自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2015年3月22日日曜日

決断の背後には何があるだろうか?

 
 そういえばドイツは中国と昔から縁がある。
 
 ∧∧
(‥ )日中戦争のさなか
\‐  中華民国にはドイツの
    軍事顧問がいた
 
  (‥ )それをさかのぼるWW1では
      ドイツと日本は敵国で
      中国において戦争している
 
 WW2の同盟があったので、日独というと友邦国というイメージがあるけども、どっちかというと、日本とドイツは本来、対立関係にあると言うべきかもしれない。

 ∧∧
(‥ )日本を慌ただしく訪日して
\‐  震災が起きた11日の前日に
    帰っちゃったメルケルさんも
    中国寄りだよね
 
  (‥ )日本に比べて
      中国を極端に重んずる
      そう評価されている
      みたいね
 
 
 日本と中国は現在対立状態なので、日本からすれば敵の味方は敵である。そういうわけで最近の日本では、ドイツに対するイメージが以前よりも良くないらしい。
 
 それにしても、なぜ中国?
 
 ∧∧
( ‥)単純に言えば経済でしょ?
    日本でさえ対立関係にあるのに
    中国と膨大な取引を
    しているよね
 
  ( ‥)それにしちゃ
    ‐□ ドイツは中国偏重かもな
 
 
 ここで例えば、こんなことを考えてみる。
 
 地球の北半球では列強諸国がぐるっと地球を一周して存在している。イギリス、アメリカ、日本、中国、ロシア、ドイツ、フランス
 
 そして境を接する以上、だいたいにおいて隣同士の国は仲が悪い。
 
 そして歴史的によくあるのは、敵である隣国の背後にある国と手を結ぶという関係。
 
 ∧∧
(‥ )フランスは東方に位置する
\‐  ハプスブルク家や
    ドイツと仲が悪いから
    その向こうの大国である
    オスマントルコや
    近代ではロシア帝国と
    関係を深めたりする
 
  (‥ )ドイツはフランスと
      長く宿敵で
      WW1もWW2も
      背後のロシアに攻められて
      西方と
      挟み撃ちにされる形で
      負けたのだよね
 
 WW1だとロシアを迎え撃って撃破はした。しかしそれゆえにパリへは手が届かず負けた。
 
 WW2だとパリはあっさり攻め落とせたけども、イギリスを攻めあぐねて、そのあげくにロシアに対して宣戦。二正面作戦を展開して破れた。
 
 とはいえ、それは過去の話。今のドイツはフランスやイギリスを脅威とは思っていないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)主なる敵はロシアだと
 
  (‥ )じゃあ
      ドイツが手を結ぶべき
      ロシアの背後を
      脅かす友邦国とは
      なんだろうね?
 
 アメリカか? いや、アメリカはどっちかというと今のドイツからすれば背後である西方、大西洋の背中を守る壁だよな。NATOは北大西洋条約機構だし。


 では日本か? あるいは中国か?
 
 ∧∧
(‥ )メルケルさんは
\‐  中国と見た...と?
 
 (‥ )実際には
     シベリア出兵みたいに
     ロシアを東方の背後から
     脅かす事ができた国は
     日本なんだけどね
 
 でも、WW2の展開がそうであったように、今の日本も東南アジアの領海をめぐって中国と争っている。
 
 ∧∧
( ‥)だとしたら
    ドイツから見た場合
    日本はロシアの背後を
    脅かす友邦国たりえないと
 
  (‥ )確かにWW2自体
      そういう展開では
      なかったわけだしね
 
 それにドイツもロシアも中国も、どっちかというと陸軍の国だろう。対して日本は海軍の国だ。それを考えればロシアの背後を脅かす陸軍国の友邦国として、中国を選ぶのは当然の発想かもしれない(現実的に適切なのかはともかくとして)。
 
 ∧∧
(‥ )メルケルさんは
\‐  そんなことを
    考えているのですかね?
 
  (‥ )さあね
      でもこんなことを
      言う事は可能だよ
 
 メルケル首相は1954年生まれだそうだ。これは中ソ対立の始まりと、ほぼ同じ時期だ。
 
 そしてロシアの支配と独裁政権の元にあった東ドイツの人である。
 
 ∧∧
(‥ )換算するとあれだね
\‐  物心ついてから
    青年期になるまで
    中国を敵だと教えられた
    立場ですかね
 
  (‥ )仮にそう考えると
      中国を尊重する
      メルケル首相の発想って
      おかしなものじゃ
      ないかもな
      しかも今のロシアの
      最高指導者は
      プーチン大帝だろ?
      こんなのと対峙した時
      どこによりどころを
      見いだすだろうな?
 
 実際、人は20歳ぐらいまでの経験に回帰しようとするものではないか。暴君の敵である背後の中国、彼の人の立ち位置からして、この発想はむしろ自然だろう。
 
 とはいえ
 
 ∧∧
( ‥)こんなの思いつきを
    後付けでもっともらしく
    述べただけだよね?
 
  ( ‥)ライター業のいろはだな
    ‐□ いや
      文章の書き方の基本だね
      ぴんと来る
      それにそって証拠を集めて
      理路整然と清書する
 
 よく、”文章の書き方”という指南があるけども、読めば分かるように、ああいうのは思いつきを後付けで理論武装し、清書せよ、というだけの内容だ。

 それゆえ、書くために書かれた文章とは、それがいかにもっともらしく聞こえても、主張の正しさを示してはいない。

 つまるところ書かれた文章とは、そのすべてが、所詮は良く出来たホラ話でしかないのだ。

 そうである以上、以上の話も真面目なものにはなりえない。
    
 とはいえしかし、人の判断や決断の背後にはもっともな動機があり、そしてたわいもない経験がある。これは事実であろう。
 
 そしてそれは一体なんであろうか?
 
 
 これはhilihiliのhilihili: 慌てると隙が出るかもねという話の続き
 
 
 
 

2015年3月21日土曜日

慌てると隙が出るかもねという話

 
 ドイツのメルケル首相が7年ぶりに急遽日本を訪問したのは、もう10日は前の話。
 
 ∧∧
(‥ )3月9日に来て
\‐  東日本大震災の11日を
    待たずに
    10日に帰国...と
 
  (‥ )こいつ何をしにきたの?
      そう揶揄する向きも
      あるみたいな
 
 確かに、
 
 フランスの原発から電力を買っておきながら、日本は原発を動かすべきでない、みたいなことを言ったり(あるいは言ったとされたり)

 金に困ったギリシャに、おいドイツ、ナチス時代にギリシャを占領したろ? 俺っちギリシャは金に困ったから賠償金の名目で金よこせ、と言われて怒ったドイツが、日本に対しては、中国と過去の歴史に真摯に向き合って、とか言ったり(あるいは言ったとされたり)
 
 あるいは11日の大震災とその慰霊を待たずにその前日に、これ見よがしに帰国したり
 
 何? ドイツは日本に喧嘩売りに来たのか? お前らもう一度ロシアにベルリンを蹂躙されろ、そう言われてもしょうがないような状況。
 
 ∧∧
(‥ )ドイツ人はまず言うべき事を
\‐   言うから誤解と齟齬が...
     という意見も
 
  (‥ )それは単に失礼な
      馬鹿だよ
 
 多分、失礼とも思えないので、時間がないだけなのだろう。実際2日間だけ、というのはいかにも慌ただしい。
 
 しかしそれでも無理矢理来たということは、なにか慌てる理由があった、そういうことであろうか?
 
 ∧∧
(‥ )なんでしょうね?
\‐  ウクライナの内戦で
    ロシアが事実上
    版図を拡大したからですかね
 
  (‥ )鳩山元首相が
      クリミア半島へいくとか
      言い出したのに気づいて
      泡食ったのかな?

 *確かに、鳩山元首相のクリミア滞在は10〜12日だったそうである。
 
 ∧∧
( ‥)まあ仮に話を聞いたら
    あわてるでしょう
    実際のところ
    どっちが先かは
    知らないけどね
 
  ( ‥)日本人からすれば
    ‐□ 鳩山元首相というと
      鳩ぽっぽとか宇宙人とか
      そう揶揄されちゃう
      人だけど
      まがいなりにも
      元とは言え
      ”列強の最高権力者”
      なんだよな
 
 *近代以降、諸国より抜きん出た強大な力を持つ国家が北半球を囲むように存在する。イギリス、アメリカ、日本、中国、ロシア、ドイツ、フランス。日本と中国は最後発の組であるし、事実日本は工業力の低さから敗北を喫した。しかしやはり列強のひとつである。
 
 列強の最高権力者、そんな人物が、ロシアに併合された地域を訪問して、結果的に併合にお墨付きを与える、などと言い出したら、ロシアと対峙するドイツが慌てるのは当然か。
 
 ただ、その保証はない。
 
 保証はないが。
 
 ∧∧
(‥ )ドイツ大使館に掲載された
\‐   メルケル首相の
     日本での講演内容も
     日独関係、震災の後は
     戦後70年と
     ウクライナ問題が
     取りざたされてますね

=>ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - 来日講演会

*ちなみに出典は朝日新聞デジタルになっている
 
 
  (‥ )国際法に反して
      クリミア半島を併合し
      ロシアは94年の
      ブダペスト覚え書きを
      ないがしろにした
      名指しの批判だな
 
 動機はなんであるにせよ、やはりウクライナ問題が重点ということらしい。
 
 ∧∧
(‥ )でも結果的に
\‐  なにやらうまくいかなかった
    印象ですかね?
 
  (‥ )どんな理由があるのか
      知らんけども
      慌てるのは危険だなあ
      慌てると隙が出る
      隙があると
      外国の要人の発言を
      都合良く解釈する連中に
      良いように使われる
      そもそも鳩山元首相も
      そう使われているわけ
      だからね
 
 メルケル首相の何気ない言い回しを、自分の都合の良いように解釈する人は当然いるであろう。例えば中国に謝罪すべきである、そう誘導する人もいるであろう。原発を停止するべきである、そう解釈する人もいるであろう。
 
 そう解釈されると、結果的に株を下げるのはメルケル首相であるし、肝心のウクライナ問題からも目がそれてしまう。これでは講演会の最初に名指しでロシアを批判した意味がないであろう。
 
 ∧∧
( ‥)でも恣意的な解釈で
    本質から話がそれるとは
    そういう素地があった
    そういうことですかね?
 
  ( ‥)泥縄で訪問したから
    ‐□ 隙が出て
      結果的に
      むしろ悪い印象だけが
      残った
      そういうことかもね
      そしてそれは
      本人の問題かもな
 
 実際、民主党の岡田代表が、首相は慰安婦問題を解決するべきとおっしゃった、と言ったが、ドイツはそれを否定した。これは曲解であろうか? あるいはオフレコで思わず言ってしまったことを代表がもらしてしまって慌てたのであろうか?
 
 慌てるとどうしても自分の世界観や希望や不安や理想や価値観といった素地が出る。それは隙になりうる。
 
 そして、経済的にはどうか知らぬが、ドイツはロシアに対して劣勢を強いられているということになるであろうか。
 
 
      
 
 

90点とは1割が間違っていることである

 
 テストで90点を取ったとする。
 
 ∧∧
(‥ )100項目のうち
\‐   9割が正解だね
 
  (‥ )でも間違いが
      1割も混ざっておる


 もちろん、90点とは良い点数だとされるものである
 
 ∧∧
( ‥)1割間違っていても
    優秀とされる
    しかし
    優秀であっても
    1割は間違っている
    そういうことである
 
  (‥ )知識や理解の1割が
      間違っている
      これは大変なことだよ
 
 しかも90点でこの有り様である。もっと低い点が普通であるならば、間違いはさらに多いということになる。
 
 だとすれば、もっと普通のことでも、私たちの知識や理解にはおびただしい間違いが混ざっていることになるだろう。私たちの知識や理解の4割、5割は間違いではなかろうか?
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
    あなたたちがやってることは
    めちゃくちゃだよね
 
  (‥ )部品のかなりの部分が
      欠陥品や見当外れ
      針金をネジだと
      思って使ってるし
      配線も適当
      意味不明な付かない電球
      そんな感じで 
      だましだまし
      やっているんだろうな
 
 
 もちろん、同じことを何度も繰り返せば、点数を99点にすることもできるであろう。

 ∧∧
(‥ )でもそこまで反復しても
\‐  1パーセントは間違いだ
    そういうことになるよね
 
  (‥ )しかも同じことを
      反復し続けてこれだ
 
 これをどう考えるべきであろうか?
 
 テストが無いと人間は自らの間違いを認識できない。
 
 テストがもはやない大人は、それゆえに自信過剰に人生訓を語るのであろうか?
 
 あるいは反復して99点を取る事で、人は無意味に自信家になるであろうか? 確信を持つようになるであろうか? だから反復し続けた狭い世界の、どうでも良いような人生訓を自信満々に語るのであろうか?
 
 ∧∧
( ‥)でもそれは
    その場から一歩出たら
    まったく通用しないのである
 
  (‥ )自分が99点取れない
      外の世界を
      熱心に否定する奴は
      多いよなあ
 
 あるいはこう考えることもできるであろう。
 
 90点どころか、60点、つまり4割が間違いの状態でも、それを組み立てて理解を成立させ、だましだまし仕事をこなしてきた。
 
 もちろんそれは卓越した技量などではないだろう。実際にはただの言い訳や、その場限りの言い訳、あるいは下請けや部下への責任転嫁であろう。
 
 ∧∧
(‥ )でもそういう人は
\‐  それでうまくやれたと
    思っているから
    それでうまくいくはずだ
    そう確信するだろうね
 
  (‥ )プログラムとか
      すぐ出来るだろ?
      そう言い放つ人がいるのは
      本人がいい加減なのに
      それでも
      人生が成立できたから
      なのだろうな
 
 間違った部品が4割も混ざっているのに、何となく人生を成立させることが出来たのである。この世界にはもっと厳密な設計を要求される場があるとは理解できまい。
 
 

2015年3月20日金曜日

市場が小さいのだからめちゃくちゃするよ

 
 漫画なんて馬鹿の読むものだ
 
 文字だらけの本を読める俺様すげー
 
 
 このような主張の背景には以下のような現実があろう
 
 漫画は読者も購買者も多い。
 
 文字だらけの本は読者も購買者も少ない。
 
 ∧∧
(‥ )漫画でなく本を読める
\‐  俺様すげー
    主張の是非はともかく
    この場合の俺すげーとは
    ”私は小さい市場を
    たしなんでいます”
    そういう意味だね
 
   (‥ )こういう”文化的行為”は
       自分が少数派の
       エリートであるという
       自負を
       満足させるであろうな
 
 
 だがしかし、これは次のことを示している
 
 消費者の多い漫画であれば、面白い物語さえ描ければ生活できるであろう。
 
 だが、小さい市場である文字だらけの本の場合、書き手が本を売って生活するためには、面白さをクリアするだけでは足りない。もっと中毒性のあるような需要に応じる必要がある。つまり、売るためには何か良からぬ事をしなければならないのだ。
 
 しかも、ノンフィクションで。
 
 そうである以上、

 漫画しか読まない大多数の馬鹿共に比べて、こんな難しい本を読んでる俺様は知的エリートである
 
 このような誇り高い自負を持つ限り、自分では知らないうちに、意図的に作られた売るための誤謬を大量摂取している可能性があろう。
 
 ∧∧
( ‥)ガンは切らずに直ります
    予防接種もワクチンも
    必要ありません
    炭水化物は毒物です
    漫画を規制すれば
    犯罪は減るでしょう
    僕の考えた最強の経済政策
 
  (‥ )明らかに摂取しておるよな
      もう手遅れだ
 
 
 本を読む人間がなぜ馬鹿になるのか? それは以上のことから明瞭である。
 
 そもそも、私はエリートです。必然的に小さな市場をたしなんでおります。これは消費者の視点であって、生産者の視点ではない。
 
 ∧∧
(‥ )生産者の視点からすれば
\‐  市場が小さいとは
    売るためなら
    めちゃくちゃなことをするよ
    ということである
 
  (‥ )それに
      気づかなかった時点で
      勝負はついておるのだ
 
 すでに脳細胞の隅から隅まで、売るために製造された誤謬に浸食されているであろう?
 
 本を読むとは、そういうことだ。



 
       

2015年3月19日木曜日

シンプル・イズ・ベスト

 
 仕事をめぐる状況は時として大きく変化する
 
 ∧∧
( ‥)仕事に変化があれば
    当然
    支払いにも影響が現れる
 
  
   ( ‥)まずいな
     ‐□ このままでは
       俺の年収が60万円に
       なってしまう
 
 というわけで急遽、仕事の進行を組み替え中。かなり無理矢理な状況。
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
    今は漫画を描いていると?
 
  ( ‥)これ、漫画...かなあ
    ‐□
 
 四コマ漫画どころか、一コマ漫画や風刺画さえも広義の意味では漫画である。科学の事柄を簡略的な図で説明する場合でさえも、”漫画”という言葉を使う場合さえある。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えれば
\‐  あなたの今の仕事は
    漫画...ですかね
 
  (‥ )漫画家さんの漫画とは
      別物だけどな
 
 それにしても思うに、漫画家という人々はどうかしているとしか思えない。こんな大変な作業を人によっては週刊で連載しているのだから、彼らはいかれてる。
 
 
 ∧∧
(‥ )実際、燃え尽きちゃう人も
\‐  多いみたいだよね
 
  (‥ )当たり前だろうな
      今自分が描いているのは
      ただの説明で
      コマ割りは無いし
      動きもないし
      アクションが
      あるわけでもない
      それなのに
      ものすごい疲れるのよ
 
 考えてみれば漫画家に憧れる人は多いし、あまたの人が挑戦し、そして燃え尽きていったのであった。人生を爆破して燃え尽きさせるような試みを無数に累積させているのだ。そりゃあすごいものも出てくるだろう。
 
 これを考えればライター業なんてぬるま湯だし、真面目な本など愚の骨頂。笑える冗談だろう。
 
 ∧∧
( ‥)まああなたの場合
    歳のせいもあるかもね
    もう漫画を描けるほど
    若くないんじゃね?
 
  ( ‥)脳が回らないんだよ
    ‐□ ここしばらく
      毎日アイスを
      食べているんだが
      糖分とかが
      足りないのかな?
 
