり有利な条件)で原稿料を折半すると(しても)取り分は30〜35万ぐらい(ちなみにここから1割の税金を引かれるから実際の取り分は30万前後)、それを100で割ったら
 
 ∧∧
( ‥)1枚あたりにかせげる金額は
    3000円程度ってことに
 
    ( ‥)1枚3000円のイラストで現実的な
      -□ かせぎをたたき出すには1日に最低
        2枚かそれ以上描かなければいかん。
 
 ようするに日給6000〜9000円ぐらいになりうる、そういうことだ。
 
 ∧∧
( ‥)当然、1枚のイラストにかけられる時間は
    1日、12時間労働でも4時間程度ですね
 
    (‥ )漫画家とかイラストレーターとか、
        条件は各々、個々でそれぞれ違うが
        絶対的にはこういう制限の中で
        描かなければいかんわけで、
 
 それを考えるとイラストというものがおのずとどうなるか大体予測はつく。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば以前、ネットで「ラノベの
\-   イラストレーターの何々さん。絵の
     劣化がひどい!!」という揶揄が
     ありましたが
 
   (‥ )でもちょっと検索かけるとうまい
       カラーイラストをちゃんと描いている
       わけなのよ。
 
 ようするに多分あれだ。支払いに応じてイラストの描き込みとかけている時間を必要最小限にまで落としているんだろう。
 
 *消費者は社会経験がないと、あるいは社会人ですら単純に給料をもらっているだけの立場だと原価だ必要経費だなんだのは見積もらないので、こういう金の話や計算には案外うとい(そのせいか話を聞いているとトラブルやスキャンダルが起きた時、これを人間関係だけで説明することがあまりにも多かったり、金銭で説明する場合も具体的な計算が抜けていて抽象的すぎる)。
 
 ∧∧
(‥ )それはさておき、ご自分のイラストは
 □-  どうします?
 
    (‥ )アクリル絵の具は論外だな
        マスキングは必要時間を
        いやいや許容するとして
        もう少し、てきとーで効果的な
        方法を試して見る
 
 
 そういう方法は色々あるし、なんだお前、今さらそれをやるのかい? と言われようがなんだろうがやるだけである。
 
 
 まあ、人生はてきとーさ
 
 
 

2012年3月27日火曜日

ゴードン・ルイス

 
 ハーシェル・ゴードン・ルイス 最初にスプラッター映画を作った男。
  
 
 ∧∧
(‥ )特撮好きのあなたのお友達が
\-   ずいぶん前に教えてくれた
     名前ですよ
 
    (‥ )名前の響きを聞いて、
        妙に納得してしまうのは、
        なぜなんだろうな
 
 
 

人魚姫

 ∧∧
( ‥)人魚姫を幸せにするには
\-   話をどう改変すれば
     いいんでしょうね?
 
   ( ‥)コンタクトする前に魚形型水雷で
     -□ 船ごと王子を確実に吹き飛ばす
       それがベストだろう
 
 ∧∧
(‥ )そう答えたら王子様がいなくなっちゃう
\-   と言われましたよ
 
   (‥ )認識前に存在が停止されれば
       問題は生じえない、
       そう答えておいて。
 
 ∧∧
(‥ )誰か別の人と結婚するのですかね
\- 
  (‥ )姫というからには王族なんだろ?
      相手がカサゴの人魚なのかマンボウの
      人魚になるのか知らんが、求婚者は
      いくらでもいるはずだし、ぶさいくでも
      良い人と出会えばハッピーエンドだし
 
 ∧∧
( ‥)西欧では人魚は女の子しか可愛くなくて
\-   男は不細工だから人間の男に恋をする
     そういう理屈がありませんでした?
 
  (‥ )なにそのラノベみたいな発想? という
      勢いだけども、古今東西、人の妄想、
      欲望がご都合主義になるとある解に
      収束するっていう見本かもね。
 
 ああ、そうか、人魚姫でラノベ書いても良いし、すでにあるのかもしれないし、昔の映画でも彼女が人魚だっていうアメリカ映画だかなんだかあったよな。人工衛星に当たって落ちてきた天使が彼女になるって映画もあったよな。ラノベじゃラノベ。ラノベは文化の極みだよ。
 

 ∧∧
( ‥)王子を失った王国はどうなるでしょうか?
\-   そういう疑問
 
   ( ‥)そうねえ
     -□
 
 心労で父王はふせって崩御。版図の後継者をめぐって父王の兄弟と皇后の実家が対立し、未亡人たる皇后と誰が結婚するかでもめ、国内の有力諸公を巻き込んで敵と味方に分かれて内戦に突入。しかし封建的な王国軍は統制がとれず、騎士は勝手なことするわ、農民は家に帰りたがるわ、唯一言うことを聞く傭兵たちも金払いが悪いととんずらこくわ、戦争はどんどん長引き、周辺諸国や教皇も争いに介入、なし崩し的に大陸を巻き込む30年戦争に発展。
 
 
  (‥ )王国の3分の2は独立、残りの
      半分は外国軍によって占領され
      首都は自立を宣言し
      海岸沿いの商業都市は同盟を組み
      人魚姫さんは海洋商社でうはうはし
      あぶれた傭兵は村々を襲い、
      人口は半減し、
      農民は反乱を起こし、
      都市は劫略され、
      いかれ坊主が説教をするであろう
 ∧∧
(‥ )返信。末世だ、お城がぼーぼー燃えますと
\-
 
 
 好きな娘を救うために世界を滅ぼすことなど、なんてことはない。人が欲しいものは、自分と自分の望むものだけだ。
 
 
 
 

丸呑み

 ∧∧
(‥ )鳥のスーパーヒーローって
\-   どんなでしょうね?
 
    (‥ )つついて丸呑みか
        くわえて、地面や岩に何度も
        叩き付けて、相手の全身の骨を
        ぐだぐだにしてから
        丸呑みだろ?
 
 当然、鳥らしく、眼と顔は無表情でいっちゃっている。
 
 

それは非現実的な理想論

 ∧∧
( ‥)間抜けな政治家を当選させた
    有権者が、投票させた政治家に
    よって苦しんだり、死んだり
    するのは当然、必然、必須であると
 
    (‥ )平均以上の能力者が”頭がいい”
        とされるなら、人間の過半数は
         自動的にお馬鹿になる。
 
 過半数がお馬鹿な状態で投票して、考えて賢い選択肢が選ばれるわけがない。
 
 ∧∧
( ‥)選択肢Aを試して失敗し、選択肢Bを
    選択して成功し、そしてまた以下
    賢くないなら試行錯誤するしかない
 
    ( ‥)選挙、当選、失政、落選は
        試行錯誤の過程に他ならない。
        知性のない集団による解答探索の
        実行だ。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えると、世にしばしば言われる
    馬鹿だと分かっているのに、馬鹿な
    選挙民が民主党に投票して政権交代
    したら、ほら、日本がめちゃくちゃに、
    投票していないオレまで馬鹿の巻き添え
    を食ってふざけるな、という指摘は
 
    (‥ )そうだというのなら、
        それは肯定的に
         受け止めるべきでしょ
 
 最低限、政権交代は出来る、口先だけで経験のない能無しに投票したら無駄に犠牲者が出る、国益が損なわれる、ということは分かったわけだし。
 
 ∧∧
(‥ )十分、分かったのですかね?
\-
    (‥ )もっと犠牲者が出た方がより
        分かりやすい、というのは
        非現実的な理想論だよ
 
 世界はそこまで劇的ではない。選択肢A、Bに極端な差は生じない。原理的に生じにくいし、生じたら困る。
 
 ∧∧
( ‥)失敗したら即死、全滅ではね
 
    (‥ )そういう局面は確かにあるけど
        世界丸ごとではないね
        それに、そういう世界だったら
        僕らはもっと強烈な性格だった
        だろうし、こんな意思決定や
        政策決定をしてはいないだろう
 
 人間集団の知的レベルはゾウリムシ程度と思った方がより適切。
 
 
 

それは真面目に言うと矛盾だ

 宗教なんて洗脳と同じだ、と言う人が同じ口で、「このままでは日本は駄目になる。こうすれば良いのに皆がそうしない、これはおかしい!!」と言うのを聞いて
 
 ∧∧
( ‥)落ち着けと?
 
   ( ‥)いやもう、どうでもいいです
     -□
 
 話す気にも指摘する気にもならん。
 
 
 *蛇足:人々を一律にある状態に保つのが洗脳というのなら、自分の考えた方法を一律に皆が実行すべきだ、というのは洗脳に他ならない。前者を主張する人が後者を主張するのは真面目に考えるとおかしかろう、という意味。
 
 ∧∧
( ‥)真面目に考えると矛盾ですが
    
    (‥ )まあ、もう少し軽く考えたら
        自分勝手なだけだね。
 
 真面目に論ずる内容ではないが、話のネタにはなる
 
 
 

2012年3月26日月曜日

軽音楽部

 ☆ 
 
 ◓
 
 *
 
  ∧∧
 (‥ )西空に金星、三日月、木星が
     並んでいますよ
 
   (‥ )画材を買った帰り際に
       写真を撮っている
       女の子たちがいたね
 
 一般の人にとってもそうであるように、印象的な光景。
 
 さて
 
 高校の司書の人(つまり図書館を管理している役職)と高校で軽音楽部に所属している学生さんと話をする。
 
 ∧∧
( ‥)しかしなにゆえラノベや
    アニメの話を?
 
   ( ‥)こういう時ぐらいしか
     -□ 若者が視聴する文化を
       直接知る機会は
       あるまいよ
 
 アニメ番組「けいおん」
 
 ∧∧
( ‥)一期と二期があって、
    一期の時は家にまだあった
    テレビで少し見ましたよね?
 
   (‥ )赤点だから勉強しなくちゃ
       いけないのにギターを
       じゃんじゃんじゃんと
       主人公がかきならしてた
 
 たぶん、そんな場面
 
 ところで軽音楽部に所属する彼によると、音楽を習い始めた高校生たち軽音楽部の間では、けいおんで使われた音楽がよく演奏に使われるそうな。
 
 ∧∧
(‥ )キャラを演じる声優さんによる
 □-  印象的なボーカルが
    ある一方で、第一期のOPとED
    は、実は初心者でも
    演奏しやすい、知名度が高い、
    ゆえに飽きてしまうくらい
    使われる、良い曲だそうですね
 
    (‥ )まさに”けいおん”という
        わけか。
 
 
 ただ、聞けば二期のOPとEDは相当技術を上げないと演奏できるようなものではないそうで、その点に関して言うと、なんというか醒めてしまうものらしい。
 
 ∧∧
( ‥)アニメだろうが現実だろうが、
    高校生が本来弾けるようなもの
    ではないと
 
   ( ‥)やり過ぎ、ってことかね?
     -□ まあ、曲はプロが作って
       いるのだから、
       当然の結果ではあるけど
       それがあだになりうる
       とはなあ。
 
 
 ともあれ、キャラの声は声優、曲は音楽業界のプロ、外見は原作者とアニメーターが作るわけだから

 ∧∧
( ‥)かのような二次元バンドは
    調整次第ではパーフェクトな
    存在になりうると。
 
  (‥ )視聴者の心を掴むには
      技巧的だけではなく、
      すばらしい出来だが、
      実は演奏するのが簡単、
      それが必須。それこそが
      難しいことだろうけども、
      なかなか深いな
 
 
 

2012年3月24日土曜日

そこは幸せのバーチャル空間

 ∧∧
(‥ )書評、論評、批評はすべて主観
\-  
    (‥ )個人の認識を介したものは
        すべて主観だ、とするなら
        すべて主観だろうな
 
 ∧∧
( ‥)大空に竜が見えます、いや見えない
    どっちも等価だということに
    なっちゃいますが?
 
    (‥ )個人の認識は主観。
        そういう定義なり判断なり、
        あるいは手がかりでは実際に
        そこにあるかないか、
        あると言えるか
        無いと言えるか、
        それが区別できない
        そういうことよな
 
 ∧∧
(‥ )ようするに全部主観、というのは
\-
    (‥ )正しいが、役に立たない、使えない
        それだけの話よ。
 
 現実は僕らを殺す能力を持っている。本も書評も、書いた人間も読んだ人間もその現実からは逃れられない。
 
 ∧∧
( ‥)可能な限りそれに近付けるのが
    客観だと?
 
    (‥ )客観に客観的に接近するのは
        簡単と言えば簡単、
        難しいと言えば難しいよね。
 
 試せば良い。簡単だ。致死量を摂取すると死ぬ、致死に当たる負荷がかかると死ぬ。選択肢をあやまると死ぬ。
 
 ∧∧
( ‥)しかし、書評をどうテストすれば良いのか?
 
