自己紹介

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2010年5月7日金曜日

わからなくなってまいりました

 
 まだ暗いうちから公園に散歩にいく。月が半月からさらに細くなり、4時にはもう朝がやってきた。明るくなった道を帰ると、ああ、ナガミヒナゲシが咲いている。昼過ぎにはほとんどが散ってしまうのに、毎朝咲かせるから同じ花がずっと咲き乱れているように見える。赤くてきれいで、しかし花弁はつやつやした和紙のようではかなげだ。

 でっ

 ∧∧
(‥ )たいていは花弁が4枚なのに
○    6枚のものもあるんですね。

    (‥ )5枚のものとかもあるんだよな。
        花弁に黒いスポットがあるものとか、
        柱頭にある放射状のリッジの数も
        6、7、8とバリエーションがある。

 遺伝的な変異かどうかは知らないけども(でも多分、そうだよねえ?)、違いがあるのは事実。自家受精で増えていそうに見える割にはまとまりが奇妙にない。

 帰って自分のベランダを見たら、ちょうど6枚花びらのナガミヒナゲシが花を咲かせたところだった。そういうわけでスケッチ・・・・スケッチ・・・??


    (‥ )今、気がついたのだけど、6枚花びらのナガミヒナゲシ
      -□ って、花弁が上に3枚、下に3枚なんだね。
 ∧∧
( ‥)それが何か?

 この配置ってチューリップだったら花弁と萼に相当する配置だよな?

 ∧∧
( ‥)でもナガミヒナゲシの場合、花弁を包んでいて、
    開花後にはずれてとれちゃう2枚のけむくじゃらな構造物が
    萼ってことになってますよね?

     ( ‥)そうなんだけども・・・
       -□

 分からなくなってきたぞ。これ、6枚とも花弁でいいんだよね? それとも実は違うのか? 単子葉植物(チューリップを含む)とエウディコット(ナガミヒナゲシを含む)の3の倍数で構成された花は、確か、収斂、というか並行進化だったと思ったけど。

 ∧∧
( ‥)さて、困りましたね
    これは何をもって萼とするなりや? という話でも
     ありますからね。

     (‥ )最終的には教科書にあたるにしても
         何か理解がこんがらがってきたなあ。

 たぶん、現時点で集めたデータが少なすぎるせいなんだろうけども、ナガミヒナゲシの花ひとつも分からないとは。

 ∧∧
(‥ )後、6枚花弁のナガミヒナゲシさん、
○-   雄しべの数が明らかに多いですよね?

     (‥ )相関してるのか?

 


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