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2018年7月21日土曜日

読者気分を味わおう

 
 物理の論文って意外と書き方が情緒豊かなんじゃね? まあ人にもよるんだろうけど。
 
 そう思いつつ資料を眺める今。
 
 さて
 
 ∧∧
(‥ )テレビのリモコンボタンは
\‐  ひたすら増え続け
    コピー機はどんどん
    煩雑になっていく
 
  (‥ )そういえばよ
      近所のコピー機
      モニターがでかくてさ
 
 色々な機能をつけたのは良い。ごちゃごちゃしているが。
 
 それをタッチパネルで操作するようにしたのも時代の流れだろう。
 
 問題は、でかいので操作する時、あっちからあっちまでと、いちいち腕を伸ばさないといけない、ということだった。
 
 ∧∧
( ‥)あなたのような成人男子でも
    腕を結構強く伸ばすから
    老人、子供、女性には
    扱いづらいのでは?
 
  (‥ )あれ作ったやつ
      阿呆だと思うよ
      自分で使ったこと
      ねーだろ
 
 あとでっかくするなよ。客はともかく、設置の時に作業員とか持ち運びに不便だろ? それにでかいと置き場所も制限されるぞ。
 
 ∧∧
(‥ )最近こんなことばっかだよね
\‐ 
 
  (‥ )組織が巨大化すると
      全部を統括できない
      なんかできました
      しかできなくなる
      そうなれば
      こんなものだろうな
 
 コピー機やリモコンを使ったこともない人間が作ってるし、企画出してるし、了承のハンコを押してるし、社長も自社の製品を使わないし使ってない。まあそんな感じだろう。
 
 さてここで思った
 
 ∧∧
( ‥)あなた本を読まないよね
 
  (‥ )本を書くのが仕事だからな
      本なんか読んでる暇ないよ
 
 本を読んだところで別に何かわかるわけでもない。本など読まん。本を作るために本を読むことはあっても、それは読書ではない。
 
 ∧∧
( ‥)他人のこと言えなくね?
    というか
    日本の家電メーカーも
    そんな状態だってことじゃね?
 
  ( ‥)そんなもんかもなあ
    ‐/
 
 
 おやおや、世の大企業の皆さんも、こんな感じですかな?
 
 ともあれこんな話をしよう。先日、仕事の一環でビジネス書を何冊か読んだ。

 意外なことにビジネス書というのはラノベを少し難しくした程度の内容だった。

 でも考えて見ればそんなもんだろう。人間の能力はほぼ等価である。ラノベが標準知能なら、ビジネス書だって似たようなものになるはずだ。

 本格的な新書とかが頭おかしいだけなんである。そもそも本格的な新書も、読んでる人間は自分の頭の良さ自慢をしたいだけで、別に中身を把握しているわけではない。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれ以上に
    印象的だったのは
 
  (‥ )おいおい読みたいことが
      書いてないぞ!!
      という感想だな
 
 いや、仕事の関係で読んだだけだ。そのために手にしたビジネス書に読みたいことなんか書いてある訳がない。
 
 もちろん資料として読んだのだから、資料として役に立たない、役に立つ、は確かにあった。
 
 ∧∧
(‥ )でもそれ以上にあれだね
\‐  成功する秘訣とか
    具体的な解決策とか事例とか
    そういうこと
    案外と書いてなかったね
 
  (‥ )意外だったな
      そんなことを知りたくて
      読んだ訳じゃないのに
      それを内心どこかで
      期待していたのだ
 
 
 これだ! 読者が求めているもの!
 
 ∧∧
( ‥)なんだビジネス書なんてものを
    読んでみたら
    読者気分を味わえたか
 
  (‥ )なかなかに新鮮でしたのよ
 
 
  

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