    (‥ )活字はバーチャル空間でね
        そこから出たがらない連中も
        多くてな
 
 

エリートというか、人外でしょう

 
 下描きに少し着色して、取りあえず終了。
 
 
    ( ‥)あの画材、買っておくべきだったな
      -□
 ∧∧
( ‥)明日出かけるから、取りあえず、今のまま
    保留が良いでしょ。
 
 色塗りなどテストしなければいけないので、まあ、慌ててもしょうがない。
 
 さて
 
 *の続き
 
 漫画家よりもイラストレーターの方が多い。当てずっぽうだけども、多分、そうなんじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、雑誌に載るイラストの量と
    漫画の量を比べればねえ
 
     (‥ )漫画家って本当にエリートだよな
 
 ∧∧
(‥ )狭き門なのは確かですね
\-
     (‥ )作業時間は時給の分母。
         生きれる程度に、作業が速く
         要求を満たす絵とストーリーと
         コマ割と効果を作り出す。
 
 よくもまあ、そんな無茶ぶりで犠牲者があれしか出ないもんだ。
 
 ∧∧
( ‥)犠牲者ね
 
     (‥ )時々、壊れちゃうべ。
 
 それも世の中には単純に効果を狙って描いたり、ストーリーやテンポの都合上はしょっている部分やあえてそう見せている箇所に無駄ないちゃもんをつけたり、ここがおかしい、とか無意味の得意気に言い出す連中がごろごろいるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)そんな訳分からん文句も無視して
    テンションとクオリティーを
    保つのだと
 
     (‥ )それ考えると強靭というか
         いかれているというか
         もはや人外というか。
 
 ∧∧
(‥ )漫画って馬鹿にする人は多いけども
\-   それを作り出す人は非常に特化した
     異能のスペシャリストですよね
 
   (‥ )うまい絵なんてそこそこ能力がある奴なら
       無駄に時間をかければ描けるものでね
       それで天狗になって、あの漫画はへただ
       といちゃもんつけるのは、まあ安易に
       出てくる意見さね。
 
 しかし、売り上げが分子である時、作業時間は分母。分母と分子で時給が出てくる。
 
 *例えばイラストレーターでも、3万円のイラストを一週間かけて描いたら、月給は理想的に最大でも12万円程度になるけど、死ぬつもりなの? という意味。ようするに”生活からかけ離れた、うまい、へた”を言っている時点で、お前さんは社会人じゃないか、あるいは時給計算することがない立場かね? という邪推。
 
 *2012 03 28 追記:イラストのより現実的な単価についてはこちら=>*
 
 ∧∧
( ‥)投稿漫画が非常に緻密だったのに
    連載ではもっと”雑”になった人も
    いましたよね。
 
     (‥ )無駄に時間をかけられないから
         切り替えたのだな。言い換えれば
         そういう能力があるってことだ
 
 イラストレーターでも、時々、無駄にきれいに描いて落とす奴がいるし。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると他人の作品の評論を
    しているなんて、作業にかける拘束時間を
    考えれば論外なんでしょうね
 
     (‥ )気晴らし以上に真剣に評論を
         書いたり言ったりしている時点で
         まあ、そういうご本人に将来の
         芽はないってことなんだろう。
 
 というか、本人が自分の芽をつんでいる。
 
 
 

2012年3月23日金曜日

差が埋められない

 出かけた町で喫茶店に。お茶やらおやつやら注文してずーっと本を読む。
 
 
    ( — —)なんか疲れました
 ∧∧
( ‥)語学力がないからですよ。
 
 
 読んだのはせいぜい数ページぐらい。ともあれ、今までの理解を大幅に変えなくてはいけないらしい、そういうことは分かった。
 
 ∧∧
(‥ )今までの基本的な理解がだいたい
\-   半世紀くらい前のものでしたからね
 
    (‥ )まあ、それはそれで良かったのだけど
        今回、読んだものの方がより理解は
        しやすいかなあ。
 
 ただ、状況は複雑である。
 
 ∧∧
( ‥)読まなきゃいけない論文が10編は
   あるんじゃないですかね?
 
    (‥ )多分、そのくらいだな
 
 まあ、おいおい揃えていくさ。
 
 さて
 
 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)彼についてまだ何か?
 
    ( ‥)あいつなあ、テレビアニメとか
      -□ 小説とか漫画とか、人の作品の
        評価をしょっちゅうしていてな
 
 いやまあ、そのなんだ、ただの消費者や評論家になるって手はあるけども、冗談でも漫画を描いていたのだから、そういうことはやめるべきだったよな(考えてみれば同人誌すら作っていなかったのも痛いよね)。
 
 ∧∧
( ‥)作り手側が他人の作品ばかり
    消費しているという状況
 
    (‥ )まあ、そういうことからしても
        プロの作り手になるには
        向いていなかったなあ
 
 *プロ:ここでは単純に描いた/書いた物語やイラストなどの創作物で金をかせいだことがある、という非常にゆるい意味で使う。あるいは金のかせぎが”それなりな金額”に到達して生活している状況を指す。

 *理想的には
 バイトの時間をt1、漫画を描く時間がt2とした時、
 年間に働ける時間=t1+t2
 年収=t1×時給a+t2×時給b
 しかし、時給bが小さいのでこのままt2を増やすと年収が減るよな? どうするよ、オレ、飢えるか、仕事の増加を選ぶか? という状況に至り、それを突破した状態にあることが望ましい。 
 
 ∧∧
(‥ )消費しちゃいけないわけじゃ
\–  ないんですけどね
 
    (‥ )食べ物を食うのと、料理を作る動作は
        まったく別でな。カレーをいくら
        食ってあーだこーだと言っても
        カレーの作り方は分からん。
 
 味の評価は作るのに必要だが、食べても作り方は分からない。評価しても技術者にはなれん。というか、辛さの元がなんで、どうすれば辛くなるのかすらも分からないままに終わるだろう。
 
 
   ( ‥)イラストレーターだか漫画家だか
     -/ 目指している奴がな、映画やアニメの
        評論を日記で書いているのを見て
        ああ、こいつも同じ運命を辿る
        そう思ったものさ
 ∧∧
( ‥)まあ、賞味して評論している時間だけで
    スケッチや試し描き、アイデアのメモ、
    イラストの完成まで出来ますからね。
 
 厨房にいたいのかい? 座席にえらそうに座っていたいのかい? どっちなんだよ。やっちゃいかんわけじゃないが、もったいないし、無駄だ。
 
 地味でつまらない話だが、1日あたり平均1歩の歩みの違いも、1000日で1000歩、1万日で1万歩の違いになる。
 
 ∧∧
( ‥)しかしこれが挽回不可能であると
 
    (‥ )無理だね。
 
 単位時間あたりの平均で生じる差が効いてくる場合、1000歩や1万歩の差を埋めるにはこれまでの平均をはるかに越えた速度が必要になる。そんなことが出来るならとっくに出来ているし、出来ているのなら、そもそもこんな差は生じない。
 
 ∧∧
( ‥)つまるところ差が生じた時点で
 
    (‥ )もう無理なんだわ
 
 
 なあ、あの8年間、楽しかったがもっと他のことに使うべきだったよ。そう思わないか?
 
 そうだなあ、せめてペン入れして同人誌を作り、それを持続するにまで至っていれば。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも人のこと言えないでしょう
    現状の仕事がまがいなりにも軌道に
    乗るまでどんだけだらだらしたことか
 
    ( ‥)だから差が埋められないのさ
      -□ それでもいくところまでいくさね
 
 
 
 
 
 
 

2012年3月22日木曜日

それは本じゃないんじゃね?

 ∧∧
( ‥)ピンポイントで知りたいことが
\-   載っている本が少ない、そうです
 
    (‥ )そんなこと言っている時点で
        駄目じゃね?
 
 その本を読めばピンポイントで分かるって、例えば電話帳とか元素の周期表とか辞書とか以外なら、何のどんな知識をどうまとめた本よ?
 
 ∧∧
(‥ )ご本人は本を買ってると自己申告して
\-   いますけどもね
 
    (‥ )それ、本じゃないんじゃね?
 
 あるいはこう言えば良い? 自分の持っている「知りたい」とか、「これが本というものだ」「僕が読める本はこういうものだ」という概念を破壊した方がよくね?
 
 
 
 

今にも折れそう

 
 ∧∧
(‥ )がんばれがんばれとうるさい
\-   のみならず、がんばることを皆に強制し
     努力を否定されると怒りだすと
 
   (‥ )言ってるご本人の心が今にも
       折れそう。そういうことだろうな
 
 
 
 

疑問それ自体が答えだ

 ∧∧
(‥ )恐竜絶滅は隕石衝突が原因
\–  そういう本があるけども、
    なんでわざわざそんな本が
     あるわけ? という疑問
 
    (‥ )最後まで反対しているごく少数者が
        頭のいかれたことを大声で言い始めた
        からだろ?
 
 「隕石衝突? そんな大イベントあるわけないじゃん」と言っていた研究者たちは次々に追加される大量のデータに圧倒されてほぼ全員、鞍替えするか口をつぐみ。後は論文も読んでいないお馬鹿ちゃんたちだけが「スタンダードに反対するオレ様ってメディアリテラシーでなんかすごくね?」と思い込むだけになった。

 はずだった。

 だが、それだけではなかった。
 
 ∧∧
( ‥)ずーっと反対してる研究者がまだ
    ごく少数残っているのですが
 
     ( ‥)まあ、例の心霊写真の人とか
       -□ 数人がな。
 
 大量の反証を前にして意見を変えないっていうのは、どういうことか? それでも意見を変えない人たちが何をしだすか? 何を言い出すか? それをメディアがどう扱うか? それがまっとうな研究者たちから見るとどう見えるか? ちょっと考えてみよう。
 
 なんで恐竜絶滅は隕石で決まりですって”わざわざ”言うのだと思う?
 
 なぜ、と疑問を抱くなら、その疑問自体がすでに答えを含んでいる。
 
 そもそも、恐竜絶滅は隕石衝突ではない、その30万年前にプリュームがどっかーんと、という話を知っている時点で、すでに汚染されている。それ自体が答えだ。

 答えは、問いを出したあなた自身だ。
 
 
 
 

2012年3月21日水曜日

いかに楽にやるか


 日時計を作ろうとするも、当たり前な話、めんどくさい
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ、1日はりついて影を見るか
    さもなきゃ一定時間ごとに記録しに
    いかなくちゃいけませんからね
 
    ( ‥)おまけにこのアパートの近辺には
      -□ そういうこと出来る場所が
        取りあえず見当たらないので
        公園までいくはめになったのだが
 
 近所のちっこい公園の方が何かと便利なんだけども。
 
 ∧∧
( ‥)問題は方位と水平な場所の確保、ですか
 
    (‥ )遠くの公園では電信柱と机があるから
        北極星の位置を見て目印を打てば
        方位と水平の確保はできるのだけどね
 
 近所のちーちゃな公園、というか誰も使わない広場、では、さて、どうだろうか。
 
 
 帰ったら帰ったでイラストを描く






















 
 ∧∧
(‥ )深海魚のムネエソさんですね
\-
    (‥ )めんどくさいこといやだから
        いかに手抜きをするか考えて
        今、こんなだ。
 
 ∧∧
( ‥)これはこれで良いにしても
    問題は背景でしょう
 
    ( ‥)真っ黒に塗るのはめんどう
      -□ なんだが、真っ黒バージョンの
        依頼も来ているから、
        どこまで楽できるか
        もう少し試してみるかね
 
 気力はあまりに限りある資源なので、いかに楽にやるか。これが肝心。
 
 



春休みを死ぬまで続けたっていいさ、だがしかし

 Fence of defense の Nightless girl
 
  
   ( ‥)ああー、懐かしいなあ
     -/ 高校の美術部でこの歌が大好きな
        奴がいてなあ
 ∧∧
( ‥)ヘビーローテーションしてましたと
 
 あやつは今頃、何をしているのだろか?
 