 なにか、体と脳にかなり無理矢理なことをしている予感。
 
 ともあれ
 
 キャラのデザインというと、少し調べたけども、やっぱ仮面ライダー・ストロンガーのデルザー軍団が良い感じだと思われた=>https://www.google.co.jp/search?q=デルザー軍団&biw=954&bih=740&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=od4JVaaPGOPSmAWs5YGwBQ&sqi=2&ved=0CAYQ…
 
 
 かなり単純なデザインでありながら、シルエットだけでも明瞭に区別できるこの素晴らしきデザイン。
 
 ドクターケイトに至っては、頭部以外はただのタイツとマントというこの簡略ぶり=>https://www.google.co.jp/search?q=デルザー軍団&biw=954&bih=740&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=UtMJVcqEFcPImAW7oYCABA&sqi=2&ved=0CAYQ_…
      
 
 ∧∧
(‥ )それでこの毒々しさと
\‐  インパクトですからね
 
  (‥ )最近の悪役はあれだな
      美しくて洗練された
      デザインなんだけども
      複雑すぎて
      描くのはめんどくさいし
      シルエットも複雑で
      ぱっと見の区別も難しい
 
 もしかしたら昔より着ぐるみを作る技術が上がったのかもしれぬ。だが、完成してしまえば何度でも使えるCGや着ぐるみならともかく、手描きとなるとその手のデザインはいかにも厳しい。
 
 何より、シルエットで区別するのが難しいとは、キャラを小さく描いた時に区別しずらくなるということでもある。これはちょっと致命的だ。
 
 一方、シンプルで明瞭で、そして強烈なるデルザー軍団たち。このデザインは一体、誰が決めたのであろうか? そう思って特撮に詳しい知り合いに聞いたら、
 
 ∧∧
( ‥)多分、少なくとも素案は
    石ノ森章太郎さん
    ではなかろうかと 
 
*隊長ブランクとか、言われれば確かに石ノ森キャラである=>https://www.google.co.jp/search?q=隊長ブランク&biw=954&bih=740&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=adoJVfz0MYXLmAWptYJw&sqi=2&ved=0CAYQ_AU…
 
  (‥ )やっぱ大御所は
      違うということか
 
 
    

衣食足りて

 
 衣食足りて礼節を知る
 
 ∧∧
(‥ )豊かだったら
\‐  あんまりおかしなことは
    しないよ(意訳)
 
  (‥ )昨今の若者たちにはびこる
      目を覆う右傾化
      とか
      したり顔で言う老人共が
      ごろごろいるけど
 
 そんな無駄な台詞を言っている暇があったら、経済をもっと回す方法を考えるべきなのだ。
 
 ∧∧
(‥ )自民党と官僚政治を
\‐  打倒すれば良いのだ
    そうすれば経済が回るのだ
    それを訴えているではないか
    そう反論するかもね
 
 (‥ )政権交代でそれをやって
     そして大失敗した結果が
     今、
     僕らがいる時空なんだけどな
  
 そもそもテレビだの新聞だの知識人だの文化人だの、そういう勝ち組が言うことではなかろう。しかもその勝ちとて、高度経済成長で掴んだ以上、実力ではありえない。そうであるからには論ずる価値などない。
 

 
 

女の戦争、男の戦争

 
 男の戦争はガンダムで、女の戦争は大奥である
 
 ∧∧
(‥ )というか争いを物語にすると
\‐  ガンダムと大奥になる
   
 
  (‥ )だがガンダムと大奥は違う
 
 女のガンダムは大奥で、男の大奥がガンダムである、はずなのだが
 
 ガンダムはザクに塩水をわざとぶっかけて、あらごめんなさい、錆びちゃうかもしれないわね? とか言ったりしないし、大奥の女たちは、月光院、いきまーす! と叫びながら長刀持って射出されたりしない。

 多分、男女の戦争の違いがここにある。
 
 ∧∧
( ‥)しかも異性からの
    評価も違うらしい
 
  ( ‥)例えば戦争の英雄は
    ‐□ 男から評価されるし
      女からも評価されるよね
 
 だが大奥の勝利者である女性が男性からもてるか? と言ったらどうであろうか?
 
 
 例えば大奥における女の戦いを勝ち抜いた女性が目の前に現れ、
 
 抱け、産ませろ!
 
 と言ったら、男性諸君はどう思うか?
 
 ∧∧
( ‥)あまり受けが良くない?
 
  (‥ )大奥で勝ち抜くには
      男の寵愛を
      得る必要があるから
      うんぬんとか
      そういう細かい事を
      抜きにだな
      男性がそういう女性を
      喜ぶかというと
      そうは思えないのだよね
 
 男の戦争の勝利者は女性にもてるが、女の戦争の勝利者は男にもてない。
 
 多分
 
 ∧∧
(‥ )なぜでしょうね?
\‐
 
  (‥ )価値の違いじゃねえかな?
 
 男の戦争の勝利者である男。その男と子供を作る。子供が父親の性質を譲り受けるというのなら、自分の子供は優秀であろう。もてるであろう、子孫繁栄であろう。
 
 女性が男の勝利者を評価するというのは極めて合理的。
 
 ∧∧
( ‥)そして本当なら
    同じことが
    女の戦争の勝利者である女性
    にも言えるはずなんだけどね
 
  (‥ )でもさ男は女性のようには
      繁殖しないんだよな
      男の場合
      勝利者の女1人と
      子供を作るより
      普通の女の子2人とか
      3人と子供を作った方が
      手っ取り早く利益を
      得られるよね
 
 だって、その方が残せる子孫の数が確実に多い。
 
 つまり、女の戦争の勝利者である女性、というのは、男からすると特に意味はない。なぜってもっと良い選択肢、もてもてハーレムが存在するから。そういうことではなかろうか?
 
 ∧∧
(‥ )男の戦争の勝利者は
\‐  女性にもてる
    しかし
    女の戦争の勝利者の場合
    男性にもてるとは
    いささか言いがたい
 
  (‥ )多分そうだし
      そうなるのには
      理由があると思うのだよね
 
 


2015年3月18日水曜日

それは猫の飼い方と同じ

 
 プログラムはしたことがない。だからプログラマーの幸せも苦悩も苦しみも動機も、自分には理解できない。キノコにはトンボの気持ちは分からん。
 
 とはいえこんな話がある。
 
 プログラマーは集中する時はずっと作業しているし、しかしそれが出来るのは絶えずではない。だから好きな時に好きなだけ、静かで居心地の良い環境で仕事ができるようにするべき。ノルマは当然としても、自由な時間を与え、自由に出勤させ、自由に泊まり込みできるようにするべき。
 
 さる人曰く、それ、猫の世話と同じじゃん
 
 ∧∧
(‥ )プログラマーは猫的って
\‐  ことですかね?
 
  (‥ )実際どうかは知らんけど
      絵を描くのと
      似ているかもな
 
 ∧∧
( ‥)あなた今日は
    寝てばかりだよね
 
  (‥ )昨日、ずっと
      絵を描いていたので
      なんかゼンマイが
      ゆるんじまってな
 
 本日はゼンマイを巻いている最中である。
 
 ∧∧
(‥ )描く時はずっと
\‐  描いているよね
 
  (‥ )そういえばさ
      世間の人が言う
      集中力って
      あれは
      笑える冗談なんだよな
 
 なぜって、世間の人の言う集中力とは、1時間保たないからだ。
 
 考えてみればそれは明瞭なのである。
 
 学校の授業は1時間であったか?
 
 学校の美術の時間で時間丸々、絵を描く事が出来る奴が一体何人いたか?
 
 ∧∧
( ‥)企業戦士を自負する
    おっさんたちの集中力とは
    笑えるレベルでしかないと
 
  (‥ )集中できないガキの
      延長ですからね
      そもそも集中力が
      持続しないから
      集中って言うんだろ?
 
 自分たち自身に、こうしなければならぬ、そう言い聞かせねばいけない事柄。それはそんなものが最初っから無いということを示している。つまるところ、企業戦士たちが語る集中なんぞ、笑える冗談だ。存在するものに関して人は無自覚であり、そうである以上、自覚的に言わねばならないものとは、不足しているものである。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれまでは
\‐  それで良かったのだよね
 
  (‥ )だがこれからは
      そうはいかないのだ
      能無しでも努力ごときで
      全能観を得られた
      高度経済成長は
      終了したのだからな
 
 未だにあの時の余韻、バブル経済を懐かしむ老いぼれもいるが、所詮は老いぼれ。そんな経験則はいまや役には立たぬ。
 
 ∧∧
(‥ )でも老いぼれた経験則で
\‐  仕事を語る人は
    山のようにいますよ、と
 
  (‥ )そのあたりの齟齬が
      プログラマーに対する
      扱いに
      出ているのだろうねえ
 
 忘れてはならぬ。努力ごときで全能観を得られた高度経済成長は、とっくの昔に終わったことを。

 それゆえ、お前の経験則も人生訓も成功の方程式も、そのすべてはゴミくずに成り果てたことを。忘れてはならぬ。
 
 
      
 

2015年3月17日火曜日

それは謎めいた言葉

 
 90年代はイランの人々が日本に出稼ぎにやってきて、大変なにぎわいであった。
 
 時々、イランの人と話す機会もあった。
 
 例えば曰く
 
 僕らはロシアから来たのですよ。
 
 ∧∧
( ‥)話を聞けばどうも
   インド・ヨーロッパ語族の
   起源を述べているらしい
 
  ( ‥)かの語族の人々は
    ‐□ ウクライナあたりに
      いたんだっけ?
 
 うろ覚えだ、よく分からない。いずれにせよ、紀元前の昔、大移動の果てにセム系の人々が支配していた中東にやってきて、そうして大帝国を築いたのはペルシャの人々であった。人によれば曰く、旧世界の帝国、王国、すべての国家は、このアケメネス朝ペルシャ帝国に由来すると。この地球、すべての国々がこの王朝を手本とすると。
 
 あるいはしかし、こんな謎めいたことを言うイランの人もいたのである。
 
 僕らはイスラム教徒ではないのですよ
 
 ∧∧
(‥ )日本語が不完全なのか
\‐  どうなのか
    そういうことを言う人がいた
 
  (‥ )それも複数なんだ
      なにか背景が
      あるんだな
 
 もしかしたら、イランに存在した異端の宗教とその信徒である、そういうことなのかもしれない(これに関しては近代において色々あったのだ)。
 
 しかし、どうも話から察すると、私たちはシーア派である、そういう言い方であるように思えた。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えればイスラーム世界で
    多数派であるスンニ派と
    シーア派はまるで
    別物だという可能性
 
  (‥ )シーア派は
      ペルシャ化された
      イスラームということかな
 
 預言者ムハンマドを生み出したアラブの人々は、バビロン、アッシリア、かつて中東に存在した大国家を築いたセム系の人々である。

 預言者の教えに導かれたアラブの人々はジハードを引き起こし、砂漠から出て、ローマ帝国からシリア、エジプト、北アフリカを奪い取り、大国ササン朝ペルシャを滅ぼした。
 
 ペルシャ人、アレキサンダー大王、ギリシャ人、そういったインド・ヨーロッパ語族からひさかたぶりに覇権を奪い返した、そう言うべきか。
 
 しかし、人々はその後、誰が指導者になるかでもめた。この時、非業の死を遂げたアリーとその子孫のみを認める派閥が生まれた。それがシーア派。アリーの子孫には、滅ぼされたササン王朝の血が入っているとも聞いた。少なくともペルシャ人、つまりイランの人々はそういう歴史で考えているらしい。
 
 ∧∧
(‥ )イランがシーア派化するのは
\‐  16世紀にイランの実行支配に
    成功した
    シャー・イスマイールが
    それを断行してから...
    でしたっけ?
 
  (‥ )うろ覚えだと
      そうだと聞くな
      サファビー朝の創始者
      シャー・イスマイール
      国教としたのは確か
      十二イマーム派だよね
 
 
 あれは、正当なイスラム教徒の指導者であるアリーの子孫は、今はお隠れあそばされている。法学者はその宗教的な代理人である...だったか
 
 ∧∧
(‥ )ホメイニさん以来
\‐  イランが法学者による
    統治を受けているのは
    こういう考えの延長...
    ですかね
 
  (‥ )それまでは
      普通に君主制だったけど
      神権政治の素地はあった
      そういうことなんだろうな
 
 それにしても、お隠れあそばされており、いずれ再臨される方の代理人である。これはなかなか印象的な世界観
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
    シーア派というか
    十二イマーム派は
    神秘的であり
    スンニ派と全然違う?
 
  ( ‥)スンニ派は
    ‐□ なんていうかな
      政教分離ってほどでも
      ないけども
      法学と俗権は一応別
      もっと即物的な
      感じだよね
 
 イランというと、どうにも感じ的には、世界最古の帝国と長き歴史と血の誇り、センチメンタルで詩的で、花と噴水の造園による繊細で華麗な文化、そういうイメージがあるけども。
 
 確かにそのイメージは、いつかお隠れあそばされた方が再臨される、そういう世界観と調和しているように見える。
 
 ∧∧
(‥ )それが
\‐  僕らはイスラーム教徒ではない
   という謎めいた言葉の
    真意ですかね?
 
  (‥ )分からんねえ
      なにもかも
      俺の勘違いかもしれんし
      そもそも俺の知識は
      何もかも錆び付いて
      新しくすることも
      出来ていない
 
 確かに仕事に関する知識は増えているが、昔、仕入れた知識は20年近く、まるで時間が止まったかのように更新されないままだ。
 
 このまま終わるのはいささかしゃくである。
 
 
  
 
    

2015年3月16日月曜日

使徒と信徒はどう違う

 
 
  (‥ )我が宗教に入れば
  ‐   あなたも使徒になれるよ
      今なら第七の使徒
 
 ∧∧
( ‥)破廉恥な
 
 
 
 

自分に理解できない現実は存在しない。という主張

 
 頭の良い人なら分かりやすく書けるはずだ。
 
 これは、この世界には自分に理解できる現実しか存在しない、そういう主張でもある。
 
 あるいはこうも言えよう
 
 自分に理解できない現実は存在しない
 
 では問う。お前はこの主張を論証できるか?
 
 確信を持って主張したからには、主張の正しさを論証できて当然であろう。
 
 論証できるか?
 
 ∧∧
( ‥)できなければ殺す?
 
  (‥ )殺すというのは
      ○か×かという話で
      ちょっと雑だよね
      幾らまでなら賭けられる?
      そう問うべき
 
 
 どんな現実も頭の良い人の手にかかれば自分でも理解できるようになる。
 
 すなわち、自分に理解できない現実は存在しない。
 
 この主張が正しいか、否か。あなたなら、どちらに幾らまでベットできるだろう?
 
 
 
 
 

2015年3月15日日曜日

1日8時間労働、これが人のできる精一杯

 
 だらん、と時間は過ぎて、もう夕方である
 
 ∧∧
( ‥)一昨日、絵を描いてから
    昨日、今日と
    ぼんやりモードですな
 
  ( ‥)一昨日はほとんど1日中
    ‐□ フルで絵を描いていた
      わけだし
      夜には星のスケッチも
      したわけだし
      まあ疲れたのだな
 
 8時間どことか12時間以上、さらに日付が代わっても作業を延長することは可能。
 
 しかし結局、疲れが出て、眠くなる。作業うんぬん以前に、翌日、翌々日と起きていること自体ができなくなった。
 
 ∧∧
(‥ )歳だってこともあるけど
\‐  人間の可動時間は
    1日数時間が限界だよ
    そういうことだよね
 
  (‥ )人類は狩猟採集生活に
      適応した動物だけど
      狩猟採集民は
      1日3時間とか数時間で
      生活をまかなえる
      そうだからね
      進化的にはそれが本来の
      設計だということだね

 
 人間の体は1日8時間労働どころか、6時間程度、いや、それより短い時間作業時間で過ごすように出来ている、そういうことなんだろう。
 
 呪わしいことに狩猟採集生活から農業に生活が移ると、自然にまかせていた食料生産を人間が行なうことになった。つまり労働時間が必然的に増えた。
 
 これがさらに工業社会になると工業製品を維持するための労働まで加算されるようになった。便利な工業製品でわずらわしい労働から解放された分、その工業製品を維持するための労働を強いられる。自動洗濯機で洗濯が楽になれば、その分、働いて、洗濯機のための電気代を、電力網を維持するための人件費を払わねばならない。
 
 つまり、人間がやっていることは自然を人間で置き換えるという作業だ。自然現象を人間の労働で置換する。そう言えば良いのだろう。かくて、社会が発展すればするほど人間の労働時間は限界まで増えていく。
 
 ∧∧
( ‥)あなたは仕事を
    始めた当初
    仕事しない自慢を
    していたんだけどね
 
  ( ‥)自分はニートです、とか
    ‐□ 自己紹介したものよ
      相手はそれを聞くと
      面食らうか
      冗談だと笑って流すか
      まあ時には
      馬鹿にしたような
      顔をしてくるのだが
 
 実際、フリーの自分は1日20時間以上働くこともあるが、1日2時間しか働かないこともある。むしろダラダラ仕事しているのが普通なのだ。だから自分は他人よりも仕事をしていないのだ〜、と楽観的に思っていたのだけども
 
 ところが、ある日、俺はばりばり仕事をしている! 頑張ることが仕事だ! と思っている人。彼の仕事は自分と違ってもっとまっとうな普通の職業だったのだが、その彼と、たまたま一緒に仕事をした時、その人の仕事が薄くて、しかも短いことに気がついた。
 
 ∧∧
( ‥)つまりあなたと
    あまり変らないっぽい
 
  (‥ )考えてみればさ
      同じ人間だものな
      当たり前なんだよ
 
 いくら個体差があるといっても、所詮は遺伝子を共有している人間同士である。個体同士の間に極端な差が存在する道理などどこにもない。
 
 あれ以来、自分はニートです、と言うのは止めた。自分だけが他人よりも仕事していないアピールをすることは出来なくなった。少なくとも心情的にそうである。ある意味、これは失望でもあるし、見たくもない現実でもあった。
 
 ∧∧
(‥ )でも、それを考えると
\‐  1日8時間労働が
    妥当だと
 
  (‥ )昼食の1時間や
      休憩時間を入れて
      換算した8時間だ
      それが人の平均的な
      限界だろうな
      狩猟採集民のあり方とも
      整合的だろ?
 
