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2019年9月10日火曜日

記者の無関心ぶりは未来を占う

 
 英国のEU離脱問題
 
 ∧∧
(‥ )延々もめてるけど
\‐  一体全体何よこれ?
 
  (‥ )さてな...
 
 
 調べてみた
 
 
 ∧∧
( ‥)どうだ?
 
  ( ‥)ごめん
    ‐/ さぱーり分からん
 
 
 EUから離脱すると関税が復活する。これは経済に打撃を与える。
 
 離脱するとこれまでEUと結んだ数々の法律が解消されるが、この事務手続きがやっかい。

 EUにいる英国人、反対に英国にいるEU人の立場はどうなってしまうのか?
 
 とまあ、こういう一連のもろもろを避けたい人々が反対に回るというのは当然だけども
 
 ∧∧
(‥ )具体的に英国の経済を
\‐  どうしようと言ってる人は
    ちょっと見当たらないな
 
  (‥ )新しい産業
      新しい雇用...
      そういう展望を
      だーれも語ってないな
      そもそも離脱したい
      という人々の投票結果は
      産業と雇用を渇望しての
      ものだったはずなんだが...
 
 これは、英国の政治家。あるいは英国の離脱問題で記事を書いている記者たちが、すでに一般人の雇用や苦境をまったく理解できない立場。理解どころか関心すら持たない立場になっていることを示唆しているように思われる。
 
 
 延々と続く英国EU離脱問題の説明記事。そのどこにも、一般人の雇用と苦境の具体的打開案が見当たらない。そして政治家がしていることもそうであった。関税が復活する離脱は困るから、せめて復活しない穏便な離脱をしたい。あまりに虫のいい話で、さすがのEUもにがり顔。皆で都合の良いことを言い合って、ただただそれだけで右往左往するのみ。
 
 ∧∧
(‥ )何も決められない
\‐  国民の苦境を見ない
   これが世界を支配した
   大英帝国の末路ですか?
 
  (‥ )労働者の政党であった
      労働党も
      今じゃ成り上がりの
      リベラルどもの
      御用達政党になったという
      話だったが
      まさにそんな振る舞いを
      しているそうだな
 
 
 組合と労働者の政党であった労働党は、戦後は英国をほぼ社会主義化するところまでいった。しかしその組合主義は病院や葬儀屋までストライキするようなとんでもない社会問題を引き起こした。その反省から組合離れを進めたのだが...
 
 ∧∧
(‥ )結果的に労働党は
\‐  金融業などの新興成金やら
    新興中間層やらの
    政党になったと聞きますな
 
  (‥ )EU離脱に反対しているのも
      こういう層だし
      どいつもこいつも
      一般人のことは考えないか
      ひでえもんだ
 
 
 そしてこれ、EUに入るとどこもこうなっちゃうということに思われる。
 
 言い換えると、英国ですらこうなのだから、ドイツとフランスはもっとひどいんじゃね? と言うこともできる。
 
 
 ∧∧
(‥ )これの行き着く先は
\‐  少数の金持ちが大量の農奴を
    支配する封建制だよね
 
  (‥ )まあヨーロッパらしい
      伝統的な世界だけどな
 
 記者の一般人に対するあまりな無関心ぶりを見ると、そういう未来が見える。
 
 

  

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