 ∧∧
(‥ )ノートに漫画を描いてましたよね
 □-
   (‥ )描きたいこと、書きたいことがいっぱい
       あったんだろうな、話が大雑把で
       しょっちゅう飛ぶし、飛躍するし
       設定は途中で変えちゃうし
       強引に終わらせちゃうし
 
 でも、そうねえ、どっちかというと漫画の王道みたいなストーリー性はあったかなあ。単に好きな漫画のコピーだったのかもしれないが(内容は多分、80年代のジャンプ系だと思う)。
 
 ∧∧
( ‥)好きな漫画のコピー。
   でも、最初は誰でもそうですしね
 
   ( ‥)絵がすごーく手抜きで、おいちゃんから
     -□ 見てすら基礎がなってなかったけど
 
 ∧∧
( ‥)でも致命的なのはそこではないと
 
   (‥ )絵に対する執念がないのよね
       執念や固執がないと技術は向上しないし
       へたうまにもなれない。
 
 ∧∧
( ‥)彼は高校卒業後、予備校には入ったけど
  -□ 実際にはほとんど登校せず。
    そのまま何年も修学も就職もしないで
    ぶらぶらしていたと。
    そのうち、あなたは大学を卒業して、
    しかし就職はうまくいかず
    てきとーにバイトやって生活するように
    なって、立場自体は2人同じになりましたと
 
    ( ‥)オレは高校最後の春休みがそのまま
        継続しているんだ、そう言っていたな
        同期ではあきれていた奴もいたが、
        個人的にはそんなことは
        どうでもよかったよ。
 
 まあ、別にいいじゃないか、そんなこと。春休みを死ぬまで続けたっていいさ。彼のそんな生き方は見ていて楽しかった。
 
 問題はだ、そこではなく、絵に対する執念がなかったことだ。確かにおかしなことに執着したり、くだらない思い込みに固執するとろくでなしのトンデモくんになる。その点、彼はさほど問題なかったし、むしろおかしな執着がほど良い面白さを作っていた。だがしかし、肝心な絵の部分に執着しなかったのはやはり痛い。
 
 ∧∧
( ‥)今、何しているでしょうね?
 
    (‥ )分からん。さらに何年か後に
        就職したから、おいちゃんよりは
        まっとうな人生を歩んでいる
        はずなんだけどね
 
 そうね、結局、漫画家ってエリート中のエリートなんだよね。
 
 ∧∧
( ‥)1人の漫画家さんの背景には
    芽が出なかった人々や
    それにすら至らなかった
    有象無象が山のようにいるのだと。
    それこそ分子の数千倍の分母が
    あるような
 
    ( ‥)あいつ、光るものは持っていたと
      -□ 思うのだけどね。でもそれだけじゃ
        だめなんだよな。
 
 欲しいなら欲しいものだけをひたすら追いかけていけば良かった。あるいは、それは本当に欲しいものじゃなかった、だから走らなかった、そういうことだろうか。
 
 
 
 

2012年3月20日火曜日

闇の影


 マルクス主義者であったグールド
 
 マルクス主義者であることをやめて、それを厳しく批判したアーサー・ケストラー
 
 ∧∧
( ‥)でも、どっちもアンチネオダーウィニスト
    であったという点では同じなんですよね
 
   ( ‥)日本でも60代の知識人、研究者、
     -□ さらにはそういう人の書いた本を
       読んで育った40代、50代の
       ”読書家”、”科学マニア”、”文化人”
       ”知識人”にはネオダーウィニズムに
       敵意やちんちくりんな勘違いを抱いて
       いる人が多いみたいよな。
 
 平たく言うと、二次的感染によって知的に汚染されている世代。
 
 ∧∧
( ‥)なぜにこんなことになったのかと
 
    (‥ )先日、知り合いがこんなことを
        言ったのよ。
 
 マルクス主義と共産主義がただ一度だけみんなのヒーローになった時がある
 
 ∧∧
( ‥)スターリン率いるソ連がナチスと
    戦った時であると
 
   (‥ )イギリスでも戦前は悪魔のスターリンが
       戦時中は「ジョーおじさん」と愛称で
       呼ばれるようになって、戦後はまた
       憎むのが当たり前になった、そういう
       話を聞いたものよ

 *例えば小説「1985年」を見よ。ちなみに小説「1985年」はジョージ・オーウェルによる小説「1984年」ではないことに注意。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えると、過去における
    スターリン人気とか
    マルクス主義人気って
    ナチスという闇によってできた影
    という側面もあるんですかね?
 
    ( ‥)戦争中は本当にひどかったのだ
      -□ 略奪、拷問、一般市民の大量虐殺
        捕虜の虐待、おびただしい戦死者
        ただ、さすがに
        民族浄化、ガス室というのは
        誰にとっても印象が強烈でね。
 
 ∧∧
( ‥)そして、民族浄化の背景には
    優生学があると
 
    (‥ )さらにその背景には民族主義っていう
        新興宗教があるわけだけども、
        ダーウィニズムはまさに
        彼ら信者たちに眼を
        つけられて利用されたのな
 
 家畜や栽培植物の育種と品種改良の過程を人間に当てはめよう、不良と認識した遺伝子と血を持つものを全滅させよう
 
 ∧∧
(‥ )話の前半と後半で、内容が飛躍して
 □-  いますよねえ
 
   (‥ )人間を八重咲きチューリップにするんだー
       という話が、いつの間にか、気に入らない
       相手をレッテル貼りして抹殺するのだ
       という内容になっているのな。
 
 ∧∧
( ‥)あなたがた人間は石も包丁も自転車のチェーンも
    宗教も平和も道徳も科学理論もなんでもかんでも
    兵器や武器にして人殺しをしちゃいますよね?
 
    (‥ )そういう意味では知的生物なんでね
        まあ、それはともかくとしてだ
 
 このようなことに使われた以上、ダーウィニズムやネオダーウィニズムを絶滅収容所と関連させて考える人たちはいる。
 
 ∧∧
( ‥)というか、それから逃れられない人たちが
    かつていた、その影響が実は70年代、80年代
    まで残っていた、そういうことですよね?
 
    (‥ )というか、世代的に二次感染した
        人々のことを考えれば、
        ようやくこれからその影響を
        払拭できるだろう、そういうことなのな
 
 ∧∧
( ‥)そのことを言い換えるとですよ
 
    ( ‥)そうなのだ、近代科学の歴史を知るには
      -□ キリスト教とマルクス、スターリン
        だけでは不十分なのだ
        アドルフ・ヒットラーの心を知らねば
        ならんということなのよな
 
 
 そういう意味では、この世界はアドルフ・ヒットラーの見ている夢。誰もが脱出しようともがき苦しむが、この夢から逃れ出た人はいない。
 
 

2012年3月19日月曜日

事態が改善することは原理的にありえない

 
 ∧∧
( ‥)科学には対立する仮説のどちらが
    より良いのか? それを示す
    何らかの基準がある
 
    (‥ )しかし、「分かった」には
        何の基準もない。
 
 本来なら、「分かった」と言っても本当に分かっているか検証するためにテストが必要なのだ。ようするに「分かった、分かりやすい」という言葉には何の保証も存在しないし、そんな自己申告に意味がないし、そんないい加減なことを言うことが許されないこと、それは誰もが知っていることだった。しかし社会人にテストはない。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、以上の言い様はひどく状況を
    単純化していますけども
 
    ( ‥)だけども、ここに
      -□ サイエンスコミュニケーションだの、
        サイエンスジャーナリズムだの、
        メディアリテラシーだのといった
        たわ言が抱えている
        致命的な問題があるのだよな。
 
 科学を分かりやすく伝えてー♡
 
 それは要するに、比較基準がある議論を基準のない記述に翻訳せよ、という頭のいかれた要請でしかなかった。しかしこれを皆がどういうわけか大真面目に言い出したので、状況は悪化し、そもそも要請自体が頭いかれているので、事態が改善することは原理的にありえない。
 
 

放棄するもの、必須とされるもの

 ∧∧
( ‥)まあ、分かりやすいを放棄するにしても
    本を書く以上は必須な説明が
    飛んだり抜けたりしてはいけないし
    「分かりやすいが嘘である」
    「面白いが間違っている」
    「物語のようで事実ではない」
     ではいけないわけですよね
 
    (‥ )汚染された旧世代を滅ぼし、
        より妥当でアップデートされた
        知識を新世代に鵜呑みにさせる、
        それが目的である以上、本の
        書き方は比較的、自明よな
 
 理論の紹介においては、読者が鵜呑みに出来る程度にそれは簡略化されており、現象をきちんと説明できる程度に必要な要素が書かれており、古い理論の欠点と新しい理論の改善点が比較説明されているのが望ましい。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、当たり前な要請ですね
 
    ( ‥)でも、これが口で言うほど
      -□ 簡単ではないので
        困ったものなのよ
 
 
 それを考えれば、分かりやすい、というのはまことに馬鹿げた基準でしかなかった。
 
 
    

そういう問題もすべて終わり

 ∧∧
( ‥)もう、本を分かりやすく書く気はないと?
 
   ( ‥)無駄に複雑にする必要はないけども
     -/ 分かりやすいことに意味がないの
        ならば、分かりやすく書くこと
        それ自体にあまり意味はないよね
 
 ∧∧
( ‥)まあ、分かったとか面白いとか、
    本の感想の中核を占める事柄は
    正しいと関連しているわけでもなし、
    妥当とも関連していませんからね
 
   (‥ )分かったは妥当を意味しない。
       本を作る目的とは妥当な把握、
       より妥当な知識の普及と更新である
       そうだとすると、分かりやすいは
       無意味な目的、無意味な基準だと
       言える。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そもそもあなたが作った本が
    ”分かりやすかった”のか、という
    問題もありますけどもね
 
    ( ‥)ま、そういう問題もすべて終わりだよ
      -□
 
 
 
 
        

2012年3月18日日曜日

気だるい日々

 
    (‥ )人生間違っていたんじゃないかーって
    -    今さらながら思ってきましたー!!
 
 ∧∧
(‥ )いつものことじゃないですか
\-
 
 
 

そーしゃるめでぃあ

 ∧∧
(‥ )ソーシャルメディアって何?
\-
    
    ( ‥)口コミ、井戸端会議のことでしょう
      -/
 
 ∧∧
(‥ )予想だと今頃はソーシャルメディアによる
\-   質の高い情報が流れてマスゴミは滅びている
     はずだのに、そんなこと起きなかったじゃん
     という話
 
    ( ‥)質の高い情報とやらがそもそも
      -/ 必要とされていないし、
        マスコミとブロガーはレベルが
        同じなんだよ。
        ツイッターも同じよね
 
 レベルも質も同じなら、音や映像でいやでも耳に目に入るような既存の伝達網を持っているものが勝つ。それだけだ。
 
 ∧∧
( ‥)本当に同じ?
 
     (‥ )同じではないね、マスコミは
         誤字脱字はまずしないからなあ。
 
 「絵を書く」 なんてことは絶対にしない。
 
 ∧∧
( ‥)それがプロとアマチュアの違いですかい?
 
     ( ‥)世の中そんなもんなんだ
       -□ でもその壁が意外と
         たっかいものなのよ
 
 こんな程度のことだと笑うなかれ。こんな程度のことすらできないのが当たり前だってことなのだ。
 
 
 

僕らのゆがみが未来を収束させるだろう

 *の続き
 
 あー、そういう意味では
 
 
    (‥ )歴史は繰り返すってゆがんだサイコロ
        を振るようなものなのかもね
 ∧∧
( ‥)ゆがみが生物としての、人間としての
    肉体的な特性ですか
 
 ちなみに”猫サイコロ”を振ると、狭くて暗いところに入る、という目が出やすい。
 
 ∧∧
( ‥)でも、あなたがた人間だとそういう目は
    まず出てきませんね
 
   (‥ )人間サイコロを振ると成長した会社では
       安全パイをとるのが最適解になって
       金食い虫増大、やがて死に至るのだ
 
 ∧∧
( ‥)その時、歴史は繰り返すと
 
   ( ‥)場面場面の最適解は無限でランダムでは
     -□ なくて、有限、少数で、しかも
       決まった手だからね。
 
 
 答えはしばしば収斂、収束するだろう
 
 僕らのゆがみが未来の偏りを産む。
 
 
 

歴史法則主義への墓標

 ∧∧
(‥ )歴史は繰り返す、どう思います?
\-
 
    (‥ )演じている役者が同じだからね
        同じようなことするのよな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、どの国へいってもネコはネコ
    であるように
 
    (‥ )人間は人間だし。
 
 孤立したり隔離された集団では非常に独特な習慣やルールが出来て、役者は同じなのに表現がずいぶん違って見えることもあるみたいだけど。
 
 ∧∧
(‥ )さりとて歴史に法則があるっていう
\-   マルクスばりの主義主張には
     組みしませんと
 
   (‥ )ああいうのは過去の歴史を
      理路整然と言い換えて、そっから
      演繹すると未来はこうなるに違いない
      そういう主張でしかないのよ
 
 法則っていうよりは、この水は北から南へ流れてきたから、これからも南へ流れるはずだから、この水の進行はこうなるはずです、みたいな(言い換えると、水って単純に低い方に流れるんじゃね? ということには気づいていなかったのであまり役に立たなかった)。
 
 であったはずだのに、
 
 だからオレ様のやることは正当だから
 反対するお前ら全部反動勢力だから
 賛成しない君らは論理が分からない馬鹿だから
 理解できないあなたたちの代わりに僕らがすべてを執行しますから
 理論は完璧なのだから失敗したのはお前らのせいだから
 失敗が続くってことは、ははーん? 裏切り者だらけなんですね?
 粛正
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そういうことになっちゃったと
 
  ( ‥)60年代、70年代ぐらいまで
    -□ ああいうのが科学だと皆が思い込んで
      いたから、今の60代以上の知識人の
      言う科学礼賛とか科学に対する反感って
      僕らにゃ理解不可能な点があるのよな
 
 というか、科学という単語の使い方が根本的に変。
 
 

抱き枕物語

 キャラをプリントした抱き枕ってものがある。
 
 ∧∧
( ‥)というか、正確には抱き枕カバーですよね
    表の面は普通の格好、裏面はちょっと
    脱ぎかけ、エロ度高めってやつ
 
   ( ‥)それでさ、この抱き枕、出来はいいけど
     -/ 抱いた時に彼女が僕を見てくれない
       そういう声をネットで見たのだよなあ
 
 ∧∧
( ‥)馬鹿げた話のようでいて
 
   (‥ )イラストレーターからすると深刻な話よ
 
 ∧∧
( ‥)ようするに商品サイズにプリントアウトした時
   目線がどこへいくように感じるか、
   間近で見た時、視線がどこにいくように感じるか
   それをちゃんとチェックしていなかった、
   そういうことですからね
 
    ( ‥)パソコン上で大容量で描いて、よし
      -/ これで見た目はばっちり、
         プリントアウトしても、解像度も
         問題なし!! だけでは
         駄目だってことなんだよねえ。
 
 なかなか深刻だよな、あの仕事も。
 
 

2012年3月17日土曜日

気がつく

 
    ( ‥)去年書いた本に間違いが
      -□ あることに気がついたよ
        種類が違っている。
        正しくは同属の別種だね
 ∧∧
( ‥)まあ、気づいてよかったじゃないですか
 
 
 今の本ではそこんところ修正の予定。別の出版社だけど。
 
 

際限なき分裂

 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)あるいは帝国の再統一がかなわなかった
    のは農業の問題だとか?
 