 ∧∧
( ‥)そしてあなたは今日も
    だらだら仕事をします
 
  ( ‥)これが人の出来る
    ‐□ 精一杯
 
 
 一応、書いておくと、あまり仕事をしない人がいる一方で、社会がそれなりに回るのは誰かにしわ寄せがいっているからだ。誰にいくかというと、それは諸外国の低賃金労働者や、あるいはバイトの安い給料で長く働く若者だろう。考えてみれば、自分が一番忙しく仕事をしたのもバイトの時だったと思う。
 
 ∧∧
(‥ )バイトは基本的に
\‐  使い捨てだからね
 
  (‥ )人間は短期間なら無理が
      可能なんだ
      特に若者は無理がきく
      バイトは短時間重労働で
      金を稼ぎ
      会社は人件費を節約する
      そういうことだろうな

    
 

      

誤謬は原理上、無味無臭である

 
 
 ∧∧
(‥ )頭の良い人は
\‐  分かりやすく書けるはずだ...
    これってどう思います?
   
 
  (‥ )頭の悪いお前が
      理解できた気になれる
      それって
      とんでもなく
      やばいことだと思うのだが
      その危険に気づかぬとは
      なるほど確かに
      お前の頭はマジヤバです
 
 ∧∧
(‥ )どんな加工をしているか
\‐  分かったものじゃ
    ないからね
 
  (‥ )無味無臭な誤謬が
      理解に混入されていても
      分からないからな
      毒物を混ぜられても
      感知できないよね
 
 
      

理解を販売したいのなら場の条件を変えてしまえ

 
 人間は経済的に行動する。
 
 ∧∧
(‥ )例えば何かを理解する時
\‐  わずかでもコストがかかると
    人はその理解を断念する
 
  (‥ )人間が...
      例えばの話
      25文字以上の文章を
      読む能力が無いというのは
      それが理由の
      ひとつだろうな
 
 極端なモデルで言えばこうだ。 
 
 100円を出すと理解Aが脳に入る
 
 90円を出すと理解Bが脳に入る
 
 人はどちらにお金を出すか?
 
 ∧∧
( ‥)90円の理解Bだと
 
  (‥ )もっとぶっちゃけた話を
      すると
      どちらの理解も
      買わないのだ
      理解を買わなければ
      支出は0ですむからな
 
 人間が理解に金を払うのは、それが”都合が良い”場合である。
 
 都合が良いとは、例えば
 
 その理解を100円で買えば110円の利益になる場合
 
 あるいは
 
 その理解を100円で買わないと200円の損失が生じるが、買えば損失を110円で押さえられる場合
 
 そんな感じだろう。
 
 というか、そういう場合でさえ支出をケチるので、100円の理解ではなく90円の理解を買う。あるいは50円の理解にまでケチる。
 
 ∧∧
(‥ )実際、人間の普段の行動って
\‐  そういうものですからね
    ”理解”もそういうものに
    ならざるをえない
 
  (‥ )節約自慢とか
      生活の知恵とか言うだろ?
      だったら理解だって
      節約するし
      理解を切り詰めることが
      知恵だってことになるべ
 
 それを考えると、人間がちゃんと読める文章は25文字ぐらいがどうも限界らしい、というのは当然の話。
      
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
 
  ( ‥)日本政府は
    ‐□ 河野談話を
      放棄しないだろうな
 
 あれってようするに、
 
 我が社には関係ありません。しかし、下請けがしたことははなはだ遺憾であります。なんでしたら、下請けがしたことを調査、暴露しましょうか?
 
 そういう内容だよね?
 
 ∧∧
(‥ )あなたはそう読んだと
\‐
 
  (‥ )あれはむしろ
      遠回しな恫喝じゃね?
      少なくとも
      調査暴露されたら
      困るのは誰か
      それを考えてもよかろう
 
 ∧∧
( ‥)でもむしろ正反対の意味に
    受け取られていると
 
  (‥ )そう理解した方が
      都合の良い人が
      たくさんいる
      あるいは
      コストがかかって
      損をするから
      読む気がない
      そういうことだろうね
 
 だが、理解とは経済的な利益の追求だ。そうである以上、理解の売れ行きはその場が要求する条件次第なのだとも言える。
 
 例えば
 
 その理解を買っても得られる利益がわずかである場合、理解に100円を支払う人はほとんどいない。
 
 しかし、場の条件が変ってその理解を買わないと損失であった場合、人は理解に100円を支払うだろう。
 
 
 ∧∧
(‥ )このように理解は場の条件で
\‐  売れ行きが変る
    理解は値段が変る
    そう言うべきですかね
 
  (‥ )朝鮮半島は中国に
      呑み込まれて
      西側から
      離れちゃうだろうしな
      実際
      在韓米国大使が
      襲撃されてるし
      そうしたら
      理解の売れ行きも変る
      売れる理解も変る

 そういう意味でいうと理解とは時価なのだ、とも言える。
 
 そうである以上、談話に対する評価が正反対になる可能性もあろう。評価とか解釈もまた理解なのだ。場の条件次第で、理解も評価も解釈も変化する。それは当然。
 
 あるいはこうも言える
 
 ∧∧
( ‥)理解を販売したいのなら
    場の条件を変えてしまえ、と
 
  (‥ )まあそういうことだね
 
  
 
 

2015年3月14日土曜日

そうかそんなに辛いのか

 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ 
 
 分かったと思って、しかしテストの点数を見たら、あれれ? というのが私たちの人生であった。
 
 かように、分かった、には何の意味もない。
 
 少なくとも分かったという本人の確信は現実となんの関係もない。
 
 ∧∧
(‥ )でも人々の人生は
\‐  以上の明白な現実から
    逃れる歴史であった
 
  (‥ )例えば
      テストがすべてじゃない!
      とか言い出すからな
 
 分かった、分かった。解答という現実に直面するのがそんなに辛かったのか。まあ、いいから黙れ。言い訳はいいから飲め、飲め。
 
 といっても、愚痴は続き、それは演説になるのである。
 
 ∧∧
( ‥)飲み屋の愚痴レベルの
    内容でしかないけど
    これを大真面目な人生訓にまで
    理論武装する人がいる
 
  (‥ )辛かったのだなあ
 
 辛かったのだ。現実が辛くて辛くて、耐えられなかったのだ。
 
 だから、たまたまうまくいった自分の人生を成功体験にして、それを根拠にテストができなくても良いのだ、そう言い放つ。
 
 しかし、実際のところ、それは現実から目を背けているだけであるし、それ以上に...

 
 ∧∧
(‥ )そもそも成功体験そのものが
\‐  まやかしかもしれない
 
  (‥ )高度経済成長時代なら
      大概の奴は
      自分の人生を成功体験に
      してしまうだろうからな
 
 実際にはそんなもの、嘘っぱちなんである。単に人件費が安かっただけだ。成功体験でもなんでもない。
 
 お前の、私たちの成功体験にも、何の意味も保証もない。
 
 
 

目指せ不労所得

 
 ニートな二次元アイドル、双葉杏ちゃん=>https://www.google.co.jp/search?q=双葉杏%E3%80%80働いたら負け&biw=982&bih=864&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=4rQDVdbdPKe3mwXhwIGgDg&v…
 
 ∧∧
(‥ )そういえば
\‐  アイドルマスターの
    シンデレラガールズは
    アニメ化されたのですよね
 
  (‥ )なんでも昨晩の放送回では
      働く杏ちゃん
      笑顔を振りまく杏ちゃんを
      見れたそうですよ
 
 ネットを見ると、テレビが無くとも、なんとなく状況がつかめる昨今である。そして普段の自堕落ぶりと一転、まばゆい営業スマイルと彼女の笑顔を見て、誰ですか? あなた? と思ったのは自分だけではなかったらしい。
 
 ∧∧
(‥ )活躍したみたいですね
\‐
 
  (‥ )しめる時にしめないで
      働きたくないって
      言ってるだけだと
      ただの駄目な人に
      なっちゃうからな
 
 働きたくない! というのは人類普遍の願いである。だがしかし、ただの怠け者には誰もが不快感を抱く。おんぶに抱っこされている人間は、誰かしら他人に過剰な負担をかける。
 
 だから皆が疑いだす。その負担が自分にものしかかってくるのではないか? そう警戒するのだろう。
 
 誰もが怠けたい。だが、他人が怠けるとそれは自分の負担になる。そうである以上、他人が怠けるのは許せない。
 
 全員がそう考えるから、誰も怠けられない状態に陥る。
 
 ゆえに怠け者は社会の裏切り者であり、それが社会から嫌われるのは当然。
 
 これは寄生虫を排除する抗体のようなものだろう。つまり、ニート狩りが始まるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも三年寝太郎とかのように
    ずーっと怠け者なんだけど
    ある日、
    なにかすごいことをする
    それは事業を興すことであり
    あるいは
    人生を一発逆転する
    秘策である
    そういう民話や物語も
    昔から多いよね
 
  ( ‥)怠けたい
    ‐□ でも裏切り者では駄目だ
      怠け者でありながら
      成功者になる
      これが第三の道であり
      皆の夢であり
      それを具現すれば
      まさにアイドルである
      そういうことだろうな
 
 ネットの様子からするに、杏ちゃん活躍回は諸星きらりちゃんとは別枠だったらしい。

=>https://www.google.co.jp/search?q=諸星きらり&biw=818&bih=836&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=m8EDVYr_GYfAmAWjvoGYCA&sqi=2&ved=0CAYQ_…

 諸星きらり、双葉杏、この二人の組み合わせは対照的な凸凹コンビなのでネットで以前から人気=>https://www.google.co.jp/search?q=諸星きらり&biw=982&bih=864&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=OrkDVcLTFYGwmwWbzYIQ&sqi=2&ved=0CAYQ_AU…
 
 ∧∧
(‥ )でもきらりさんがいると
\‐  杏ちゃんはお母さんに
    あやされる
    ただの子供に
    見えちゃいますかね
 
  (‥ )活躍する時に
      保護者がいては
      困るってことかもね
      だから、
      あんきらでないユニットで
      話を構成したのかな?
 
 まあ、本当はアニメである。こんな小難しいことを考えて見る必要はない。単に楽しめば良いだけだ。自分にとって楽しいのなら楽しい、つまらないのならつまらない、それだけだ。食事を食べるのと何も変わらない。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえ世のお母さんも
    コックさんも
    作り手側は何も考えずに食事を
    作るわけにはいかないし
    食べる側も
    口ではうまく説明できなくても
    脳神経が物事を分析している
    ゆえに
    ニートがアイドルになるには
    やはり筋を通さないと
    いけないだろう
 
  ( ‥)やっぱ考えちゃうよね
    ‐□ 杏ちゃんは印税で
      不労所得を狙ってる
      設定だけど
      歌い手の印税って
      現実には
      雀の涙だそうだよね
 
 それを思うと、杏ちゃんはいずれ作詞に手を染めるのではないか? そう思えてしょうがない。
 
 ∧∧
( ‥)17歳のアイドルが
    雀の涙の印税を見た時
    失望するのではなく
    次は作詞で印税生活を目論む
    それはなかなか
    希有壮大な人生航路
 
  (‥ )でも17歳から
      取り組めば...
      間に合うかもよ?
      そしてこれが
      現在の三年寝太郎
      ニートのアイドル
      かくあるべし
 
 ああ、自分はどうやって不労所得を目指そうか。
 
 

2015年3月13日金曜日

皆の同意が必要だ そうであろう?

 
 
 ∧∧
(‥ )日本人はおとなしい
\‐  これってどう思います?
 
  (‥ )それは上っ面な意見だな
      殺すには
      皆の同意を
      得ないといけない
      だが
      同意が得られないので
      殺せない
      それだけの話だと
      思うけどな
 
 
 日本が平和で非常に規律が保たれているとすれば、それは相互監視が強いということだ。
 
 そして、相互監視が強ければ、気に入らないからといって自分勝手に相手を殺すわけにはいかない。
 
 
 ∧∧
( ‥)言い換えれば
    同意が成立すれば
    容赦なく殺すと
 
  (‥ )容赦する必要が
      ないからな
      当然だろう?
 
 ゴーサインが出た時、一体、何をためらう必要があろうか? 
 
 
 
 

クリミアを走れ

 
 
 そういえば鳩山元首相はあろうことかクリミア半島を訪問したのであった。
 
 ロシアにとってクリミアは黒海艦隊が置かれた重要な拠点だ。ウクライナで暴動が発生し、合法とは言いがたい状況で反ロシア政権が誕生すれば、そりゃあ併合するよね、という事態。しかし、日本は形式的でもなんでも、ロシアのクリミア併合は認めがたい、認められない、という立場。

 その立場からすれば日本の元首相がクリミア半島を訪問するというのはありうべからざる話。
 
 ∧∧
( ‥)諸外国に対して
    あの人ちょっと
    おかしいから
    笑ってスルーして下さい
    ではすみませんよ、と
 
  (‥ )形式もさることながら
      日本の真意を
      疑われるよね
  
 ∧∧
(‥ )鳩山さんなら
\‐  ロシア国内から
    北方領土にいきかねない
    そういう話もあるけど
 
 *ロシアから正式に北方領土に渡れば、日本の元首相が北方領土はロシアの領土であると正式に認めたことになってしまう。
 
  (‥ )さすがの
      ロシアもそこまで
      させないだろうけどな
      ただでさえ欧米と
      もめているんだから
      日本とこれ以上
      関係を悪化させたくは
      ないだろうし
 
 一方、鳩山元首相のパスポートを返納させるべきだ、という意見もあるそうだ。まあ、そりゃそうだろう。
 
 ∧∧
(‥ )それに対し
\‐  一部報道では鳩山さんが
    旅券を没収されたら
    クリミアに移住する
    そう返したとか..
 
  (‥ )キャラがぶれないなあ
      何日ぶりだろうな
      思わず声を出して
      笑っちまったよ
      
 
 まあ、本当は笑い事じゃないんだけども
 
 
 *2015.03.13 18:11追記
 
 ∧∧
(‥ )弟さんが曰く
\‐  兄は政治家を辞めたけど
    成仏していないと...
 
  (‥ )このネタ
      まだ笑いのつぼを
      押してくるのな
      すごいな
      
 ∧∧
(‥ )...笑い事じゃなくて
\‐  立派な国際問題だけどね
 
  (‥ )確かにね
      人間は執着を捨てて
      解脱すべき時が
      あるよなあ
 
 

9引く6割る3は疑惑である

 

 9引く6割る3は幾つか?
 
 つまりこれはhilihiliのhilihili: 9引く6割る3の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)かけ算、割り算は
    先にするんだよとか
    そういうこと以前に
    状況次第ですかね
 
  (‥ )例えばの話
 
 食料探しにいって9つの芋を見つけた。キャンプに帰ると、他のみんなは手ぶらか、小さな芋しかなかったので6つをお裾分けした。こうしておくと立場が逆になった時、自分もお裾分けしてもらえるからだ。残りの3つの芋を3人で分けて食べた。一人、1個の芋を食べた。
 
 ∧∧
(‥ )この場合は
\‐ (9−6)÷3だね
 
  (‥ )採取できた芋の数
      お裾分けする芋の数
      そのあまりを
      自分たちの人数で割る
      すると1人あたりに
      食べられる芋の数が
      出てくる
      そういう公式だな
 
 あるいはこう
 
 君たちには芋を6つお裾分けするよ。芋はどこそこに置いてあるから、各自持っていってね。言われた場所へいくと芋が9つあった。さて、自分の取り分は幾つであろう? 僕らにお裾分けの芋は6つ、僕らは3人だから、僕の取り分は2つだ。そこで9つの芋から2つを取って帰った。お裾分けの場所には、私が来ました、私は2つもって帰りました、私の後の芋は7つになりました、そう書き残しておいた。
 
 ∧∧
(‥ )この場合は
\‐  9−(6÷3)だね
 
  (‥ )母集団の数
      お裾分けの数
      お裾分けにあずかる人数
      そこから出てくる
      公式だね
 
 本当は括弧でくくったり、あるいは分数の形式で表示するのが良いのだろう。実際、自然現象を示す方程式はそういう形式になっていないだろうか。
 
 ∧∧
(‥ )でも9−6÷3とだけあると
\‐  以上の二つが
    うまく識別できなくなる
 
  (‥ )文章って基本的に
      表記が1次元だろ?
      多分、
      分数は1次元では
      表記しにくいから
      それで混乱が
      生じているのだな
 
 実際、分数表記にすれば問題はあっさり解決なんだが、1次元の表記では分数でもうまくいかないだろう。例えば、÷の代わりに分数を示す/を書いても、それは9−6を分子にした分数なのか、6を分子にした分数なのか結局区別できない。
 
 ∧∧
( ‥)括弧でくくるのが
    一番良いでしょう
 
  ( ‥)ところがさ
    ‐□ かけ算、割り算が先だの
      そういう約束事を
      無駄に優先させるのだよな
 
 かけ算、割り算を先に行なう。一見すると1次元における表記の厳密性を保証するための試みに見えるが、本当にそうだろうか? 単に括弧でくくれば良いだけではないのか? 
 
 それに考えてみればかけ算を先にする、という約束事は極めて胡散臭いのである。
 
 例えばの話
 
 (a+b)×(a+b)=aa+2ab+bb
 
 この計算は、かけ算を先にするのだ、という約束事で考えれば破綻してしまう。
 
 ∧∧
( ‥)だから括弧で
    くくっているではないか
    そう言う人もいるかもだけど
 
 (‥ )だったら最初から
     括弧でくくれば良いだけの
     話よ
 
 以上を考えると疑惑が持ち上がる。昨今言われる例の話、かけ算にも順番があるのだ、という教え方もそうだ。
 
 もちろん、実際にはかけ算に順番は無い。順番を考えなければいけないのは無限の計算とかの時だろうし、通常はそんな必要はない。
 
 ∧∧
(‥ )数学は抽象化されてるからね
\‐  
 
  (‥ )ところがせっかく
      抽象化して
      普遍性と利便性を
      もたせたのに
      かけ算に順序があるだの
      たわ言をほざきだす
      わけだ
 
 さらに括弧ですむところで、二次方程式では破綻するような約束事をわざわざ持ってくる。
 
 これらはどうにも胡散臭い。
 
 やはり思うに、計算の大事なところを忘れて、ゲームのルールを教えるような教え方をしていないか? それも、これがルールだからしょうがないのだ、そういう根拠も由来もまるで把握していない俺様解釈になっていないか?
 
 いや、そればかりか俺様解釈を越えて、新ルールまで設定している。
 
 これは、実のところ、おっさんの限界ではないか?
 
