自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2010年9月26日日曜日

祖先という言葉

 
 ∧∧
(‥ )試合中、チアリーダーがマスコットに喰われたそうです
\-
     (‥ )?

 ∧∧
( ‥)喰われてるでしょ。
    すごく普通に食べられてますよね?

     ( ‥)・・・喰われてるね、丸呑みだね
       -/ 抱きかかえて口から着ぐるみの中へ
          取り込んでいるんだなあ。

 この後、

     (‥ )ペレットにして、ぺっ!!と
         吐き出さないかな?
 ∧∧
(‥ )子供が震え上がるでしょうね
\-   お姉さんがペレットにされたーー!!って。

 *ペレット(ペリット):鳥が、食べて消化できなかった獲物の羽毛、体毛、骨格、衣服などを丸めて吐き出したもの。

 さて

 1987年の雑誌を読んでいたら、人類の化石を見つけたこと、しかしその化石がもっている形質がちぐはぐで、他の化石といかにも整合しないので、、、

     ( ‥)どれが祖先なのか分からなくなった
       -□ 系統仮説が分からないと書いてある。
 ∧∧
( ‥)? どれが祖先と考える必要はないのでは??

 の、はずなのだけども。

      (‥ )新しい化石は祖先と想定されてきたロブストスよりも
       □-  時代的に古く、より派生的で、だからロブストスは
          この系譜の祖先ではないし・・・と書いている
 ∧∧
( ‥)どうも分かりませんね。祖先、子孫ではないが
    同じ系譜だ、系統だとご自身が書いてるんですよね?
    なぜに混乱するのでしょうね??

 祖先、子孫ではない、ということと、それらが同じ系統に属している、というのは矛盾しないし、そういう表現も著者自身がしているはずなのだけども。

       ( ‥)アウストラロピテクスの系統が一直線であるという
         -□ 仮説は捨てなくてはならない。そうだ。
 ∧∧
( ‥)そこが根本的な問題点、ですよね?
    分岐していく関係を一直線の”順序”に押し込んで
     理解しているから、理解が混乱するんですよね?

 祖先子孫ではない、矛盾する形質の分布、分岐する系統、化石の産出する時代は分岐の順序をおおまかに反映している、という考えは相互に矛盾することはあれども、当然、原理的にすりあわせが可能(矛盾が最小になるものを選べば良い)。

 しかし、

 化石の産出年代は祖先子孫を厳密に反映している

 系統は一直線である

 祖先と子孫は見つかるのみならず、分かるはず

 と追加の想定を導入したら、

 ∧∧
( ‥)途端に理解が混乱しますよね。

      (‥ )もともと生物は個々の系統で形質を失ったり、
          固有の形質を固定させたりする一方で分岐する
           わけだしな。

 分岐の過程ですでに形質の分布が一直線に並ぶようなものでなくなっているはずなのに、それを一直線にむりやり押し込めたあげく、さらに時代の順番=祖先子孫関係だ、とか、これが祖先に違いない、祖先は見つかるはずだ、と想定したら、そりゃあとたんに話がおかしくなるに違いない。

 例:あれ? 祖先でないなら、この化石は他の化石と系譜は同じなのに違う系統なの?? (分類によるグルーピングと系統推定とがたぶんごちゃまぜ)

 ∧∧
( ‥)時代を感じさせますね。

       (‥ )でもたかだか23年ばかり前なんだよな。
        □-
 
 時代はこんなにも変わったと見るべきか。


 
 

ブログ アーカイブ