自己紹介

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2014年9月11日木曜日

1000万年後の世界

 
 hilihiliのhilihili: 元素が解放される未来の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)まあ、
    ‐□ 石油の枯渇
      複雑高度化し相互依存した
      現代文明の崩壊と
      人類が滅びる可能性
      というのは
      いわばこの話の前座でね
 
 かつてイースター島は木材として使えるヤシの木が生い茂っていた。しかし、それらはすべて切り倒された、結果的に人々は船を失い、漁業を失い、土地は消耗し、食料を失い、争いからモアイは倒され、そして人口は急減した。新しい宗教が起こり、そしてタンパク源として人体が利用された可能性もある。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、地球と人類の未来
\‐  だよね
    あるいはその縮図
 
  (‥ )地球全体では
      家畜の喪失は
      無いだろうから
      人肉食はないにしても
      これに近い状態には
      なるんだろうね
 
 でっ、ついには人類が絶滅した、と考える。
 
 1000万年後、地球はどうなっているのか?
 
 ∧∧
(‥ )アフターマンだよね
\‐  あの場合は5000万年後の
    地球の物語だけど
 
  (‥ )アフターマンだと
      家畜は品種改良で
      野生動物から
      かけ離れた存在となり
      人類との相互依存が
      強すぎて
      人類と運命を共にして
      絶滅したことになって
      いたけども
 
 まあ、確かに、例えばチワワを野生環境の豊かな無人島なり、餌の豊富な保護区に離して、野生化するか? と言ったら
 
 ∧∧
( ‥)やったことないから
    知らないけども
    なんか無理っぽそうじゃね?
    
 
  ( ‥)やってみたことは
    ‐□ ないけどもね
      ちょっと難しそうには
      思えるよな

 
 *これはある意味、以前の話、hilihiliのhilihili: そして欲望だけが残ったと一部かぶる内容かもしれぬ。チワワには人間の淘汰によって変異が集積されている。それは人間の支配下では有益な変異であるが、少なくとも幾つかは野生環境において有害なものだろう。このことは、有害な変異の集積が度を超せば、無人島のチワワと同様の状況に陥るのではないのか? ということを示しているように見える。
 
 **さらに一応、書いておくと、これは、”だから人類存続のために有害な遺伝子を排除すべきだ”、という理屈にもならないことに注意が必要だ。どうも優生学を信奉する人も、反対に先に取り上げた回答者のように、”有害遺伝子も有用だからばんばん蓄積しよう派”も、量を考えていない発想に思える。事実、”人類の生存戦略は弱者保護による変異の蓄積である、だから弱者を保護すべきだ”というのは、杓子定規で量を考えていない言葉だろう。
 
 ***つまり必要なのは、塩は必須だけどラーメンだけを食べ続けると死ぬよ、ラーメン食べ続けると死ぬけど、塩を摂らないとやっぱ死んじゃうよ、という視点なのだろう。
 
 さて話を戻して
 
 家畜は人類と共に滅びるのではないか?
 
 そういえば思い出す。以前、仕事でオオカミのことを簡単に調べていて興味を引かれた話があった。野生化した犬は、実は人間の集落にかなり依存している、というのだ。人間に飼われている犬(その事例の場合では雌犬であったが)を誘惑して、一緒に元のすみかに帰る場合もあったという。
 
 ∧∧
( ‥)つまり一度、
    家畜化された動物は
    再野生化ができていない?
 
  ( ‥)少なくともそれを
    ‐□ 支持するような話だな

 
 でも、これは人間に改良された時点で集積された、人懐っこくなるような変異がまだ残っているせいなのかもしれぬ。
 
 そして少なくともオーストラリアのディンゴは家畜犬が野生化したものであるし、オーストラリアには野生化したネコやラクダもいるし、野生化したヤギが島の植生を破壊する、というのもよく聞かれる話。
 
 ∧∧
(‥ )人類がじょじょに
\‐  衰亡する過程で
    野生化と自然淘汰の元
    自然環境で生存できる
    品種が成立することは
    十分可能ではないか?
 