 いるではないか、自分は頑張って成功した、だから自分の人生には価値がある。成功した自分の人生を導いた俺の思考にも価値がある。その俺が世界の真理を見抜いた。この真理には価値がある。なぜなら俺の人生に価値があるからだ。だからこの真理を見よ。
 
 このようなことを無邪気に信じるおっさんたちが山のようにいる。
 
 世間はこういう勘違いしたおっさんたちの人生訓と、おっさんが勝手に考えだした法則や理論だらけではないか。
 
 ”かけ算が先だルール”を使い、役にも立たない引っかけ問題をつくるだの、かけ算にも順序があるだの、これらもそういう薄っぺらい人生から出てきた勘違いではなかったか?
 
 これは疑惑である。
      
 
 
 
 

2015年3月12日木曜日

9引く6割る3

 
 
 ∧∧
(‥ )9引く6割る3は
\‐  どう計算するべきなのか?
 
  (‥ )順番通りに考えて
      9から6を引いて
      それを3で割りなさい
      そうだとすると
      答えは1だね
 
 しかし良く言われる、かけ算、割り算は先にするんだよ、という約束事を振りかざすと、まず6を3で割って、その数を9から引きなさい、になる。つまり答えは7。
 
 ∧∧
( ‥)どの文脈で
    言ったかによるけども
    どうでも良い問題ですよね
 
  (‥ )逆に言うとな
      一般人にとって
      数学っていうのは
      小学生の算数に
      とんちのように約束事を
      くっつけたものだ
      そういうことだよね
 
 要するに、ぶぶー、残念、割り算を先にするから答えは7でしたー、みたいなのりでしか話せなくなる、そういうことである。

 こんなこと数学は望んでいないだろうが、一般人の限界はこれだ、そういうことだろう。
 
 ∧∧
(‥ )お金がなくなると
\‐  みんな学校へいけなくなるから
    計算はできるけど
    全員がこのレベル止まりに
    なってしまうだろう
 
  (‥ )経済の縮小って怖いだろ?
      一度経済が縮小すると
      全員が意識高い系の
      馬鹿親父になって
      しまうのだ
 
 多分、イスラーム世界ではこれが200年、100年ぐらい前から起こっているし、欧米も日本も状況いかんではこうなるだろう。
 
 言い換えれば、欧米世界の知的優勢は金の話でしかなく、宗教や文化の問題ではない。そういうことでもあろう。
 
 
 *2015.03.12 18:52以下追記
 
 最初、6割る3の数を9から引いたら答えが6になる、と書いていたので、7に直した
 
 ∧∧
( ‥)なんでこんな間違いを
 
  (‥ )なんとなく9を
      3で割った気に
      なってんじゃね?
 
 

2015年3月11日水曜日

文系 VS 理系

 
 ∧∧
(‥ )理系は客観的
\‐  文系は主観的...
 
  (‥ )実際には
      何かしら思い込みが無いと
      意見は述べられないのだ
 
 いかなる見解も、その意味では主観的である
 
 つまり意見の始まりはすべて主観的。だとすると世間が言う、主観的、客観的とは、意見が申し述べられた後に決まること、それを指していることになる。
 
 おそらく客観的とは、これは検証された意見である、しかも検証方法も正しい、だからこの見解は採用しても大丈夫、ここに重点が置かれた言葉なんだろう。
 
 事実、検証してあれば、他の皆もその見解を安心して使用できる。検証はそういう普遍性を保証してくれる。それは裏打ちのある紙幣が流通するのと同じ。
 
 一方、主観的とは、素の思いつきのままで、検証していないし証拠もない、そういうことであろう。
 
 事実、検証無しの思いつきのままの意見を使えと言われても僕らは困る。それは裏打ちの無い信用できない紙幣と同じ。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
 
  (‥ )世の中には
      こう思っていたが
      こういう事例がある
      俺の意見は大丈夫かなあ?
      そうやって検討して
      手堅いアイデアを
      発行できる人と
      検討をまったくしないで
      最初の思いつきを
      ずーっと垂れ流す
      奴がいる
      そういうことだろうね
 
 ∧∧
(‥ )つまり文系、理系の問題じゃ
\‐  ないよね
 
  (‥ )ただな
      検証という作業を
      科学の専売特許みたいに
      言い立てて
      科学が唯一の価値観では
      ないのだから
      検証できてない俺の意見も
      等価に扱え
      それが文系だ
      そういうめちゃくちゃを
      言い出す奴がいるんだよな
 
 ∧∧
( ‥)そういう人たちが
    問題なんだと
 
  (‥ )ああいう連中は
      自分の逃げのために
      文系、理系という
      レッテルを恣意的に使って
      それが混乱を招いている
      そういうことだべ
       
      
 
 検証作業は文科系学問にもある。そうであるのに、それは理系であるという。
 
 検証作業が文系にもある以上、確からしさが違う意見を等価に扱うのは文系の特徴ではない。そうであるのに、文系なのだから等価に扱えと主張する。
 
 これは文系、理系の問題ではない。単に駄目な人だ。

 
 ∧∧
(‥ )文系が
\‐  そういう人の逃げ場にされた
    そういうことありますかね
 
  (‥ )あるかもしれないけど
      理系の駄目な奴は
      別の逃げ方をするぞ
 
 例:これは複雑な現象なので複雑な解答があるはずです
 
 ∧∧
( ‥)その言い様は
    つまるところ
    どれが重大な因子なのか
    僕ちゃん分からない
    あるいは
    分からないはずなのだから
    僕ちゃんの意見は
    学会において劣勢だけど
    等価に扱って、お願い♡
    ですよね?
 
  (‥ )理系にいると
      俺、文系だから
      とは言えないからな
      別の言い方をしやがる
 
 
 
 

説得力を出すにはどうすれば良かったのだろうね

 
 南関東はずっと天気が悪い。たまに太陽が出ても空は雲が深いままだ。













 
 ∧∧
(‥ )お星さまなかなか
\‐  見えないね
 
  (‥ )腹ただしいほどにな
  
アリたちはまだ蛋白質が欲しいらしい。黄身をちょっと上げたら、皿代わりに使った殻ごと巣に引きずり込んでいた。殻自体は巣穴であるチューブにひっかかってしまったが、殻を裏打ちしていた卵を包む薄膜を試験管内部にまで取り込んでいる。












 
 ∧∧
( ‥)こんなの食べられないよね?
 
  (‥ )匂いがついてたから
      食べれると
      思ったのかもしれん
 
 さてもさても
 
 原発がぱーんして放射性同位体が漏れだした時、自分自身に関する限り興味は無かった。自分に関して言うと、それは脅威でなかったからである。
 
 ∧∧
(‥ )でもさすがに
\‐  原発の敷地内で作業する
    人たちはそうは
    いきませんと
 
  (‥ )避難を余儀なくされて
      生活の基盤を破壊された
      人々もさることながら
      純粋に放射線に関して
      一番危険なのは
      そういう作業で
      高い放射線にさらされる
      人たちだ
 
 色々な話が飛び交う。下請け、孫請け、さらにその先にまでと広がりすぎて状況が把握出来なくなっているとか、そういう話は以前からある。事実だとしたらどこまでが事実? 
 
 ∧∧
( ‥)いずれにせよ
    この手の話を聞いた時に
    考えるのは
 
  ( ‥)これを管轄すべき官庁は
    ‐□ どこなんだろうね?
 
 労働環境なのだから、単純に考えれば厚生労働省だよね。
 
 ∧∧
(‥ )でも環境に関することだから
\‐  環境庁かもね
    PM2.5や黄砂も
    気象庁だけじゃなく
    環境庁や厚生労働省が
    関わってきますしね
 
  (‥ )原発に関して言えば
      放射線の量を測定するのは
      文部科学省だよねえ
 
 実際、原発から放射性同位体が漏れだしたその時、文科省が片っ端から測定値を出して次々に速報していた

 あるいは
 
 ∧∧
( ‥)経済産業省も
    関わると思います?
 
  (‥ )そうかもしれないし
      そうじゃないかもね
 
 一体どこがどう統括して、どうするべきなのか?
 
 そもそも孫請けうんぬんとか、そういう民間のことに官庁はどこまで介入できるのか?
 
 ∧∧
(‥ )部外者にはさっぱり
\‐  分かりませんと
 
  (‥ )官庁の人も
      そうじゃねえか?
      もちろん全員
      確固たる意見があろうが
      お互いにすり合わせないと
      曖昧な部分が絶対に
      出てくるだろう
 
 誰かが何かするべきなのだろうけども、では一体誰がやるべきなのか?
 
 ∧∧
( ‥)そんなこと言ってる場合か!
    そう怒る人もいるだろうけど
 
  (‥ )そういうことから
      始めないと
      何も進められない
      これこそが
      組織的ってことよ
      頭に血を上らせたり
      絶望している場合じゃ
      なかろうよ

 平たく言えばである、お前の会社だってそうだろう? というか、お前の人生自体がそうじゃんよ、そう言うことだ。
 
 実際、もっとちっちゃな話にしても良い。会社で僕が声を上げなければ、そう言って率先して提案して、それでどうなるであろうか? あるいはそうするには、どうすれば良いであろうか?
 
 ∧∧
(‥ )なんで営業を無視して
\‐  そんなことを決めるんだよ
    とか
    なんでお前が経理に
    口出しするの?
    とか
    そんなこと技術的に
    出来る訳ないだろ?
    馬鹿かお前は、とか
    色々あるだろうね
 
  (‥ )これを派閥、縦割り、と
      無視するわけに
      いかないのだ
      それが組織って
      ものだからな
      根回しは大事だよ
 
 独裁的権限と鶴の一声で動かせ、というのは一手ではあるけども、それだけでは組織とは言わない。組織は無駄に剛直化していることもあるが、すべての頑健さが無駄であるはずもない。
 

 ∧∧
( ‥)言い換えると
    自分の会社で
    これすら実行できない人間が
    幾ら理想論を言っても
    説得力なんかありませんよと
 
  ( ‥)だから黙れ、とは
    ‐□ 言わんけどな
 
 説得力のない理想論を言う自由は、大人にも子供にもあるし、しらふの人間にも酔っぱらいにもあろう。なぜって、愚痴や理想を述べる自由を奪われると人は死んでしまうからだ。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえ説得力が
    出る訳でもございません
 
  ( ‥)どこをどうすれば
    ‐□ 良いのだろうねえ
      困っちゃうよねえ
 
 
 
 そして以上もさることながら、難しいのは、現場で実際に何が起こっているのか? それを把握することだろう。
 
 これを考えればどんなくだらないことでも、どんなに明白そうに見えることでも、事を押し進めるのが容易でないことが分かろうというもの。しかし理想論者はあまりにも安易に理想を述べすぎるか、あるいは理想を述べただけで終わりにしてしまう。
 
 

2015年3月10日火曜日

褐色女子高生になる未来を手に入れろ

 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)蒼天航路って
    ‐□ 漫画があったじゃない
 
 三国志の姦雄、曹操を主人公にした物語。彼は権力者の家に生まれた理想的な現実主義者。ライバルである劉備も当然登場する。彼は駄目っぽい人なんだけども剛毅で器の大きい任侠だ。もちろん、関羽も登場する。立ち位置は劉備の器にほれた任侠の大親分。
 
 物語中、その関羽が後に黄巾の乱を起こす宗教指導者、張角と問答する場面がある。張角とは何者か? それを探るために関羽は彼の元へやってきたのだ。列をなして並ぶ貧しい信者たちの悩みを次々に言い当てながら道を示す張角は、関羽と対峙した時、彼と彼らの未来を述べる。
 
 あなたが仕える人はやがて天子となられよう
 
 そしてあなたは後の世に、神となられるお方だ
 
 確かに彼らの未来である現在、関羽は商売繁盛の神となって中国のあちこちに像が祭られている。本人が想像もできなかったであろう後世だ。
 
 それを淡々と申し述べる張角は、予言者というよりも預言者の風貌がある。
 
 ∧∧
(‥ )あの漫画の張角さんって
\‐  イエスっぽく描かれて
    いるんだよね
 
  (‥ )大帝国に対して
      武力を用いて決起した
      それゆえに
      失敗したキリストという
      立ち位置っぽいよな
 
 作中、曹操が申し述べる台詞にもそういう評価が出てくるから、それがあの漫画で意図されたキャラデザインなんだろう。
 
 そして確かに、漢帝国ならぬローマ帝国に対し、武力闘争に訴えて消えたあまたの預言者たち。その中で、ローマに勝利できたのは唯一一人、無抵抗のまま殺される道を選んだイエスだけであった。
 
 まあ、それはともかくとして。

 先日見たのはその問答の場面を切り抜いて、台詞だけを変えたコラ画像であった。預言者、張角は関羽に驚愕の未来を告げる。
 
 そしてあなたは後の世に、褐色女子高生となられるお方だ
 
 私が? JK!?
 
 しかり
 
 なんと!
 
 ∧∧
(‥ )考えてみればすごいよね
\‐  関羽さんには
    神になるどころか
    褐色女子高生に
    なっちゃう未来が
    本当にあったのだからね

 *関羽を女性化したキャラの中には、確かに褐色女子高生のものが存在する=>https://www.google.co.jp/search?q=関羽%E3%80%80一騎当千&biw=978&bih=781&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=klT-VJ6qKYmM8QW3oIIY&ved=0CAY…
 
  (‥ )カニには
      クリームコロッケになる
      未来があるとか
      それどころの騒ぎじゃ
      ないよな


 さてもさても、人の人生はほとんど決定論的なはずなんだが、かように、訳分からん可能性も存在する。
 
 いや、あるいは、大きな業績を残した人だからこそ、褐色女子高生になるという、ありうべからざる未来が扉を開いた、そう考えるべきなんだろう。
 
 褐色女子高生。関羽たちが生きた時代には存在すらしなかった概念である。かように、存在すらしなかった概念へと転生を果たすこと、これは人に可能だということだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)そして業績こそが
    異次元への
    門を開くと
  
  ( ‥)全然関係ない話だけどさ
    ‐□ 以前も話題にした
      アダルトビデオの監督が
      いただろ?
 
 検索をかけたら2年前にした話題であった=>hilihiliのhilihili: 自転車操業街道をゆく
 
 そのAV監督は女性をナンパしては、彼女との秘め事を撮影し、それをビデオにして売っていたのである。
 
 彼を監督とか、彼のプライベートの画像記録をAVと呼んで良いものか? 
 
 とはいえ、他に呼び用が無いのも事実。
 
 そしてその監督がこんなことを始めるきっかけになったのは、そもそも初恋の人を寝取られたことにあるように思われた。
 
 少なくともアングラ雑誌に寄稿した彼の記事からするとそう読み解くことができる。まあ、寝取られたと言っても、彼は学生時代に振られただけである。彼の彼女は家業を継ぐ男に嫁いだだけだ。そして結果論ではあるが、彼女の選択肢は正しい。
 
 ∧∧
( ‥)でも監督にとっては
    傷であったのだと
 
  (‥ )真実の愛って言葉を
      やたらと書いてたからな
      そういうことだろうね
 
 今でもそんな内容を覚えているのは、その痛々しさゆえだったのかもしれぬ。
 
 真実の愛、深い信頼の関係、そう謳いながら次々に女の子をたちを撮影し、それをお金にかえて、別の女の子をナンパしてお金に変えていく。
 
 件の記事を読んだ後から見直せば、監督の行為は真実の愛さえあればずっと俺を追いかけてくれるはずだ、走れ、走れ、追いかけて来てくれる女の子こそ僕のシンデレラだ、そういうことに思われた。
 
 心の傷の補完と経済活動が一心同体になっている
 
 心の傷の言い訳が経済活動を正当化し、経済活動の必要性が心の傷の補完を正当化しておる。
 
 ∧∧
(‥ )いずれ破綻する生活だよね
\‐  歳を取ったら
    ナンパできなくなるし
    ナンパできないと
    作品を作れないし
    作れないとお金もできない
    お金がないと
    やっぱナンパできないし
 
 
  (‥ )でもそれ以前に
      ネットの普及で
      打撃を食らったようだよ
 
 そんなアングラ雑誌の記事を読んでから、10年もしないうちにネットは急激な普及を見せ、気がつくとエロ業界は縮小していた。そこそこ名の知れた出版社も倒産した。電子化も進んでいるが、以前よりも猥雑さは減った。ネットのエロは豪華だが何かどこか均一である。全体のわずかな縮小でも、それはマニアックな趣向には致命的で、ジャンルの消失をまねく、そういうことだろう。件の監督も前のような勢いは失われたらしい。検索をかけてみたが、新作は何年も前からぷつっと途切れていた。
 
 未来は誰にも予測できぬ。心の傷を補完することから始めた破滅的な生き方は、あろうことか、科学が生み出した新しい技術の前に押しひしがれた。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えれば
    褐色女子高生になる未来って
    恵まれてるよね
    そしてそれを成し遂げたのは
    それもまた
    経済と技術の進歩であり
    アニメや漫画やゲームの
    普及なのである
 
 
  (‥ )まあ関羽自身は戦死して
      いるんだけどな
      でっかく生きれば
      技術と文明の進歩によって
      死んでも
      褐色女子高生に
      生まれ変われるって
      ことよなあ
      考えてみればすごいよね
 
 ∧∧
(‥ )あなたはどうします?
\‐ 
 
  (‥ )褐色女子高生になれる
      未来を手に入れる
      それほどの業績を
      上げるには
      俺の人生はほぼ手遅れだね
  
 ある意味、先の監督のことを自分は笑えぬ。本を買って本を書き、それでもうけた金で本を買っているのだ。構図は同じである。
 
 ∧∧
( ‥)そしてこのままでは
    褐色女子高生になることも
    出来ないのである
 
  ( ‥)とはいえ、せめて、
    ‐□ のどにひっかかった
      小骨ぐらいにならねば
      なるまい
 
 
 
 

2015年3月9日月曜日

馬鹿だ理論はいかにも馬鹿っぽい

 
 日本は鎖国をしなかった。徳川政権は諸侯の中で最強ではあったが、連邦国家である日本の有力諸侯はそれぞれ海外へ進出した。徳川家も同様であった。中国は管理貿易であるし、主な重点は東南アジアでの貿易だった。海外に出先機関を設ける諸侯もいたし、近隣を征服したり、あるいは当地の王国と同盟したり、あるいは諸侯同士で、あるいはヨーロッパと戦争を行なった。
 
 そうして300年後、諸侯はあくまでも諸侯である。日本は天皇家をいただき、政府がそれを統括する連邦国家となって、海外植民地を持つ東南アジアの大国になっていた。
 
 ∧∧
( ‥)でっそういう状況で
    果たして戦争に負けるか、と
 
  (‥ )鎖国をしていないし
      戦争も継続したから
      技術レベルや工業化も
      西欧と同じだろうな
      そして海外に拠点を持ち
      それを防衛できる
      軍事力と
      それを維持できる
      経済力と工業力を持つ
      果たしてこれで負けるか?
      そういう問題だね
 
