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2016年1月31日日曜日

既に残りの人生の2日目に入ります

 
 よく、地球のこれまでの歴史を1年に例えるという換算がある。こうすると地球がいかに長い歴史を持ち、人類がいかに短い歴史しかなかったのか実感できるのだ。
 
 そして本日は1月31日。2016年1月の最終日。
 
 なんということ、一ヶ月前までは正月だったのに、もう1年の12分の1が終了だ。
 
  ( ‥)75歳が活動限界だと
    ‐/ 考えた場合
       俺は後30年で
       活動を停止する
       残りの寿命を1年に
       例えると
       俺の寿命1日分が
       消費された計算だ
 
 ∧∧
( ‥)そういう表現をされると
    なんかいやーんだな
 
 *残存寿命を1年に例える。つまり自分は大晦日の夜に死ぬ。この条件で実際の残存寿命が30年である時、一ヶ月が過ぎるとは、その30分の1、1日分の消費に等しい。
 
 ∧∧
( ‥)大晦日の夜に死ぬ人間が
    1日を終えてしまい
     2日目に入るという
     換算だな
 
  (‥ )うほほほっ
      いやな話だなあ
      しかもこれより早く
      死ぬ可能性もあるからな
 
 なるほど、確かにこの一ヶ月で1冊の本は出来た。完全な完成はまだだが、間もなくだ。
 
 以上の換算で言えば理想的には3日に1冊のペースで本を書く事になるわけだし、それで1年を終えられるのなら、まあ悪くはないかもしれぬ。もちろん、なにもかも順調にいけばの話ではあるが、
 
 ∧∧
(‥ )それにしても
\‐  もう時間はありませんな
    人生の大晦日まで
    あと364日ですぞ
 
  (‥ )もっと生き急がねば
      ならないね
      生きるとは無意味なこと
      本を幾ら書いても
      何も伝わらないし
      何の意味も成果もない
      俺の本は全部無駄無価値
      それでも走り抜けねば
      存続はかなわぬぞ
 
 
 さてもさても
 
 先日は打ち合わせの最中にこんな話になった。
 
 漫画家さんを見つけるにはどうすれば良いか?
 
 漫画といってもこの場合、学習漫画に近い。だから、面白い話を描けるとかでは駄目だ。萌え絵を描けるとか、絵がうまいとか、そういう人でも意味がない。少なくともそれが特別に求められているわけでもない。
 
 確かに漫画やイラストを描ける人は山のようにいる。皆さん、お仕事募集中だ。
 
 問題はである。この状況で、一体誰に仕事を頼めば良いのか? 
 
 ∧∧
(‥ )描く技量はあっても
\‐  描き続けられない人
    時間内に描けない人
    発注された絵を描けない人
    発注に応じられない人とか
    いるからね
 
  (‥ )いくら可愛い女の子を
      見せられて
      僕はこういうのを
      描けますと言われても
      困るんだよな
 
 時間内に描ける。発注に応じられる。描き続けられる。
 
 これは可愛い女の子の絵を見ただけでは、まったく見えてこない情報である。
 
 ∧∧
(‥ )取りあえず同人誌を
\‐  作った事がある人に
    接触してみては?
    とあなたは言いました
 
  (‥ )以前複数の
      イラストレーターと
      仕事をした時
      ちゃんと対応できたのが
      同人誌を作っていた
      人たちだったのでな
 
 同人誌とはいえ、それは企画であり、調整であり、発注であり、〆切である。これを切り抜けた人間はそれなりであろう。
 
 
 ∧∧
( ‥)大部分の
    イラストレーターさんは
    好きな女の子を
    好きな時間にしか
    描けませんから
 
  (‥ )それだと
      悪い意味で
      アーティストなんだよな
      実際、絵がうまいけど
      こっちの発注に
      全然応じられない人が
      いたりするのよ
 
 例えばそういう人を相手にした時、ああ、この人はこれじゃあ世に出られないだろうなあ、と思ったけども、追跡した限りではどうもそれに近似であるらしい。
 
 ∧∧
(‥ )...仕事は幾つか
\‐  舞い込んでいるようですが
    1年に1回とか...
    そんな感じみたいですね
    デビューにはほど遠い
    描いている数も
    少なすぎですかね
 
  (‥ )描く側は
      俺うまいだろ!! と
      アピールするけど
      発注側に立って
      考えるべきなんだよね
 
 実力あるイラストレーターの諸君は、世の中を見た時、こう思わないか? 

 なんでこんなへたくそが仕事をもらえているのだ? と。
 
 これには原因がある。例えばそもそも、その人の絵はへたくそなのではなく、実は普通にうまいという場合とかだ。
 
 だがそれ以上にこれが示していることは以下のように明瞭である。

 絵はその本の目的において、必要最低限度以上であればそれで十分です。

 ∧∧
( ‥)必要最低限以上であれば
    後は発注に応じて
    時間内に描ければ
    それで良いのである
 
  (‥ )絵がうまいやつってさ
      こういうところを
      見誤るんだよな
 
 絵がうまい連中は、多分、描く側の視点で考え過ぎなんである。
 
 そもそもお仕事募集中といっても、本当のところ募集するのは発注者だ。
 
 そして発注する側からすれば、絵が無茶苦茶うまくたって嬉しくもなんともないのである。

 そんなものは求めていない。必要最小限を越えていれば十分なのだ。
 
 それ以上に問題なのは、時間内に仕上げてくれるか、対応してくれるか、そこである。実際、これが駄目なら同人誌も落ちるであろう? つまり肝心なのはここであること明白ではないか。
 
 もちろん、発注者からしてもこれが一番大事な部分。

 そして、仕事を頼む相手にはこれをこなすだけの経験があるのか? これ大事。
 
  
 ∧∧
(‥ )それを考えると
\‐  同人誌を作るというのは
    その条件を満たす証明書の
    ようなものですなあ
 
  (‥ )あるいはHPやblogで
      延々と連載してるとか
      そこだよね
      仕事を頼むわけだからね
      みんな安心感が
      欲しいわけさ
      やっぱあれだよ
      数だよ数
 
 ∧∧
(‥ )しかしそれで探すとなると
\‐  こりゃあなかなか
    面倒ですね
 
  (‥ )漫画をずっと扱っている
      出版社さんだと
      必要なノウハウや
      新人の能力を
      テストする方法とか
      通過儀礼とか
      持ってるわけだがね
 
 ∧∧
(‥ )でも問題の会社さんは
\‐  そうじゃないんだよね
 
  (‥ )帰り道に足を伸ばして
     打ち合わせ相手と
     同人ショップの
      とらのあなを
      覗いたけども
      あれだけじゃ
      ぴんとこないな
 
 さて、どう探したら良いのか。
 
 
 
 

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