    (‥ )西欧は農業するには厳しい環境なんで
        昔の技術じゃそんな大したことが
        できないっぽいのよね。
 
 そのせいなのかどうなのか、土地を与えるから奉仕してよ、という主従関係、ようするに封建制が産まれる、のは良いにしても国土は際限なく分裂、しかもそのままがずーっと続く。
 
 ∧∧
( ‥)フランスなんて国王が国土を掌握して
    中央集権的な絶対王政を築くのが17、
    18世紀、帝国の崩壊から1300年ばかり
    かかってますね
 
    ( ‥)帝国の崩壊、版図の西半分の喪失は
      -□ 西欧世界が農業において
        立ち後れていたせいだろうか?
 
 とはいえ、疑問も残る
 
 ∧∧
( ‥)ローマ帝国時代は、大土地所有者による
    荘園が割拠していたけども、一応、
    帝国の統一的な支配下に
    あったわけですよね
 
    (‥ )ローマ帝国は実のところ3世紀には
       分解しかかっているんだよな、
       ガリアに皇帝を称した人物が立ち、
       それに連なる継承者が15年ばかし
       ガリアを支配している。いわゆる
       ガリア帝国の成立だ。だがこのことは
       逆にいうと次のことを示している。
 
 帝国は崩壊するにしても、際限のない崩壊ではなく、複数の帝国に安定的に分解しうる。それは事実起きた。
 
 そういうことでもある。
 
 しかもガリア帝国があるということは、素人目には、帝国が崩壊した場合でも、たとえそれが遅れた西半分であっても、国土が際限なく分裂してしまうというわけでは必ずしもないこと、それなりに大きな行政単位がそのまま存立することが可能であることを示している(ように見える)。
 
 ∧∧
( ‥)だけど実際には西半分は際限なく分解して、
    それなりな国家が出現するまで1000年
    かかるわけですよね?
    なんかわけがわからないですよね
 
    (‥ )農業とか行政とか、古代と中世の
     □-  社会のありようとか、
        都市の発達とか、そのあたりを
        把握しないといけないのかな?
 
 ∧∧
( ‥)あるいはゲルマン人は土地や財産を
    子供に分割相続させるのが当たり前
    だったからだとか?
 
    (‥ )カール大帝も国を分割しちまって
        いるからなあ。でも、あれも不思議
        なんだよね。
 
 王族だったら、国土の全部をオレによこせと、兄弟親族で殺し合うものじゃねえか? というか、それが普通だよなあ。
 
 ∧∧
( ‥)ローマ帝国だって、ガリア帝国の例や
    ディオクレティアヌス帝の四帝統治の例は
    あれども、その場合だって正統な皇帝は
    あくまで1人ですよね? 
 
    (‥ )ひとりがひとつの帝国を継承する。
       亡命政権や反乱勢力が独立する場合でも
       以上のような社会的風習は国家の際限なき
       分裂をおそらく防止するよね?
       そもそも1人の支配者という考えこそが
       国家の再統一の原動力にもなるんだよな
       なんでゲルマン人ってローマ帝国の
       そういうやり方を全然継承しなかった
       のだろうね?
 
 あるいはこれが、ゲルマンたちがいくら力をつけても、所詮は皇帝になれない外様でしかなかった(らしい)影響なのか。
 
 ∧∧
( ‥)外様でしかないのなら、自分たちの
    そういう風習を残してしまうでしょうね
 
     (‥ )どうにもこうにもよく分からない
      □-  事態であるよな。
 
 
 
 

2012年3月16日金曜日

信用ならん

 トンデモくんやオレ様理論家とは、
 
 自分の全能感を傷つけまいとして守りに入っていると見るべきか
 
 ∧∧
( ‥)全能感を守るために守りに入ると
    トンデモさんになると見るべきか
 
    ( ‥)自分を愛する奴は信用ならん
      -□ 
 
 愛する自分のために平気で嘘つきやがる。
 
 

なんで再統一できなかったの?

 最近、本屋に入ったおばちゃん(といっても45か50ぐらい)。愛想がないのはまあいいとして、仕事する時、手にした本に目がいっていない。そしたら案の定、
 
 ∧∧ 雑誌を落としました
( ‥)
 -(‥ )雑誌を替えにいったけども
     棚にそのままさして別のを
     もってきておる。

 
 落としたから替えるけども、落とした雑誌自体はそれを知らない誰かが買えば? ということをオープンスペースで大声で語っている、という構図。大丈夫かいな。
 
 
 ∧∧ やる気ないんですかね?
(‥ )
 -( ‥)どっちかというと指にはめた
     ロックなシルバーアクセサリーと
     黒髪に数本混じった白髪が
     無駄な哀愁をさそうけどもね。
 
 うがった見方をすると、私のいる場所はここじゃない、みたいな感じ?
 
 ∧∧
( ‥)意地悪な見方ですね
 
     (‥ )お前の居場所なんざ、どこにも
         ありゃせんよ、という感じ。
 
 ははっ、残念。人間に居場所なんかありゃせんよ。逃げたいなら全力に逃げるべし。中途半端だと、ほら、追いつかれる。
 
 スーパーの100均で買い物したら、どこでまぎれたものか、自分の小銭の中からExpo75の記念コイン(100円)が出てきた。スーパーのおばちゃんは外国の硬貨か何かと思ったらしい。取りあえず、使わずに持って帰る。
 
 ∧∧
(‥ )100円以上の価値は特にない
\-   みたいですね
 
    (‥ )まあ、昭和の生き証人だな
     ゜- 
 
 40年近くもたっているのだ、すっかりくすんでいる。

 さて
 
 チェインバーズ編 「ローマ帝国の没落」 創文社 昭和54年を読み終える。
 
 ∧∧
( ‥)単著、ではなくて、ローマ帝国の滅亡と
    その原因を論じた色々な人の意見、
    さらに反論があればそれも含めて
    抜粋し、ひとつにまとめた本ですね
 
     (‥ )しかし色々な説があったもんだな
      □- 
 
 曰く、人口が減ったから
 曰く、ローマ人が堕落したから
 曰く、気候が悪化したから
 曰く、たまたま
 曰く、混血が進んで劣った人種になったから
 曰く、軍隊の質が低下したから
 曰く、専制君主国家になったから
 
 ∧∧
( ‥)堕落したとか、人種がどうとか
  -□ 精神論的を思わせる意見も多かった
    ですね
 
   (‥ )豊かになれば軍役なんか果たしたく
       ないだろうから、征服が一段落
       したら弱体化はするだろうけども、
       精神論ですべてが片付くなら
       簡単だろうな。
 
 考えてみれば今だって、いや、はるか昔から「今時の若者がたるんでいて、世の中が悪い方向へ向かっている、オレは心配だ」という意見は多い。というか普遍的だ。しかしこれは言い換えれば「それを指摘しているオレはそうじゃないんだ、えらいでしゅー」という能天気な意見でもあるし、精神統一すればスプーン曲げの要領で国家はV字回復するという、残念な考えでもあるのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)そんなことは起きないと思いますけどね
 
     (‥ )まあ、起きた試しはないだろうな
 
 ∧∧
( ‥)それにしても、確かにローマ軍は途中から
    市民軍では無くなるけども
    でも、それだって堕落というよりも
    農民が零落したからって言いますよね?
 
    (‥ )そうみたいね。それで
       貧乏人を雇った職業軍隊になって
       いったし、さらには征服地から徴収
       さらには野蛮人(ゲルマン人)を
       大々的に使うようになって
       いくのだけども。
 
 資料によると徴兵拒否はあったという。もっとも、それが正しいとしても、新たな軍人たちが権力を掌握して新国家が建国されるものなのだから、それでローマが滅びることには、考えてみればならない。ただ、おかしなもので、どうもそうはならなかった。
 
 ∧∧
( ‥)滅びるだろうけども、権力者が
    交代して、版図はそのままでも
    おかしくはないのですよね
 
    ( ‥)奴隷を軍人に使った
      -□ イスラーム世界では
        奴隷たちが権力者になった王朝
        マムルーク朝エジプトのような
        国家があったわけだし、
        堕落したのが仮に本当でも、
        新興勢力によって
        版図が温存されても
        おかしくはないのだ。
 
 ゲルマン朝ローマ帝国、になっても別にかまわないわけである。
 
 だけども、そうはならなかった。
 
 ∧∧
(‥ )5世紀にゲルマン人の侵入を許して
\–  西側でゲルマンの王朝が幾つも
    割拠しちゃったのは
    まあしょうがないとしても
 
    (‥ )むしろあれよな、分裂したことより
        再統一できなかったことのほうが
        問題とすべきかもね
 
 ∧∧
( ‥)中国だって2世紀に事実上、漢帝国が
    瓦解してから400年あまり分裂したけど
    6〜7世紀の随、唐で一応、統一され
    ましたからね
 
    (‥ )7世紀にイスラームがやってきて
        ローマ帝国はその南半分を奪われて
        再統一なんか不可能な状況に
        陥るわけだから、それはまあ
        しょうがないにしてもだ
 
 残った東西は統一できてもおかしくね?
 
 あるいはむしろ奇妙なのが、中国では侵入した異民族が中国式の王朝文化をきちんと取り込むのみならず、ついにはそれこそ、その騎馬民族系の北朝こそが中国を統一したのに、ローマはそうはならなかった。
 
 西のゲルマン皇帝と東のギリシャ皇帝が戦って、ついにゲルマン皇帝が勝ってギリシャを征服しても良かった(逆でももちろん良い)。
 
 でもそうはならなかった。というかそもそもゲルマン人は皇帝になっていない(後にカール大帝がローマ皇帝として戴冠する、とか神聖ローマ帝国のドイツ人皇帝とかいるにしても)。
 
 ∧∧
( ‥)やっぱゲルマン差別ですかね?
    =>この話*
 
    (‥ )476年、西ローマ帝国の滅亡も
       西ローマ皇帝を廃位したゲルマン人
       オドアケルが皇帝になるでもなく、
       東ローマ皇帝の宗主権を認めて
       自身は帝国の大臣にとどまった
       そういう事件なのよな
 
 ∧∧
( ‥)ある意味、帝国は滅びていないどころか
    版図の西側すら法的には帝国の
    ものだったとさえ言えるかもですけども
 
     (‥ )さりとて、それが長続きする
         わけでもない。奇妙だよね
 
 イスラーム世界のスルタンたちがカリフの代理人である、というように、日本の徳川幕府が朝廷から任命された征夷大将軍であるというように、東ローマ帝国皇帝を神聖不可侵の血統としてとどめ、自分たちは陛下の代官なり征夷大将軍である、という立場で実行支配を正当化する、それが何世紀も続く、そういうことにはならなかったらしい。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えるとローマ皇帝って
\-  イスラーム世界のカリフや中国の天子
    とはまるで異なる存在なんでしょうね
 
    (‥ )逆にいうとゲルマン差別がなくて
       中国やイスラームのような
       支配イデオロギーが認められていたら
       どうなっただろうかね?
 
