自己紹介

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2011年6月16日木曜日

宇宙ルール

 
 ∧∧
(‥ )ずっと小雨が降っていますね

    (‥ )やれやれ、いやな天気だな

 さて

 マニアには物足りない、という意見。

 ∧∧
( ‥)どう思います?

    (‥ )地学は難しいから、そんな
        うわっついたこと言ってると、
        後で泣きみるぜ、と答える。

 地学に限ったことではないが、例えばの話、啓蒙書なんぞ読んでいると、マントルのD層とかいう言葉は知っているのにマントルが固体で岩石であることを知らなかったり、地殻の下がマグマでどろどろだと思い込んだり、カンブリア爆発や大進化と言う言葉を知っているだけで現代進化論は間違っていると思い込んだりする。

 ∧∧
( ‥)でも、そういう泣きを見るような
    状況には遭遇しないと
    思いますけどね。

    ( ‥)引きこもりゆえに検証を
      -□ 放棄して頭でっかちになる。
        安全圏にいるから泣きをみない
        泣きたくないから引きこもり、
        読書人の欠点だよな。

 そういえば以前、科学を分かりやすく伝えるためにもっと共感できるように書いて欲しい、と言った人がいた。確かにこういう意見やテクニックは割と普通。人間は解釈するがために、申し述べることは事実ではない。ゆえにどの解釈も説明も解説もどれも物語であって、だから分かりやすい物語を提示することは悪くもないし、分かりやすい物語であればそれで良い。それが当然である、そう胸を張る人もいる。

 ∧∧
( ‥)...嘘の多い少ないが
   あるはずですけどね。

    ( ‥)いくら格好よく、俺様デザインしても
      -□ それでいいのは漫画やアニメや映画で、
        飛行機の飛べる飛べないは、それとは
         別に決まるのよね。

 物語だから良い。ああ、しかし、この世界は僕らの作った物語ではないのだ。

 どれも物語だから良いではないか、こちらの方が分かりやすいではないか。だが、それはそれこそ、分かったという虚構でしかないのではないか? その分かった、分かりやすいが一体全体、現実とどの程度関連を持っているというのか。

 ∧∧
( ‥)この世界には一定のルールがあって
    解釈が入るから物語で等価だ、と強弁しても
    ルールに沿っているか、沿っていないのか
    そこには程度の違いがあるのだと。

    (‥ )子供の頃さ、印象に残った
        新聞記事があってさ。

 どこの国だったか(フィリピンだったかもしれない)、アジアのどこかで「自分はイエスの生まれ変わりだ」、と申し述べた新興宗教の教祖がいた。彼は私は3時間後に復活するからとガソリンをかぶって火をつけたのだが、

 ∧∧
(‥ )丸焼きのまんま倒れてます
 □-  ←メモリー閲覧中
 
    (‥ )あっちが面白すぎて帰る気なくなった
        だけかもしれんけど、
        彼、復活しなかったんよな。
 
 まあ、ここから分かることがある。

 ∧∧
( ‥)この世界がマトリックスのような
    バーチャル世界であったとしても

    (‥ )この宇宙では馬鹿やると
        強制退場をくらうんだよ、
        それがルール。

 逆にいうと本を読んでいるとそこんところが分からなくなる。分かった気になって分からなくなる。分かった、とか、知ってるよ、とか言うようではいかんのよ、若いの。

    (‥ )まさしくゲーム脳を越える
        恐怖の読書脳。本を読むと
        馬鹿になるのだ。
 ∧∧
( ‥)まあ、現実と触れ合いなさい、
    そういうことですね。

 本を読んだら外へでかけて化石掘れ、虫、捕まえろ、火山に登れ、でもって時に死ね。

 ∧∧
( ‥)それが現実をより正確に
    知る方法論なのであると。

    (‥ )だから科学者ってよく死ぬだろ?
        科学とは死ぬことと見つけたりって
        やつだな。

 
 

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