  (‥ )むしろ逆に言うとさ
      人類のこれだけの
      大破壊を考えると
      家畜以外の生物は
      原則的に全滅する
      未来の方が
      ありえそうだよね
 
 他に生き残るとしたら、人類の都市や耕作地に侵入して生活できる生物、あるいは人類が利用できない環境、例えば深海や砂漠の生物ということになろうか。
 
 ∧∧
( ‥)すると残るのは
    ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ
    ラクダ、ウマ
    ネコ、イヌ、ニワトリ
    ですかね?
 
  (‥ )後はネズミ、カラス、
      スズメなど都会の動物
      漁業で浅海の魚が
      取り尽くされていたら
      カモメすらも
      滅びちゃうかもね

 
 例えば曰く、暖かかった中世にグリーンランドへ移住した人々は、気候が寒冷化すると冬を越せずに全滅した。しかし、無人となった入植地では生き延びた家畜が野生化して住んでいたという。石油の枯渇、代替エネルギーの失敗、社会の崩壊、耕地の荒廃、氷河期の到来で人類が滅び去っても、家畜は生き延びるという話がにわかに現実感を帯びてくる。
 
 ∧∧
(‥ )大量絶滅で生物相が
\‐  大破壊をこうむっても
    1000万年もあれば
    新しい進化と種分化で
    生態系は元の豊かさを
    取り戻せるみたいですよね
 
  (‥ )生物の進化は非常に
      速いからな
      それに過去に起きた
      大量絶滅と違って
      別に気候大変動で
      地球が壊滅したわけでは
      ないからね
      1000万年後には
      前みたいな地球に
      戻っているんだろうな
      氷期の再来だって
      そもそも現在は
      氷河期なわけだし
 
 もしもイヌやネコが生き延びるのなら、その新しい地球の大型肉食獣は、見た目はトラやライオンやオオカミであるということになる。そもそもイヌはオオカミから作られたものだ。新しい地球は捕食動物に関して言うと、古い地球とあまり変らないとも言える。ネコからはサーベルタイガーとよく似た、大物狙いの肉食獣が再度進化してくるやもしれぬ。
 
 ∧∧
(‥ )クマさんは絶滅しているけど
\‐  これはどうなりますかね
 
  (‥ )大型の雑食動物か...
      巨大化したイヌか
      巨大化したブタが
      そういう生態的な地位を
      占めているんだろうな
      別に占めることが
      必然であるわけじゃないが
      例えばブタが生き延びて
      巨大化すれば結果的に
      そういうことになるよな
 
 顕著に違うことが起こるとしたら、巨大な植物食動物はゾウではなく、多分、ウマやウシなり、ヤギやヒツジなりが大型化したものであるというところだろうか。
 
 ∧∧
( ‥)鼻の長いゾウさんは
    非常に特異な動物だからね
    ああいうのはもう出ないかも
    知れないね
 
  (‥ )哺乳類からは鼻の発達した
      系統が幾つか出たけど
      ゾウほど顕著なのは
      いないからね
      動物園や図鑑で見るから
      普通に思えているけど
      ゾウは貴重で奇妙な
      動物なんだよな
      あれは地球の歴史に残る
      珍獣だと思うのだけど
 
 進化の経路が独特だったからこそ、ああいう鼻が実現したと言うべきなんだろう。”ゾウが絶滅したらあの長い鼻は復元できない”、この手の主張が安易であるのはこれが理由でもある。ゾウの頭骨の系統的な進化を見れば、鼻とその周辺が長いぞ、ということは分かる。異常な特徴が成立するには順番があるということだ。
 
 そういう意味では、新しい地球の大型植物食動物。つまり、現在のゾウの大きさ、あるいはそれ以上のサイズに進化したウマやウシは、我々にはかなり見慣れないものとなる。だがこれまで地球に存在した種族としては、むしろ普通の外見になるかもしれぬ。
 
 ∧∧
(‥ )新しい地球には
\‐  キリンさんもいないよね
 
  (‥ )あんなおかしな体型の
      哺乳類は他にいないし
      いなかったからな
 
 キリンは長い首を上下する時に起こる血圧の上昇をふせぐための器官を持つ。少なくともそれが強調される。だが首の短いオカピもそれを持つ。それゆえ、これは進化では説明できないではありませんか!! と言う人が多いが、仮にそれが事実なら、因果関係が逆じゃね? という話なのだ。
 
