自己紹介

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2011年12月28日水曜日

未来トレンド、それは強制

 ∧∧
( ‥)みなの愚痴を聞かされた、と
    申しますか
 
    (‥ )みなが持っている危機感を
        めいめいにしゃべっていた、
        それが全部同じ内容だったと
        いうべきか。
 
 日本の経済には未来がない
 
 ∧∧
(‥ )というか、必須から一番
\-   遠い立場の業種の方々
     ばかりでしたから。
      それはそうでしょうね
 
    (‥ )未来がない、というのは彼らに
        とってはまぎれもない事実
         だろうなあ。
 
 ようするに衣食住以外の、必須でない製品、商品、コンテンツは経済が悪くなると真っ先に大打撃をくらう。経済が良くなっても、そういう業界は回復が最後であるし、くらって経済が不調ならそのまま復活しない。事実、復活していない。
 
 ∧∧
( ‥)お金持ちの老人は金を使わない
    一番お金を使うはずの若者は
    お金がない。そう、皆さんが
    言っていました。今や
    皆が把握している事実でしょう
 
    ( ‥)それが分かっているから
      -□ 彼らは日本脱出を考える。
        言い換えると、
        それが分かっていても、
        日本の社会に対しては
        何もできない
        どうにもならない
        無力なのだよね。
 
 若者には権力がない。若者よ立ち上がれと言っている老人はする気がない。若者よお金を使え、そう愚痴だけこぼす金持ちは若者に金を渡す気がない。若者はする気がないと批判する人たちも、生き残る気と計画があるのは良いが、世の中を是正する気はないし、そもそもそんなことは、その気があっても出来ない。
 
 ∧∧
( ‥)まさに八方塞がりで、
    増税しかないでしょうねえ
 
    (‥ )金を使わないのなら
        強制的に徴収するしか
        なくなるからな。
 
 無駄だらけな世界は崩壊するし、崩壊しなければ変われないし、崩壊したくないのなら、無駄を抱えながら強制的に執行するしかない。
 
 ∧∧
( ‥)なんか後期ローマ帝国
    みたいですね
 
    ( ‥)というか、それを読んだから
      -□ こう感じるのかな?
 
 人口の減少、国土拡大の限界、防戦一方の戦況、軍事費はひたすら増大し、奴隷(低賃金労働者)の供給はじょじょに減り、労働者を確保するために自由を奪い、法律によって土地にしばりつける農奴制が成立し、それのみならず、それぞれの職業を世襲にして社会を固定し、どうにかこうにか帝国を機能するひとつの機械としてなんとか維持する。
 
 ∧∧
(‥ )でも実際には、そんな単純な
\-   ものでもないのですよね。
     帝国の東西で変化も対策も
     ずいぶん違っていて、
     異なる機構へ変貌しますから
 
  (‥ )東ローマ帝国なんか、帝国の衰亡と
     イスラームの侵入で地主が没落したので
     武具を自分でそろえられる富農を徴募、
     集めた農兵の軍団をもう一度作って、
     10〜11世紀に大国として
     帰ってくるのよな。
 
 市民軍なのか国民軍なのか農兵軍団なのか、何と言うのかしらんけども、似たような仕組みを持っていた後期ローマ共和制からかぞえれば、リセットが効いて、ほぼ1000年ぶりに社会が一新されたということなのか。あるいは既得権益にしがみつく人々をリセットして社会に活気を取り戻すには、場合によっては1000年かかるということなのか。
 
 ∧∧
( ‥)...まあこんな浮世離れした
   論説とかじゃ何の役にも
   たたないのですけどもね。
   分析も理解も粗すぎです
 
    ( ‥)というか、聞きかじった歴史を
      -□ 現在の危機に適当にあてはめて
        煽った文章を売るのは、頭が
        ぱっぱらぱーなライターや
        文化人や知識人が良くやる
        常套手段なのだけども
 
 でもそれでもふと思う。老人は既得権益を手放さない。一度できた社会の仕組みは、そう簡単には是正できない。それでも社会には低賃金労働者が必要だし、その一方ではインフラを維持する必要経費ってものがどうしてもある。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、集団を維持するために
    役割を強制する国家が求められる
    ようになる、そういうことに
    なりますかね?
 
    (‥ )これからの世界における
        国家のトレンドは
        そういうことになるのかな?
 
 
 続く=>*
 
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