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2013年6月17日月曜日

やはりレギオン


 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)気晴らしもかねて
    –□ 「プルターク英雄伝」
       岩波文庫版を読んで
       いるんだけど
 
 第四巻 アエミリウス・パウルス
 
 pp68~73:マケドニア王ペルセウス(在位:前179〜168)とローマの将軍アエミリウス・パウルスの戦い
 
 ∧∧
(‥ )マケドニアのファランクス。
\–   この密集歩兵の槍ぶすまを
     ローマのレギオンは
     突破できないと
 
 
  (‥ )肉薄して真っ正面から
      接近戦を挑んでるけど
      それだけでも驚きだよ。
      レギオンの武装は
      投げ槍を使った後は
      短剣と盾だろ?
      無茶だよね
 
 事実、突破できなかったらしい。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも、最終的に破れたのは
\–   ファランクス。
     どうも記述の内容からすると
     レギオンの分離攻撃に
     対処できなかった
     みたいですね
 
  (‥ )正面からはほぼ無敵の
      ファランクス。
      対してサブユニットを
      分離、自立させて
      攻撃できるレギオン
      ローマ軍の強さは色々
      言われるけども、
      やっぱひとつはレギオン
      にあるってことなのか。
 
 ∧∧
(‥ )ペルセウス王のお父さん、
\–   フィリッポス王もレギオンに
     破れてますよね
 
  (‥ )英雄伝の第五巻、
      ティトゥス・
      フラーミニーヌス
      のところね。pp129~130
      この時もレギオンの
      分離攻撃にやられて
      いるんだよな=>
      英雄伝だとほんの一行の
      表現になっているけど。
 
 ∧∧
( ‥)やはり、ローマ拡大の鍵は
    レギオンですか
 
  (‥ )それだけでないにしても
       そういうこと
       なんだろうね。
 
 
 *レギオン:ラテン語ではレギオ。ローマの軍団のこと。サブユニットを交互に配列したような構成を持ち、ユニットごとに分離、自立して行動、攻撃が可能。
 
 **イエスはローマ支配下で活動したので、新約聖書にはしばしばローマの軍事用語が登場する。複数の邪霊がレギオンと名乗ったのもそのひとつ。そのため、我が名はレギオン、という台詞と共に”レギオン”という単語自体は結構有名=>hilihiliのhilihili: 名前はレギオン。たくさんおりますから。
 
 
 

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