 まあ、以上の話はあくまでも仮定の話である。実際の歴史はそうではなかったし、実際の歴史がそうではなかったとは、以上のような方向へ進む必然的な理由がなかった、ということなんだろう。
 
 だが、仮定は仮定として考えてみる。
 
 ∧∧
(‥ )例えばの話
\‐  2億の人口を抱える
    工業化された海洋連邦が
    成立していたら
    負けるか? という話
 
  (‥ )まあ負けないな
      日本軍は馬鹿だ阿呆だ
      とか
      賢しい人は言うけども
      経済力や工業力が
      大きければ
      馬鹿でも阿呆でも
      勝つよ
 
 日本人は馬鹿で阿呆だから補給を軽視して根性論で戦争をしたのだ、という人もいるが、それはただの結果論だよね。
 
 ∧∧
( ‥)余裕があれば
    馬鹿でも阿呆でも
    補給しますよ、と
 
  (‥ )食い物がなければ
      皆が文句を言うし
      補給出来るなら
      文句に答えて
      補給するからね
      単純な話だよ
 
 でも補給が出来ないのなら根性論になるだろう。
 
 そしてこれを踏まえれば、日本の組織は馬鹿だ阿呆だ、というのは結果から遡及しただけの後付け理論でしかない。それが明らかとなろう。つまるところ、そんな説明に意味はない。

 以前、「三菱航空エンジン史」を読んだ時、WW2の時、日本の工場は流れ作業になっていなかったとあった
 
 ∧∧
(‥ )そういう話を聞くと
\‐  やはり日本人は馬鹿だ
    と言う人もいるけども
 
  (‥ )とはいえだな
      産業が
      ようやく発展した時期に
      流れ作業工場なんか
      作っても
      しょうがなかろうよ

 
 つまり、これも馬鹿うんぬん以前の問題だろう。単に工業化が遅れていた。それだけだ。これを馬鹿うんぬんで説明するというのがそもそも馬鹿っぽい。
 
 だいたい、物事を馬鹿で説明するというのは説明じゃないのだ。こんな説明では、鉄道を輸入したがそれを下ろす港湾施設がそもそもない、という話を笑えないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)何事も順番だと
    基礎が大事で
    基礎を確立するのに
    何十年も
    何世代もかかるのだと
 
  (‥ )日本人は
      補給を軽視して根性論だ
      流れ作業もしないのは
      馬鹿だったからだ
      そういう見方はだな
      鉄道を輸入すれば
      近代化できるよ
      そういう安易な考えと
      同じよな
      どちらも
      基礎をおざなりにして
      上っ面だけを見ておる

 馬鹿だ理論は、生気論の一種で論ずるに足らない。もっと分かりやすく言えばヒステリーを悪魔付きで説明するようなものである。意地悪な言い様をすれば、馬鹿だ理論はいかにも馬鹿っぽい。
 
 ∧∧
(‥ )でもそれを踏まえれば
\‐  あれだよね
    それを下ろす設備もないのに
    かっこいいものを
    無駄に輸入する
    それも普通の
    発想なんだろうね
 
  (‥ )工場が流れ作業でないから
      負けたのだ
      そう考える人間は
      何も無い場所に
      工場をどんと据えて
      これで戦争に勝てるはず
      そう考えるだろうからね
      それを踏まえれば
      ありがちな発想なのな
 
 
 流れ作業に関して言えば、大戦末期にそれを試みる動きがあったそうだ。しかし、もはや戦争の帰趨は明らか。試みを進めた技師も工場への爆撃によって亡くなったという。無念であったろう。
 
 あるいは、賢しい人は、これこそが愚かしさの証明であると言うかもしれぬ。 
 
 だがしかし、経済がもっと大きくなって、もっと大量のものが必要とされて、それで初めて工場が回ることを考えれば、やはり時間が足りなかったと考えるべきだろう。
       
 
 
 

論理的に正しいとは明らかに間違っている

 
 マルクス主義者はよく言ったのである。
 
 論理的であるゆえに正しい。
 
 ∧∧
(‥ )でも人々は計画に支配され
\‐   意思は統一され
     解決策を数で模索できず
     経済は行き詰まり
     ついに体制は瓦解する
 
  (‥ )おかしなものでな
      この失敗を見た時
      人は次のようには
      思わなかったのだ
      ”論理的である
      ゆえに
      それは間違いであった”
      人はそう結論すべき
      だったのだがな
      そうは考えなかった
 
 気づくべきではなかったか?
 
 論理的である。ゆえにこそ、それは明らかに間違いである。
 
 ここにこそ気づくべきではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)より正確には
    論理は現実を語る能力を
    まったく持っていない
    それがゆえに
    論理的であるから真なり
    この主張は
    誤りであったのだと
 
  (‥ )おかしなもんだろ?
      ”論理的に正しいはず
      なのに間違っている”
      これを踏まえて
      言えばだよ
      ”論理的に正しいことは
       間違っている”
      そうなるはずなんだがな
      論理的に言ってそうだろ?

 
 なぜこれに気がつかなかった?
 
 論理的に正しいから正しいとは明らかに間違っている。
 
 なぜこの明白な事実を無視した?
      
      

      
     

モデルがあるとか、そんな話どうでもいいわい

 
 
 この国は目指すべきモデルがないまま堂々巡りをしている
 
 ∧∧
(‥ )という意見が
\‐  
 
  (‥ )そして
      ”だから僕の考えたモデル”を
      提案します
      そういうことだろ?
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
  (‥ )人間は物事を見て
      アイデアを思いつき
      それを正当化するために
      理屈を後付けして
      理路整然と正当性を
      述べてみせる
 
 それを踏まえて考えると
 
 ∧∧
(‥ )目指すべきモデルがない
\‐  そこで私は
    モデルを考えました
    これは実のところ
    まったく
    根拠の無い意見だと
 
  (‥ )まあ根拠はあるんだよ
      後付けだがな
 
 もちろん、理屈や根拠を後付けしても良いのだ。後付けされたことと、それが成功するかどうかは関係ない。
 
 そういう意味では、お前のアイデアも所詮は後付けなんだから無意味だろ? というのは言い過ぎなんである。もしかしたら結果的に価値があるアイデアで成功するかもしれない。ただ単に、無数のアイデアのどれが成功するのか、それを予め知る術が我々に無い以上、いかなるアイデアも、それがいかにもっともらしく見えても、価値判断なんか出来ない、価値判断してもそれは結果と関係ない、そういうことでもある。
 
 ∧∧
(‥ )結果を知るには
\‐  なにより試せば良いんだよね
 
  (‥ )進化のプロセスだな
      そして進化を進める時
      必要なのは
      実行と手数だ
 
 考えてみればマルクス主義が失敗した理由には色々あろうが、そのひとつはまさにここにあったのだろう。国家が司令部として決定論的に計画を立てた時、手数はたったひとつとなって、それは必然的に破滅をまねく。
 
 無数のアリであれば複雑な迷路を解けるだろう。アリよりもはるかに大量である水の分子ならどんな複雑な迷路も解けるだろう。迷路に水を注入すれば、出口から水はあふれ出すのだ。
 
 だがたくさんでもなく無数でもなく、それらを合してたったひとつの個体になったらどうか? 無数の人々が好き勝手して解を探すべき時に、それを意思統一してしまったらどうなるか? 出口もわからず、迷路の中で餓死することになる。
 
 ∧∧
(‥ )私にはモデルがあります
\‐  こう言っているこの人も
    もともとはマルクス主義者
     だったよね
 
  (‥ )マルクス主義っていうのは
      論理的な人間が
      ここ150年の間に
      選んだ衣装だな
 
 つまり、マルクス主義というのは、実のところ失敗の本質ではないだと言える。あれは衣装でしかない。本質というか本体というか、失敗の本丸というか。それは論理的に物事を考えるその人自身にあるのだろう。
 
 論理的な人間はなぜ敗北するか? 答えは単純、それは論理的だからだ。
 
 思いつきを論理的に述べる。これはかなり頭が良いことを示す。もちろんこのような頭の良さはまったく無意味で無駄だ。そもそも知能自体に意味がない。だが、彼らは無駄に頭が良いからこそ、思いつきでしかない計画を後付けで理論武装することが非常に得意だろう。そうではなかったか?
 
 それのみならず、彼らの言葉は知的で魅力的であるゆえに、その計画に皆を賛同させ巻き込んでしまう。事実、そうではなかったか?
 
 それゆえにこそ手数がたったひとつになる。それだけのことなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でっ必然的に失敗すると
 
  ( ‥)だからなあ
    ‐□ モデルがあるとか
      そういう話は
      どうでもいいんだよ
 
 アイデアがあるというのなら、分かった、分かった。まずは自分でやってくれ。
 
 それで成功したら僕らも一口乗ろう。賢い奴はそうやって追い返すに限る。相手が儲かったらみんなで便乗すれば良いし、儲からずに失意に沈んだら、まあ、愚痴のひとつも聞いてやれば良い。
 
 モデルがあるだの、こうしなければいけないだの、そんな話、どうでもいい。
 
 
 
 
      

2015年3月8日日曜日

蛋白祭り


 昨年、捕まえて飼い始めたクロヤマアリ(多分)の女王。秋の終わりには働き蟻の数が70ほどになり、寒くなった後は動きもにぶって冬眠状態に。とはいえ、餌は寒いなりに探していたのだけども、2月の終わりに入って女王が再び産卵を開始した。












 室内だから外より暖かいとは言え、なにかしら春を感じているらしい。熱が外へ逃げにくいことを感じるのかもしれない。まだ羽化した子供はいないけども、卵、幼虫、さなぎが見える。
 
 ∧∧
(‥ )メープルシロップと
\‐  昆虫ゼリーだけじゃ
    物足りないみたいだよ
 
  (‥ )やっぱ子育てには
      蛋白質だよなあ
 
 与えたメープルシロップには興味を示さない。今のところ糖分は十分だ、ということなんだろう。実際、今年に入って生まれて成長した幼虫と、出来た繭の大きさが、昨年生まれの働き蟻より一回り小さいことが見てとれる。





 




 
 秋はイナゴなどを捕まえやすいので、それを与えていたから、去年後半産まれの働き蟻たちは、成長が良かったということなんだろう。そして今年産まれが小さいことを考えると、体を作る蛋白が足りないということに思える。
 
 とはいえ今の季節、まだ昆虫は少ないし、ここ数日は雨続きだ。探してみたが虫もクモも見当たらないので、ゆで卵の黄身を与えたところ、なかなか好評の様子。











 ∧∧
(‥ )虫の肉がある時は
\‐  卵に見向きも
    しなかったけどね
 
  (‥ )まあ今はとにかく
      蛋白質が必要だ
      贅沢は言っていられない
      使えるものは使え
      そういうことだろうなあ
 
 
 

皆の願いが夢一杯

 
 ∧∧
(‥ )そういえばあなたに
\‐  二次元嫁っていないよね
 
  (‥ )まあなんだ
      双葉杏ちゃんは
      気になってますけどね
 
 =>https://www.google.co.jp/search?q=双葉杏&biw=1048&bih=807&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=IHv7VNmRMqXYmAWT24LQCA&sqi=2&ved=0CAYQ_A…
 
 不労所得を目指し、働けど働かないニートな二次元アイドル。双葉杏17歳
 
 ∧∧
( ‥)あなた
    杏ちゃんの生き方に
    あこがれているだけじゃ
    ないですか
 
  ( ‥)17歳から不労所得を目指す
    ‐□ 正しいやり方だよな

 人間の絶頂期は35歳から39歳まで。それまでに不労所得を手に出来る体制を構築するのは容易なことではない。
 
 ∧∧
( ‥)でも17歳からスタートすれば
    うまくいけば
    まあなんとか、ですか
 
  (‥ )俺はそこんところ
      失敗してしまってね
      というか
      そもそも
      そういう発想がなくてな
      もはや17歳の2.5倍を
      越えましたからね
      俺の人生は
      色々と手遅れですよ
 
 ∧∧
(‥ )それを考えれば
\‐  不労所得に邁進するアイドルは
    すばらしいと
 
  (‥ )正しい生き方ですね
      なおかつ
      不労所得の手段が
      株でもない
      玉の輿でもない
      貯金でもない
      節制でもない
      これ大事
 
 株=>素人のカモとしてファンドに搾取されそう
 玉の輿=>それ違くね?
 貯金=>収入を確保してないから根本の解決にならない
 節制=>ケチは人として見るのもつらい
 
 ∧∧
(‥ )株の乱高下を確認するほど
\‐  まめではなさそうだし
    可愛いけど
    セックスアピールが薄い体型
    貯金するような前向きさを
    見せようとはしないし
    節制以前に飴玉で働いてくれる
    安上がり低燃費
 
  (‥ )仕事に追われて
      うんざりしてる皆の願いを
      詰め込んだような
      絶妙な
      キャラデザインだよね
 
 ああ、俺もこういう生き方をしておけば、こういう生き方をしておけば。
 
 ∧∧
( ‥)まあ今からでも
    やるしかないですなあ
 
  (‥ )働くのは
      めんどくせーからな
      今のうちに働かない生活を
      実現するように
      動いていかないとね
      死んじゃうからね
 
 それを考えると、不労のアイドル杏ちゃんはやはり素晴らしい。人が目指すべき姿である。少なくともフリーはそうだ。
 
 
 ところで
 
 ∧∧
(‥ )杏ちゃんはアイドルだから
\‐  歌って踊るんだよね
 
  (‥ )いつも持ってる
      うさぎのぬいぐるみに
      歌わせるという
      替え玉大作戦も使うけど
      つまり
      普段は口ぱくじゃないって
      設定かね?

 ∧∧
( ‥)仮にそうだとしたら
    実は体力があると
 
  (‥ )低燃費じゃなくて
      新陳代謝が高いのかもね
      やせてることとは
      整合的だなあ
 
 そういえば、アフリカとかへ現地調査にいく女性の研究者がいた。その人、体は小柄で細身なんだけども、体脂肪率が異様に低い。どうも新陳代謝が高く、筋肉も多いので全部燃やしてしまうらしい。見た目以上に筋肉が多いせいか、体は細いが頑強だ。その代わり、暑いのは平気なんだが、寒いとあっという間に体温を失ってしまうそうだ。体が小さい上に脂肪が無いので熱の損失が大きいのである。
 
 ∧∧
(‥ )新陳代謝が高いと
\‐  カロリーが必要となる
    杏ちゃんも
    飴玉が溶けるまでの10分
    その間だけ
    激しい活動が可能だ、とか
 
  (‥ )水着に着替えたら
      筋肉の線がすぱっと
      走っていたりしてな
 
 
 
  

2015年3月7日土曜日

考えてみれば神権政治家と建築学科学生は同じだった

 
 オスマントルコ帝国はWW1の敗北の後、トルコ共和国になった。トルコは西欧のような国民国家を目指した。
 
 ∧∧
(‥ )でもイスラームと
\‐  オスマン家に
    統治されていたトルコは
    多民族多宗教の国であった
 
  (‥ )ここはトルコ人の国です
      トルコの国民国家です
      そういわれると
      クルド人とか
      アルメニア人が
      困るのだな
 
 これまで同じイスラーム教徒で共存していたのに、ある日から突然、異民族扱いになり、言語や存在を否定される。当然、内部で独立運動が起こるし、しかもそれぞれの集団が入り交じっているから、お互いに排他的な武装闘争が始まる。
 
 ∧∧
( ‥)西欧で発明された国民国家は
    イスラーム世界では
    ぜんぜんうまくいかない
 
  (‥ )西欧でさえ
      バスク独立運動とか
      ユーゴ内戦
      弾圧と虐殺が
      あるわけだから
      当たり前だよね
 
 ペルシャ帝国の後継者であるイランと、それを統治したパーレビ王朝は西欧化を押し進めた。でも話で聞くにこれはろくなものではなかったという。鉄道を輸入してもそれを下ろす港湾施設がない。上っ面だけなぞって基礎がなっていないらしい。
 
 さらにその西欧化とは、チャドルを身につけている女性がいると、それを強制的に剥ぎ取るようなものだったとか。
 
 ∧∧
(‥ )それまでチャドルを着て
\‐  身を隠していた女性を
    チャドルから開放するのだ!
    と言うと聞こえは良いけど
 
  (‥ )それってな
      西欧では下着で歩くから
      その文化を見習って
      道行く女性の
      上着やスカートを
      剥ぎ取ってしまえ
      そう言ってるのと
      同じなんだよね
 
 それでもいいよ、そう言う人もいるであろう。日本でも一時、キャミソールで町を闊歩するのが流行った時期があるのだ。見せブラ、見せパンという言葉もあろう。下着主義でも良いと言う人もあろう。
 
 それと同様、イランの女性でもチャドル無しを良しとする人もいるであろう。
 
 でも全員がそうじゃないよな。
 
 国民の反感は高まり、ついに1979年、パーレビ王朝は倒れ、法学者であるホメイニ師が政権を奪取した。 
 
 ∧∧
( ‥)そしたら今度は
    全員にチャドルを強制
 
  (‥ )極端にぶれるのだ
      どうしたもんかね
 
 
 アフガニスタンでも王朝の失政で政変が起こるが、しかしこちらはマルクス主義者が政権を奪取した。改革すべきの考えは皆同じでも、色々な選択肢があるものだ。
 
 だが、当然のようにマルクス主義の推進は失敗。内乱が勃発し、ソビエト寄りの政権を助けるため、1979年、ソビエト・ロシアはアフガニスタンに軍隊を派遣する。アフガニスタン紛争の始まりだ。
 
 ∧∧
(‥ )この時、諸勢力から
\‐  抜き出た軍事指導者が
    マスード将軍
 
  (‥ )でもロシアが引いた後
      1992年に成立した
      政府では
      国防大臣止まりなんだよね
 
 内乱参加時、建築学科の学生であった将軍は当時、やっと40代。アフガニスタンは多民族であるし、タジク人である将軍が独裁をするわけにはいかない。それに彼の地は長老が指導者になるのが普通の文化らしい。軍事的才能はともかく、まだ若すぎた、そういうことかもしれぬ。
 
 この後、外国勢力の支援を受けたタリバーンによって諸勢力は後退せざるをえなかった。それでも北部で地歩を固めたマスード将軍はタリバーンと対峙しつづけた。
 
 将軍はゲリラ戦の実力者であり敬虔なムスリムであり、知的で、女性の教育にも力を入れたという。もともと彼は学生だったからかもしれない。
 
 しかし、2001年、タリバーンはマスード将軍の暗殺に成功した。そしてタリバーンとアルカイダは、アメリカに旅客機を用いた自爆攻撃を実行する。確かに彼らのやりようは結果論からすれば正しいのだろう。アメリカはアフガニスタンからゲリラ戦でたたき出せる。これは安易すぎる見通しだけども、実際、結果的にはたたきだした。
 
 しかし将軍が生きていればどうであったか? 
 
