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2010年9月8日水曜日

古代人の思考を覗く

 
 ちょっと一昔前の、日本におけるカイツブリの観察記録を読む。
 
 ∧∧
(‥ )1934年ですね
\-
     (‥ )観察自体は大正なんだけどもね。

 なんでもカイツブリを観察していたら、その観察者の跡をつけてカイツブリの卵を盗む者がいるのだとか。

  
     ( ‥)花柳病に効くという迷信が?
       -□  花柳病って何よ?
 ∧∧
(‥ )性病のことみたいですが?
\-

      (‥ )・・・・
 ∧∧
( ‥)性病のことみたいですよ。
\-   ようするに梅毒とか淋病とか


 ああ、そういう・・・・・。


 ∧∧
( ‥)農村の経済は日を追うて苦しくなり、
  -□ 金儲けに血眼になり、菖蒲などを刈って男の子の
    節句として市場で売り、そうするとカイツブリの巣が
    人目にさらされ、例の妙薬との迷信が働き・・・

      (‥ )四捨五入して80年。
          日本人って金持ちになったんだな。

 節句に菖蒲なんて、もうやっている人はどれだけいるか。それにしても古代人の思考はよく分からん。
 
 

      ( ‥)花柳病ってあんた
          何その、きどったネーミング?
           梅毒だろ? 淋病だろ?
 ∧∧
( ‥)まあ、どうでしょうねえ?
    無限希釈した溶液に効果があるという
     呪術がはやっているのが現代でして。
     死者まで出てるんでしょ?

 さてもさても、考えることは古代人も現代人もやはり同じか?

 

 ∧∧
(‥ )カイツブリが漁の餌をとるからって理由で
 □-  巣を見つけると櫂とかで叩き潰してたみたいですね。

      (‥ )昔は楽天的だったよな、無限に自然が
          あると思えた時代でもあった。

 しかし、今もたいして変わらないか?

 
 在来種が危機に会っている時に、外来種を駆除するのは可哀想、と主張するのも、たぶん、自然が無限大だと思っているのか、

 
 ∧∧
( ‥)あるいはどうでもいいのでは?

      (‥ )かもね。
 
 
 

 
 

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