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2016年2月22日月曜日

ここは殺人レストラン さあ覚悟はいいですかな?

 
 まてまて、その本には巻末に参考文献が載ってるだろ? だから不満があれば原典にあたって調べればいいんだよ。物足りないとか何言ってるの? なんで自分で調べないの? 馬鹿なの? それともお前は頭の病気か何かか?
 
 ∧∧
(‥ )本を読むだけで
\‐  本に書かれた参考文献に
    直に当たってみようとせずに
    ここがおかしいとか
    物足りないとか言う
    文句を言う割りには
    自分では調べないし
    論文を読むのも忌避する..

 
  (‥ )レストランに来た
      客のつもりなんだろうな
 
 シェフがこしらえたおいしい料理に舌鼓を打ち、あるいは論評し、批評する。
 
 ここには信用がある。まるで子供のような無批判で無邪気な信頼だ。
 
 すなわち、このレストランでは食中毒は起こりえないと。
 
 シェフはいい人に違いないし、もし万が一、おかしなものが混入していても、俺はそれを見分けられると。
 
 もちろんこれ、致命的な問題がある
 
 ∧∧
( ‥)人間は進化の過程で
    一通り有害なものは
    避けるように舌が
    出来ているけども
 
  (‥ )本に関しては
      そういう選別器官が
      存在しないんだよな
      出された料理が
      普通なのか
      無害だが段ボールなのか
      一発致死の毒物なのか
      人間では判断できん
 
 実際、インチキ療法本とかであっさり人は殺されるのである。本に関しては、それが毒物だろうが腐っていようが、人間に識別できないことは明白だ。
 
 ∧∧
(‥ )読書家の人たちは
\‐  ライターが食事に毒を
    練り込まないと
    信じてレストランに
    来ているのだと
 
  (‥ )舌が馬鹿なくせに
      そんなことをするとは
      命知らずな奴らよ
      俺には真似できないね
 
 いやいや、客のことを考えて、ちゃんと料理を出す責任があなたたち、ライターにはあるでしょっ!!
 
 そう激怒する人もいるが。
 
 ∧∧
(‥ )インチキ療法の人たちって
\‐  ちゃんとした料理を
    提供していると心の底から
    信じているんだよね
 
  (‥ )だからさ
      このレストランは
      自己責任の
      場所なんだよな
 
 
 このレストランの方針は明らかである。客は責任を持って選んで食べろ、失敗したら死ね、だ。
 
 ∧∧
( ‥)死ねとは何事だ! と
    怒り狂う
 
  (‥ )うん
      怒るのは
      いいんだけどさ
      これはただの現実なんだよ
 
 実際、死んどるがな。
 
 ちゃんと見たか? 死んでるんだ。死ぬんだよ。
 
 よく見ろ、このレストランには死体が転がっている。
 
 そこで怒るのはなぜだ? 現実を無視して死にたいからか? 理不尽な現実を理不尽だと言い立てて、それで誰かに是正してもらうためか?
 
 どっちにしろ、それは死への道である。座り込んで泣き叫んで一体どうする?
 
 よく死体を見て観察するのだ。そうでないと次に死ぬのは自分なのだぞ。
 
 
 
 

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