[Birds of Paradise and Bower Birds] Gilliard に目を通す。
( ‥)フウチョウの種分化を
-□ 種の認識、識別から
説明している仮説を紹介...
∧∧
( ‥)?
どうも配偶のチョイスが前のカップリングに影響されない、ようするにその場その場で起こる/決定されることなので、ゆえに種の識別が重要になる、だからフウチョウの雄の飾り羽には膨大な違いが生じたのだ、という説明らしい。
∧∧
( ‥)雄だけに飾り羽があるのに、
ですか?
(‥ )種の識別だっていうのなら
雌にあってもしかるべきだろうね。
というか、膨大な違いがそもそも必要ないがな。A種は赤、B種は白、でいいがな。
∧∧
( ‥)歴史的な皮肉が思い起こされる場面ですかね
動物が配偶する前に複雑なディスプレイを
行うのは、互いが同種であることを確認する
ためなのであ〜〜る。
(‥ )その説明に彼の人、答えて曰く
「ああなるほど? じゃあ、人間の雄が雌をくどくのに時間をかけるのは「君の前にいるのはチンパンジーではなく、私は同種の雄ですよ」と説明しているわけだ?」
∧∧
( ‥)どう考えても違いますね
( ‥)でっ、考え直してみると
-□この本、1969年の本なんだよな
∧∧
( ‥)じゃあ、無理だ。
(‥ )性淘汰って発想がないのな
□-
*性淘汰 生存競争、ではなく、片方の性がもう片方の性をえり好みする(主に雌が雄をえり好みする)ので、例えばの話、雄の飾り羽などといった装飾が進化したというアイデア(元ネタはダーウィンであったが1980年代まで事実上、無視されていた)。
まあ一応、一夫多妻制(ハーレムとかではなく、少数の雄が大多数の雄を押しのけて配偶する、という程度の意味で一夫多妻制)がむしろ原因ではないか? とは書かれてはいるが。
∧∧
( ‥)でも、ダーウィンさんのアイデアじゃなくて
-□ マイヤーさんの話を引用している
みたいですね。
(‥ )重宝している本なんだけど、
なんかさ、深刻というか
時代を感じるというか。