こと座流星群。極大は過ぎてしまったけども、ひさかたぶりに夜の丘へ
∧∧ 流れ星、流れませんね
( ‥)
-( ‥)そうだねえ。
ベンチで寝っ転がって空を眺めると、360度とまではいかないものの、ぐるりと見渡すことができる。とはいえ、秋、冬には枝だけだったサクラの葉っぱが今ではのびて、視界に見通せない場所ができていたのも事実。
というわけで、広場の北にある(こっちは寝転がれない)ベンチへ移動。
∧∧ 流れませんね
( ‥)
-( ‥)そうだねえー
日付も変わって12時を過ぎ、東の空には青く、白くベガ(織り姫)が輝き、その左下にあまり目立たずにデネブが、右下の離れた場所にアルタイル(ひこ星)。やっぱりちょっとぱっとしない
*
∧∧
(‥ )天頂、すなわち頭の上にある赤っぽい星は
アルクトゥルスですね。
(‥ )うしかい座のアルファ星であるね。
脇のかんむり座もここらにしては
よく見える。
南にはさそり座のアンタレス、南西には明るく輝く土星とその下に見える乙女座のスピカ。地平線には西空に傾き沈もうとしているからす座と、半月がしし座の下にあり。
星は流れないものの、神奈川県の中央としては悪くない夜空を楽しんだことだし、帰ろうとしたその時
∧∧ あっ、流れました \
( ‥) *
-( ‥)流れたね。
乙女座の南西、からす座の少し上を、ぽろーっと、やや明るい、ちょっと鈍い色をした流星が少しゆっくりと流れた。流星群によって流れ星の様子がどうも違うらしいのは面白い。流れた場所はこと座の輻射点とは天空をはさんでの反対側だけども、流れた向きを反対へ延長すれば輻射点に辿り着く。やっぱり、こと座流星群の流れ星で良いらしい。
45分ばかし外にいて、見れたのは1つだけだったけども。
∧∧ でも見れました。
(‥ )
-( ‥)いい夜だった。
空をよぎる高圧電線が、さそり座の上で、ジンジンとかすかなうなりを上げていた。