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2011年7月9日土曜日

0の投資の後に0でない投資をする

 

 ∧∧
( ‥)なに?

    ( ‥)うん、結局、老人向けの雑誌の
      -□ 挿絵を描くのはつまらないなー
        と思ってなあ。

 というか、虚しいと言えばいい?

 ∧∧
( ‥)若者向けの雑誌にしたい、という
   人に、老人向けにしたら?
   といったのはあなたですよ。

    (‥ )今時の若者は紙媒体なんかに
        見向きもしないから選択肢は
        他にありませんよ、という
        話をしただけさ。

 ああ、以前も書いたけどtumblerを見た時に雑誌は終わった、と思った。絶滅ではないけども全滅ってやつだ。(半分を失ったら、それはもう全滅です、という意味で)。

 ∧∧
(‥ )あなたにいわせれば
\-   ネット情報は論文のpdf以外
     その価値は0に近似という判断ですが。

     (‥ )だからこそ紙媒体にとって
         脅威なのさ。

 馬鹿げた、くだらない、どうしようもない、ゴミくずみたいな情報の中に、ごくまれにやや光るものがある。その様相はせいぜいいいとこ河原の石ころ(たまにきれいな石がある)と同じレベル。だが、だからこそネットは脅威になる。

     ( ‥)エロ、政治、スポーツ、
       -□ 経済、会社、愚痴、哲学、
         漫画、これらがごちゃまぜ。
         これこそが雑誌だもの。
 ∧∧
( ‥)でっ、雑誌はネットにお客を根こそぎ
    奪われて、滅びの道をひた走る、と。

 これまで有料だったのに無料で河原が解放されました。バーベキューに花火、ビール、ボートに乗るアベックをエアガンで狙う中学生もいれば無心に石を探す奴もいる。そりゃあ楽しいよな。

     (‥ )プロのライターの能力は
         コンテンツの質というよりは
         むしろ継続的にコンテンツを
         供給できる点にこそあるのだ。
 ∧∧
(‥ )でも、いまやネットでは無数の分母から
\-   コンテンツを継続的に抽出する
     ことが可能ですからね。

 さらにコンテンツを編集してしまうtumblerが出現した以上、もはや大勢は決したと予想。老人という時代遅れの消費者とともに、雑誌は、その王道のものはひっそりと消えていく運命だろう(一部、特殊化したものは多分、生き残るが、生き残るということは滅び、ということでもある)。

 ∧∧
( ‥)そしてゆえに、おじいさん向けの
    雑誌に挿絵を描く仕事は
    つらいと。

     ( ‥)老人には未来がないからな。
       -□ おいちゃんの努力は
         まったくの0になってしまう

 老人達は滅びを諦観とともに受け入れたわけではない。むしろ「おれはまだやれる!!」と無駄に勘違いしたその様相があまりにも哀れで無様で無意味。これでせめて滅びを直視してくれていたら、こちらもまだしもやる気が出るのだけども。
 
 ∧∧
( ‥)子供向けに書いても
    描いても、効果は
    ほとんど0に近似ですよね?

     (‥ )だがまったくの0ではない。
         0ではないだろうと、
         0だよな、これ...とでは
         やる気が顕著に違っていてね。

 テンション上がらねーなー。

 ∧∧
( ‥)まあ、ちゃっちゃと
    すませて本業に
     戻ってください。

     ( ‥)ああ、0でない投資をする
       -□ ためにね。

 
         

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