自己紹介

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2011年9月22日木曜日

台風の痕

 
 公園向こうにある図書館から帰宅。公園は
 
 ∧∧
(‥ )これがもうひどい有様で
 
   (‥ )道は引きちぎられた小枝や
       葉っぱで覆われているし。
       森がぱっと明るくなっていたね。
 
 あっちこっちで木が倒れている。へし折れているもの、根こそぎ倒されているもの。1本だけ立っていたままばっきり折れたもの、森の中にあるのに上半分がなくなったもの、へし折れたスギ。ぶったぎられたヤナギ。
 
 ∧∧
( ‥)ここ15年あまりの嵐の中で
    被害最悪でしたね。
    前は根こそぎ倒れたスギが
    2本だけだったでしょう。
 
   (‥ )今回は公園のトレードマークのような
       大きな1本ケヤキも根元から
       へし折れていたしな。
 
 雨や水による浸食の痕は、まあ目立たなかった。とにかく風が強烈だった、そういうことらしい。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、森っていうのはこうやって
    更新していくのですよね。
 
   (‥ )破壊が起きて、暗い極相林に
       明るい場所が出来る。
       そうして明るい場所を好む
       植物が生えてそこを好む
       昆虫などがやってくる。
  
 こうして多様性が産まれる。
 
 まあ、あの公園は放棄された雑木林と水田の成れの果てなので、極相林ってほどでもないのだけど。それでも森の中で大きなシラカシが高さ3分の2のあたりからへし折れているのを見た時は、ああ、こういうものなのか、とも思った。
 
 ∧∧
( ‥)屋久島だって台風とかで
    次々に更新していくの
    でしょう?
 
   (‥ )なんか聞いた話じゃそうらしいよね。
 
 そういう点でいうと自然=深い森(まあ確かに深いのだけども)=暗い森=命が多い森、というのはあまり正しくない世界観。例えばもののけ姫とかのイメージはむしろ間違っているよね、という意味で。
 
 

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