 ∧∧
( ‥)血圧を調整する器官が
    あるから首を極端に
    長く出来たんじゃね?
    ということだね
 
  ( ‥)実際、あんなおかしな
    ‐□ 体型の哺乳類は
      他にいないわけだからな
      むしろそう解釈するべき
      なのだろうな
      進化に疑問を持つ人は
      本を読まなさすぎだし
      因果関係の推論が
      雑すぎるよ
 
 化石を見ると、高い場所の葉っぱを食う哺乳類でむしろよく見られるのは、体高を高くするもの。あるいは後ろ足で立ち上がったりするような、いわゆるゴリラ体型だ。新しい地球にもゴリラ体型の巨大ウシや巨大ウマがいるんだろう。あるいは前足が物を掴むように変化したゴリラ型の巨大ヤギなのか? もしそうなら悪魔のように見えるかもしれない。
 
 ∧∧
(‥ )熱帯雨林は人間に破壊されて
\‐  消滅するんだろうけど
    0からスタートして
    もう一度出来上がっているの
    だろうね
 
  (‥ )色とりどりな鳥がいるけど
      全部、カラスやスズメや
      その仲間と生き残りから
      進化した連中だろうな
      面影なんかほとんど
      残っていないと思うけど
 
 浅い海の魚が取り尽くされてカモメすらも絶滅したのなら、海鳥もカラスなんだろう。翼は細長くなって体は巨大化し、色はもはや黒くないだろうけども。
 
 ただ、都会で生きている小さな猛禽類がいることを考えると、案外、こういうものの生き残りから進化した海鳥がいるやもしれぬ。
 
 猿はどうなっているのかよく分からない。ヒンズー教の寺院で大切にされているハヌマンラングールのような種類が生き残れば、そこから樹上生活者が復活するやもしれぬ。あるいは知能の高い捕食者として、地上のネコやイヌに取って代わるという番狂わせもあるかも知れぬ。
 
 ∧∧
(‥ )でもヒヒも含めて
\‐   絶滅しちゃうかもね
 
  (‥ )人類もろとも
      霊長類の系統が消滅したら
      復活した
      ジャングルの樹上は
      生き延びたリスか
      あるいは樹上適応した
      ドブネズミのものになり
      巨大化した彼らが
      枝から枝へジャンプしたり
      腕渡りをして
      いるのだろうな


 ∧∧
( ‥)一方、ニワトリさんが
    生き残ったのなら
    飛べずに走る
    巨大な鳥がいるのかな?
 
  (‥ )ダチョウ大のニワトリは
      恐ろしいだろうなあ
      捕食者になって
      主力とまではいかないけど
      イヌやネコの子孫と
      張り合って
      肉食動物の一角を
      担っているかもね
 
 あるいは反対に飛翔力を高めて、大空を雄大に飛び回るニワトリというのもありうるのだろうか。ニワトリがキジの仲間であること、あの派手な肉垂れが性的装飾であることを考えると、とても派手な種族もいるんだろう。

 
 淡水に目を向ければ、ワニは滅びているんだろう。そうだとしたら淡水の大型肉食獣になるのはなんだろうか? 単純に水中に進出したイヌなのか、あるいはドブネズミか? あるいは生き延びて大型化し水陸両生になったトカゲなのか、もしかしたらカメ?
 
 ∧∧
(‥ )カメさんは公園の池とかにも
\‐  すんでいるから
    生存組に入れますかね?
 
  (‥ )体長3メートルとかで
      熱帯の川を泳ぎ
      頭が巨大で甲羅に入らず
      しかも扁平になって
      水面をぷかーって
      浮いているのだろうな


 見た目はワニなのかカッパなのか、なんだかよく分からないかもしれない。考えてみれば人間が家畜化した動物は多くが偶蹄類で、そこに奇蹄類のウマと食肉類のイヌ、ネコが加わる。そこから逸脱した領域であればあるほど、新しい地球は現在とずれた存在となる。
  
 ∧∧
( ‥)このあたりまでくると
    結構、見てみたい世界では
    ありますね
 
  (‥ )自分たちが生存する限り
      見れない世界であるのは
      残念だな
 


     

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