その本は曰く、科学ジャーナリズムは科学を取材するだけなのか、より積極的になにかこちらから提言できることがあるのではないのか? 例えば曰く、ダーウィニズムが正しいとしても、しかし進化において生物の主体性は本当にないのか?? という・・・
∧∧
( ‥)・・・・
(‥ )まあなんだ、こういう隙のあることを
しれーっと言うから科学ジャーナリズムは
だめじゃんと言われるのだと思うよ。
スタンダードな仮説に異論があるのならジャーナリズムだからどうだとか言わずに、ちゃんと論文で勝負しませんかね。野球ジャーナリストは「あなたがたは日本一になったというが、本当にそれが実力なのか? オレ様と勝負しろ」なんて言わんがね。
∧∧
( ‥)まあ、勝負できると思ったんでしょうね。
(‥ )それだったら、最後の勝負のあの場面、
誤審じゃありません? とかそういう
程度にしといた方がよくね?
時々、科学ジャーナリズムは科学を社会的な立場から監視するのが仕事だ、という人がいるけども
(‥ )あれなあ、楽したいだけなんじゃないかと
疑う時があるよ。
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( ‥)はあ、なぜにそういう解釈を?
交通事故という問題があるから自動車産業を監視します。というのはいかにもだけども、じゃあ車の構造や仕組みや車種ごとのくせや特性、その他もろもろのことを理解する必要がないのか? といえば。
∧∧
( ‥)そんなわけないですね
(‥ )事故ってのは無数の因果関係の表面だろ?
事故があるから問題だからでは事故の理解にほど遠い。
問題の背景に関する理解がなければ問題は理解できんでしょ。
∧∧
( ‥)でも、事故があるから監視します=自動車の構造に興味ありません
ではないですよね。
(‥ )じゃあ最小限、こう言えばどう?
科学に対抗するジャーナリズムの立場を強調するのって、仕組みと機構に関する説明責任を相手に丸投げしてるように聞こえちゃうよね。
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( ‥)はあ、まあ、そうかもしれませんけどね。
(‥ )でっ、冒頭に戻ると。
丸投げした上にお前とオレを同等に扱えと言っているように聞こえますが? と問われたら、ではなんと答えるだろう。
(‥ )機械のことも熱力学も分かりませんが、
この自動車は欠陥車です!! って言ったら
色々な意味でやばいよね?
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( ‥)まあ、結果的にそういう発言であったとしたら
まずいでしょうね