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2010年6月27日日曜日

やはりそれはいつも見ている謎

 
 月、いつも見ているもの。

 月、そのウサギさんマークははるか太古、月の歴史の初期に形成されたクレーターに、流出した玄武岩がたまったもの

 月の火山活動と玄武岩の流出はまだよく理解できず→*

 ともあれ、
 
 ∧∧
( ‥)地球で現在残っているような規模のクレーターと
    隕石衝突で火山活動の誘発は、現在の地球上では、、、

     (‥ )やっぱり怪しいねえ。
      □-

 というかそもそも証拠なんてあるのかね?

 というか、隕石衝突で火山噴火どっかーんなんていう仮説はたいがいの場合、根拠が「タイミングがなんかあってるように見える事例があるぴょん」とかそんなだし。

 だけども月でははるか30億年以上も前に玄武岩がさかんに噴き出して”海”を作った。クレーター形成と因果関係があるかどうかはよく分からんけども、クレーターの内部に玄武岩がたまっているし、高地からどぼどぼ玄武岩が流れた形跡もない(ただし単純な因果関係でないことも明らか→*)。

 ∧∧
( ‥)当時は地殻が比較的薄くて、さらに中が融けていて
    ばりんと地殻ごとはぎとれば融けた岩石が
    噴き出るのだとか?

     (‥ )いやそうなのかなー? と思っていたのだけど
      □-  そこがさ、次のことを考えるとどうも分からん。

 例えば、比較した場合、力学的に不安定な、とでも言えばいいのか・・・・、そういう地形はゆっくりと流れて元の状態に回帰してしまう。

 ∧∧
( ‥)アイソスタシーの話ですね。

     ( ‥)それをこう表現していいのかよく分からないが・・・
       -□

 手持ちの資料では、地球の地殻だマントルだのが持つ粘性で考えると大きなクレーターは地質学的にはごくごく短時間で、”流れる”ことによって消滅してしまう。

 ∧∧
( ‥)事実そうやって消えかかり始めたクレーターが月にある
    そういう話ですね。

     (‥ )でもきっちり残っているものもあるんだよな。
      □-  

 ようするに、初期のある時代や地域によっては地殻だのマントルだのの粘性が地球とどっこいどっこい(なのか?)であったところもあったのだが、つまるところ、それは後に解消されたっぽい。

 ∧∧
( ‥)つまり今の月は昔の月よりも、
    そして今の地球よりも固いと。

     (‥ )という理解でいいと思うのだけどもね・・・・
      □-

 はてなあ、どうも分からん。月の玄武岩の流出って何億年も続いたんだよね? 当初は柔らかい時期があったけども、月は後でこちんこちんになったとして、するとどういうこと? 内部のマントルはどうなっていたわけ?

 ∧∧
( ‥)地球よりもこちんこちんな地殻を打ち破って
    下のマントルを融解させるか、あるいは”まだ融けていた”
    状態、条件を示せ。それもクレーターが流れて消失しない
    ような状態を満足させつつ、、、ということですか?

    (‥ )あー? うー? そういうこと?
     □-  あるいは玄武岩で満たされるとクレーターの
        流れ具合も変わるってことなのかな?

 このあたりの論文はどれを見ればいいのだろうか? そしてそもそもこれってどんな状況? 月の海を作る玄武岩がわんさと長期間に渡って流出する原理を説明しつつ、クレーターが保存されている現状をシンプルかつ満足に説明せよってどんな理論?

 ∧∧
( ‥)まあ、それより今は仕事をしてください。

    ( ‥)はいはい。

 取りあえず、空に浮かぶ謎と不思議を知るのは先送りしてもいいだろう。

 ∧∧
( ‥)でもいつも見ている月が地質学の
    課題や教材になりうるとしたら
    面白いですね。

    (‥ )地球のことも知らなきゃだめだがね。

 まあ、幸いにもここは神奈川県だ。そのうち、色々見て回れば良いだろう。そういう点では恵まれている。

 

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