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2013年11月17日日曜日

イッツ・ショータイム

 
 ある日、ある人が曰く、
 
 私のささやかな楽しみは、
 
 Amazonを見て、自分の好きな書籍を星1つにした人の書評を見ること。
 
 ∧∧
( ‥)ずいぶんおかしな趣味じゃね?
 
  ( ‥)ああ、でも少し分かるなあ
    −□
 
 例えば教科書を買おうとしてamazonへいき、購入してから、ふと星1つを見つけ、目を向けると
 
 ∧∧
(‥ )教科書だから難しくて
\−  読めません....なにこれ?
 
  (‥ )おもろいだろ?
 
 
 あるいはすでに購入した専門図書を何気なく見て、星1つ、なんだろうと思って読むと
 
 ∧∧
(‥ )図が少なくて分かりません
\−  ...いや、この本は図が
    いっぱいあったよね
 
  (‥ )こんなのはまだ良い方で、
      その本は俺も持ってるけど
      星1つの
      あんたが言ってるような
      台詞や場面はないよ、とか
      そういうすごい書評が
      あるよね
 
 どうも思い込みや勘違いで書評していることがうかがえるし、そういうあわてんぼさんな性格なせいか、あるいは、思い込みが激しかったり、ピント外れなことを言う性格だというべきか、
 
 そのせいなんだろう、リンクをたどると、他の書評もなんかおかしい。
 
 端的にいうと、脳の回線が一部でぼーんしてるっぽい。
 
 ∧∧
( ‥)あなたそれを見て、
    わー、すげーとか
    言ってるんだ
 
  ( ‥)あの感覚はあれだよね
      見世物小屋や
      フリークショーを
      見ているような感覚だよな
 
 ∧∧
( ‥)破廉恥な
 
  (‥ )人は破廉恥なものさ
 
 とはいえ、思うのだ。
 
 さる人が曰く、
 
 人が人生を削って書いた本に勘違いな書評を書いて、星1つを与え、自らの頭の出来を自覚しない。
 
 破廉恥なのはどちらなのかと。
 
 ∧∧
( ‥)彼らは彼らで
    人の人生に星1つを
    与えるつもりか? と
    反論するでしょう
 
  (‥ )人生を削って作った書籍
      それに勘違いで星1つを
      与えた人間は、
      確かに星1つの人生であり
      星1つの
      頭の出来だと思うが、
      そこんとこいかに?
 
 
 クジャクが尾羽を広げるがごとく、人間は書評とコメントで己の脳を大きく広げて誇示する。
 
 ∧∧
( ‥)大部分は普通だけども
    ゆがんだ尾羽を誇らしげに
     誇示するクジャクもいると
 
  (‥ )それを
      わー、すげーって見るのは
      そんなおかしな好奇心では
      ないと思わないかね?

 
 愚かな人生、それ自体がショータイム。
 
 
 
 

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