 陸戦では最後まで将軍に勝てなかったのだ。外国からの援助を切られたらタリバーンの負けは確実ではなかったか? つまりタリバーンからすればまず倒すべきはアメリカではない。倒すべきは将軍ではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)実際、
    タリバーンは
    マスード将軍を
    暗殺以外では倒せなかった
 
  (‥ )あれな
      タリバーンからすれば
      ニューヨークで数千人を
      殺害したことよりも
      将軍一人の暗殺に
      成功したことの方が
      戦果として大きかった
      そういうことかもな
 
 さてもさても、ここ100年におけるイスラームの歴史や試行錯誤や、試み、失敗、方法、まこと多岐に渡る。あらゆることが試された、そう言っても良いのだろう。
 
 そしてふと考えるとマスード将軍はタジク人であった。タージーク。つまりペルシャ人である。
 
 ∧∧
(‥ )要するに神権政治を
\‐  行なうホメイニさんと
    マスードさんは
    同じ言語をしゃべる
    同じ民族だってことだよね
 
  (‥ )人によってえらい
      違いだと思わないかね?
 
 考慮するに、預言者も、そして預言者の教えを受けて政治を行った人々も、彼らは当初、全員、異教徒であった。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃそうでしょう
 
  (‥ )これは暗示的だと
      思わないか?
 
 ムスリムでない俗な生活と理解の上に啓示がやってきた。それって、俗権がまず最初にあるべきだ、それに補正を加えるのが教えや法である。そういうことじゃないの? 
 
 ∧∧
(‥ )学生上がりのマスード将軍が
\‐  ただの軍事指導者で
    終わらなかったのは
    示唆的かもですね
 
  (‥ )様々な可能性が
      試されたのだ
      同じ言語でも
      違う可能性が試された
      そして残念ながら
      一番良さげな選択肢は
      テロで断たれたわけだよ
 
 それを考えると、タリバーンの罪は重い。そして訴えを無視し、タリバーンを黙認した欧米の罪も重かろう。
 
 つまりこれはhilihiliのhilihili: マスード将軍を思い出せば答えは明らかの続き。
 
 
 
 

2015年3月6日金曜日

今日の太陽はピンク色だお前を殺ーす!

 
 ∧∧
( ‥)あなたも
    もの作りは理解できて
    いないよね
 
  (‥ )全然売れない本を作って
      大失敗したことが
      何度もあるからね

 
 確かに課題は単純である。少なくとも理屈の上では単純だ。消費者の最大公約数に近いものを作れば良いだけの話だ
 
 ∧∧
(‥ )でも消費者や読者の気持ちを
\‐   あなたは全然
     理解できないと
 
  (‥ )理解できないね
      そこは変だ
      ここは正しい
      この表現は妥当じゃない
      これは正確ではないが
      この場はこれで良い
      それしか分からん
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
    ちょっと外れたものが
    できちゃう理由も
    察しがつくでしょ
 
  ( ‥)察しはつくけど
    ‐□ 対策が不可能だってことも
      分かるのだよね
 
 だって理解できないものは理解不能だ。これでは対策できない。
 
 ああしかし、不可能というのは言い過ぎなんだろう。
 
 例えば自分が火星人であるとする。人間の女の子を見てもクラゲと区別できないのである。しかし火星人である自分でも、売れ行きと登場する女の子の数に相関関係があると分かれば、登場する女の子の数を増やせば良い。そういう対策は可能だ。
 
 さらに細かく情報をとれば、金髪のツインテールで思考と言葉が食い違っている女の子(つまりツンデレのことである)が受けたとか、そういうことも数字から読み取れるようになるだろう。
 
 ∧∧
(‥ )ただし実感が湧かないと
\‐  
 
  (‥ )実感が湧かないとあれだよ
      思考と言葉が
      食い違っている
      これが受けたのだ
      そう解釈して
      今日の太陽はピンク色だ
      お前を殺ーす!
      とか言い出す女の子を
      ツンデレだと思うかもな

 
 

コピー機が難しいのかアニメが難しいのか

 
 艦隊これくしょんはアニメ化もされたと聞いたけど
 
 ∧∧
(‥ )なんか今ひとつで
\‐  話の展開や演出も
    奇妙だと
    そういう評価....ですかね
    
 
  (‥ )単純に
      プレーヤーの最大公約数が
      望むような話と展開を
      作れば良いように
      思えるけど
      それが出来なかった
      そういうことかい?
 
 クールジャパンなんて言い様を信じるわけではないが、仮に日本のアニメが小さいなりに産業の花形であるとする。
 
 ∧∧
( ‥)それでも
    見当外れのことをして
    失敗する
    可もなく不可もないものを
    作って
    お茶を濁すことさえ
    出来ない
    そういうことがある
 
  (‥ )アニメでさえそうなのだ
      日本の家電メーカーが
      馬鹿っぽいものを
      作るのは当然か

 
 *近所のコンビニに置かれたシャープ製の新しいコピー機が、操作の手間は多いし、すぐに設定をリセットしてお金を返却するし、コピーにかかる時間も長くなり、その待機時間にあろうことか、まったく無駄な間違い探しクイズを液晶画面に表示するという無意味ぶり、の話。
 
 **ただし、別のコンビニにある古いシャープ製の機種はそんなことはない。この話=>hilihiliのhilihili: 外注した以上、必然的に素人ゼネコンに転職し、品質は下落する
 

 確かにアニメは難しいはずだ。作ってみないと分からないし、作った時には放送だ。作り手が視聴者と感性が合うかどうか、あらかじめ把握することはできない。
 
 一方、コピー機といえば自分で使えばこれはどうするべきか、これをどうしたら良いのか、何が必要なのか、それが分かるような身近なしろものだ。
 
 しかし、今や日本企業はコピー機でさえ満足に作れないのだから、アニメを可もなく不可もなく作るのは、それはそれは難しいのだ、そう考えるべきかもしれぬ
 
 あるいは小さいなりに花形のアニメでさえもなんか微妙にずれたものを作って外してしまうのだから、そりゃぬるい日本企業がまともなコピー機なんて作れるわけがないじゃん、
 
 そう見るべきなのか。
 
 ∧∧
(‥ )どっちなんでしょうねえ?
\‐
 
  (‥ )さてねえ?
 
 
 
 

2015年3月5日木曜日

マスード将軍を思い出せば答えは明らか

 
 イスラームは完成された宗教だから改革の余地はない。実際、ごらんなさい。原理主義者しか出てこないでしょ?
 
 ∧∧
( ‥)じゃあマスード将軍は
    どうなるわけ?
 
  (‥ )ほら
      こんな言い様は
      嘘っぱちだ
 
 王の失政でアフガニスタンではマルクス主義者の政権が樹立され、彼らは過激なマルクス主義化を押し進めた。アフガニスタンのマルクス主義者ときたら、過激なやりようをいさめるソヴィエト・ロシアの大使に、マルクス主義とは何か? それを演説するほどの急進ぶりであったという。
 
 このように人々の伝統を破壊する政権に対して内乱が勃発。これを押さえるため1979年、ロシアはアフガニスタンに軍を派遣した。これがアフガニスタン紛争の始まりで、ロシアは泥沼の消耗戦を強いられることになる。
 
 ∧∧
(‥ )そういう武装勢力の中で
\‐  頭角を現したのが
    マスードさんだよね
 
  (‥ )元は建築学科の
      学生だったんだけどな
      戦いの中で諸勢力を
      まとめて
      ついにロシアを
      たたき出し
      国防大臣になった
 
 しかし、所詮は寄り合い所帯の武装勢力。いくら国防大臣とはいっても将軍はまだ若く長老ではなく、指導者でもない。そしてペルシャ系やモンゴル系、他にパシュトュンなど各民族、各宗派が入り乱れるアフガニスタンはやがて混乱状態に。
 
 さらに外国から支援を受けたタリバーンの攻撃で、政権は後退せざるをえなかった。この時、タリバーンと戦って後退する諸勢力のまとめ役になったのは、やはり将軍であった。非常事態になるとやはりこの人のもとに誰もがいかざるをえなかった。そういうことだろう。しかし国土の大部分はタリバーンの支配下に置かれることになる。
 
 タリバーンの暴政が問題になった時、将軍は国連で訴えた。外国のタリバーンへの支援さえ止めさせれば、我々がアフガニスタンを実力で取り戻す。だから支援を止めて欲しい。
 
 ∧∧
( ‥)アメリカは確か
    タリバーンの支援から
    俺はいち抜けたー
    をしていたの
    でしたっけ?
 
  (‥ )という話を聞くな
      タリバーンがあまりにも
      めちゃくちゃなんで
      ぎょっとして
      早々に手を引いたとか
 
 とはいえ、どこの国とはあえて言わないが、欧米はタリバーンへの支援をやめさせようともしなかった。
 
 欧米諸国はマスード将軍の演説に関心を払わなかった。
 
 そしてタリバーンとアルカイダは2001年、旅客機を用いた自爆攻撃をアメリカに対して行なう。
 
 それはその直前にマスード将軍の暗殺に成功したからだとも言う。端的に言えばタリバーンはアメリカよりもマスード将軍の方を危険視した。そういうことらしい。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカ人からすれば
\‐  そんな馬鹿な話があるか
    でしょうね
 
  (‥ )でも結果的には
      正しいのだよな
 
 アメリカ軍の猛攻で一時、タリバーンは壊滅するが、また攻勢をしかけている。というかアメリカはまたもや尻尾を巻いて逃げ出したのだ。イラクと同様、アメリカはアフガニスタンでも失敗した。統治もできず、勝利することもできなかった。
 
 確かにマスード将軍の言う通りではなかったか? 支援をやめさせて、そうして将軍が敵を倒し、和平を結び、まともな政権が成立するのを見守れば良かったのではなかったか?
 
 だが将軍はもういない。

 
 ∧∧
(‥ )マスードさんというと
\‐  穏健で知性派で
    ゲリラ戦の実力者で
    そして女性の教育にも
    力を入れた人だよね
 
  (‥ )今でもアフガニスタンの
      英雄だ
      世界は彼を
      無視したあげくに
      彼を失い
      よせば良いのに
      自らアフガニスタンに
      手を出して
      己の肉を
      焼いてしまったのだ
 
 これを踏まえてやはり思う。イスラームが確立された宗教だから原理主義者しか出てこない。これは嘘だと。そもそもアフガニスタン紛争自体、改革を志したマルクス主義者の暴政が発端だし、タリバーンのような原理主義者はその後に出てくる。しかも、この実態は実のところ民族紛争に近いのである。
 
 ∧∧
( ‥)そしてマスード将軍は
    敬虔ではあるけども
    原理主義者ではなかった
 
  (‥ )ほら
      イスラームからは
      原理主義者しか出てこない
      こんな意見は
      ぺらいだけの
      嘘っぱちだよ
 
 訴えを無視しておいて、原理主義者しか出て来ませんね〜、とか、一体、どの口がほざくのか?
 
 そして将軍が教育を受けた人物であったというのは見逃せない事実だろう。やはり経済だ。金と経済があって初めて図書館と大学教育が生きてくる。
 
 ∧∧
(‥ )言い換えればここが
\‐  破壊されたら
    どうにもならない
 
  (‥ )貧乏だと
      原理主義と称する
      無知な田舎者しか
      出てこない
      意識高い系のおっさんが
      暴虐を始める
      そういうことだろうな
 
 
 
    

いやそれでは原理主義者を笑えない

 
 西欧化を押し進めたパーレビ王朝は失敗し、その反動で1979年、イラン革命が起こり、ホメイニ師による神権政治が始まった。
 
 これを好機ととらえた隣国イラクの指導者フセイン大統領は1980年、イランに侵攻。しかしペルシャの血の誇りに燃えるイラン人は激烈な反撃を開始する。フセイン大統領は自国領土に対するイランの侵入をゆるすはめに。

 イラン革命の拡大に恐怖したアメリカはフセイン大統領を支援。イラクは軍事大国となった。
 
 1998年、イランとイラクの戦争が終わり、一段落した後、フセイン大統領は1990年、クウェートに侵攻。これを是としなかったアメリカはイラク軍を殲滅。以後、経済封鎖でイラクを封じ込めるが、2003年、ついにイラク国内へ侵攻。
 
 アメリカはイラクを占領下に置き、お得意の民主制とやらで改革を行なおうとするが統治に失敗、内乱状態となり、とうとう尻尾巻いて逃げ出すはめに。
 
 アメリカと民主制は限界を露呈した。選択肢はまたひとつ消失した。
 
 紛争は国境線を越えて拡大。2014年、軍事組織のひとつがイスラム国の建国を宣言。
 
 ∧∧
( ‥)これがここ36年の
    歴史であると
 
  (‥ )パーレビ王朝は
      西欧化を進めたし
      フセイン大統領は
      異教徒であるはずの
      メソポタミア文明に
      国のよりどころを求めた
      どちらも
      イスラム原理主義ではない
      異なる試みだった
      わけだよね
 
 *フセイン大統領はメソポタミアの遺跡を修復しており、自分の名前と業績を刻んだレンガをそこにはめこませたという。実はこれ、古代メソポタミアで行なわれた王の慣例と同じものだ。
 
 それを踏まえてもう一度見直してみよう。
 
 イスラムは完成された宗教である。教義が確立しているため、必然的にイスラムの改革者は原理主義者しか出てこない。 

 この主張が嘘っぱちであること、以上から明らかだ。
 
 ∧∧
(‥ )イスラム原理主義は
\‐  ここ1世代トレンドに
    なっているだけですよ、と
 
  (‥ )そしてそれは
      それ以前の失敗から
      出てきた選択肢な
      わけだ
 
 西欧化もメソポタミア文明によりどころを求めた国家観も、アメリカによる民主化も、すべて全部失敗した。
 
 そりゃあ、原理主義に走るだろう? なぜって他の選択肢が見えないからである。確かに、他に何があるのだと問われると困る。
 
 例えば国民国家の試みもうまくいかなかった。もともと多民族他宗教な地域だ。一民族一国家なんていう西欧が発明した世界観では統治がうまくいかない。この国には何々人しかいません。それが国民国家です。そう言った瞬間、それは少数民族に対する弾圧になってしまう。ゆえにそういう国ではゲリラ戦が起こっている。これはイスラームに限らない。ユーゴ内戦もバスクの独立運動も同じだ。
 
 マルクス主義もうまくいかなかった。これは説明する必要もない。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際は非常に
    単純なことが
    原因かもしれない
 
  (‥ )パーレビ王朝が
      西欧化を押し進めようと
      鉄道を輸入した時だか
      こんな話があったと聞くな
 
 鉄道の部品を荷揚げする港湾施設がそもそも無い。
 
 ∧∧
(‥ )近代化は基礎から
\‐  こつこつやらないと駄目だ
    そういうことだよね
 
  (‥ )鉄道の前に港湾施設を
      部品を運ぶための道路を
      輸送のための自動車を
      それを支える工場を
      発電所を
      それを維持するための
      技術者と
      それを維持するための
      教育施設と体制だ
 
 多分、あまりに急ぎすぎたか、あるいは精神論にとらわれすぎたのかもしれない。
 
 そしてこれに関して他国の人間も、日本人も悪くは言えないのである。
 
 それは努力を無意味に振りかざすおっさんを見れば分かることであるし、財源もないのに福祉を唱える理想主義者にも言えることであろう。
 
 そこには仕組みの把握はなく、精神論だけがある。これではイスラム国の時代錯誤やイスラーム原理主義者を笑うことなどできまい。
 
 ∧∧
( ‥)そしてイスラームが
    完成された宗教だから
    原理主義者しか出てこない
    そういう見解も
    同じ誤りであろう
 
  (‥ )物事を精神論だけで
      説明しているからな
      宗教を捨てれば
      うまくいく
      それ自体が無根拠の
      宗教と同じよ
 
 しかも何が悪いって、精神論以前に主張内容が明らかに間違っているのだ。それは実際の歴史を見れば分かること。
 
 そして、ここから推論できることもあろう。
 
 完成された宗教だから原理主義者しか出てこない。
 
 この間抜けな見解がなぜ出てきたのか、それは、なんか、分かる、分かるぞ。
 
 あれだ、お前さん、思いつきを後付けで説明したろ?
 
 ∧∧
( ‥)人間の思考原理は
    思いつきを後付けで
    説明することにある
 
  (‥ )人間の主張は
      どんなものでも
      論理的に加工できるのさ
      後付けだからな
 
 
 特に物書きや知識人はこの手の詭計が非常に得意だ。
 

 ∧∧
(‥ )でもそれは
\‐  現実と照らし合わせると
    瓦解してしまう
 
  (‥ )これで原理主義者を
      笑えるかね?
      どっちも
      現実の仕組みを無視した
      論理的な精神論だよな
 
 
 これはhilihiliのhilihili: イスラームのどこが固定的なんですかね?の続き
 
     
 

イスラームのどこが固定的なんですかね?

 
 イスラームは預言者ムハンマドが、自分が最後の預言者である、そう告げたので、完成された宗教になった。しかしその代わり、変革の余地を失った。イスラームの改革者がすべて原理主義者になるのはそのためである。
 
 ∧∧
(‥ )...だそうですが
\‐
 
  (‥ )固定ねえ...
      スンニ派
      シーア派
      ワッハーブ派
      十二イマーム派
      その他色々あるのは
      なぜなんだよ
      おかしいだろ
 
 どう見てもイスラームは固定されてはいないだろう。
 
 そもそも人間をなんだと思っているのか? ひとつの教義を読めば、単一の解釈しか出来ないとでも言うのか? 人間は機械じゃないぞ。
 
 ∧∧
(‥ )西欧列強の進出時には
\‐  イスラーム世界には
    西欧化を試みたり
    斬新な改革案を出したり
    反対に伝統宗教を
    破壊しようとする人や
    マルクス主義に染まる人
    民族主義に走る人
    国民国家を作ろうとした人
    色々いたよね
 
  (‥ )イスラムの改革者が
      みんな原理主義って
      めちゃくちゃな
      言い様だよね
      トルコ共和国の成立ぐらい
      世界史で習ったと
      思うのだけどな
      そこんところどうよ?
 
