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2015年5月17日日曜日

眼鏡っ娘の惑星

 
 地味な眼鏡っ娘を初めての化粧よろしく、プロの手を使って変身させる。
 
 ∧∧
(‥ )テーマとしては
\‐  原石を磨けば宝石になります
    なんだけど
    原石の方が好きな人は
    こういう行為に痛く
    ご立腹ですよ
 
  (‥ )でもさあ
      地味で可愛い眼鏡っ娘
      こういう人を見たこと
      ないんだよなあ
 
 
 多分、話は逆で、普通に化粧している女の子を地味な眼鏡っ娘にしてから、元に戻している、そういうことではなかろうか。
 
 ∧∧
( ‥)三つ編み眼鏡で読書が好きな
    地味だけど可愛い女の子
    ある種のステレオタイプ
    なのだけども
    実在が確認されたことはない
 
  (‥ )でも以上と反対の女の子は
      存在するだろ?
      だったらどちらが本体か
      答えは明瞭だと
      思うのだがな
 
 ∧∧
(‥ )眼鏡で読書好きの可愛い
\‐  女の子は
    存在が確認されていない
 
  (‥ )この宇宙のどこかには
      いるかもしれんが
      目撃したことが無い以上
      存在すると断言できん
 
 その存在、まさに宇宙人のごとくである
 
 つまりこの話の続きである=>hilihiliのhilihili: 三つ編み眼鏡の女の子
 
 ああ、そういえば別の惑星から来たというアイドルは幾人かいるんだよな。
 
 ∧∧
( ‥)都心まで電車で1時間の
    惑星出身でしょ?
    ウサミン星とか
 
  (‥ )さながらあれか
      三つ編み眼鏡の
      読書好き女の子とは
      電車で1時間の
      惑星アボガドから
      やってきた
      訪問者みたいな存在か
 
 アボガド星。それはM型恒星をめぐる地球型惑星である。軌道半径は地球の0.07倍。公転周期は地球時間で13日。地球の太陽なら惑星が焼けこげる温度になるはずだが、アボガド星の太陽は赤色矮星である。アボガド星の環境は地球よりも熱い程度だ。
 
 しかし、あまりに太陽に近いのでその重力の影響により、アボガド星は絶えず同じ面を太陽に向けている。アボガド星の昼半球の住人が見上げるのは、じっと動かない太陽と永久に続く昼。
 
 彼女はいった。惑星地球では必ず夜が来るの。太陽はまるで機械仕掛けの時計のように、せわしなく動いているわ。
 
 ∧∧
(‥ )...ちょっと文学的に
\‐  聞こえなくもないですかね?
    彼女としては
    母星と地球の違いを
    まんま述べているだけ
    ですけども
 
  (‥ )気候も違うよなあ
      永久の夜と永久の昼が
      続く世界だからな
 
 風はいつも強く吹いている。そして昼半球と夜半球の境目に出来た温暖前線と寒冷前線は、永久にそのままだ。人の歴史が始まって以来、止んだことのない嵐が地平線の彼方に見える。そうして時々、雲と嵐の切れ端が雨と雷鳴を運んでくるのだ。
  
 しかしなにより恐ろしいのは、赤色矮星に見られる大規模フレアだ。時として太陽は光度を急上昇させ、膨大なX線を放つ。
 
 彼女はいった。原始、女は太陽だった。それを聞いた時はびっくりしたわ。女は人食いの化け物だという意味だと思ったから。でも地球に来て分かった、地球の太陽はとても優しい。砂漠で餓死寸前の旅人に投げかける光も、それは慈愛の光だわ。
 
 ∧∧
( ‥)これまたまんま
    ご自分の星の常識を
    述べているだけですね
 
  ( ‥)でもこの子
    ‐□ 俺たちから見ると
      あからさまに
      電波さんだな
      読書好きをこじらせた
      女の子らしいといえば
      そうかもだが
 
 赤色矮星の神は恐ろしいものとなろう。
 
 燦然と輝きながら降臨する子供の姿、虫共を率い、振った賽の目の数だけ人を殺す昼の神
 
 目も口も耳も持たぬ、願いを聞かず問わぬ救済と夜の女神
 
 黄昏に現れる試しの神。巨大な刃持ち、背負うは人体を轢きつぶす石臼、絶えず笑った口、でたらめに生えた乱杭歯
 
 すべてが永遠にして不安定、高温と黄昏と極寒が共存する試練の惑星。
  
 
 *都心から電車で1時間、アボガド星の環境と設定はグリーゼ581Cを参考にしています=>‎obswww.unige.ch/~udry/udry_preprint.pdf

 
 ∧∧
(‥ )でも実際の
\‐  グリーゼ581Cって
    地球の5倍の質量を持つ
    スーパーアースだよね
    地球とは異形の星
    全球が深さ数千kmの海に
    覆われた
    水惑星の可能性もある
 
  (‥ )まあそこにだな
      地球サイズの星がある
      それがアボガド星だ
      実際にはちょっと太陽に
      近すぎるのだがな
      まあ良しとしよう
 
 彼女は言うだろう、地球の空気は寒くて薄くて鋭いわ。氷河期の星だと聞いたけども、本当なのね、と。
 
 
 
  
   

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