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2011年7月27日水曜日

氷の星

 
 ∧∧
( ‥)ようやくblogに帰還しましたか

    ( ‥)...おかしな言いようだが
      -□ まあ、なんだ、絵を描いたり
        記事を書いていたから。
        なかなかね、blogに戻れなくてね。

 *の続き。イアペタス。結局、2007年の論文だけでなく、2010年の論文にも触れることができた。

 ∧∧
( ‥)やればできるもんですね

    (‥ )900文字程度の記事でも、
        圧縮すれば意外に入るな。

 とはいえ、ひるがえるに、”固体が流れる”、というのはやはり一般的には知られていないことらしい。

    ( ‥)そういえば昔、氷河は
        圧力でばきばき割れたり、ずれたり
        砕けたり部分的に融けたり。
        凍ったり、そうしながら
        進むもんだと思っていたよ。
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう動きも当然含まれて
    いるんでしょうけどもね。

 氷は固体だ。しかし、流れる。流動し、変形する。

 ∧∧
(‥ )でも氷の星イアペタスでは
\-   赤道で高さ18kmの
     山脈を支える強度を氷が
      持っているわけですね。

     (‥ )重力が低いし、地殻(氷の)も
         厚い。それに寒いから
         氷の粘度が高いみたいね。

 *粘度、ようするに水よりも蜂蜜は粘っこい。粘度が高い。それと同様に、例えば岩石は蜂蜜よりもはるかに粘っこい(逆にいうと条件さえ成立すれば固体であるが流れる)。簡単な文献を読むと、マントルは高温で粘度が低いが、それでも蜂蜜にたいして24桁高いらしい。

 固体も流れる。しかし例えば温度が下がれば固くなる(粘度が高くなる)。現在のイアペタスは冷えていて、温度はマイナス200℃以下? たぶん氷は地球のものなんかよりずっと粘度が高いらしい。重力が低いこと、地殻がおそらく十分に厚いこともあって、裾野の幅200km、高度18kmの山脈を支えられる。そういうことっぽい。

 ∧∧
( ‥)氷の粘度と温度の関係
    土星や木星をめぐる氷衛星の
    アイソスタシー。面白そうじゃないですか。

     (‥ )ちらって論文を読んだら、
      □-  いや、眺めたというべきか、
         知らんことがいっぱい出てきた。

 ああ、次の記事はレオロジーの話にしてみようか。

      ( ‥)まあ、とにかく、
          今はちょっと休むかな。
 ∧∧
( ‥)仕事しっぱなしですからね。

 休まないと仕事は続かぬ。

 

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