 
 宗教原理主義に走るってのは最近の流行りか何かだよね。ホメイニ師のイラン革命あたりが昨今の発火点になるのだろうか。
 
 そしてその流れも当たり前だと言える。西欧化も改革案もマルクス主義も国民国家も、こんなことを言っちゃなんだが、全部失敗したからだろう。あるいは今ひとつうまくいかない。考えてみればパーレビ朝のイランがそもそもそうだった。パーレビ王朝は西欧化を押し進めたが失敗し、そうして出てきたのがホメイニ師である。
 
 確かにそんな状況では、普通の人間だったら伝統に回帰しようとするのは当然だろう。他の選択肢がすでに失敗したのだから、そりゃ、そうする。
 
 事実、日本も西欧もアメリカも、宗教や民族主義や、そういう伝統に復帰しようとする流れが以前よりも強く出てきている。
 
 ∧∧
( ‥)なんででしょうね?
 
  (‥ )金がないんだろ?
 
 経済が駄目になれば人は自分が本来所属する社会に帰還せざるをえない。
 
 弱者は国家が保証すべきと言う人もいるが、それは無茶だろう。国家は巨大だけど効率が悪すぎる。
 
 ∧∧
(‥ )例えば日本人全員が
\‐  あなたに1円渡せば
    1億2000万円の
    儲けだよね
 
  (‥ )でも振込手数料が
      10円かかるだけでも
      どえらい損失だよ
 
 国家は巨大だが、以上のように効率があまりにも悪い。理想主義者は国家を都合の良い愛人かお母さんだと思っているのだろうが、あいにくそうじゃないのだ。経済がちょっと駄目になれば、そりゃ保証も保護も福祉も出来なくなる。そして切り捨てられた人は家族と地域と宗教に頼るしかなくなる。相互監視と相互福祉の檻へと人は帰還する。これは当たり前だし、それは伝統への回帰だ。
 
 さらに金がないと知識人がいなくなる。
 
 いやいるじゃん、と言う人もいようが、普通の知識人では駄目なのだ。見れば分かるが大部分の知識人は博学ではあるが、ただのおっさんである。
 
 知識人ときたら、彼らはかなりな俗物で、マルクス主義にかぶれるか、保守主義に走るか、そのどっちかだ。亜流をきどる人もいるけど、亜流は所詮のところ亜流だ。
 
 ∧∧
(‥ )たまにそうじゃない人が
\‐  出てくるけども
    そういう人も
    学校や図書館が無いと
    出てこなくなるよね
 
  (‥ )経済が駄目になれば
      学校も図書館も駄目になる
      残るやからは
      マルクス主義のような
      安易な理想に
      はまりこむ奴か
      無駄に伝統に回帰する奴か
      そのどっかだけだし
      どっちも駄目だ
      事実、駄目だった
 
 つまり一度金が無くなると、どうにもならないってことだろう。間違った選択肢しかなくなるし、地味だがまっとうな選択肢を提示できる人間がいなくなるのだから、それは当然。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えると日本も
    西欧もアメリカも
    経済がさらに悪化して
    ある一線を越えたら
    それでもう
    立ち上がれなくなる
    そういうことだよね
 
  (‥ )伝統の意味も分からず
      上っ面だけの
      伝統回帰を行なう指導者
      それと反対に
      伝統を破壊するだけの
      指導者
      そうやって
      両極端を行き来して
      ずっと底辺を
      のたうつことになろうな
 

 実際、ここ100年におけるイスラームの歴史自体がそうではなかろうか。教義が完成しているから固定されているなんて嘘っぱちだろう。
 
 ∧∧
(‥ )イランのように
\‐  西欧化が失敗して
    揺り戻しが起こっている
    それがここ最近の
    トレンドですかね
 
  (‥ )これは激動の時代だよ
 
 
 それに、あまりものを知らないのに言うのもなんだけども、初期の方が中庸な人が多かったようにも思える。
      
 ∧∧
( ‥)まだお金があったから?
 
  (‥ )確かに豊かさは
      絶対条件ではない
      ちょっと失礼な
      言い様だけども
      それは
      産油国を見れば
      分かるよな
      金があるけど
      次の選択肢を示す
      先導役になれてない
 
 だが、金がない、というのは論外に違いないのである。金がなければ、選択肢を示したくても見つけようがないだろう。
 
 
 
 
 

2015年3月4日水曜日

計画的に殺す方が確かに無駄は少ない

 
 ヨーロッパは対立がある時、言葉や理性で解決しようとします
 
 でも日本は対立自体を禁止するから、対立してしまった場合、どうしたら良いか分かりません
 
 
 ∧∧
(‥ )この論評
\‐  どう思います?
 
  (‥ )さすが1000年
      殺し合いを続けた
      西欧文明だな
      すぐ戦争になるから
      殺し合いを
      極力回避しようと
      しておる
 
 ああ、しかし、いや、確かにというべきなんだろう。彼らはやたらと干渉したがる。
 
 ∧∧
( ‥)ユーゴ内戦への干渉とかね
 
  (‥ )対話とは要するに
      いざとなれば
      戦争しますって
      ことよ
 
 実際、彼らの歴史はお互いに干渉しあって、地域紛争があっという間に諸国の大戦争に発展する歴史であった。戦争が次の戦争を引き起こし、戦争のために戦争がドミノ倒しのように連鎖する。あまりにもお互いに殺し合いをしすぎて国家を群れごと灰燼としてしまったので、それゆえの対話だということなんだろう。
 
 だがしかし、その一方では干渉するのは伝統的だ。
 
 プロの政治家である王たちが死に絶えても、民衆は干渉するという文化を受け継いだ、そういうことかもしれぬ。
 
 これはつまり、対話じゃ無理、と分かったら戦争という話。
 
 ∧∧
(‥ )日本はあまり干渉するって
\‐  ことはしないよねえ
 
  (‥ )どっちが良いのかな?
      対話できなければ
      殺し合いか
      対立してしまったから
      取りあえず殺すか
 
 どっちが良いのかねえ
 
 
 ∧∧
( ‥)どっちが良い?
 
  (‥ )怒りを制御する
      その点では西欧の方が
      確かにいいかもね
  
 
 ようするに、計画的に殺した方が無駄は少なくなる。
 
 

外注した以上、必然的に素人ゼネコンに転職し、品質は下落する

 
 EPSONのプリンター、2年保たずに壊れた。
 
 ∧∧
(‥ )使い方が悪いと
\‐  言われるのでは?
 
  (‥ )別に使用している
      同型機種は健在なんだ
      そうかもしれないし
      そうでないかもしれない
 
 EPSONの安いプリンターをつなぎとして買ったら、インクの交換には専用の付属物が必要であることが分かった。
 
 ∧∧
(‥ )開封したこのインク
\‐  このままじゃ使えないね
 
  (‥ )置いておいたら
      中身も出ちゃったし
      捨てるしか無いな
      なんでこんな煩雑で
      意味不明なことするかな
 
 近所のコンビニにあるシャープ製のコピー機、多機能になったのは良いが、コピーの仕上がりを確認していると、そのわずか10秒程度の中断で、設定を強制的に解除してしまう。そのたびに再設定が必要というトンデモなしろもの。これを作った奴はコピーをしたことがないんだろう。
 
 あまりに不便で、さすがにクレームがあったのか、最近ではそれが改善された。
 
 しかし、以前の機種と比べてコピーに時間がかかるのは変らない。間抜けな話で、コピーの最中に、三つの間違い探し、なんていうクイズが液晶画面にわざわざ出てくる。こんな不必要な機能のために企画書を書いたり、あるいはイラストレーターに画像を発注する手間を考えれば、コピーの速度を上げれば良いだけだろう。
 
 それに、一回コピーするごとに、この設定でコピーを続けますか? はい、いいえ、の選択肢画面が表示される。以前の機種にはなかった機能で、この一手間が余計に増えた。やっぱこのコピー機を作った間抜けは、自分でコピーをしたことがないんだろう。
 
 別のコンビニでは同じシャープ製だけども古い機種が今でも健在だ。もう5年とか10年近く変っていないように思うが、こっちの方が使い勝手は良いし、何より速い。
 
 ∧∧
(‥ )日本の家電は多機能だけど
\‐  意味不明
    使いづらい
    すぐ壊れる
    無駄な機能
    品質が一定していない
    メーカーや機種にもよるけど
    最近は
    さんざんな言われようですね
 
  (‥ )直感的に言うと
      金がなくなったせいかな
 
 直接は関係ないが、以前、某大手出版社にいって編集者と話をした時、相手はこんなことを言った。
 
 図鑑を作ってもね、最近の子供は科学や技術に関心を持ってくれないのですよ。
 
 彼らが作った図鑑をぱらぱらとめくった。ロケットと宇宙開発の本だ。
 
 違和感を覚えて尋ねてみた。
 
 ロケットの飛ぶ原理って、説明できます?
 
 相手の編集者がめんくらった顔をして、目が一瞬、泳いだから、話題を変えた。
 
 ∧∧
( ‥)子供うんぬん以前に
    作っている編集者が
    分かっていないと
 
  (‥ )編集者ってのは
      理屈の上では
      ちゃんと把握できる
      はずなんだ
 
 編集者は、本に誤字脱字や誤った文法表現がないか何度も見直すものだ。当然、本の内容が頭の中に叩き込まれる程度には読み返すことになる。
 
 つまり、編集者は本に書いてあることは知っている。
 
 ∧∧
(‥ )作った本に書いてあればね
\‐
 
  (‥ )図鑑を読んだ時の違和感は
      それだったんだよね
      原理の説明がまったく
      ないんだよ
 
 とはいえ、それが子供に興味を持たれなくなった原因かといえば、そうは言い切れぬだろう。理系に関心を示す子供とて、科学に対して持つ興味ときたらたわいもないものだ。どの恐竜が強いかだの、何種類の魚や鳥の名前を覚えているかだの、そういうことである。そんなもの科学でもなんでもないし、子供は物事の背景に潜む原理原則や根拠などに興味を持ってはおるまい。
 
 だがしかし
 
 ∧∧
( ‥)しかし、作り手側が
    原理原則を把握していないって
    致命的だよね
 
  (‥ )野球のルールを知らずに
      野球の本を
      作っているような
      ものだからな
 
 ルールも知らんのに解説本を作る。なぜこんな有り様になったのか?
 
 昔からそうであったのかもしれないが
 
 ∧∧
( ‥)でも?
    少なくともこういう事態を
    促進する状況があると?
 
  ( ‥)出版界は以前よりも
    ‐□ 外注が増えているのだよね
 
 本なんてものはたわいないものに見えるが、これが意外と大人数の作業なのである。
 
 文章を書く人が必要だ
 イラストを描く人が必要だ
 デザインをする人が必要だ
 
 本によっては翻訳者と監修者も必要である
 
 これらすべてを統括して指揮を取るのが編集者である。編集者とは実のところゼネコン業なのだとも言える。
 
 ∧∧
(‥ )でも最近は
\‐  編集プロダクションに
    外注することが
    多いみたいだよね
 
  (‥ )小さな出版社は
      今でも自分で全部やるけど
      大きなところは
      外注する場合が
      多くなったみたいよなあ
      そればかりか
      仕事が欲しい
      編集プロダクションが
      企画を提案するらしい
 
 もちろん、作業を外注しようが、企画が外からこようが、やること自体は同じなのだ。

 例えば以前やった仕事では、編集者が、イラストレーターと調整役と編集プロダクションを統括し、調整役が監修者とライターの間を取り持っていた。
 
 ただ、こうすると個々の人間と担当者同士の距離が大きくなることは否めない。
 
 ∧∧
( ‥)それでも
    あの編集者さん自身は
    統括しきったのだよね
 
  (‥ )でもさ
      あの編集者さんは
      数年で定年を迎える
      ベテランだったのだ
 
 これと同じことをすべての会社員が出来るかって言ったら、そうではないだろう。
 
 実際、以上の事例自体、当初はそういう体制ではなかったのである。編集会議で、企画を聞いたその編集者が、
 
 でっ? ライターはどうするの? と尋ねたところ、企画者から、編集プロダクションに所属するライターさんが直接監修者とやり取りを...という返事が返ってきたので
 
 待て、それだと確実に破綻する。間に調整役になる人間を入れろ。
 
 そう言って体制を整えた結果なのだ。
 
 *確かにライターは本を読んで調べて書くが、所詮は泥縄なのである。そんな成果を監修者がいちいち監修していたら、監修者は出来の悪い生徒を持った赤ペン先生か、あるいはお母さんのような立ち位置になってしまう。当然、出来上がるものも、最低ラインをなんとか越える程度のものになるだろう。さらに、こうしたやり取りは〆切に影響する。そうである以上、本の他の部分にも必ず悪い影響が出る。間に調整役が必要だ。

 **これを踏まえると、ロケットの本なのに、ロケットの飛ぶ原理を記述していない理由がなんとなく見えてくる。ライターはただでさえ薄利多売なのに孫請けでピンハネされている。いい加減な仕事をするだろう。そうならざるをえない。編集プロダクションは自転車操業だし、本の内容が薄っぺらで表面的なものになるのは必然。そうであれば編集者は原稿の誤字脱字を直すことはできるが、知識自体は入ってこない。そもそも書いてないからである。
 
 ∧∧
(‥ )このようにゼネコン業は
\‐  簡単なものではない
    あるいは製品の質を
    下げないゼネコン業は
    経験がないと出来ない
    経験がない以上
    外注すれば質は必然的に
    下がっていく
 
  (‥ )仕事を外注するってのは
      自分がやったこともない
      ゼネコンの立場に
      自分を置くことなのだ
  
 つまり、同じ会社に在籍しているはずなのに、仕事を外注した瞬間、右も左も分からない素人に転職したも同然となる。
 
 そして今の日本は人件費が高いので、苦しくなった企業は仕事を外注することが多くなっている。
 
 ∧∧
( ‥)日本の家電メーカーと
    その製品の質が落ちたのは
    それで全部説明できると?
 
 (‥ )金がなくなれば外注するので
     必然的に統括しきれなくなる
     もの作りの精神が
     失われたとか
     そんな抽象論よりは
     具体的だろ
     どうよ?
 
 
 あるいは、皆、ゼネコン業をなめ過ぎなのかもしれぬ。
 
 例えばの話、世の中で起きるデスマーチとて、結局のところ素人ゼネコンが下請けにしわ寄せを与えている、そういう現象であると見るべきではなかろうか。
 
 待って、待ってと待たせるばかりで仕様も決まっていないのに、突然、下請けに納品を要求してくる。そういう馬鹿っぽい運営も、それは素人だからだ。
 
 ∧∧
( ‥)素人がゼネコン業を
    すんじゃねーよ
    そういうことですか
 
  (‥ )ゼネコン業をなめてる奴は
      死ねってことですよ

 
 
 
 
 *2016.02.05追記 これから11ヶ月後、シャープは買収されることが決まった=>hilihiliのhilihili: みんな分かった上でここに来たのであろう?
 
 
 
 
 

2015年3月3日火曜日

文章を書くとは後付けの嘘つき

 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)そうねえ
    ‐□ 例えばこんなことが
      昔あったな
 
 小学生の時、国語の教科書にこんな話が乗っていた。南北戦争を題材にした話で、父子が敵味方に分かれる。偵察に来た父親を息子が狙撃して殺す。そういう話である。息子は父親を見てぎょっとする。そして最初は見逃そうとするが、味方の部隊を父親が見てしまうのである。歩哨である息子は父を撃たざるをえない。そして撃った。
 
 この物語を読んだ後、先生は皆に尋ねた。息子は父親を撃つべきであったか? これはしょうがないことであるか?
 
 ∧∧
( ‥)あなたは、止む無し
    そう答えて
    理由を述べた
 
  (‥ )見逃すのは怠慢だが
      黙っていれば分からない
      だが
      味方が目撃された以上
      父親だろうがなんだろうが
      射殺しなければ駄目だ
      味方が死ぬ
 
 
 この答えに先生は言ったのである。君はどうしてそういう悲しいことを言うんだ?
 
 さて、以前、インタビューを受けた時、この話を相手にしたことがある。
 
 相手はそれをそのまま書いた。
 
 問題ない。
 
 だが相手は多忙だったので、原稿の仕上げはライターがすることになった。
 
 この話をライター相手にもう一度した。
 
 ∧∧
(‥ )でも出来上がった本を見たら
\‐   先生の嘆きの台詞が
     どういうわけか
     あなたの台詞になっていた
 
  (‥ )なんでライターって奴は
      こういうことを
      するんだい?
 
 なんらかの理由でそう改変するのが良い。彼女はそう思ったのかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれって
    嘘を書くことだよね
 
  (‥ )あるいはこうかもしれぬ
 
 彼女は、頭の中で物語を作った。そしてそれに沿うようにすべてを書き換えた。彼女は話の内容や主旨を理解したつもりだが、なにもかも間違っていた。
 
 彼女にとって理解とは物語のことであり、彼女自身が作った思い込みでしかなかった。
 
 そして理解とは、自分の思いつきを後付けで説明することである。
 
 そうであれば、このような曲解や改変は普通に起こるだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも間違っていた
\‐  いやむしろ
    だからこそ間違っていた
    そう言うべきですかね
 
  (‥ )文章を書くという作業はね
      思いつきに
      後付けしただけの
      インチキでしかないんだよ
  
 思いつきを後付けでもっともらしく見せる詐欺師的な才能。それがライターの必要条件だとも言える。
 
 あるいはこうかもしれぬ。ライターに必要なのは、この人はこういうことを言っているに違いない! そういう主観的な曲解を理路整然と文章化する能力のことであると。
      
 
 そういうわけで、個人的にはライターという肩書きはあまり使いたくない。
 
 ∧∧
( ‥)でもイラストレーターも
    相当胡散臭いけどね
 
  (‥ )胡散臭い方が良いぜ
      変に真面目に
      思われると困るからな
 
 ライターは無自覚で主観的な嘘つきでしかないくせに、なにかこう、言葉で真実を伝えようとする、そういういかがわしさがある。それはもっともらしく高値をつけている株券のようなもので、実際には根拠の無い紙切れだ。
 
 それだったら最初から怪し気なものの方が良心的だろう。
 
 
 

二次元嫁は富の象徴ぞ

 
 まだテレビを持っていた時代の話である。5年か、それ以上前のことだ。
 
 テレビの向こうでこんなことを力説している人がいた。
 
 日本は人口が減って大変だ、と言いますが、そんなことはないのです。例えば人口が半分に減れば、1人で今の2倍の施設を利用できるのですよ?
 
