自己紹介

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2010年5月31日月曜日

無職でした

 
 就職したら意に添わない仕事だらけで汚いこともやってきたのです。でもまあ、そういう色々な有象無象なことをやる就職人間を見て、未だ無職の人間がこう言った

 「なにやってんの!! オレだったらそんな汚いことしないよ、僕にまかせてよ」

 というわけでめでたく雇用が決まり、仕事をまかせてみたら

 ∧∧
(‥ )外国の口の悪い人からは「脳みそくるくる」と
\-   言われたんですよね。まあ、揶揄ではありますけども
     揶揄が出る背景には揶揄される理由があるわけですし。

     (‥ )就職1年目であれもこれもなんて
         そもそも無茶だからな。
 
 おかしなもんで、未経験の新入社員を社長にしたら「貴社はどうしちゃったんですか?」と言われるだろうけども、国家の場合はそうではないらしい。会社よりも国の方が運営が簡単だと皆が思っているということだろか。

 ∧∧
( ‥)そんな馬鹿な。

     (‥ )でもそう思っているってことだろ?

 あるいはこう 選んだ人間がそう思ってもいいけども、選ばれた人間までそう思っちゃいけない。


     ( ‥)事案一個だけでも一体どれだけの書類に眼を
       -□ 通さなければいけないか・・・
 ∧∧
( ‥)官僚の皆さんに丸投げすればいいじゃないですか。

 そうねえ、そうすれば問題なかったんだろうねえ。2年くらい丸投げして、お勉強すればよかったんじゃねーの?

 ∧∧
( ‥)でも、丸投げするのが問題だって
    言っていたんでしたっけ?

    (‥ )という仮説に基づいて行動したっていいんだけども
        だったら事前に書類をちゃんと読まないとね。

 まあ、配布された資料の間違いに気づかないようではどうにもならんだろうなあ。やる気がないのかもしれないし、ただの素人だから読めないのかもしれないし、書類を読む習慣がないのかもしれない。あるいはあれか? 自分たちが処理した事案だから、もう読む必要はないってか? 

 官僚に踊らされてるって言う人もいるけども、書類を読まない、資料の間違いに気がつかないでは踊るもなにもないだろう。みんな自分の座標をロストしてる。

 そしてかつまた、理想それ自身は理想がうまく起動することを保証してはくれない。

 ∧∧
( ‥)ああ、ルイセンコ運動みたいにね。

     ( ‥)品種改良を無限に可能として作物の生産をいくらでも
       -□ 増大させられるのはマルクス主義的で正しいって
         よくもまあ、こんな甘ったるいことを言えたもんだよな。

 理想をいくら信じても、その理想が現実を説明する能力を持っていないと現実とのぶれがどんどん大きくなる。

 ∧∧
( ‥)あとはそのぶれに言い訳と詭弁を
    詰め込み始めると、、、、

     (‥ )疑似科学とトンデモ状態へまっしぐら。

 理想は現実の前に枯れてしおれて、朽ち果てる。それでもまだ枯れてない、まだ大丈夫だ、また芽を出すと、これは無意味ではなかったのだ、枯れた花見てうわごとのように言い続けるは、無惨。

     ( ‥)現実的に起動しない理想は流通できない
         紙っくずと同じだ、同じ。
 ∧∧
( ‥)ああ、ジンバブエドルだと。

 理想だ、夢だ、その額面はいくらよ? 何で保証してくれるわけ? そんな通貨を喜ぶ程、経済状態に余裕があるってのはうらやましいもんだ。

 ∧∧
( ‥)でも、1000億ジンバブエドル紙幣は欲しいでしょ?

     (‥ )ああ、ちょっと欲しいね。

 枯れた理想でもいつかは価値が出るだろう。100円くらい?


 
 

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