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2019年9月5日木曜日

防衛戦 好調なり

 
 
 ∧∧
(‥ )米中貿易戦争は状況が
\‐  やや悪化して
    互いに関税をかけあって
    関税を相殺するために
    米中双方共に通貨安を容認
    元安、ドル安
 
  (‥ )今、1ドルが106円か
 
 ドル安もあってか、2019年9月4日、23:00。韓国の通貨ウォンは値を上げて1ドルが1205ウォンにまで戻した。


 
 ∧∧
(‥ )通貨防衛と考えると
\‐  なかなか好調ですな
    ドル安もあって
    資金もあれば
    値崩れは阻止できるって
    ことですかな?
 
  (‥ )8月29日の16:00に
      ”資金を調達して”から
      なかなか好調なのよね
 

 
 ”資金を調達して”から...というのはあくまで推論、あるいは当てずっぽうでしかない。

 29日の16:00。円安が一気に進み、同時にウォン高が進んだ。このため、誰かが手持ちの円を大量に売ってドルを調達し、そのドルでウォンを買い支えたのだろう、そういう解釈がもっぱらであり、以上はその解釈に沿って言っているに過ぎない。

 =>http://hilihili.blogspot.com/2019/08/blog-post_29.html

 とはいえ、人は絶えず解釈に基づいて発言するものであり、解釈がなければ人は一言たりとも発言できないのである。ここではこの解釈に基づいてことを記そう。
 
 ∧∧
( ‥)そして少なくとも
    そこから好調に
    見えるのだと
 
  ( ‥)資金調達できたと
    ‐/ 解釈すると
       買い支えがそこそこ
       好調なのは
       説明できるだろ?

 
 
 そして一時は1217まで落とした値を4日の深夜23:00には1205まで戻した。状況は明らかに好転している。
 
 文のおっさんが日韓軍事協定の破棄を言って市場が狼狽売りでウォン安が進んだ22日夕方以前にまで、ほぼほぼ戻った状態。


 
 ∧∧
(‥ )ふむ でっ?
\‐  韓国資産家の間で資産を
    ドルや金に変える動きが
    出ているという話は
    これとどう整合するんだ?
 
  (‥ )そもそもウォン安の原因は
      米中貿易戦争だ
      危機はまだ去っていない
 
 ∧∧
( ‥)つまりこの押さえ込みは
    今のことでしかないのだな
 
  (‥ )押さえ込みが勝つか
      不安が底を抜くか
      まあどうなるか
      見守ろうじゃないか

 
 
 
 見物とはそういうものである。この状況を、持ち直した、つまらない、とツイートする人もいるが、まあ見物とはそういうものだ。飽きて他のことに目をやった時にこそ、えてして楽しいことが起こるものであり、そうである以上、じっと見ている必要などない。時々、気が向いた時にのぞけば良いのだ。


 9月5日 13:21以下追記
 
 開けて5日昼。ウォンはドルに対し1198まで戻っていた。
 
 ∧∧
(‥ )先日までの有り様が
\‐  嘘のように好調だ
 
  (‥ )良くなる材料は
      特にないんだけどな
      持ち直した外見だな
 
 
 一方、一部の人が注目するのはチャートから見える次の有り様であった。

 日本円に対するウォン


  
 5日の朝10:00に、がたんと円が高くなる。誰かがウォンで円を大量購入した。

 ドルに対する日本円


  
 5日の朝10:00に、がたんと円が安くなる。誰かが円でドルを大量購入した。
 
 そしてドルに対するウォン

 
 これまた5日の朝10:00に、がたんとウォンが高くなる。誰かがドルでウォンを大量購入した。

 
 ∧∧
(‥ )つまり誰かが
\‐  ウォンで円を買い
    その円でドルを買い
    そのドルでウォンを買っている
 
  (‥ )それがひとつの解釈だね
      効率は悪いだろうけど
      ウォンでドルを買って
      そのドルでウォンを
      買っても意味がない
      だから円を経由して
      買い支える
  
 ここから解釈はさらに進む。
 
 ではなぜドルで直接買わない?

 これは要するに、買い支えに使える外貨が尽きかかっている。そういうことではないのか?
 
 そして話はこれだけではなかった。
 
 ∧∧
(‥ )ユーロも連動してるね
\‐  一部の人が指摘するように
    5日の朝10:00
    ユーロがウォンに対して
    値下がりしてる
 

 
  (‥ )誰かが手持ちのユーロで
      大量にウォンを購入した
      一体これはなんだ?

 
 これは人が言うように、軍資金のドルは尽き、円も尽き、ユーロも放出し、自国通貨で防衛戦を強いられているということであろうか? 

 もちろんこの全ては解釈に過ぎない。しかし解釈が理解を作り、理解が不安を作り、不安は現実に作用する。
 
 それを阻止するのが欲である。だがしかし、投資家の欲はこの不安を支えきれるであろうか? 資産をドルと金に変えるという良くない流れを、欲は止めることが出来るであろうか? 

 それは見て見なければわからない。
 
 
 
 以下 21:00追記
 
 ∧∧
(‥ )人の指摘を見て調べたら
\‐  イギリスポンドに対しても
    5日10:00に
    ウォンが値上がりしてた



 
  (‥ )ドル ユーロ 円
      イギリスポンド
      すべての国際通貨を使って
      買い支えしているのか
      これはこれは...
 
 ∧∧
(‥ )今月9月は債券の返済時期
\‐  なのだろう?
    返済用のドルは保存して
    手持ちの他の通貨
    あるいはウォンを使って
    ウォン安を防衛か
 
  (‥ )外貨準備は
      4000億ドルあるって
      言ってたんだがな...
      あれは一体
 
 
 ∧∧
(‥ )韓国の工場は稼働率が
\‐  8割を切ったという報道も
    ありますけど...
    悪材料だらけでは
 
  (‥ )この状態で
      自国通貨を用いて
      買い支えとは
      かなり綱渡りじゃね?


 


 

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