 例えば東京と地方にそれぞれ家を持つことも....
 
 ∧∧
( ‥)1人あたりの負担が
    2倍になるだけじゃね?
 
  (‥ )まあそうだろうね
 
 水道、ガス、電気、その供給を行なう機械や設備や橋や道路を維持するための負担が2倍ってことだよなあ。
 
 何を言っているんだろう、この人は? テレビの前でそう思いながら、ぽけーっと見ていたことがある。
 
 ∧∧
(‥ )日本は貧しくなっても
\‐  文化的に豊かになれば
    良いじゃないか
    そういう意見もあるね
 
  (‥ )それってイスラム国と
      発想は同じだろ?
      駄目だよそんなの
 
 精神的な豊かさ、というのは、僕は二次元の彼女がいるから大丈夫、と言っているのと同じだ。
 
 いや、実際にはもっと悪い。衣食満ち足りて礼節を知る。つまりまずは金だ。事実、金が回るからこそ”二次元の彼女”が生まれてくるのである。二次元彼女は大きな経済活動の反映に他ならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)お金がないなら
    二次元嫁もいないよね
 
  (‥ )後は妄想だけの
      エア彼女だけだよな
 
 困ったことに、エア彼女も有料なのだ。エア彼女を維持するには脳を運用しなければならぬ。そして当然、脳はエネルギーを大量に消費する。カロリーを消費する。食料を浪費する。つまりそれは金に換算される。
 
 ∧∧
(‥ )貧しかったらエア彼女に
\‐  脳の容量を振り分けることも
    出来なくなる
 
  (‥ )実際さ
      我が国は貧しいが
      国民は全員
      エア彼女やエア彼氏を
      妄想しているから
      幸せだ
      なんて話は
      聞いたことないしな
 
 精神的豊かさなんてものがこの宇宙に本当にあるのなら、貧乏人が、僕は一人じゃありません、エア彼女がいますからね、そう笑ってくれるはずだろう?
 
 だが、そうではない。
 
 ∧∧
( ‥)それに貧しくても
    文化が豊かだって言うのなら
 
  (‥ )貧しかった戦後日本から
      スタートした老人共は
      文化的だってことになる
 
 だが、今の彼らを見て、そう思うかい?
 
 
 かように精神的、文化的豊かさとは金から生まれること明白である。すなわち、二次元嫁とは富の象徴ぞ。嫁を維持したくば、諸君、なにがなんでも走り抜かねばならぬのだ。この経済の車輪を暴走させねばならぬのだ。
 
 ∧∧
(‥ )だけどそれが一番
\‐  難しいのだよね
 
  (‥ )まあだから
      精神とか文化とか
      抽象論に逃げるのな
      その気持ち
      分からんでもないけど
      困るよね
 
 
 

2015年3月2日月曜日

予定を変える人、変えない人


 ∧∧
( ‥)なに? アイスを食べて
    深夜の散歩をして
    酒を飲んだら
    元気になったの?
 
  ( ‥)何が
    ‐□ 足りなかったのかな...
 
 そういえばふと思い出した。昔、深夜番組に征服王というものがあった。二つの大国が覇権を争っている。そういう設定でチェスのようなものをするのだが、チェスの目はスタジオいっぱいの大きさ。そしてチェスの駒に当たるものはすべて人間であった。
 
 鎧で顔が見えなくなっているが、これはいわば人間将棋。ただし駒種は軽装歩兵、重装歩兵、重装騎兵、軽装騎兵であり、攻撃力、移動力がそれぞれ異なる。包囲して戦うことも出来る。
 
 そして毎回毎回ゲストがやってきて駒を扱い、二手に分かれて戦うというもの。
 
 ∧∧
(‥ )印象に残っているのは
\‐  お笑い芸人 vs 知性派の戦い
    ですか
 
  (‥ )陣形と兵種の選択は
      相手に知らせないで
      設定できる
      確か知性派は
      相手を包囲しようとする
      陣形で
      中央に伏兵を仕掛けたの
      だよな

 
 *伏兵は場所を設定し、そこに敵が来ると出現する。地雷に近いような立ち回りになる。
 
 一方、お笑い芸人側は、俺たちは馬鹿なんだから突撃だ、と突撃以外何も出来ないような兵種と陣形を選択。予定通り、突撃を開始。対する敵は側面から包囲しようとするが、お笑い側は損害を被ろうが無視、突撃あるのみ。知性派は相手を追跡するが、相手を捕捉しきれない。
 
 ∧∧
( ‥)そこで慌てて
    後退しようとするんだよね
 
  (‥ )王の駒を失うと負ける
      だから
      誰もが王を城に温存してる
      そこを突かれたら終わりだ
      それを阻止せんと
      当初の予定を全部
      放棄したのよな
 
 だが包囲する陣形では兵士が分散しすぎていて、中央を駆け抜けていく敵兵に間に合わない。
 
 あるいは包囲を考えた割には足の速い兵士が足りないようにも見えた。
 
 中央で待ち伏せる伏兵も援軍がなければ孤立した兵である。一瞬で蹴散らされ、王が最後のあがきで出陣するも敗北。
 
 ∧∧
(‥ )あれは完全に一方的な
\‐  試合だったと
 
  (‥ )あの勝負運びは
      仕込みではなく
      本当だと思うのだよね
      駒の動きやルールが
      あるものは
      編集しにくいし
      シナリオライターの
      シナリオに沿って
      演技するのも
      不可能ではないが
      困難だからな
     
 
 それにしても、何も考えずに中央突破というのは、本来は多分、まともなことじゃないんだろうけども
 
 ∧∧
( ‥)結果的にはそれで
    勝っているというね
 
  (‥ )負けた側だって
      状況に応じて
      対処することは
      正しいことなんだけどな
 
 ∧∧
( ‥)でもそれで負けているんだよね
 
  ( ‥)色々と考えさせられる
    ‐□ 展開であったよ
      
 
 

お持ち帰りの日々

 
 ∧∧
(‥ )バードマンという映画の
\‐  日本版ポスターが改悪だ
    そういう話があるね
 
=>https://www.google.co.jp/search?q=バードマン%E3%80%80ポスター%E3%80%80日米&biw=1042&bih=739&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=TDbzVNiZAoTj8gXsoYLQBQ…
 
 (‥ )あーんー
    でも日本版ポスターの方が
    これがどんな映画なのか
    それがまだしも分かるよな
   
 アメリカ版だと白黒のおっさんが浮いてるだけだ。
 
 日本版だとおっさんの後ろに青い何かがいるが、これがバードマンなんだろう。ただ分かるのはそこまでで、彼がおっさんに何をしているのかは不明だ。連れ去ろうとしているようにも見えるし、おいやっちまえよ、そう耳打ちしているようにも見える。
 
 ∧∧
(‥ )日本版だと
\‐  でかでかと
    アカデミー賞9部門
    ノミネートとも書いてある
 
  (‥ )映画は高いし
      時間もかかる
      保証書をつけないと
      映画なんか
      見に行く理由はない
      そうである以上
      まあしょうがないね
 
 そして、アメリカ版にはあった自動車や道ゆく人は消えた。犠牲になったのだ。
 
 ∧∧
(‥ )せっかくのポスターが
\‐  馬鹿っぽくなった...
 
  (‥ )ダサいし馬鹿っぽいね
      でも日本版の方がまだしも
      分かるのも事実だなあ
 
 もちろんこの、分かる、というのもまた推論である。普通に考えればおっさんが青いのになるのだろうが、そうではないのかもしれない。もしかしたら飛行能力をもった白黒のおっさんが、マスクをつけた青い奴と大バトルするのかもしれないし、それは見てみないと分からない。
 
 ∧∧
(‥ )分からない映画に
\‐  お金なんか出したくないからね
 
  (‥ )ポスターは
      馬鹿っぽい方がいいよ
 
 ∧∧
( ‥)視聴者が馬鹿だから?
 
  (‥ )まあそうだね
      でもここが難しいところ
 
 例えば本だと、皆が手にして読む本の内容は、小学生レベルが限界だ。えらそうなことを言っている人間も、自慢げに見せてくれるその本の内容を検討すれば似たようなもんである。
 
 ∧∧
(‥ )読者は馬鹿である
\‐  そう考えて本を書くべきだ
 
  (‥ )それでいながら
      自分が馬鹿扱いされてると
      読者に思わせても駄目だ
      人間は自尊心が高いからな
      おかしなもんでな
      本の内容は
      理解できなくても
      馬鹿にされていることには
      すぐ気がつく
 
 まあ、しかし、こんなこともどうでも良いことである。
 
 問題は
 
 馬鹿ってなんだ? という根本的な部分にある。
 
 例えば、ハンバーガーを考える。コカコーラとフライドポテトを考える。
 
 ∧∧
( ‥)そんなの食うのは馬鹿だけだ
    そう評価する人がいるよね
 
  (‥ )でも実際にはさ
      食べる人は
      糖分と脂肪と塩分に
      引かれてるだけなんだよな
 
 糖分、脂肪、塩分は貴重な資源だ。それに引かれるのは当然であるし、そうでなければならない。そりゃあ、目の前にそれがあれば食うだろう。この行動に、馬鹿だ、賢い、関係ない。
 
 ∧∧
(‥ )ハンバーガーとコカコーラを
\‐  食べて飲むのは
    無教養で自制できない
    貧乏で
    教育の恩恵から外れた
    可哀想な社会的弱者なんだ
    そう主張する人もいるね
 
  (‥ )でも実際には
      何に重きを置くか
      どんな刺激に
      どの程度の強度で
      反応するか
      それだけなんだよな
 
 無論、論評する人はその反応をこそ、馬鹿だ、と評価したのであろう。
 
 しかし、どんな刺激にどの程度の強度で反応するか、この問題は厳密に言えば、馬鹿とイコールではない。
 
 ∧∧
( ‥)つまり馬鹿で
    物事を説明する理論は
    現実と必ず齟齬を起こす
  
  ( ‥)視聴者や読者は馬鹿だ
    ‐□ これは近似値では
      あるのだろうな
      だが近似値は近似値
      現実とは齟齬がある
      そこが問題よ
 
 読者や視聴者は馬鹿だ。これはかなりな近似値なのだろう。だがしかし、天動説と地動説が数学的に等価でどちらも十分に惑星の運行を説明できるように、説明能力と現実の有り様はまったく関係がない。現実と説明が正反対であることすらありうる。
 
 ∧∧
(‥ )視聴者は馬鹿だ
\‐  そう考えるから
    こういうダサいポスターに
    変えちゃったのですかね?
 
  (‥ )でも分かりやすくは
      なっているんだよね
      背景の看板に描かれた
      登場人物の顔も
      キャラの配置を変えたり
      女性を手前にしたり
      カラーにしたり
      大きくして目立たせて
      いるだろう?
 
 あるいは、日本語版ポスターが改悪だ、ダサい、という評価に、以下のような反論もありうるであろう。
 
 センスのあるポスターを提示すれば客が来てくれる、そのように考える馬鹿がこの世にいるが、世の中はそうじゃない。現実とはこういうものなのだよ。
 
 さて、それを踏まえるに、同じ馬鹿という言葉で説明していても、現実をよりうまく説明するのは一体どちらであろうか? それが問題となるであろう。
 
 なぜって、どちらも近似値でしかないからだ。結果を見ないとどっちがより現実に近かったのか判断できぬ。
 
 

 ところで
 
 ∧∧
(‥ )アメリカ版のポスターでも
\‐  後ろの建物の屋根に
    バードマンがいるね
    ちょっと横を向いてるけど
 
  (‥ )日本版と並べるとあれな
      アメリカ版では
      屋根の上から
      獲物を探してた猛禽が
      日本版では
      おっさんを見つけて
      襲いかかってきたように
      見えるよな
 
 多分この後、おっさんは巣にお持ち帰りされてヒナの餌にされてしまうのである。
 
 
 
 

2015年3月1日日曜日

意識高い系は罪だね

 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  ( ‥)日本は封建制だ
    ‐□ 村社会だ
      真の民主制じゃない
      二世議員だ
      衆愚制だ
      まあそう言い立てる
      意識高い系は多いけど
 
 しばしば彼らが言う民主主義の鏡たるアメリカは、イラクを民主化すれば問題解決だ、と痛いことを言い出して、皆が渋面を作る中、イラクに攻め込んであの体たらくであった。
 
 そして彼の地は大混乱。
 
 意識高い系が言い立てる素晴らしき民主主義とやらは、悪の独裁者であるフセイン大統領以下の統治能力しかなかった。
 
 見ろ、民主主義がゴミのようだ。
 
 ∧∧
(‥ )色々言い訳する
\‐  でしょうけどね
 
  (‥ )まあ言い訳は
      言い訳だがな
 
 そして今、イラクでは意識高い系のダーイッシュがめちゃくちゃやっておる
 
 ようするにである
 
 意識高い系の日本人:日本は間違ってる。成熟したアメリカには真の民主制がある!
 
 意識高い系のアメリカ人:イラクに攻め込んでフセイン殺して民主主義にすれば問題解決だー! ひゃっはー!
 
 意識高い系のダーイッシュ:僕の考えた最強のジハード
 
 ∧∧
( ‥)なんすかね
    この地獄絵図
 
  (‥ )意識高い系って
      罪だと思わんかね?
 
  
 

世界中のおっさんは皆、こういう発想をする

 
 ∧∧
(‥ )そういえば
\‐  イスラム国というか
    ダーイッシュの人たち
    アッシリアの彫像を
    偶像崇拝だと
    破壊してたよね
 
  (‥ )やっぱあれな
      発想がおっさんだよな
 
 悪いものをなくせば良い、禁止すればいい、信念があればいい、
 
 世界中、どこでもおっさんはこういう発想をする
 
 携帯を取り上げればいい、ネットを無くせばいい、厳しくすればいい、努力すればいい、頑張ればいい
 
 意識高い系のおっさんはいつでもそうだ。
 
 
 ∧∧
(‥ )でもそれだと豊かには
\‐  なれないんだよね
 
  (‥ )それで豊かになれるのは
      もっと豊かな地域を
      略奪できる時だけ
      だからな
      人件費の安い兵隊が
      いるのは強みだろうけど
      攻め込むべき豊かな国が
      無いからねえ
      ゲリラ戦はできても
      生活は豊かにならんよな
 
 
 ∧∧
( ‥)精神論じゃだめだよ
    現実見ないと
    そういう風に諦め顔で言う
    知識人がいないせい?
 
  (‥ )かもな
      貧乏な世界だと
      最高の知識人は
      意識高い系おやじで
      止まっちゃうだろうからね
 
  
 

顕現したのは真実ではなく解析手段の理想だという可能性

 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)んーーー
    ‐□ 7000文字を
       6000文字にまで
       減らしたよ
 
 ∧∧
(‥ )これで最後38見開きが
\‐  はまり込みますと...
 
  (‥ )問題はまだ書いていない
      2000文字だ
      本当に2000文字に
      まとまるか分からん
 
 いや、いっそのこと、この2000文字の予定を放棄して、別枠に割り当てるという選択肢も念頭に入れておくべきだろう。
 
 いずれにせよ
 
 ∧∧
( ‥)いずれにせよ
    例の話
    データを増やせば増やすほど
    間違いにたどり着く
    この話は今回は
    やめておこうと
 
  (‥ )時間もないし
      今は手に負えないからな
 
 いくら直感的には納得できるとしても、確認も理解も把握もしなければ、記述することかなわぬだろう。
 
 ∧∧
(‥ )直感的には納得できると
\‐
 
  (‥ )俺たちは判断する時
      大データなんか
      通常使わんだろ?
      重要と思われる因子を
      仮定して
      それでごく単純な理解を
      組み上げて行動するのだ
 
 ああ、しかし、やはり思う
 
 データは大きければ大きいほど良いでしょう? そう無邪気にがなり立てていた奴の馬鹿面を。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはあの時
    そうですかねえ? そう
    笑っただけだよね
 
  ( ‥)あいつは
    ‐□ 気づいておらんのだ
      論文を見なさすぎだよ
 
 大データを駆使した連中が、ありうる可能性のすべてをそれぞれ支持し、答えが収束しないとは一体何事か?
 
 ∧∧
(‥ )...あれ、なんだったのだろうね
\‐
 
  (‥ )わずかな誤差やノイズを
      拾ったのかもしれないな
      でもそれは楽観的な
      見方かもしれないね
 
 ノイズを拾った、というのはあまりにも楽天的かもしれぬ。
 
 彼はこういう事例を見たことがないのか? 気づかなかったのか? 
 
 それとも希望的観測で目を曇らされたのか?
 
 あるいはこんな事例もあるではないか。
 
 その結論があまりにもきれいなのだ。理論的な理想型をそのまま体現したような結論。
 
 これはなんだ?
 
 ∧∧
( ‥)ノイズを拾ったと言えば
    聞こえは良いけど
    実のところそれは
    解析手法、それ自体が
    あらゆる可能性の中から
    自らが理想とする解答を
    ひっぱりだして
    来たのかもしれない
 
  (‥ )データを増やせば
      真実が顕現すると
      信じ込む
      それは絶望的に
      楽天的なのだ
 
 実際のところ、そこに顕現したのは、真実ではなく、解析手段が持つ仮定と前提そのものかもしれない。
 
 それを疑うほど、あまりにもきれいな答え。
 
 ∧∧
(‥ )あれを見て
\‐  有頂天になるのか
    あるいは反対に
    不吉の予兆と見るか
 
  (‥ )まあゆっくり
      進もうではないか
      今すぐでなくて
      良いのだよ
 
 なんといっても、一番愉快なのは、君のやっていた今までの努力は全部無駄だよ、その根拠はこれだ、お前の成果はすべて無価値だ、そう告げることである。
 
 ∧∧
( ‥)意地悪な言い様だけどね
 
  (‥ )だがな仮説が崩壊する
      その時にこそ
      知識が得られるのだ
      奴らそれを理解しとらん
 

 だから絶望の時に泣くことしか出来ん。いや、泣くことも恐怖してただ耳をふさいで逃げるだけなのだ。
 
 
 

ブログ アーカイブ