自己紹介

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2018年9月15日土曜日

人間が読めるのは最初の十数文字

 
 ∧∧
(‥ )この本
\‐  知ってることしか書いてない
    そう感想する人がいるけど
 
  (‥ )ところがその本の内容は
      ほぼ本邦初の情報だらけ
      だったりする
 
 例えば最も多くいた鳥と言われていながら絶滅したリョコウバト。

 彼らは群を作ることで情報交換を行い、そして餌を探索したので、森を切り開かれて個体数が減ると、群れを作れず、餌を見つけられず、群れを作れず、餌を見つけられず...こういう負の循環に陥る。
 
 ∧∧
( ‥)こういうことを書いた
    日本語の本はほとんど
    ないはずだけど
 
  ( ‥)だのになぜ
    ‐/ 僕が知ってることばかり
       なんて言い出すと思う?
 
 理由はごく単純で、本に書かれている内容のうち、リョコウバトは絶滅した、という部分だけしか読んでいない。というかそれ以上読めなかった、絶滅に至る過程とその説明、目の前にあるその記述を読むことができなかった、そういうことではないだろうか?
 
 ∧∧
(‥ )読解力ってその程度のもの
\‐  ではないだろうか?
 
  (‥ )みんな読んだとか言うけど
      実際には
      文章の最初の十数文字しか
      読んで無いんじゃ無いか?
 
 しかし考えてみればこれは当たり前なのである。もしも長い文章をすらすら読む能力が私たちにあるのなら、ポスターやスローガンというものは存在しなかっただろう。
 
 
 

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