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2012年4月6日金曜日

僭称者

 散歩から帰ると、朝日がのぼり、うす雲の向こうに丸い太陽が見えた。
 
 ∧∧ ツバメさんがきゅるきゅる鳴いてます
(‥ )
 -( ‥)ようやく春本番ってとこかな
 
 樹々は若葉を芽吹き始め、森や林がもやーっとしてきている。

 さて
 
 ∧∧
(‥ )ゲルマン人出身でたった一人だけ
\-  皇帝を称した人がいるみたいですね
 
    (‥ )あくまで僭称帝で終わっちゃった
        みたいだけどね
 
 やはりゲルマン人はローマ皇帝にはなれないらしい。
 
 ∧∧
( ‥)そもそもローマ皇帝って、認められるには
    条件があるのですよね
 
    (‥ )軍隊、元老院、市民、この3者から
        承認されなくてはいけない
 
 軍隊に擁立された皇帝はいくらもいるが、結局はこういう世界観であったらしい。これを憲法感覚と表現した人もいる。まがいなりにも民主制から出現した君主制だということなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えますとねえ
\-
    (‥ )中国みたいに各地に正式な皇帝が
        並立する、ということがローマ帝国
        ではどうも起きなかったぽいのは
        そういうことかもね。
 
 元老院、市民、軍隊がそろう場所、彼らから承認を得ること、こんな条件が成立する場所、状況は明らかに限られている。このような条件では、複数の皇帝(あくまで自称段階)が正式な地位を得るためにトーナメント戦を行う、ということはありえても(事実、そうであったらしい)、帝国全領土の正当な支配権を主張する皇帝が各地で並立するという状況は起きにくそうだ(もちろん、中国皇帝のあり方も当然、もっと検証する必要があるけども)。
 
 考えてみれば僭称帝、という言葉自体、興味深い。
 
 ∧∧
( ‥)単に後の歴史家が発明した用語なのか
  -□ もっと”正式”なものなのか、
    この単語の語源はなんでしょうね?
 
    (‥ )この線に沿って調べてみるか。
 
 
        
 

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