 ローマ化されたゲルマン人の王朝が北アフリカは無理でも、残された北半分の版図を統一しただろうか? それともあるいは、共和制に由来するローマ帝国ではそんなことは無理だった、ということだろうか。
         
    

試行錯誤しないなら選択肢になる

 日本、東北の放射能怖い 食べ物食べたくない
 
 ∧∧
( ‥)はあ
 
    ( ‥)もはやいちいち説明する気にも
      -□ ならんけどもな
 
 ∧∧
( ‥)サイエンスコミュニケーターとか
    コミュニケーションとか、そんな
     言葉があるのは知ってますよね
 
   (‥ )学校でさえ罰則や強制、落ちこぼれという
       レッテルを貼られる恐怖、それがあるから
       いくのだろ? 
       サイエンスコミュニケーションなんて
       「僕ちゃんたち、いいこでちゅから勉強
       しまちょーねー」「やだ、つか、もっと
       オレ様でも分かるように話して」
       という痛い会話に近似よな
 
 サイエンスコミュニケーション、超絶的に馬鹿っぽい言葉で真面目に使う気にもなれない。受講は全員強制、テストで赤点した奴は社会人なら給料半額、その上で全国に名前を通知ぐらいじゃないと効果は出ないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)ある意味、生き地獄ですけどね
 
    ( ‥)地雷で足ふっとばされるよりは
      -□ ずっと良いだろうさ
        それにテストは世の中の不正や
        えこひいきに比べたら
        ずいぶんと平等であるしね
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
    (‥ )でも、理解に学力が従うってのは
        致命的でな。困ったことに
        平均以下(平均も当然含む)は
        自動的に落ちこぼれになって
        しまうのだ。
 
 ∧∧
( ‥)要するに一部が理解できる事柄は
    自動的に大半が理解できない
    まあ、過半数がそんな状況に
    陥っているのだと。
 
    ( ‥)平均を引き上げるにはさらなる
      -□ 訓練が必要になるが、限度がある
        僕ら自身に高度な知識と判断を
        せまるのは無茶なんだよ
 
 ∧∧
( ‥)その無茶ぶりを要求される事態が
    ありうる、いや起きたのですよ
 
    (‥ )そういう時はもはや
        やってみれば良い、結果は
        自分で受け取れ、
        それしかないのだ
 
 調べもしないで恐怖しようが恐慌しようが、まあそんなことは好きにすればいい。ただ、自分一人で試行錯誤して答えを見つけることができないのなら、全体で試行錯誤し、解を探索するしかなくなる。つまり巨大な演算回路の一部品に成り果てる。これも事実。

 *ようするにこの話=>*
 
 ∧∧
( ‥)そして失敗したら死ね、ですか
 
   (‥ )知恵無きなものは一人ひとりが選択肢
      そのものになる。一人で試行錯誤できない
      それは集団の一部になるということだ
      そして演算の進行上、間違った、
      あるいは致命的に間違った解は
      生き残るべきではないし、そもそも
      生き残れないのは概して間違った解
      なのだ。
 
 理解できない、分からない。
 
 それ自体は問題ない。
 
 しかし、死ぬ時は死ね、その条件は満たされなければならないし、理解、あるいは確信した瞬間にその条件を果たさねばならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)それが大問題なんですけどね
 
    (‥ )考えたくない、調べたくない、
       把握したくない、検証したくない
       責任をとりたくない、選択したくない
       そこまでは問題ない。だけどな
       死にたくない、それはありえないのだ
 
 あら悲し。これがこの宇宙の原理。この世界はろくでもない場所で全員が何かしら責任を負わさ、対価を受ける。
 
 膨大な死を対価にして得たのがこの肉体。次の瞬間に何を選択しても、究極的にはそれは自分の命を支払っているのと同じで、ただ、選択肢によって支払い額が異なっている。それがいかに正しいと自分が確信していても、出費が収入を上回ればそれは単純に赤字であり、私達は摩耗する。
 
 
    (‥ )無駄に引っ越しした連中みたいにな
 ∧∧
( ‥)まあ、人によって反応は様々ですから
 
 そうだ、僕らは単なる選択肢に成り果てて、まことに無様な姿をさらしている。
 
 
 
   

2012年3月15日木曜日

* ☆

 * ☆
 
   ∧∧
  (‥ )そういえば、今、夕暮れの西空では
     木星と金星が接近しているところ
     でしたね
 
     (‥ )向かって左の暗い方が木星
         右の明るい方が金星でね
 
 ∧∧
( ‥)見るなら暖かい格好をして
 -   お家の人と..おや、寝ちゃいます?
 
     ( — —) 疲れちゃってなあ
       -/ ̄ ̄ 一回寝るね
 
 

演算を進行させよ

 税務署から帰宅
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 帰る途中で雑誌を読んで
    思いましたと
 
    ( ‥)ダーウィンに関して人はしばしば
      -□  こんな風に揶揄する
 
 曰く、彼の自然淘汰だけでは説明できない
 曰く、中立説がダーウィンを補完する
 曰く、ダーウィンの理論は不完全であった
 
 ∧∧
( ‥)この解釈は、間違い、ではないのですよね
 
    (‥ )だがあまり正確でもない
 
 むしろ現実はこう言えばいい?
 
 ダーウィンは
 
 自然淘汰だけでは説明できないことを知っていた
 中立説の原型をそもそも言い出したのは彼であった
 生物の形質の有り様を説明するために彼が導入した仮説は中立説に近似
 
 ∧∧
( ‥)大胆とも言える解釈ですけどね
 
    (‥ )だが間違ってはいないと思うぞ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、少なくともあれですね
    ダーウィンは間違っていた
    そう、人が中立説を持ち出す時
    ダーウィンさんが現代のような
    中立説を知らなかったことを
    言い立てるけども
 
    ( ‥)彼が中立説に近似な仮説で
      -□ 解き明かそうとした課題の方は
        無視するのだ。いかにも
        馬鹿っぽいと思わないかね? 
        知識を知っているだけで
        現実を見ていないのだよ。
 
 淘汰がほとんどかからない形質が固定化されるのはなぜ? これに注目したのはダーウィンであるし、これに答えられるのか? という問いと疑問。そしてこの問いをあなたは/お前は/彼らは自覚したか?
 
 そうだ、40代、50代の知識人、文化人、あるいは読書家。残念ながら彼らは、あるいは僕らは、もう時代遅れのモデルでしかない。
 
 悲しい話だ。泣けてくる。
 
 カビ臭い骨董品な情報を抱えて、自分でそれを補正することもできず、ただただ、若き日に学んだ解釈と知識だけで自動的に動く人形に成り果てた。
 
 我ら、人の残骸。
 
 ∧∧
( ‥)でも、そうやって固定化した道を歩む
    ようになって、どれだけ状況が悪化しても
    よろよろ同じことを繰り返すのが
    人間であり、老いなのでしょう?
 
     (‥ )そうだ、だから僕らは死なねばならん
 
 まだ若い。ああそうとも。
 
 しかし、そう言う時、それはすでに老いを恐怖しているからであって、しかも老い自体を是正しようとはしていない。
 
 そもそも老いたことを自覚すらしていない。
 
 
 ∧∧
( ‥)まさに無様
 
     ( ‥)そうだ、だからこそなのだ。
 
 あるいはこう
 
 すでに屍になっているということを自覚し、自覚させなくてはならぬ。地獄を作るのだ。かくて演算は進行するだろう。
 
 
 
 

そのアイデアはゴミくずだ

 ∧∧
( ‥)どうよ
 
    ( ‥)そうねえ
 
 みんなこうすれば良くなる、なのになんでしないの? そう問いかける人は理想を持ち、リーダーシップを望んでいるか、あるいは率先してとろうとする。
 
 ∧∧
( ‥)その結果
 
    (‥ )当然のごとく破滅したり
        破滅させたりするんだがな
 
 奇妙なもので、どういうわけかこの手の人は、自分の前にも自分がいたであろうとは考えない。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃ、自分の前に失敗した
    自分がいたと気づいたらやりませんから
 
    ( ‥)気づかないし、オレのプランって
      -□ すごくね? と思い込むから
        やっちゃうのは道理ではあるが
        奇妙ではあるのよな。
 
 自分の前に同じことを考えた自分がいただろう。
 
 彼らは全員失敗したから今の自分のアイデアも新しく見えるだけだ。
 
 言い換えると、自分のアイデアが新しいのはなんのこっちゃない、全員が失敗したアイデア、ようするにゴミくずだからだ。

 なんでこのことに気づかん? 
 
 
 
 

2012年3月14日水曜日

領収書

 確定申告のために領収書を計算中
 
 ∧∧
( ‥)明日が〆切りだよ?
 
    ( ‥)分かってます、分かってます
      -/
 
 去年の書籍代が妙に少ないので、思わず計算し直してみたり。
 
 ∧∧
(‥ )計算、合ってますけどね
 □-
    (‥ )考えてみれば、去年は新規の分野に
        ついて書くことはあまりなくて、
        買った本も古生物学の一部領域と
        性淘汰の本が主だった
        引用も論文が主体、
        だから本代が減っている。
        そういうことかな?
 
 ∧∧
( ‥)コピー代が8万3000円ですね
  -□
    (‥ )多くなったと見るべきなのか
        節約しているとみるべきなのか
        どっちだろうね?
 
 
 
 でっ、その後 11:57追記
 
 ∧∧
( ‥)本の脇から領収書の小さな束が
□-   出てきましたけども
 
    (‥ )おう
 
 これを加えて計算しなおしたら、なんか妥当な数字になった。
 
 
 
 
 

2012年3月13日火曜日

人間ってのはせいぜいがこんなもんだ

 人間ってのはそういうものだ
 
 ∧∧
(‥ )そういうと怒る人もいるんだ、
\-  オレも人間だが、オレはそうじゃない
    お前はオレの何を知っているのだ?
    そう反論するのだ、そうです。
 
    (‥ )人間ってのは集合名詞だ。
        ようするにその反論は
        オレ様は集合名詞じゃない
        そう言っているのと同じだな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、事実、特定の個人、例えば山田太郎は
    集合名詞ではありませんね
 
    (‥ )人間という単語には人間と呼称される
        集団とそれに包含される個人も
        確かに含まれる場合もある
 
 だが、人間は何々だ、と言う時、そこで指定されたのは人間と呼称される集団がおおむね示している挙動のことだ。個人のことはいちいちあげつらっていない(個人の信念や動作はこの場合、誤差でしかない)。
 
 ∧∧
(‥ )人間とはなになにだ、というは
\-   さながら、データの群れから
     データの傾向を読み取るがごとし。
 
    (‥ )人間はこれこれと言うが、オレは
        そうじゃないって言うのは、
        深い意味のある発言ではないのよ
 
 データの傾向を示すグラフはこうだが、データのひとつである私はこうです
 
 ∧∧
( ‥)...まんまな発言ですね
 
    (‥ )現実の単なる言い換え、
        深い意味はない。
 
 ∧∧
(‥ )オレの何が分かるんだ、
\-   という反論
 
   (‥ )私はデータ(個人)であって、
      人間という集合名詞(グラフ)から
      個別のデータの何が推し量れるの? 
      そういう主張だが、
      これはきわめて大胆だね
 
 でっ? それで何がいいたいわけ? まさか1つのデータでグラフのすべてを否定できると思い込んでいるわけじゃああるまいな?
 
 ようするにだ、あんたが言っていることを言い換えるとこうなのだ。
 
 私はたったひとつのデータですべてを棄却します。
 
 ほら、個人と全体をごちゃまぜにするから頭がいかれる。文章がおかしくなる。
 
 だが悲し。人間の考えなんて、せいぜいがこんなもんだ。これはそういうことでもある。
 
 
 
        

2012年3月12日月曜日

理解という失敗は死でつぐなうべし

 ∧∧
( ‥)ようするに
 
    (‥ )結果だけ述べるとあれだ
        「理解し、これで分かった」
        そう確信した時、人は個体として
        解答探索する能力を放棄する
        そう考えればどう?
 
 事実、理解を確信した時、人は検証を放棄する。それは解答探索をやめたことに他ならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )個体としての問題解決能力を放棄する
\-   しかし、それでも解答探索は無情にも
     進行していく、ようするに
     解答探索を行う集団、その演算回路の
     ひとつになるのだと
 
    (‥ )つまりこう言えばいい?
 
 理解し分かった。そのようにして個体であることを放棄し、演算回路のひとつになった以上、それは「失敗したら死ね」、そういうことでもある。

 そうしないと演算は完了しない。
 
 そうである以上、条件として、失敗して死ぬことが要求される。
 
 
 

2012年3月11日日曜日

読めと言われて読む人間はいない

 ∧∧
( ‥)つまり?
 
