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2011年11月19日土曜日

君は母集団の何?

 「ほら、見てご覧、北村くん。こんなにたくさんのハガキが届いているんだ」
 
 ∧∧
( ‥)嬉しそうに笑うその人を見ながら
   あなたは別のことを考えていたのですよ
 
    ( ‥)それは母集団の何を
        反映しているのか?
 
 お客が送ってくれるハガキ。しかし、それは、売り手が「お客」と一括してくくるその集団の何を反映しているだろう?
 
 母集団から無差別に抽出されたのでは”ない”データは一体全体何を反映しているのだろうか、という話でもある。
 
 ∧∧
( ‥)その人がすべてを失った時
 
    ( ‥)周囲にいた人たちは怒ったなあ。
 
 マニアとオタクにとり殺されたのだ!! と言った人もいたよ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、実際はそういう話では
    ないのでしょうね。
 
    (‥ )顧客が想定より少なかった
        顧客という仮説が現実的で
        なかった。顧客の一部のデータを
        全体に普遍させてしまった、
        色々な言い方があるだろう。
 
 あるいはこう受け取る人もいるだろう。一部の客は相手を騙すデータを送り続けた。少なくとも先の発言者の言わんとすることはこれにかなり近い。

 ∧∧
( ‥)あの場にあったのは客に対する
    憎しみでしたよねえ。
 
   ( ‥)目の前に客がいたら
      ぶち殺そうというくらいのな
      暗い暗い感情だ。
 
 生産者と消費者は、実はまったく相容れない、敵同士なのだ、少なくともそういう要素を考慮しなければならない。そういうことが分かった瞬間でもあった。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそれに関わる機会を持ちませんでした
 
   (‥ )それでもいつも思うのさ。
 
 色々としたり顔で書評をするのは当然にしても、お前さん、母集団の何を反映した何なのかね? と。
 
 ∧∧
( ‥)弱ったものですよ
    個人的で独創的な意見、
    自分の思いを誰かに伝えたいと
    思うその衝動は
 
    (‥ )その意見を普遍じゃなく、流通できない
        独自通貨に変えてしまい
        誰も使ってくれないものにしてしまう
 
 思いと衝動が意見を無価値にしてしまう。
 
 ああ、個性的とは無様なことだ。
 
 私を見て!! と君が願うほど、君の価値はなくなっていく。
 
 

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