自己紹介

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2011年4月13日水曜日

それは周囲が許してくれないと思う

 
 ∧∧
(‥ )原発周辺には当面住めない
\-   10年住めないのか20年住めないのか
     という発言。

   (‥ )? カイワレおじさんが
       言ったってやつかい?

 それ、妥当な値か?

 ∧∧
(‥ )ドイツの田園都市をモデル
\-   エコタウン・・・

   (‥ )軽いというか薄っぺらというか
       具体性が皆無というか
        生活臭が0というか。

 なんかこの震災の初期から言っていなかったっけ? なにか思い入れがあるのか、そんなにメリットのある構想なのか? いやあ、メリットがあるとしたら聞き慣れないのは実に奇妙である。メリットがあるならヘッジファンドと同じぐらい良く聞くだろう、エコタウン。

 ∧∧
( ‥)名詞だけでは分かりかねますね
  -□
    (‥ )エコタウンねえ、得になることって
        何よ? 金にして幾らぐらい?

 というか、この地球はそういう生活を許すような場所か? この世界が? 

 ∧∧
(‥ )リサイクル社会なんでしょうか?
\-
    (‥ )だが、他人の資源を踏みにじってでも
        自分の権益を拡大したい人々がいる。
        それがこの世界だ。

 100人に1人、そう考えるやつが出ただけでお上品なリサイクル社会なんて破綻する。そして人間は大量生産品でもないし、工業製品でもない。質は一定していない(一定していたらとっくの昔に全滅していただろう)。

 ああ、確かに中国がレアアースを輸出しないよ、というからじゃあ、リサイクルしよう、とかとなるが。結局はそれも外圧の結果で、

 ∧∧
( ‥)つまるところ敵がいるから
    その選択肢をチョイスしたのだと。

    (‥ )人間と人間の露骨なエゴがぶつかり合う
        資源が有限であるがゆえに奪い合いが起こる。
        その時に始めてエコもリサイクルも
         成立するってこった。

 まあ、考えてみれば自然界からして有限の資源の奪い合いである。自然は生き地獄のような場所で、別に天国でもパラダイスでもない。
 
 力と力がぶつかって均衡したからバランスして有限の資源がリサイクルしている。奪い合うから文字通り、骨までしゃぶり、排泄物まで食べる連中が現れる始末。

 ∧∧
( ‥)まあ、骨までしゃぶり尽くす
    奪い合いの世界だからこそ、
    リサイクルしているんですけどね。

   ( ‥)サイクルが回るのは
       奪い合いがあるからだし、
       秩序は単なる力の均衡だ。

 そんな世界の中にいきなり計画的にリサイクルしましょうって町を作るなんて、あるいはなんか知らんがエコしましょうなんて、なんともひ弱で、温室育ちの植物が雑草に駆逐されるがごとく滅ぶのがオチのように聞こえてならぬ。計画経済みたいに無様に干涸びて、くびれ死ぬのじゃあなかろうか。

 そもそも我々自身が力でエコを破壊しているじゃあないか。農民や我々のような都市生活者が狩猟採集をする人々に対して、意識的にだろうが無意識であろうが、直接的だろうが間接的だろうが、まったくの悪意であろうが善意であろうが、どれほどひどいことをしてきたのか、今しているのか、そのことを考慮にいれた時、

 ∧∧
( ‥)美しいエコタウンなんて
    無理だと。

    (‥ )周囲が許してくれないのよ。
        失敗するか、名前とはほど遠い
        しろものになるか、どっちか
         じゃないのか?

 そんなことを許してくれる世界なら、引きこもりだって許してもらえたはずさ。だがそうじゃねーよな。この地球がそんな良い場所であるとはとても思えないし、事実そうではない。

 世界の有様は道徳でもないし、良い、悪い、善し、悪しでもない、もっと冷酷で機械的だ。事実、いかなる美辞麗句も理想も、ある限度を越えると力と負荷の前に屈服して流れ始める。それも意外に早く。


 

 *19:20 なお続報によると「私はそんなことはしゃべっていない」というカイワレおじさんの発言があったそうな→*
 
 ∧∧
( ‥)なんでしょうね、これ・・・

    (  ̄  ̄)エコタウンな人なのは当初からの
           話だけども、なんだろうねえ

 ただ、こういう話がもれてくる、ということは、噂がまるっきりの根なしだというのでなければ、「10年、20年住めない、エコタウンを作れば良い」と思っている人間が、周囲を含めて誰かしらいるってことでもある。

 ∧∧
( ‥)つまり

    (‥ )現実的でない認識をしているやからが
        誰なのか知らないけど
        いるってことはかなり確実。
 
        

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