自己紹介

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2010年6月30日水曜日

その体系化は何?

 
 この生き物はこれこれの特徴を持つことからA種です

 ∧∧
( ‥)A種であると同定されました
    認識完了

      (‥ )所属するべき最小単位に所属決定

 ∧∧
( ‥)最小単位・・・・

      (‥ )おおむね、個体以上の意味で。

 個体以上=種?

 ∧∧
( ‥)サッカーチームAは個体以上の最小単位ですか?

      (‥ )人間ってすごいよな。サッカーチームAが
          類でも種でもないと、おそらくは共通認識できる。

 認識が共通される。

 ∧∧
( ‥)共通認識・・・・・

      (‥ )神経の構造が共通。およそそういうこと?

 取りあえず、これはあまり深くは追求しない。

 最小単位だ、種だ。

 仮にこれが本当にただ認識の話でしかないとしても

 ∧∧
( ‥)科学するには、まず認識しないといけません

      (‥ )ということだよね。

 ならばそれは必要なのだろう。

 ∧∧
( ‥)同定は必要です。

      (‥ )同定はぜひとも必要だ。

 その能力も経験も必要だ。誰もそれを否定しない。

 はて? では科だの目だのは何のためにある?

 ∧∧
( ‥)認識した最小単位の整理整頓のため、
    じゃないですか?

      (‥ )認識の最小単位をファイルするためのテクニック?

 おや? すると同定と分類体系は違う?

 ∧∧
( ‥)そう?

      (‥ )そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
          でも、そうでないっぽいよね。激しく。
          あるいはこう言えばいい? 距離がある。

 種A、B、Cがあるとする。外群Xと比較した時、派生的な形質1はA+Bを支持するが、形質2はA+Cを支持する。そして形質3はB+Cを支持する。

 ∧∧
( ‥)順列組み合わせ状態

      (‥ )最節約法/分岐学では、ABCの系統関係を
          解くことができない。

 体系化できない。

 それに対し、こう言ってみる。

 分類学は形質1と2を持つことから種Aを定義でき、形質1、3を持つことからBを、以下Cを定義できる。分類学の優位は明らかである。

 ∧∧
( ‥)それは同定の話では?

      (‥ )体系化の話ではないね。

 だから以上はこういうのがより正確? 

 順列組み合わせ状態にある形質の分布は、区別はできるが系統を復元できるデータを含んでいない。

 

 次にこう言ってみる。

 以上の状態で最節約法/分岐学は体系化できない。しかるに分類学者Ω氏は形質1に着目することでA+BをAB科とした。このような状態でも体系化できる分類学の優位は明らかである。


 ∧∧
( ‥)形質2でも3でもなく、形質1がΩ氏の体系化で使われた
    その理由を述べよ。

      (‥ )さあ?

 

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