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2009年11月8日日曜日

どっちが重い症状?

 
 例のオレ様理論関係の予防的なリサーチで精神医学の本を読んでいたらこんな文章が。この症状ではしばしば”自分には超能力(例えばテレパシーなど)が身に付いた”というような空想的な妄想が付随・・・・

 まあそうねえ、自分にはテレパシーがあるんだ、人の心が読める、あるいは他人の心が自分に侵入してくると主張するのは、そうねえ、

 ∧∧
( ‥)まあ病的と呼べる状態でしょうね。

    (‥ )平均的でもないし、日常生活を妥当に行えるとも
        あまり思えない状態ではあるな。

 とまあ、こんな妄言がおかしいってことは誰でも分かることなんだけども。

 はてね。ふと思った、超能力という”非現実的”な主張が症状として取り上げられる一方で、例えばこんな事例は症状として取り上げられているんだろうか。どうも取り上げられていないらしいのだけども、

 例えば曰く、

 ”法則を論理的に組み上げたものこそ科学であり、そのようにして導かれた答えはすべからく正しい”


 ∧∧
( ‥)妄言?

    (‥ )妄言だろ?

 法則を論理的に組み上げたところで出てくる答えが正しいとは限らないし、そもそも法則が正しいとも限らない。

    (‥ )というか法則自体、論理では導いてないんじゃねーの?
 ∧∧
( ‥)まあねえ、ほとんどすべての法則は論理で
    見つけたものじゃないでしょうね。

 事例の枚挙から、うーん、こう? と法則を導いたらそれは論理とは申しませんですね。

 ∧∧
( ‥)でも、科学は法則と論理の積み重ね(それで十分)だって
    思っている人は意外と多いのでは?

    (‥ )後、定義するとかね。

 まあ、定義するのも別にいいし、こういうくくりで話を進めますからねと示すのは当然だし、論理を使うのも当たり前だし、法則を土台にすえて考えるのはそりゃあそうなんだが。

 ∧∧
( ‥)ゆえに科学だから問題ないって言ったら。

    (‥ )そりゃあ妄言だよね。

 科学者はそんなことしてないでしょー。

 でっ、思うに。

 法則と論理で科学十分、これで万歳と言う人は意外といるけども、それってテレパシーがどうしたこうしたと言うのと同じくらい病的な状態なんじゃあないのか? と。
 
 
 
 

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