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2012年5月17日木曜日

その装身具はお幾ら?



  (  ̄  ̄)ふえあ

 ∧∧
( ‥)今日はお休みですか

 コンビにから出たら労働の合間にコンビニ弁当とタバコ一服で休んでいるおっちゃん、兄ちゃんたちがいた。作業服にはペンキがかかり、近所のマンションの外装を塗り直しているんだろう。昼飯時だった。ああ、自分もバイトで梱包作業を終えたら、顔が真っ黒で、まるでトンネル工事のおっさんのようだ、と言われたことを思い出し、ふと見たら若い兄ちゃんたちの腕にはキラキラとした腕時計やアクセサリーが・・・・

 ∧∧
( ‥)本音を言いなさい

  (‥ )金目のものだ!!

 あれ、強奪したら幾らぐらいで売れるかなあ? 

 ∧∧
( ‥)幾らにもならないでしょう?
    質屋に持ち込んで、元の
    売値の10分の1かそれ以下
    ではないですかね?

  ( ‥)だがしかし、
      もし、あれが金だったら?

 ∧∧
(‥ )今はグラムあたり4000円
\–   ぐらいですね

  (‥ )まあ、変動するし、純度にも
      よるのだけどさ、金は本来
      財産、貯金なのだよね

 ああ、そうか

 カエサルはガリアに攻め込んだ

 ∧∧
( ‥)出典が分からないですが、ある
  –□ 本だとガリアの人たちは
     金の装身具を身につけて
     いたそうですね

  ( ‥)ローマは共和制の後半に
      はいると信じがたいほど格差が
      広がったみたいでね

 下は奴隷や小作人。
 上は王国と揶揄されるような広大な土地を所有した人々
 彼らはたくさんの小作人や奴隷を働かせ、人件費最小、そして商業作物を作り、売りまくっていたらしい。

 ∧∧
( ‥)貧乏人が軍隊に入っても
    給料はすごーく安かった
    みたいですね

  ( ‥)でも略奪が出来る、それが
      いわばボーナスになるの
      だよな。

 歩いて数十日の距離まで進撃すれば、手強いが、組織化された自分たちには対抗しえない遅れた連中がいて、彼らは金の装身具を持ち、神殿には奉納品がある。

 ガリア、現在のフランス。ゲルマーニア、現在のドイツ。
 
 当時は森が広がる野蛮人の土地。農業にさほど向いた土地ではなく、生産だって大したもんじゃない。なんだってそんな、いかにも低価値なド田舎へ攻め込んだのだ、と思ったものだけど

 ∧∧
( ‥)金や装身具、奉納品がいわば
    貯金である以上、略奪の利益と
    売り上げは土地の生産高
    そのものではないし、関係ない。
    貯蓄を奪うのだと

  (‥ )それなら利益は出るわけだ
      しかも当時の戦争では
      複雑高度化された機械類なんて
      無いし必要ない。
      そもそも人件費だって安い。

 ∧∧
( ‥)要するに

  ( ‥)戦争を起こすの当たり前だね



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