自己紹介

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2012年11月13日火曜日

アナザーワールドへの扉

 
 
 
  ( ‥)..ああ、おかしいなあ
    –□ 絵を描いているのに
       描きながら寝てしまった
 ∧∧
( ‥)少し休みます?
 
 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)どうよ? 平行世界への
    行き方?
 
( ‥)んー。リサーチがまるで
  –□ 足りなくてね、
     取りあえず、多宇宙の本で
     めぼしいものを読んで
     足がかりにしてみよう。
 
 
 ふと思い出した。
 
 今から20年以上前のこと、もう30年近く前、前世で私たちは出会っていたのだ、そう自分設定している女の子たちの記事を読んだ事がある。
 
 ∧∧
(‥ )思春期のあふれる空想や
\–   思いがあふれた関係
     なのでしょうか?
 
 (‥ )当時、前世ものの漫画が
     流行っていてな、その影響
     らしいのよな。
 
 あるいは物語を踏まえた2人の壮大な芝居なのかもしれない。漫画にはまりすぎた、とかではなく、日常を劇場にしてそれぞれの役割を演じることで、日常の苦しさから少し解放される。そういう。
 
 
 ∧∧
( ‥)日本の日常ってそんな
     苦しいものじゃないし
     実は逃げ場がいくらでも
     あるのですけどね
 
 ( ‥)だが、子供にその知恵を
   –□ 与えなかったのは親であり
      学校なのだ。むしろ
      逃げる知恵を禁止したとも
      言えるよね。そして
      選択肢が消えると
      全ては牢獄になってしまう
      そういうことだろう。
 
 もう少し前に書かれた本には、当時、読んでみるとこんな事例が載っていた。その少年はずっと部屋に引きこもり、外に出ないという。精神科医が呼ばれていってみると、室内は星、天体、ロケットのオブジェで満ちあふれ、暗く、しかし異様な空間で、出るために手近なドアに手を伸ばしたら、それは精巧に作られた、いわば騙し絵だった。そこに書いてあった言葉はアナザーワールド。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると友達と
    一緒に壮大な演劇を
    日常に持ち込むって
    意外と健全な方かもです
 
  (‥ )何を健全とするかにも
      よるけども、
      確かにそういう見方も
      出来るだろうな。
 
 物語のまま物語を守ろうと犯罪に走ってしまう人々もたまにいるが、まあ、多くは物語を思い出にして生きていくことになるんだろう。その時、その物語は役に立ったと言えるのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると、
    平行世界、多宇宙、
    マルチユニバースへの
    物理的な移動方法の
    リサーチって、質問に
    答えてないと思いますが
 
  ( ‥)マルチユニバースへの
    –□ 移動は、日常からの
       解放ではないからな。
       だがしかし、
       それはやむを得まい
 
 
 

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