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( ‥)最後の魔法使い、錬金術師というと
(‥ )ニュートンだろうなあ。
先日読んだ占星術の歴史の本では占星術に関する遺著を残したからといって、あの偉大な理論家が占星術の信者などというのは冒涜だ、と書いてはいるけども。
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( ‥)でも実際には大魔法使いであると。
(‥ )現在では普通にそういう扱いだよね。
それと、彼の神学的な宇宙観って
どう見ればいいのかね?
最後の占星術師は
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( ‥)ケプラーさん?
(‥ )かねえ? 別に彼が最後だってわけじゃないだろうけど
最後の方にいる人っぽいよね。
彼以後の占星術師が何として認識されるべきなのかはよく分からない。
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( ‥)ただ、科学としての占星術は
あのあたりから終わっていくと。
(‥ )たぶんね。
科学としての占星術という言い方がおかしければ、自然を説明する理論体系を持つと自ら自覚して、それを行使できた占星術、というものはあのあたりから終わったっぽい(まだよく分からないけども)。
それに対して、運命を予想できる、という占いの側面は現代まで生き残ったけども、自然を説明する新たな理論体系である地動説の出現が、”その占星術”にどんな影響を与えたのかは分からない。
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( ‥)ぜんぜん与えていないのでは?
(‥ )かもしれないね。
むしろ天王星、海王星、冥王星の発見の方が占星術に与えた影響は大きかったかもしれない。科学でなくなった占星術に科学になった天文学が影響を及ぼすというのは奇妙と言えば奇妙だけども、当たり前と言えば当たり前。
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( ‥)錬金術理論は原子論の出現と
パスツールさんの研究で終わったと
見るべきでしょうかね?
(‥ )おおまかにはそうだけども、原子論を化学者が受け入れたのは
19世紀の終わり、物理学者が受け入れたのは20世紀に
入ってからだろ?
錬金術ってもっと早く終わっているよね? それとも”終わり”を定義できないくらいじょじょに現代化学にとって代わられてしまったのか(現代の錬金術師はもう金属の錬成には興味がないそうだ)。
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(‥ )初期における周期表の試みは
□- どう見るべきなんでしょう。
(‥ )自然界にパターンがある、という認識で
進んだんだろうけども、どう理解すべきなんだろうな?
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( ‥)神学の最後はアインシュタインさん?
(‥ )うーん・・・・ニュートン的な決定論的宇宙の終焉という方が?
でもニュートン自身の世界が神学的な宇宙観って
言われるわけだしね。やはりアインシュタインが
神学の最後ってことになるのかね?
だがしかし、現代物理学でしばしば言われる”対称性”。
(‥ )こんだけイデアな主張を強烈にする学問って
科学の中では珍しいと思うんだけどね。
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( ‥)意外と神学の残滓が残っているのか、
あるいはプラトンの影響が残っているのか。
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( ‥)まあ、現代物理学者がプラトンの記憶を積極的に
持っているとは、あまり思えませんが。
( ‥)まあ、調べれば分かる話。
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