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2014年5月5日月曜日

こういう企画を思いつく だが、これがつまらない

 
 リュウグウノツカイは書くことがない
 
 硬骨魚類では最長
 吻部がスライドして伸びる
 立ち泳ぎをしているらしい
 オキアミなどを食べている
 
 せいぜいこのぐらい
 
 ∧∧
(‥ )この話は前にも
\−  しましたけども
 
  (‥ )困ったことにだな
      一般の人が喜ぶ深海魚って
      大半がこんな感じ
      なんだよね
 

 オンデンザメは書くことがない

 3メートルを超えるらしいので、サメとしては最大級
 2000メートルの水深まで分布する点では軟骨魚類において最深クラス
 死んだクジラとかの肉も食ってる
 
 ∧∧
( ‥)そんなぐらいですかね
 
  ( ‥)そんなぐらいかなあ
    −□
 
 グソクムシは非常に人気があるが、残念ながらもっと書くことが無い
 
 死んだサメの腹からぼろぼろこぼれ出てきたことがある
 死体にさっと寄ってくる
 顎の力は強い、噛まれるとやばい
 種類はいるけども、体の大小を抜かせばどれも似たり寄ったり
 
 とまあ、せいぜいがこんな感じ。何で研究がないんだ? と思ってしまうぐらい、何も無い。それに、どれも全部、すでに本で書いたことでもある。
 
 ∧∧
(‥ )みんなの知ってる深海魚、
\−  あるいは深海生物は
    書くことがありませんよ、と
 
  (‥ )まあ、深海生物の基礎論
      として
      近縁種と系統群全体を
      からめて紹介しつつ
      その生物の異様さを
      強調する
      そういうことは
      可能なんだけどね
 
 確かに深海生物には近縁種では考えられないような巨大なサイズのものや、あるいはシーラカンスのように種族の最後の生き残り、のようなものもいる。それらを集めれば
 
 ∧∧
( ‥)まあ、それこそ
    深海生物最強50
    という本にはなるかも
    知れないぞ、と
 
  (‥ )50は無理だね
      25かな
 
 ∧∧
(‥ )そういう本の方が
\−  売れるという可能性は
    あるかもですけども
    この前の本
    そうしなかったよね
 
  (‥ )今言ったようなことは
      先ほど思いついてな
 
 ∧∧
( ‥)そういう本にすれば
    良かった?
 
  ( ‥)いや、自分で言うのも
    −□ おかしな話なんだが
      正直言って、
      この企画は
      気乗りしないのだよね
 
 なんというか、つまらん。
 
 ∧∧
(‥ )...まあ、調べ始めたら
\−  面白くなるかもですよ
 
  (‥ )それはそうなんだけどさ

 
 
  
 
 *注:もちろん、こういう本を思いつきました、と言ってもそれが本になるわけではない。
 
 ∧∧
( ‥)企画は編集者が考える
    ものであるから
 
  ( ‥)俺が思いついても
    −□ 意味なんか
      あまり無いからな

 
 
 
 

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