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2010年10月19日火曜日

僕らは離合集散するなにかを見ている

 
 交配する生物の集団では色々な遺伝子が離合集散している。

 ∧∧
( ‥)当然、形態形質をコードする遺伝子も
    離合集散していると

     (‥ )外部形態からは最低限
         その形態形質を持っている、は理解できる

 楽観的に言うと、形態形質をコードする遺伝子の分布を見ているのだ、ともいえるけども。

 ∧∧
( ‥)実際にはそうとは限らないと

     (‥ )収斂、逆転を除外してもあれだ。

 同じ由来を持つ形態が、同じ遺伝やましてや発生過程を今でも共有したままとは限らない。

 ∧∧
( ‥)それを判断するのは

     (‥ )他のデータとの整合性じゃね?

 たぶん、鳥の2、3、4と恐竜の1、2、3という、一部の人間が問題視する話って例えばそれだよな。

 ようするに

 ∧∧
( ‥)形態形質というデータの
    分布を総合的に考えることで

     (‥ )生物が持つ、個々の遺伝子の離合集散、
         由来と変化を見ているわけで。

 ようするに古生物学するには集団生物学と同定の技術が必要であると

 ∧∧
( ‥)逆にグールドさんなんかは断続平衡説で
    それを一部否定した、そう見るべきですかね。

     (‥ )そうじゃねーか? だから批判された側面も
         あるでしょうよ。

 でっ、思うんだけども集団生物学もネオダーウィニズムも知らず、ましてや同定もできない人間が何をいってもどうこうなるもんじゃないと思うのよね。

 例:大腿骨と上腕骨の骨頭の識別方法を述べよ

 本は探せばあるんよ。探せるか探せないか、そもそもこれを解くべき課題と見なすかどうかは本人のやる気と能力次第


 

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