自己紹介

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2019年9月19日木曜日

死ぬ以外の選択肢なし

 
 生物には死ぬ以外の選択肢が存在しない。選べるのは、どう死ぬのか? それだけだ。
 
 そうであるにも関わらず、

 なぜ人は不老不死になれないのか? 

 こんなくだらぬ質問が出てくるのは、なぜだ?
 
 ∧∧
(‥ )死にたくないからだろ?
\‐   
 
  (‥ )まあそうだな
 
 
 とはいえ、不老不死になれないのはなぜ? という質問が根本的にくだらぬ問いであることは確かである。
 
 例えば考えてみよう、生物が不老不死になれるとする。つまり死ぬと死なない、この二つの選択肢のいずれかを選べるものとする。
 
 ∧∧
(‥ )もし不老不死が有利なら
\‐  不老不死の生物が進化するはず
 
  (‥ )ところがそんなものいない
      つまり
      不老不死は不利って
      ことなんだよな
 
 死ぬことが有利で、不老不死はポイントが低いのである。だから不老不死の生物は存在しない。要するに不老不死は有害なのだ。

 不老不死の生物がいない。この単純な事実から死ぬ以外の選択肢が存在しないことは明らかなのである。
 
 
 ∧∧
(‥ )まあ一部の生物は
\‐  そこそこ不老不死なんだけどね
 
  (‥ )でもそれってさ
      ガン化を
      防ぐためだろうけど
      体を分裂させてるよな
 
 ガン細胞は体内で起こるクローン同士の生存競争で生じる。そうである以上、組織化された多細胞の肉体は必ずガンを生み出し、これゆえに肉体は必ず崩壊する運命にある。
 
 ∧∧
( ‥)ガンによる肉体の崩壊
    でもこれを阻止する方法が
    ひとつだけある
 
  (‥ )組織自体のコピーを
      大量生産すれば良いのだ
 
 コピーされたもののなかで、失敗したものはガン化して崩壊し、成功したものはまたコピーを残せる。
 
 こうすればガンを排除して正しく動作する組織を維持し続けることができる。つまり不老不死、それ自体は可能なのだ。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれこそが
\‐  死ぬということなんだよね
    組織のコピーを作って
    動作確認する
    これは要するに
    オリジナルが死ぬという
    ことなのである
    
 
  (‥ )つまり我々には
      死ぬ以外の選択肢が
      存在しないのだ
 
  
 

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