ノンフィクションライターの仕事というのはその人の望みや悩み、不平や不満を代筆する作業であったりする。
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（ ‥）不安を煽ったり？
（‥ ）その人の漠然とした不安や不満、
恐れに具体的な形を与え、
「我が意を得たり！！」と思わせて
売ってやるわけさ。
だから後で文句を言うのは馬鹿げている。
望むがままを与えてやったし、「それは間違いだ！！」とアドバイスしてくれる人すらあなたの周囲にはいたではないか。
そうであるにもかかわらず、望むがままを喜んで自主的に受け入れたのは誰でもない。あなた自身だ。
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（ ‥）だからといって正当化できるわけでは
ないですね。それでは麻薬の密売人の
理屈ですよ。
（ ‥）だが、悲しいかな。
-□ ドラッグパーティーをやるよ〜
と言わないと客がこないんよね。
ああ、最初は硬い本を書いていたのに、ゴーストライターを束ねる編集へと事実上の転生を果たした人がいた。当然、本の内容は劣化したが、これが
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（‥ ）...ベストセラーになったんですよね
□-
（‥ ）ネットで見ていると
幾人もの人が「これはひどい」と
言ったけども、でも売れたのだ。
これはひどい、はまったく同意する内容だった。中身がスカスカのぺらぺらである。そりゃあ、本人が書いていないんだもの、当たり前さ
編集でそれを許した、ということ自体が問題ではあるが（*結局、問題の元凶は本人じゃね？ という意味で）。
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（ ‥）でも売れた。いやむしろ
だから売れた？
（ ‥）きっと思っているんじゃないか？
「お前らはそうは言うが、見ろ、
消費者だの客だの、こんなものを
喜ぶゴミくずなのさ」ってね。
なんでそう思うのかと言うと。
（‥ ）なんちゅーか、その、
恨み節が多くなったんだよね。
頑張って書くと売れない、
手を抜いて嘘を書くと売れる、
なんだよ、これ？ みたいな
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（‥ ）でも売れたんですよねー
＼-
（ ‥）研究者とか、それに近しい人への
不平不満も出てくるんだよな、
あんたたちはそうは言うが
これが現実なんだよ、という。
ドラッグパーティーやるよーと言わないとお客がこない。
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（ ‥）だからカンブリア爆発→恐竜絶滅→
人類誕生って、お馬鹿な流れの本を
構想するわけですか。
（‥ ）花火を上げて客を呼ぶのだ。
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（ ‥）でもさ、そこで真面目な話をするのは
「パーティー会場ではLSDの合成に関する講演が
あるだけでした」、みたいなもんじゃない？
金返せになりませんかね？
やれやれ客には何を出したらいいもんかね？
（‥ ）ビール出すか？
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（ ‥）おい。
