*の続き。
∧∧
( ‥)前、自然選択説が間違っている
というネットの書き込みを見て
話題にしたことがありました
→*
( ‥)先日はヤギは遺伝子が頑強なので
不利な突然変異が近親交配でも
生じないし、だから無人島で
増えるって書き込みを見つけた。
これも間違いなんだけども、しかし、ここから分かることがある。
:変異は変異が現れたその時に現れたと思い込んでいる
:人間でも動物でも植物でも膨大な変異をもともと抱え込んでいることを知らない/あるいは意識していない
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )ダーウィンとか、初期の
進化学者が頭を悩まし、
思索をさまよわせた過程や
動機や方向性がたぶん、より
理解しやすくなると思う。
今の私たちの一般的な理解を仮説とする(ただしすでに間違っていることが分かった仮説である)。それを通してみることで、過去の人が行った奇妙な(現代の妥当な仮説を通してみると正直意味不明に見える)行動がたぶん、分かりやすくなる。
∧∧
( ‥)現在の間違いは知識が既知でなかった
過去を知る窓になるのだと。
(‥ )そういう窓を通した時に
当時、その個人がベストを尽くしたか
実はそうではなかったかが
評価されるべきだと思う。
どうもダーウィンはベストを尽くしたが、ウォレスは正直、疑問だ(ベターではあったとは思う)。
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( ‥)そしてシヴァクレーターの
一件ですか。
( ‥)これもここから分かることが
あるな。
:マントルを液体だと思っている
:固体でも流れるということを知らない(レオロジーを見よ)
:地球のマグマは岩石の温度が融点を越えることで出来ていると思っている
:かんらん岩、玄武岩、花崗岩、これらの組成や密度、由来、元素の分別、性質の違いを把握していない
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( ‥)ようするに
(‥ )地球の振る舞いも火山の振る舞いも
地震のメカニズムもまったく
理解できない
そういうことになるだろうな。
たぶん、この視点は100年以上前の地質学の挙動を知ることには使えるだろう。ただ、現在の地質学やその業績を把握するためにはまったく使えないし、日本でこれほど火山と地震が多いのに、朝鮮半島などではそれが事実上ない(例外はあるが)、というありきたりな現実を説明できない。