   ( ‥)いわゆるトンデモ君やオレ様理論家は
     -□ 自力じゃ調べない、読まない、
       実験しない、検証しない。
       調べることで自分の思いつきが
       壊れる恐怖に恐れおののき、
       見ざる、聞かざる
       だけど、もの申します、そういう状態
 
 ∧∧
( ‥)まあ、実際、これ読みなさいと言われて
    読む人っていないのですよね。
 
   (‥ )ようするにだ、相手を情報的に
       くびり殺すなんて
       雑作もないことなのよ。
 
 これを読めばいいよ。そういって教科書や論文を放り投げればいい。はったりでなくて良い。本当に、これ教えていいかな? というぐらい有用な情報でかまわない。
 
 相手はぎゃーっと言って逃げるだけだから。
 
 かくて秘密は守られる。
 
 ∧∧
(‥ )そして物書きやマスメディアは上っ面だけを
\-   取り出して売るのだと
 
   (‥ )そんなの読んで知った気になるから
       無駄に調子に乗るのよな
       実際には、パイプラインを掴まれた
       資源ナッシングな国と同じで、
       あからさまな制御下にあるのだけど
 
 ちなみに、制御下にあることに不安を抱き、しかし自力で調べない人間には、「こんな妄想がありますぜ」というセールスが待ち構えている。
 
 

知らないことばかり

 去年の秋口に見つけて捕まえた小さな女王アリ。全長は7ミリ程度。とっ捕まえて試験管(底に水を入れて脱脂綿で封をし、さらに脱脂綿でふたをした)に放り込み、寒さにやられてもいやなのでヒーターの近くに置いておいたのだけども。
 
 ∧∧
(‥ )もう働きアリが2匹羽化してますよ
–-   アリだから羽ないけど
 
    (‥ )おう、いけねえいけねえ。
 
 餌用の小さなコオロギを切って与える。さっそく、働きアリがやってきた
 
 ∧∧
( ‥)女王アリというか、お母さんアリも
–-   直接やってきて食べているか、
    何かしているみたいですが
 
    (‥ )ああ、お腹が空いていたのね。
 
 女王アリ(お母さんアリ)は最初の働きアリが産まれて餌を探してくるまで、自分の体内の養分だけで生活し、卵を産み、子供を育てなければならない。

 ルーペで見ると蛹が4つばかりあった。ただ、繭を作っていない。アリの姿をした蛹がごろんと横になっているだけである。
 
 ∧∧
(‥ )普通、アリさんって繭を作りますよね?
–-
    (‥ )なんか色々なのな
 
 知らんことばかりである
 
 
 

やる気がねえ

 
 イラストを1枚描き終える。だらだらと。
 
  
   ( — —)あー、人生にやる気ねえ
     
 ∧∧
(‥ )平常運転と
\- 
 
 
 
 

まるで人生のように

   ( ‥)そういや、読解力がない割には
     -□ 一生懸命に書評を書いている人間を
       「劣等人種」と呼んでいる奴が
       いたよなあ
 ∧∧
( ‥)なんかもう、言い様がめちゃくちゃですね
 
 
   (‥ )劣等人種と言う奴が劣等人種なんだー
       馬鹿というお前が馬鹿だ発言を
 ∧∧
( ‥)火に油を注いでいるのか
    水を注いでいるのか
 
 
   (‥ )熱した油に水を注ぎましたが、何か?
 ∧∧
( ‥)燃え上がるよ?
 
 
 まあ、最低限、書評ってやつはご本人の能力の開示でもあるので、あまり痛いことは書かない、しない方が良い、というのは確かではあると思う。実際、1冊の本の内容を把握するには、別の本を多数、それも適切なものをチョイスして読まねばならぬ。それを考えたら、読むどころか、そう簡単に書評が書けるわけがない。
 
 読んだら書く。それは手軽に書き過ぎだ。
 
 
   ( ‥)例のビザンチンの書評を書いた
     -□ 奴も読んでる本を見ると、ああ
       噛み砕かれた啓蒙書を読んで
       知った気になってせっせと
       書評していて、お前、
       このレパートリーじゃ駄目だろう
       だったしなあ
 ∧∧
( ‥)「接続詞がおかしい」とか、内容が全然理解
     できなかったんだろうなって書評でね
 
 なあ、内容書こうぜ。接続詞しか分からなかったとか、日本中に自己申告してどうするよ?
 
 ∧∧
( ‥)そもそも
 
    ( ‥)基礎を理解するにはたいくつな本を
      -□ 読まなければいけない。
 
 退屈な本を読んでいない時点でもうアウトだし、熱心に書評を書いている、あるいは”熱心に書評を書ける本”を読んでいる時点でかなりやばい。
 
 そしてまた、現実問題として退屈な本を大喜びで読んだり、書評したりする変人はそうはいない。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに
 
     (‥ )世にあふれかえる書評は、
         そのほとんどが原理的に
          ゴミくずだってことじゃね?
 
 まるで人生のように何の役にも立たん。
 
 
 
       

かくあるべしは無力

 ∧∧
(‥ )生活保護を不正に受けた人が批判される
\-   でも生活保護を受けるべき人を放置する
     そのことにはあまり声が上がらない、
     おかしいではないか、という意見
 
    (‥ )生活保護自体が裏切り行為だと
        思われているってことじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)生活保護自体がずるであると
\-   みなされていると?
 
    (‥ )不正に受け取ることは批判され
        正当に受け取ることも推奨されない
        問題提起は無視され、黙認される
        他にどう解釈しろと?
 
 ∧∧
(‥ )怒っている人もいるみたいですよ
\-   
 
    (‥ )それは「かくあるべし」であって
        説明ではないね
        現実を説明できない理屈は
        敗北するだけだ。いくら怒っても
        無意味で効果はないだろう。
 
 まあ、たぶん、オレが働いているのに、お前はなんで働いていないの? そう思われた瞬間に物事はまったく支持を失う、おそらく、それだけの話。
 
 ∧∧
(‥ )そういう力学が働く世界で
\-   どうするのかって話ですね
 
    (‥ )怒ってもいいけど、それだけじゃ
        どうにもならんのよな
        法律がどうの、といっても
        どうこうなるものでもない。
        法律は人間の作った上っ面で
        実在じゃないからね。
        最後の鍵は法律でも怒りでもない
 
 「かくあるべし」、それはそれ自身では無力。べつなもの探せ。
 
 
 
 
 

2012年3月10日土曜日

世界を理解できない愚かな私

 彼は言う、なぜ皆、気がつけない? 
 
 彼は言う、みんなが気づけば世界は変わる
 
 彼は言う、賢い人がコントロールするべきだと
 
 ∧∧
( ‥)あなたはまったく逆のことを
    言いますよね
 
   ( ‥)気がつかない、それが現実だ
     -□ だから世界はそういう風に変わらない
       そして賢人のコントロールは破綻する
 
 こう考えてみたらどう?
 
 なんで男女がいると思う? なんで自分だけで繁殖できるのをやめて、2個体で1つの子孫を作る様式に、つまり効率を2分の1にまで、あえて激減させたのだと思う?
 
 なんでそれほどの犠牲を払ってまで遺伝子を混合させることを選んだのだと思う?
 
 混合された人々の群れは均一でもなんでもなく、たとえ兄弟でも違っている。優秀なものやら劣ったものやら有象無象の結果だが、なんでこんな”愚かしいことを”するのだと思う?
 
 なぜ最優秀なものだけを大量にコピーしなかったのだと思う?
 
 
 ∧∧
( ‥)そうしなかったものはみんな死んだ、
    淘汰されてのこったのは
    これなる戦略を持つものたちだった。
    それだけですね
 
    ( ‥)均一ですぐれたものは絶滅した
        あるいはわずかな例外を抜かして
        絶滅する。僕らは莫大な犠牲を
        払ってこの姿を手に入れたのだ
 
 ∧∧
( ‥)進化による解答探索、それには
    変異の産出と淘汰がなければいけない
 
    (‥ )知能無くして試行錯誤をしつつ
        しかし、数によって解を得る
        それを実行できるよう
        誕生したのが我々であり、
        この戦略だ。
 
 交配し、組み合わせを増加させ、淘汰の編み目をかいくぐる。この戦略は知能なくして解を探索できる。
 
 しかし、他人より少し先が読める、少し頭の回転が速い人、こういう人にはこれがまったく分からない。
 
 だから彼らは賢い意見を言うが、実際のところ、そういう意見は小賢しいといった方がいい。

 賢人がいささか恥ずかしいことを大真面目に言い出すのは、まあ、彼が感じる愚かな世界に絶望したからだが、しかし、それは絶望的に間違っている。
 
 ∧∧
(‥ )愚かな世界ではなく、世界はこういうもの、
\-   直視しなくちゃいけない現実なんですけどね
 
    (‥ )まあ、不満を覚えるのは良いけども
        大真面目に世の中は間違ってる論を
        叫ぶのは、なんだ、落ち着けよって
        やつだよな。
 
 自分を数億人に1人の天才だと勘違いしてやしないか? そうじゃなくてこう思わないか? 自分は数百人、数千人に1人程度の人間だと。実際にだ、同じことを考えた連中なんて何千年も前から何百万人もいたし、実行したし、今でもいるんじゃないか? それも掃いて捨てるくらいにね。
 
 ∧∧
( ‥)というか、そんなアイデアがうまくいくなら
    世界はとっくの昔にこんな状況ではなく
    得体の知れない別世界になっているでしょう
 
    (‥ )”世界は私の思う通りではない”
        それこそが答えだよ。
        世界を呪い、愚かさを憎み、
        賢者の道を実行した連中は
        全員失敗したのだ
 
 私の思う通りでない愚かな世界。そうではない、世界を理解できない愚かな私、これが正しい。
 
 ∧∧
( ‥)でも、それが”賢人”なのだと
 
    ( ‥)プラトンもマルクスも呪われてあれ
      -□ この宇宙は進化と確率を理解できない
        賢人でいっぱいさ。
 
 

2012年3月9日金曜日

お知らせの日々

 Amazonから新着アイテムのお知らせが届く
 
 
   ( ‥)...なにゆえにハイヒールだの
     -/ ブランドもののバッグが届く?
        そんな趣味はないぞ??
 ∧∧
( ‥)ホワイトデー需要を見越した
    お知らせじゃないですかね?
 
 
   (‥ )ああ、そういう?
     -/
 ∧∧
( ‥)その連想は、先日、強烈なおかまさんを
    2人立て続けに見た影響ですか?
 
 
 
 

遊戯

 ∧∧
( ‥)深刻な事態になった時

    ( ‥)真面目に考えてもしょうがなかんべ
      -□
 
 ∧∧
(‥ )事態が深刻だから真面目に考えるべし!!
\-   そう力説するものですけどね
 
    (‥ )状況が深刻になってから真面目に
        考えている時点で手遅れだろ
 
 ∧∧
( ‥)どうしましょうね?
 
    (‥ )悪ふざけでもしてみれば?
        
 
 真面目にやっていると行き詰まる。
 
 
 

歌え

 最終講義、帰りの路線でトラブル発生、電車が立ち往生
 
 
 ∧∧ 動きませんね
( ‥)
 -( ‥)本でも読むか
   -□
 
 電車の中の人々はiPhoneいじったり、iPadをいじったり、それぞれ何事かしている。見たり、読んだり、打ったり、聞いたりだ。
 
 
 ∧∧ お姉さん2人がずっとしゃべってます
(‥ )
 -( ‥)お姉さんっていうか声は
   -□ 30代ぐらいだろ
 
 時々、微妙に痛い言い回しが混じる。

 
 ∧∧ ドラマのPとお友達らしいです
( ‥)
 -( ‥)それが彼女たちのステータス
   -□  なんだろうな
 
 
 ∧∧ なんでみんな騒がないの? だそうです
(‥ )
 -( ‥)騒いで動くなら騒ぐだろうな
   -□
 
 
 ∧∧ みんな一人だから静かなのね、だそうです
( ‥)
 -( ‥)半分しか正解じゃねえなあ
   -□  
 
 
 みんな暇つぶしにやれることがあるから静かなんじゃね? つか、一人でしゃべっていたら怖いわい。
 
 
 ∧∧ 見えないわけはないんですが...
(‥ )
 -( ‥)わざと言っているのなら
   -□  社会的ステータスの誇示の
       つもりなんだろうな
 
 
 ∧∧ どんな?
( ‥)
 -( ‥)話の内容からすると語学学校に
   -□ かよっていて、ドラマのPと知り合いで
     こんな状況でも周りに流されずに
     声を上げる私たちって偉い、
     じゃないか?
 
