自己紹介

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2011年11月1日火曜日

せめてじり貧の未来を

 
 部屋の整理をした
 
 ∧∧
(‥ )いらない本は捨てましょう
 □-
    (‥ )もう資料として価値がない
        ものはね。
 
 〆切りを終えてからどうもおかしい。寝付きが悪いし、夢を見る。
 
 ∧∧
( ‥)顔がぐるぐる縦に回る男や
   宇宙人の死体と称する羽を
   むしられたでっかいシチメンチョウ
   みたいな何か、とかね。
 
   ( ‥)夢なんてめったにみないし
       見てもただひたすらに列車に
       乗ってどこにもいけないか、
       巨大な駅をどこへいくとも
       歩いてるかのどちらかなんだが。
 
 疲労で神経がいかれているのかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)そういうわけで今のうちにと
    少し整理を始めたらこんな
    時間ですよ。
 
   (‥ )本に押しつぶされそうで
       寝るスペースさえもない
       ってのは正気じゃないからな。
       やむを得ないさ。
 
 これで少しでも寝やすくなったらありがたい。
 
 ああ、それにしても思う。老人も若者も同じ人間だから、どうしても安全パイを取る。
 
 ∧∧
( ‥)就職できれば安泰だ。
 
   (‥ )これまでそうだった、
       だからこれからもそうだろう。
 
 だが、状況と現実は極めて厳しい。
 
 ∧∧
( ‥)未来が不安だからこそ
   就職と安定に力をいれるのです。
 
   ( ‥)水位の上昇に従い、丘の
       上へ逃げる。それは正しい
       のだよな。自然でもある。
 
 問題はこたびの場合、丘も水没するんじゃね? ということで。
 
 ∧∧
(‥ )起こるとしたら、もう時間の問題
\-  なのですよね。2年か、3年か。
    みなが回避しようと必死だから
    簡単にはならないけども、軟着陸っぽく
    するのが精一杯でしょうね。
 
   (‥ )必要なのは安心よりは機動力だなあ。
       あるいは選択肢を絶えず探索し、
       確保することと言うべきか。
 
 ブラック企業だの社畜だのという言葉が単なる愚痴以上に深刻になるとすれば、過労死がどうとかいうよりも、選択肢を手に入れられないってことにある。
 
 ∧∧
( ‥)ぶっちゃけた話。
 
   ( ‥)選択肢の喪失、人生の失敗は、
       失敗した人生よりも劣るのだ。
 
 安全なら選択肢がなくても良い。社畜だのとかいっている連中は無視していればいい。
 
 ∧∧
( ‥)でも安全が保証されないのなら
 
   (‥ )それはもう家畜じゃない。
       だから選択肢は絶えず探査
       しなければならぬ。特に
       このような状況ではね。
 
 ∧∧
( ‥)皆が探索しても困りますよね。
    すべてが大崩壊ですから。
 
   (‥ )さりとて、探索者がいないと
       解答は見つからん。
 
 ∧∧
(‥ )みんな薄々分かってはいるんですけど
\-
   (‥ )だが選択肢と解答が見つからず、
       これまでそうだったから、
       これからもそうだろう、
       でいくしかない。
       たとえそれがじり貧の
       道であるにしてもね。
 
 老人と若者に違いがあるとしたら、

「事実、これまでもそうだったから、これからもそうであるに違いないし、そうでないといけない」

「これまでもそうだったみたいだから、これからもそうかもしれない」

 ってぐらいかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)でも、それって大きいですよね。
 
    (‥ )わずかで誤差のような違いが
        生死と未来を分ける。
        怖いよねえ。
 
 じり貧の未来だと思っていたら、絶壁で終わっていたりする。困ったものだ。じり貧どころではない。
 
 まあよい、まあよい、ほんのわずかでいいのだ。出ることを期待しつつ、出る状況を作れるように試みよう。成功も才能も、おそらく誤差の中にある。単なる我々は所詮はゴミだ。
 
 ∧∧
(‥ )空気を吸いに外に出たら、
    珍しくきれいな夜空ですね。
 
    (‥ )獅子座が東の空に上がっているね。
        レグルスの脇に火星がある。
 
 南の空に高く、燦然と輝くオリオン座が冬の到来を告げている。
 
 
 
 

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