自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2016年1月26日火曜日

これからの理論

   
 2016年1月26日。西の丹沢に太陽が沈んだのは5時ぐらいであった。冬至の頃は、4時45分ぐらいであったろうか?
 
   
   日は少しずつ長く
 ∧∧ なっているのです
( ‥)
 ‐( ‥)あと60日もすれば
      春だよなあ
 
 冬型における関東の空は見渡す限りの晴れ。











 
 夕暮れは特に赤くというほどでもないが、空気が澄んでいることは分かる。













 

 寒気はどうなったのか? ひどく寒く感じるが、19:15現在、実際の気温は7度であり、湿度は54%であった。
 
   
   地面が冷えているから
 ∧∧ そこに熱を奪われるとか
( ‥)
 ‐( ‥)そうだなあ
      実際の気温よりも
      熱を奪われる感が
      あるよねえ
 
 
 さて
 
 
 図書館から帰り、なんとなくニュースを見て、さらに上海株を覗いたら、6.42%の下落で2800を切り、四捨五入して2750であった。
 
 
 ∧∧
(‥ )当局が3600を
\‐  防衛ラインにしていたのが
    去年2015年の7月
    守り切れずに
    押し切られて3000を
    切ったのが8月終わり
  
  (‥ )でも3000を切ったのは
      ほんの一時だ
      そこからは上がったり
      下がったりして
      年末には
      3600あたりまで
      戻してたんだよな
 
 だが、2016年の1月4日と7日にがたがたっと一気に落として3000近辺に、そしてどうやら最近は3000を越えることもなく推移しているらしい。
 
 ∧∧
(‥ )なんかそろそろ
\‐  効き目が切れた?
 
  (‥ )さるひと曰く
     中国の株価対策は
      スーパーマリオが
      穴に落ちるのを
      スタートボタンで
      止めた状態

 
 だが、本当にスタートボタンで止めてしまったら、そこで試合終了、すべてが瓦解したであろう。
 
 ∧∧
( ‥)正確には
    大口はたくさん売っては
    いけないよ
    とか
    いついつまでは売っては
    いけないよ
    だったから
    落下を止めたというよりは
    落下を超スローモーションに
    したと言うべきですかね
 
  (‥ )ほら良く見て!
      ゆっくりだけど
      落ちてるでしょ?
      動いてるでしょ?
      マリオが落ち切る前にー
      対策講じてみせるからー
      試合は終わってないよー
      そう言い出したような
      感じなのかな?
 
 実際、こんなふうに言えば、ああ、試合はまだまだ続くのだな、皆にそう思ってもらえよう。

 そう思ってもらえれば、人は欲深い。まだひと勝負、そう考えるはず。

 皆がそう思えば確かに試合続行だ。試合とは参加者がいるから続けられるのである。
 
 そして事実、マリオは浮いた!
 
 ∧∧
(‥ )でもあんまりそれを長くやると
\‐  やっぱ駄目じゃねえか?
    そう思われて
    本当にお仕舞いだよね
 
  (‥ )今ちょうど
      そんな感じなのかもね
      マリオが穴にすっぽり
      収まってしまって
      画面からも
      出てしまうかどうかが
      攻防戦
 
 
 さてもさても今から数年前のことである。当時、すでに中国の人件費は上がり、日本人の2分の1だか、3分の1に到達していたという。
 
 ∧∧
(‥ )でもこの時点で
\‐  中国から逃げないと...
    そう言い出している人が
    いましたと
 
  (‥ )まだまだ人件費は
      安いじゃん
      傍から見ると
      そう思えるけども
      不良品による
      損失を考えると
      そろそろ日本で作るのと
      トントンだ
      そういう話なのだな
 
 
 作る物にもよるし、工場にもよるし、従業員にもよるし、場合にもよるのだろうが、中国の人はまさに自由人であったと聞く。

 不良品が多いだけじゃない。自由人ゆえに、例えばメッキがうまくいかなかったので破棄すべき製品を、銀のマジックで補修して合格品にしようとしたりとか。
 
 ∧∧
( ‥)それを補修とは言わねえな
 
  ( ‥)こんな調子だから
    ‐/ 日本人よりも商品の
       ロスが大きいのだそうだ
       使えずにはじかれて
       失われる不良品の数を
       考えると
       人件費がまだまだ
       安いのに
       強みもうまみも
       なくなりつつあると
 
 言い換えると、日本人の時給がそれなりな金額でいられるのは、実は真面目であるから、ということでもあった。
 
 真面目。
 
 なんということであろうか。今や皆が呪う日本人の真面目さは、確かに日本人の時給の防衛線でもあった。
 
 不良品の少ない製品を作るから、そこそこ高い時給を払っても良い、そういうことである。
 
 ∧∧
(‥ )でもだからといって
\‐  仕事が大挙して
    日本にUターンしてくる
    わけでもないよね
  
 
  (‥ )もっと安いタイとか
      将来的にはベトナムとかが
      仕事を持っていくわけだ
      アメリカも中国も日本も
      現状維持が精一杯
      真面目で不良品が少ない分
      日本がやや有利かもだけど
      昨今のように
      この真面目さを
      経営者に悪用されて
      つかいつぶされては
      たまらない
 
 そもそも、そんなことをされては若者は子供を作れず、国家が滅びてしまう。国が滅びれば存続は終わりだ。つまりブラック企業は我らの裏切り者ぞ。奴らを粛清し、全員の前で公開裁判という名の懺悔で吊るし上げた後、銃殺せねばならぬだろう。

 イッツ・ショータイムである。

 大粛清は娯楽に他ならぬ。そして皆、楽しいものが見たいだろう? 

 水戸黄門のような、バーチャルな悪人を切るだけのごっこ遊びでは、もう満足できぬであろう?
 
 ∧∧
(‥ )現状維持が精一杯なら
\‐  国家維持のために
    従業員に金を払い
    貯蓄をさせずに
    皆が金を半強制的に使う世界に
    しないといけないのである
 
  (‥ )これからの世界に
      必要なのは
      それを正当化する
      理論なのだろうな
 
  
    

ブログ アーカイブ