 
 ∧∧ 降りていきました。30代ぐらいですね
(‥ )
 -(‥ )昔さ、鎌倉と江ノ島を走る
   -□  江の電に乗った時、ゆかいな
      お兄ちゃんがいたよな。
 
 江の電には由比ケ浜(ゆいがはま)という海岸と駅がある。座席に座る彼女が由比ケ浜、という地名を口にした時、カップルの片割れのお兄ちゃんが突如
 
 「ゆいがはま、由比が浜、由比ケ浜、カモーンカモーン、由比ケ浜 ゆいがはま、ゆいがはま」
 
 リズムよろしく動作をつけながら歌いだし、なんの躊躇も迷いも感じられないその通った声に、周囲にいたお客は全員、「ぷぷーー」と吹き出した。何の悪意もない笑い声だった。
 
 笑いをかみ殺して由比ケ浜の駅でおりた時、そこは自分の目的地でないことに初めて気がついた。
 
 

 

2012年3月8日木曜日

深淵

 私は正しいことをしました
 
 ∧∧
( ‥)その正しさとやらを論証してください
 
     (‥ )無理だね。あるいは論証しても
         良いけども、それは単なる
         説明の提示だ
 
 ∧∧
( ‥)あなたの言う真理が真理であることを
    証明してください
 
     (‥ )無意味だね。私の言うことは真理で
         あるがゆえに真理。矛盾はないが
         現実について何も語っていない
 
 ∧∧
( ‥)現実を語れず、真理は虚構にすぎず
    論証も説明でしかない。どうします?
 
     ( ‥)これを食べたが死ななかった、
       -゜ せいぜいそう言うのが関の山かな
 
 ∧∧
( ‥)それでは説明としては不十分でしょう?
 
     (‥ )いついつこれなるものを
         このような私がこれこれな
         状況でそれなそれを食べた
         そこまで説明しないと
         不十分すぎるよね
 
 もしかしたら、それは成熟前のもので、成熟すると有毒なものかもしれない。あるいはそれは普通の食料だが、本来ならあと少しで腐っていたのかもしれない。あるいは自分が特別なのかもしれないし、そもそも食べたと勘違いしていたということさえありうる。
 
 ∧∧
(‥ )ライターというのはお客に
\-   知らなかった情報を、新しい驚きを
     与えるものだといいます
 
     (‥ )まあそうだろうな、だがこうかも
         しれない
 
 あなたの何不自由のない理解の底には得体の知れないものがあって、誰もその正しさを論証してみせた人はいません。あなたが得意気に信じている知識体系は、実は砂上の楼閣です。
 
 ∧∧
( ‥)脅して売る?
 
     (‥ )いやあ、売るものなんかない。
         心の隙間を埋めるために売る
         というのは、「これはあなたの
         心の隙間を埋めるものです」と
         最小限、そうアピールできる
         ものがある時だけだ。
 
 砂上の楼閣の下を埋めるもの。
 
 そんなものありはしない。せいぜいいいとこ、嘘と、確信とかいうたわ言だけしかない。
 
 嘘が欲しいか? たわ言が欲しいか? 確信という信仰を抱いて死ぬか? そんなものなら二束三文で叩き売りされているから買えば良い。よりどりみどりで見た目は実にきれいだ。なんといっても嘘っぱちだからなあ。
 
 しかし、そんなものを買っても売っても、どこまでいっても足下は埋まらない。能天気であれば正しさを確信できるが、いついかなる時でも僕らの歩く板っきれの下には深淵が口を開けている。そればっかりは変わらない。よく見てみたまえ、足下を。堅固な見た目を剥いでみよ、そんなものは薄っぺらのぺらぺらで、すぐ下は真っ暗の底なしだ。
 
 ∧∧
( ‥)恐怖を煽って安心を売るのは
    商売です。
 
    (‥ )恐怖を煽ってそのまま死ねという
        これもまた商売だ。
 
 
 我ら砂上の楼閣を歩き、それに気づいて深淵を見ても広がるは虚無ばかり。この下にまで根を下ろし、堅牢な土台を築こうとした人は皆、敗北し、いまだ闇は闇、虚無は虚無、そして空虚は空虚のままである。目をそらすな、見ろ、知れ。自分の知識も理解もぼろっぼろのがたがただったことが分かるから。
 
 
 

2012年3月7日水曜日

僕らは知らない

 太陽が地球の周りをめぐっている、地球が宇宙の中心であるという天動説
 
 ∧∧
( ‥)昔の人はそんなことを信じていた。
    天動説とは、遅れた世界観を
    揶揄する時に使われる言葉でもありますね。
 
    ( ‥)実際には天体の運行を記述するために
      -□ 調整されて、色々な要素を組み込んだ
        非常に複雑な理論だったのだけどね
 
 それをきちんと現代の形に切り替えたのがケプラーで
 
 ∧∧
( ‥)そしてケプラーの法則
   1:惑星の軌道は楕円である
   2:一定時間に惑星が掃く面積は一定である
   3:2つの惑星の公転周期の2乗は
     惑星と太陽の平均距離の3乗に比例する
   以上の3つが発見/提案されるのだと
 
    (‥ )この時、初めて、地動説は天動説を
        凌駕するのだよね。少なくとも
        天動説を完成させた
        プトレマイオスを越えた、
        という意味でね。
 
 つまり、これ、意地悪いことを言うと
 
 ∧∧
( ‥)ケプラーさんの法則を知らないままに
    「天動説なんて」とこきおろすのは
    正しい理解ではないのだと
 
    ( ‥)言い換えるとあれなんだ
      -□ 僕らの理解ってやつが、本当に
        肝心な部分の上っ面の上っ面
        でしかないってことなんだよね
 
 そうなのだ、僕らの理解や知識なんて知ったかぶりでしかなくて、まるで地に足がついていない。馬鹿の一つ覚えでしかないのであった。
 
 
 ∧∧
( ‥)先日、あなたは地学のライターですか
    生物のライターですか? と問われました

 
     (‥ )どっちも、そう答えておいた。
 
 
 古生物の話を書く時に地学のことを知らないとえらいことになる。例えばの話、どんな地層でも放射性年代測定を使うと正確な年代が分かると思い込んでいる人がいる。
 
 地層の堆積速度はどこでも同じだと思い込んでいる人(ようするに1センチの厚みがある堆積が5分で出来た場合もあれば何万年の場合もあるということを知らない人)もいる。
 
 火山噴火というと全部、どっかーんだと思い込んでいる人や、地層に斜めに走る細かい層があった場合、それが何を示しているのか(水の流れを示しているけども、それが)まるっきり分からない人も多い。
 
 こんなの簡単です、そんな知ったかぶりをぶっこいていて、オレ様が苦手なのはせいぜい数学ぐらいだ、地学や生物学なんて方程式すらない(実際にはあるんだけど)いい加減な学問なのである、とか思い込んで、絶頂に有頂天でいるとどえらいことを書く。
 
 知った気になった上っ面では駄目だ。だが、知っていると思っている以上、それが上っ面だということには原理的に気づけない。
 
 

2012年3月6日火曜日

コラム

 信濃毎日新聞に2ヶ月に1度くらい掲載していた科学コラム
 
 ∧∧
(‥ )そういえば昨日掲載されたもので
\-   終了、次の方へ交代でしたね
 
     (‥ )2年間、長いような短いような
         そんな感じだね
 
:白亜紀末期の衝突クレーターとその異論の終焉
:月の海はなぜできたのか?
:鳥の指とリムサウルスの話
:アノマロカリスの顎
:ラミダス猿人と人類の進化
:トリケラトプスとトロサウルス
:ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの交配
:最古の海綿動物と雪玉地球
:脚だらけの節足動物ディアニア
:土星の衛星イアペタスの形はどうやってできたのか
:深度1キロの地下にすむ線虫
:始祖鳥はディノニコサウリア?
:エンケラドスの雪
:冥王星の大気崩壊
:鼻の穴の数と顎の有無は相関関係がある
:聴覚的に目立つ花
 
 ∧∧
( ‥)結構、色々書きましたね
 
    ( ‥)掘り下げればもっと面白い
      -□ 話になるだろうけど、
        まあ、なにはともあれ、
        一区切りってやつだ。
 
 こうしてまた少し年を取り、そして人々の知識に格差を作っていくのである。生きるというか、死ぬというか、それはこういうことか
 
 

技術職

 女の子が成りたい職業としてパティシエがある

 ∧∧
( ‥)ようするにお菓子職人ですよね
 
    ( ‥)妙だと思わないかね?
      -□ ガンダムに乗って戦いたい
        のではなく、
        ガンダムという優秀な機体を
        作りたい、そういう考えだ
        めずらしいよね?
 
 でも考えた
 
 ∧∧
( ‥)お菓子職人の作ったものを自在に
    使う人は口うるさい評論家か
    くいしんぼさんだけですよね?
 
    (‥ )ああ、そうだね。
 
 評論家とくいしんぼさんは社会的ステータスを確かに得られない。
 
 ∧∧
( ‥)女の子の社会ではおいしいものを
    自在に作れるのがステータスが高い
    羨望のまなざしで見られる
    そういうことですか。
 
   ( ‥)はて? すると男の子の
     -□ 社会の方が技術職の
       ステータスが低いってことかい?
 
 
 ∧∧
( ‥)企業戦士カンタム
 
    (‥ )劣悪な機体を根性で動かせ
        と言われて過労死
 
 確かに戦士は根性で戦い、性能の優れた敵に殺される
 
 

2012年3月5日月曜日

ずいぶん無理矢理なことをしている

 ∧∧
(‥ )まあ、あなたはこのままのペースで
\-   いけば、死ぬまでに100冊は本を
     書けるわけですよね
 
    (‥ )読者は30万ぐらいには
       なるかなあ。あくまで、
       ”のべ30万”だから
       実数はそれより少なくなるけどね
 
 ∧∧
( ‥)それでも成果はほとんど0だろうと
 
   ( ‥)何を成果とカウントするのか?
     -□ という問題はあるけども、
       30万の分母に対してほぼ0に近似
       せいぜい、1〜5の間ではないかと
       思うのだけども。
 
 だがふと思う。会社には大勢の人が面接にくるが、面接した人数と採用した人間、その中から、ああ良かったと思えた人材を輩出する可能性をざっくり考えるに。
 
 ∧∧
( ‥)あなたのやっていることは
    かなり分の良い勝負ではないかと?
 
    (‥ )意外とそうかもしれないね
        分母が圧倒的に大きいもの
 
 それを考えると、会社ってのはずいぶん無理矢理なことをしているものだ。
 
 ∧∧
(‥ )だから採用した人に無理矢理なことをして
\-   殺したりするんですかね?
 
    (‥ )分の悪い勝負にベットして、それを
        糊塗するためにそんなことをする
        間抜けと言えば間抜け
        しかも悪質だよね。
 
 
 
       

歩いていこう

 ∧∧
( ‥)なに?
 
    ( ‥)以前、サイエンスライターには
      -□ 存在意義はないし、いかに正確に
        書き続けたとしても、その成果は
        理論上まったく果たせぬまま終わる
        そういう話を書き続けたよね?
 
 ∧∧
( ‥)人から言わせれば、あまりに自己否定的な
    ことを言うからどうしちゃったんだろうと
    思われたみたいです
 
    (‥ )いや、そのなんだ自己否定している
        つもりはないのだよな。
 
 人間に存在意義はない。個人がいようがいまいがどうでも良い。未来に起こる出来事で唯一確定しているのは死ぬことだけで、次にそれが起こる確率は常に増大している。
 
 ∧∧
( ‥)自己否定どころか人間否定だと?
 
    ( ‥)人生はゴミくず、死ねば生ゴミ
      -□ ただの現実だろ?
 
 ∧∧
( ‥)無意味な人生のすべてをかけて、
    無価値な投資をして、理論上、
    対価を得ることはないと
 
    (‥ )だから理論からはみ出る誤差が
        欲しい、それだけだよ。
 
 生きることに意義なし。死から逃げるように出来ているものだけが生き延びて作り上げたこの肉体。魂が肉体の影である以上、生きることに意義なしと気づいていても、我らは死を回避する。だっていやなんだもん。
 
 ∧∧
( ‥)例え無価値な人生でも止めることなど
    できぬのだと
 
    ( ‥)それが単なる現実、それが事実
      -□ 自分の人生に価値が無いこと
        ぐらいなんてことはない。
        だが、気づいて絶望した奴は、
        今度は嘘つきになる
        自分で価値を捏造するんだ
        そっちの方が無様じゃあないか?
 
 
 自己否定じゃないよ、無価値なのが現実さ。死から逃げた結果で生きる機能を手にしたのなら、僕らの生きることに意義がないのは当然だ。意義は捏造、夢は嘘。さあいこう。諦観と灰色の空のもと、うんざりしながら愚痴と不平をこぼしながら歩いていこうじゃないか。悲観することはない、そんなに長い時間じゃないから。
 
 
 
 

2012年3月4日日曜日

それもまた娯楽でしかない

 ∧∧
(‥ )小説に限らず、ノンフィクションも
\-   だめですかね
 
    (‥ )分かりやすく書く、ライターの
       仕事ってのはそういうもんで
       そうして書かれた分かりやすい本を
       読む。それもまた結局は娯楽だ。
       それで良いのか?
       それが十分か?
       そういうことよ。
 
 
 ライターの書いたものなんか、「分かった気になった、オレってすげー」という快感を売る、ろくでもないしろものだ。

 実際、ほら、教科書を読んでいないで、ライターとか売名優先の一部研究者が書いた”分かりやすい本”を読んだ自称知的エリートの有様を見てみると良い。
 
 
 

うんざりする現実

 ∧∧
( ‥)もし、漫画じゃ駄目なの?
    小説を読む理由って何?
    と問われたらどうします?
 
