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2011年3月31日木曜日

再臨界?

 
 ∧∧
(‥ )IAEAが「福島第一原発で再臨界した可能性も」
\-  という見解を示す。

     (‥ )?

 はあ、その話の出所は何? と探すとbloombergらしい→*

 ∧∧
( ‥)ああ、でもなんか記事のニュアンスが先ほどとは
\-   違ってますね。局所的に再臨界の可能性も、
     になっています。

     (‥ )元記事がアップデートされちまってるが
         だが、確かに見たぞ。

3月30日(ブルームバーグ):国際原子力機関(IAEA)は30日のウィーンでの記者会見で、
東京電力福島第1原子力発電について、「再臨界」した可能性があるとの見解を示した。
 
 ↑ネットで拾ってコピペした内容だが、アップデート前には確かにこういう記事内容だった。

 あるいはこれ→*

 可能性とは言うものの、

 再臨界「した」

 過去形? すでに「した」?

 ∧∧
(‥ )でも、あれですね、英語版のBloombergでは
\-   なんか見つからないんですが・・・→*

     (‥ )探し方が悪いのか、あるいはそもそも
 
 そんな言及があったのか?


 ∧∧
( ‥)最低限、IAEAの最新記事、近時の記事にも
\-   見当たらないようですけど。
    →*
    →*

     (‥ )最低限、そうと解釈される発言が
         あったとしても、それは現時点では
         公的ではないってことになるかね。

 IAEAのレポートでは、福島第一原発では水を送り込み、冷却中。日本の原子力安全保安院のプレスリリースと基本的に同じ→*

1号が323から281度に冷却、底の部分は134度(内部が充分にモニターできないので水を供給するノズルの温度で見ているらしい/これは原子力・安全保安院のプレスリリースと同様)。2号は154から177度に上昇。底部は78から88度。3号は75度。

 放射性物質による飲料水への影響はほとんどの場所で問題ないレベル。福島の一部地域で、乳児に対してだけ飲用制限が継続。

 IAEAのチーム2つが放射線、放射能の測定に29日、日本へ。東京の放射線は時間あたり、0.02~0.19マイクロシーベルトで、自然にある放射能にまぎれるか、わずかに上な程度。

 原発周辺の放射性物質の量は場所によって相当差があって福島の一部の場所ではIAEAの退避に関する規定を上回るレベル。

 ∧∧
( ‥)ここに近づく時は注意してください、
  -□ というむねをアドバイスした、とありますね。

     (‥ )They indicated that they are already
      □-  assessing.というのは彼らもすでに
          測定済みでした、ということかな。

 *03.31 20:40追記:あるいは「彼らも既に測定し初めている」、の意味になる。ただ、29日のプレスリリースでこの値は文科省からすでに公表されていることからすると、やはり、「既に測定済みでした」、というべきなのか。→*

 千葉、群馬、茨城、神奈川、長野、新潟、埼玉、栃木、山形の食品、未加工の牛乳を検査、ヨウ素131、セシウム134、137はそれぞれ発見できないか、あるいは定められた値以下。

 その後、FAOとIAEAの食品安全査定チーム(とでも言えばいいのか? The Joint FAO/IAEA Food Safety Assessment Team)が栃木県自治体と打ち合わせ、アドバイス。

 他、海洋の放射能のモニター、シンガポールに輸出された野菜、などなど。

 ∧∧
( ‥)で、終わり。
  -□ →*

     (‥ )再臨界ってなんだよ?


 これはあれかい? ブルームバーグ日本語版だけの話かい? なんだこれ?

 
 ∧∧
(‥ )ネットでは一部で騒然としたみたい
\-   ですが・・・・

     (‥ )まあ、お祭りに油をまくのは
         ジャーナリズムの真骨頂であるけどね。

 プレスリリースや本には眼を通している。

 しかし、テレビ、新聞、ラジオのすべてを切り離している身としては、ネットや人の話から語られる原発をめぐる世界の有様は、まるで火星のニュースを聞いているようで、ある意味では新鮮だ。


 

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