自己紹介

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2011年10月13日木曜日

運命は子供の時に選んだではないか

 
 ∧∧
( ‥)仕事のペースが落ちてますね
 
   ( ‥)色々、雑な仕事が入ってなあ
     -□ 足を引っ張られるし、
       さすがに疲れが出てる。
 
 栄養剤、食事、睡眠、散歩、
 
   (‥ )どうもうまくない。
       体が重い。
 ∧∧
( ‥)どうしたもんですかねえ。
 
 さてそれはともかくとして
 
 小学生の時、学校にあった図書館には色々な本があった。タバコモザイクウイルスの外皮であるタンパクと遺伝子をそれぞれ分離して複合する話、ウイルスが自己増殖をする生物としての特徴を持つ一方で、それまで無生物の特徴だと思われていた結晶する話、ロシアで行われたという貯水池を作るための核爆弾の使用、塩素の添加による合成樹脂の強化
 
 ∧∧
(‥ )ずっと後になって教科書とかで
\-  もっと具体的に、専門知識や用語と
    共に知ることになる知識ですよね。
 
    (‥ )本というのはそういうものなんだ。
 
 図書館を使わない人間はずっと使わない。子供の頃から大人になるまで使わない。使う人間は使う。それだけだ。
 
 ∧∧
( ‥)科学を難しいと思っていませんか?
  -□ 実は中学程度の知識を覚えれば
    理解できるのです、
    というキャッチコピー
 
    (‥ )言い換えれば小学生以下の知識しか
        ないから科学が理解できません
        そういうことだよね。
 
 本も知識も理解の手がかりもずっと目の前にある。ただわざわざ手をのばさないだけだ。実際、図書館がそうだった。ほとんど誰もいなかった。

 しかし長い年月を経ると、人は化けてしまうらしく、自分が大人であり、物事を理解できると思い込み、理解できないのは教え方が悪いせいだと自分の頭と動機を棚に上げて絶頂に騒ぎだす。知った気になって満足し、そしてそのまま死ぬ。それだけだ。

 中身は子供のままである。今の運命、それはかつて自分が踏み出した道の先にあるものだ。それを選んだのは自分たち自身ではないか。
 
 

 
 

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