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2012年4月7日土曜日

オーバーテクノロジー

 早朝
 
 ∧∧ ベンチに霜が降りてますね
(‥ )
 -( ‥)夕方は雨、気温が冷えて
     夜は快晴。冷えたのだなあ
 
 地面などには霜は降りていなかった。もう、霜の季節も終わりということらしく、神奈川の中央、ここでは桜がそろそろ満開になる勢い。
 
 さて
 
 ∧∧
(‥ )そういえば昔、ウェルズの宇宙戦争の
\-   続編のような小説がある、と聞きましたね
  
   (‥ )ウェルズの宇宙戦争は第一次世界大戦
       の前に書かれて、ようするにWW1の
       前に、人類は火星軍のテクノロジーを
       入手した、という設定だったっけね
 
 *注:宇宙戦争では先のこの話のように=>*、火星軍の奇襲攻撃と電撃戦によって、大英帝国はわずか数日で首都ロンドンを守るすべをすべて喪失。首都を放棄せざるをえなかった。世界帝国イギリスはたった数機の多脚戦車と数十人程度の火星人に屈服してしまう。
 
 ∧∧
( ‥)でも火星人は地球の病原体に抵抗力がなく
    病気にかかって死んでしまうと。
 
   (‥ )復興したロンドンでは火星人の
       液浸標本や解剖標本が展示されて
       いるのよね。
 
 先の創作はこの後日談を現代の作家が考えたものらしく、火星人が残した高度技術を手にした人類が、ついに宇宙進出、逆に火星を地球軍が攻略する、という話だったらしい。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際、そんなことは無理なんでしょうね
 
   (‥ )技術革新や科学の発展には既存の
       理論や概念を大幅に変えることで
       なしとげられる。
 
 いわゆるパラダイムシフト(個人的にはこの言葉はトンデモ君や業績を上げられない三流研究者がよく使う言葉なのであまり使いたくない)というやつ。
 
 ようするに電気を知らない中世の技術者が鉱石ラジオを理解できるのか? テレビとかを分解して、コンデンサに触れたらどうなる? という話。
 
 ∧∧
(‥ )というか、ウェルズさんの宇宙戦争には
\–  ちゃんとそういう描写があるんですよね
    戦後、火星人が残した熱線放射装置。
    それを調査していて恐ろしいことが
    起きたという、大事故の暗示。
 
  (‥ )あれよな、今風にいうと、S2機関の
      搭載実験していたらアメリカ支部ごと
      ふっとんじゃいましたというやつよね
 
 圧倒的にすぐれた未知の技術、今の人間には理解しかねるものを扱うことには根本的に無理があるというまともな話。
 
 ∧∧
( ‥)それ考えますとねえ
 
    (‥ )人類が火星人の技術を応用して
        より高度な文明を作るって無理だよね
 
 一方、本家たる宇宙戦争はそういうあたりの描写はまともで、自分たちにコンタクトしようとこちらに近づいてくる地球人に対し、火星人が熱線を初めて使う場面。レーザービームで片っ端から殺されて音もなくぱたぱた倒れていく人々を見て、主人公が「?」となっているだけで、逃げもしない。
 
 ∧∧
( ‥)未知のテクノロジーなので
    危険なのかどうか分からなくて
    ぽかーんとしているだけ、という
 
    ( ‥)これ、ほとんど実話なんだよな
      -□
 
 ウェルズより1世代前に生きた人、ダーウィンが残したビーグル号航海記にもそう言う場面が現実にある。現地人とトラブルになってしまい、さすがに多勢に無勢、迫る危険、さりとて相手を殺すわけにもいかないので海軍士官(ビーグル号はちっちゃい船だがそもそも軍艦だ)が威嚇射撃をするのだが、銃器なんて見たことないから、現地人はでっかい音に驚いて、それから殴られたのかな? と頭をさすってみて、はあ? という反応しかしてくれないという、こまった状況。
 
 ∧∧
( ‥)銃なんてちっちゃいし、弾丸も
    見えませんしね。投擲兵器や
    打撃兵器しか知らないと
    それが脅威とは思えませんよねえ。
 
    (‥ )まず、これは危険ですと
        相手に説明しなくちゃいけない
 
 技術格差ってのはこういうもので、安易に模倣できるものではない。
 
 
 

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