    (‥ )漫画読んで、買って、
        楽しんでって言うよ。
 
 漫画でもっているのだ。漫画が駄目だとか言い出したら出版界なんぞひとったまりもない。会社がばたばた倒産するか大リストラ大会だ。小説家の大家とやらもどうなることやら。
 
 ∧∧
( ‥)漫画だけじゃだめでしょ?
 
    (‥ )それはそうだ、だから
        論文とは言わないまでも
        報告書やプレスリリースには
        目を通せと言うかなあ。
 
 娯楽は娯楽で必要不可欠問題ない。だがしかし、小説だろうが漫画だろうが娯楽は娯楽にすぎぬ。
 
 ∧∧
( ‥)そこで終わっては駄目だと
 
    ( ‥)娯楽同士で悪口言い合っても
      -□ しょせんは娯楽、そこんところは
        忘れちゃいかんよなあ。
 
 小説読んで得意絶頂はいただけない。小説で読書ごとき、そんなもの訓練でもなんでもない。数万文字、あるいはそれ以上の報告書、1時間。正確に内容と状況を把握し、さらに的確にリサーチして確認せよ。
 
 ∧∧
( ‥)めんどくさーいですねえ
 
    ( ‥)やる気なえるし、うんざりよ
      -□ だがこれが社会人の現実だ。
 
 

娯楽は娯楽で腹くくれ

 ∧∧
( ‥)意地悪な言い方をすると
 
    (‥ )小説読んだぐらいで、活字が
        すらすら読めるオレ様すげー
        とか絶頂に勘違いするから
        レポートとか報告書が
        難しい、分かりにくい、
        とか言い出すんじゃねーのか?
 
 
 ああ、だが残念。社会に出てしかるべき立場になると漫画どころか小説読んだぐらいじゃ使い物にならん。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、娯楽ですからね
\-
     (‥ )娯楽するなら娯楽するで腹を
         くくるべきだよ。
 
 自分の気晴らしごときを高尚なものでございますとか言い出すと、多分、取り返しがつかなくなる。
 
 
  

知的活動

 ∧∧
(‥ )漫画と違って小説を読むのは
\-   知的活動。これってどういう
     意味なんですかね?
 
 
    (‥ )その人の知的活動とやらが
        お話レベルってことじゃね?
 
 

2012年3月3日土曜日

魅入る

 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)「ゲド戦記」は第1作をずいぶん昔に
    読んだだけでしたよね
 
    ( ‥)あれも、ヒーローだったよなあ
 
 
 ずっとずっと待っている。ただじっと待っている。いつか必ず、彼は生者の世界を越えて死者の世界にやってくる。だからただじっと待っている。生者の国と死者の国をへだてる低い石垣、そこでただただ待っている。

 生者が必ずたどる道というだけでそこを選んだのか、あるいはいつか人のために彼はここにやってくる、そういう奴だと踏んだのか。
 
 果たして彼はやってくる。死にゆく子供の魂を救うために、越えてはいけない壁を越えてやってきた。
 
 
 
    (‥ )見いつけえええたあああああーー!!
 ∧∧
( ‥)いや、そんな台詞いってないし
 
 ずっと、ずっとお前を待っていた。じりじりじりじり、螺旋を描くようにじりじりじりじり。第一夜は遠く、第二夜には家の周りを、そして次の夜は家の中、さあ、融合と浸食の時だ。
 
 逃げる逃げる。彼が逃げる。逃げる逃げる。逃げた先で友達を作る。しかし友達が自分を見る目が何かおかしい。誰か、別人が友人の目を通してこちらをのぞいているようだ。友人が招待する。歩く、歩く。寂しい場所、雪が積もった荒野、誰もいない、誰かがいる場所へ至るとも思えない何もない場所。たまらず友人の名前を呼ぶ。
 
 ぐるりと振り返る友人は、しかし、その服の下にはもう何も無い。杖で打ち据えてくしゃりと潰れた服は、しかし、みるみるすぐに立ち上がる。
 
 そうだ、お前の大事な友人とやらはとっく私になったのだ
 
     (‥ )お前もこっちにこい
 ∧∧
( ‥)そういうことも言ってないし
 
 
 ついに前を見据えた彼は融合を果たし、影に打ち勝ち、親友がそれを見届ける。しかし伝えられた話のひとつでは親友は難破したことになったという。
 
 
     (‥ )なぜだと思う? 
         みんな食われたからだ。
         偽りの融合は終わり、
         浸食の時が始まる。
         彼は私になり、
         お前も私になる
         すべてが閉じる
         夢無き世界の始まりだ。
 ∧∧
( ‥)いや、そういう話じゃないし
 
 
 ああ、だけどもヒーローは確かに虚無の中にいて、みんながそれに魅入る時がやってくる。
 
 
 

ヒーロー

 子供には、男の子にも女の子にもヒーローがいる
 
 ∧∧
( ‥)変身する、魔法を使う、優れた能力を持つ
    あなたはどうでした?
 
    ( ‥)あー、うーん、あれが良かった
 
 変身と変形を繰り返し、姿を見せず、あらゆるものに擬態しつつ、じりじりじりじり螺旋を描き、目標物へとゆっくりと、しかし確実に接近していく
 
 ∧∧
( ‥)ヒーローじゃないね
 
    (‥ )だが先の条件は満たしているだろう?
 
 

画像データ

 ふと気がついた
 
 ∧∧
(‥ )このblog上でアップした画像データ*
\-
    (‥ )HP上にアップした画像データ*
        コントラストが違うのだよな
 
 パソコン上にそれぞれの画像を落として比べても、明らかに違っている。
 
 ∧∧
( ‥)blog上にアップした方が薄くなりますね
  -□ 画像データの由来は同じなのに
    なんででしょうね?
 
    (‥ )さてねえ?
 
 

傷がある

    ( ‥)妙なんだ、手にいつのまにか
      - - 傷ができている
 
 ∧∧
( ‥)手に出来るというからには、
    何か操作するもので傷ついている
    そういうことですかね?
 
 
    (‥ )でも手のひらじゃなくて、甲に
        出来ているのだ。
        これは操作する時に
        出来るにしてはおかしいよね?
 ∧∧
( ‥)皮膚がごく薄くそげてますね
    何かにひっかかっているのでは?
 
 
    ( ‥)傷の形が楕円形なんだ
      - - 腕を動かす時にひっかかって
         軌道を描くように切っている
         そう解釈できる
 ∧∧
( ‥)なにかトゲのようなものなら
    裂けたような傷になりますから、
    トゲではないでしょうね。
    クリップの角ではないですか?
 
 クリップの薄い金属と、その角なら、皮膚を薄く削ぎ落とすことは可能だし、パソコンの前、座る場所の両脇に積まれた資料には確かに手の甲があたりうる。
 
 ∧∧
(‥ )ちょっと改善を考えましょうよ
□-
 
    (‥ )やれやれだな
 
 
 

それは萎える

 ∧∧
( ‥)ようするに
 
    (‥ )努力なんていっている社長の下で
        名誉の戦死ができると思うかね?
 
 ∧∧
( ‥)無様な犬死にしかさせてもらえないと?
 
    ( ‥)なえるだろう?
      -□ 皆がなえるから、
        発破かけようと無理な
        かけ声だけが増えていく。
 
 だがしかし、かけ声じゃあ、名誉の戦死はできねえなあ。
 
 

脱皮せよ


 
 脱皮動物のコンテンツを修正し、さらにパンアルスロポーダのコンテンツを補正。
 
 ∧∧
(‥ )でっ、イラストも付け加えると
\- 
 
    (‥ )アノマロさんたち訳分からん



 




















 ∧∧
( ‥)なんだかんだいって付属肢の
  -□ 付き方がよく分かりませんね
 
     (‥ )そもそも脚があるのか? とか
         言われるくらいだしなあ
 
 正直、描く方はどうするんじゃこれ? というやつである
 
 ∧∧
(‥ )そもそも節足動物なんですかね?
\-
    (‥ )節足動物の姉妹群であることは
        確実。問題は系統のどこまでを
        節足動物と呼ぶか、研究者によって
        違いがあることよね。
 
 アノマロまでを節足動物にいれる人は、実のところ、節足動物多系統説の教えを受けた人々じゃないのか? とか勘ぐるけども、よくわからん。
 
 ∧∧
( ‥)多系統説は否定されたでしょ?
 
    (‥ )でも多系統説の時代に昆虫と
        カギムシはひとつにまとめられた
        よね?
 
 あの状態から再び単系統説になったら、なし崩し的に節足動物の範疇が拡大しちゃうんじゃないのか? という疑問
 
 ∧∧
(‥ )どうなんでしょうねえ
\- 
     (‥ )理解するのは時間がかかるもんよ
 
 ∧∧
( ‥)節足動物のコンテンツも補正するんでしょ?
 
     (‥ )時間かかるのよ
 
 

2012年3月2日金曜日

成功体験が虚構だったらどうする?

 *の続き
 
 ∧∧
(‥ )衰退の原因は若者がいけないのだ
\-   堕落しているからだ、そう
     考える人は多いのですよね
 
    (‥ )その理屈はたぶん、
        こういう推論よね
 
:これまでうまくやっていた
:今になってうまくいかないのは、今の人がいけないに違いない
 
 ∧∧
( ‥)まあ、外見上は理路整然としてますね
 
    ( ‥)だが実はこうだったらどうしよう
 
:これまでうまくいったのはたまたま
:今になってうまくいかないのは以上の条件が崩れたから
 
 ∧∧
( ‥)条件が崩れたのは若者のせいだ、それが
    先の意見でしたけども、この推論は
    もっと幅広い意味を持っています
 
    (‥ )今までうまくいったのはライバルが
        いなかったからではないか?
        例えばそんな感じでね。
 
:これまでうまくいったのはライバルがいなかったせい
:今、うまくいかないのはライバルがいるから(当たり前)
 
 ∧∧
(‥ )見方を変えればですよ、
\-   今、うまくいかないのは若者のせい
    という見解はライバルを無視して
    いるのだとも言えますね
 
    (‥ )韓国が技術を持つわけがない、
       中国が技術を持つわけがない。
       インドが以下うんぬん。そういう
       発想なのだと言えるな。
 
 もちろん、”持つはずがない”なんてことはありえない。同じ人間だから、頭の出来は白人だろうがアジア人だろうが、日本人でもアフリカ人でも中国人でも韓国人でもインド人でも同じだ。
 
 ようするに若者のせいにするのは逃げでもあるし、しかし、老人からすれば経験上、当然な結論なのでもある。
 
 ∧∧
( ‥)経験上ねえ
 
   ( ‥)レバーを押すと餌が出る。
       ハトはレバーを押すことを覚える
       レバーを押す、餌が出る、
       利益と報酬で動作が
       固定化されるのだ
 
 ここで定期的に餌を出すようにする。するとハトは餌が出た時にたまたましていた行動をただ反復するようになる。
 
 ∧∧
( ‥)その動作に因果関係もないのに、
    利益で動作が固定されるようになると
 
    (‥ )経験も理論もそれ自身では
       まったくの無力。そういう世界の中で
       最初の若者が、という言い様が
       以上のようなことだったら
       どうなると思う?
 
 
:うまくいっていることと自分の動作を、検証しないままに因果関係があると思い込み、動作をどんどん強化した
:今、うまくいかないのは、オレのやり方を若者がしないせいだと思い込んでいるのだが、実はそもそも彼の成功体験には因果関係など最初から存在しておらず、彼の経験はまったくの虚構でしかなく、当然、彼の打開策も無意味な思い込みである
 
 ∧∧
( ‥)自分の成功体験が実は単なる虚構でしか
    なかったというのは耐えられないこと
    でしょうね
 
   ( ‥)若者が安全パイを選ぶというのなら
       それは老人でもそうなんだよ。
       うまくいっていたという
       過去の安全パイに逃げて、過去の
       動作をただ繰り返すだけなのだ。
 
 よく考えてみたまえよ、若者の成れの果てが自分ではなかったか?
 
 ああ、経験するのは良いよ? しかし、その”うまくいっていた”とやらが因果関係もない思い込みだとしたら、さて、どうなる?
 
 オレはこうしてきた。ああ、それはいいけども、その成功体験が単なる虚構だったら、一体全体どうなると思う?
 
 ほら、自分を知的生物だと思い込むから、迫り来る破滅を回避することすらできない。
 
 

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