自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2017年8月5日土曜日

満足した場所がお前の地金

 
 2017年8月5日、時刻は夕日傾く17:00前後


 
 わき上がる入道雲に傾く太陽が覆われる。
 
 ∧∧ 暑いぞー
( ‥)
 ‐(;- -)暑いなあ
 
 
 湿度は低めで、気温も33度程度なのだが暑いものは暑い。

 というか体力が落ちている...あるいは疲れていると考えるべきか。


 
 ∧∧ 今、忙しいからな
(‥ )
 ‐( ‥)一段落したら
     休日をとらなければ
     いけないなあ
 
 さて
 
 記事を書くこと、それ自体はただの単純作業であり、その累積だ。

 証拠Aから記述Aを書く。記述Aの妥当性は証拠A次第だが、証拠Aが正しいという保証が無い。少なくとも証拠Aは証拠Aそれ自身が正しいという保証をしてくれない。
 
 このため証拠Aが正しいことを示す証拠Bが必要となり、証拠Bが正しいことを示す証拠Cが必要となる。
 
 つまり、記事を書くとか記述の妥当性を確保するとか、それはひたすら単純作業の累積である。この過程で知性とか知能というものは必要ない。馬鹿でも出来る作業だ。
 
 ∧∧
(‥ )ただし体力がいる
\‐  知能が必要なくても
    体力はいるのである
 
  (‥ )マスメディアはこれが
      できなくなった
      そういうことだろうな
 
 ∧∧
( ‥)理由は?
 
  (‥ )体力がなくなったんだろ?
 
 体力といっても色々なことがありうる。年老いて単純に体力を失う場合もあるし、経済力が落ちて余裕がないので、動く経費を節約した結果、ということもありうる。
 
 そもそも経済力がそのままでも、100の投資で正しい記事を書いて売れ行きが10であり、しかるに10の投資のいい加減な記事の売れ行きが10であれば、人は後者を取る。この趨勢に逆らうことはできないものだ。

 ∧∧
(‥ )そうなるとどうなるかね?
\‐
 
  (‥ )マスメディアじゃないけど
      俺が知ってるライターは
      地金が出ちゃったな
 
 ∧∧
( ‥)地金ね
 
  (‥ )彼は一般向け科学番組で
      放送される
      地球は母なる星だという
      決まり文句が嫌いでな
 
 まあ動機自体は分かりやすい。地球だろうが自然だろうが、それは人間のために存在するわけではない。台風、地震、洪水、旱魃、冷害、熱波、寒波、積雪でどれだけ多くの人が死ぬことか。自然だってろくでもないものだ。そんなこと森の中だの薮の中だのに分け入ればすぐ思い知らされることである。
 
 でっあるから、地球は母なる星だ、こういう胡散臭い決まり文句に、多くの科学少年は不快感を抱くものだ。
 
 こういう不快感は、こうすればガンが治りますというインチキ医療に対する不快感に似ている。
 
 そしてもちろんこの不快感は、決まり文句に感動する一般人多数に対する憎しみでもあるし、反対に優越感でもある。
 
 非常に悪く言うとオタク的な不快感と敵意と優越感だ。
 
 ∧∧
( ‥)こういう人としての地金が
    思いっきり出てしまったと
 
  ( ‥)彼なあ どっかから
    ‐/ 周期的な大量絶滅は
       地球自身によって
       引き起こされるっていう
       おかしな仮説を
       拾ってきてな
       それを一生懸命に
       吹聴したよ
 
 地球の中心。それを構成する溶けた鉄の上に広がる岩石層であるマントル。このマントルが核の熱であたたまって、周期的に大規模な滞留を起こし、地上に大噴火をもたらして大量絶滅を周期的にもたらすという説だ。
 
 これは研究者も、そんな説、聞いたこと無いよ? と言ってしまうようなマイナーな説である。
 
 これをどこでどう見つけたものか、彼はそれにおおいにはまって、そうして吹聴した。

 これこそが地球と生命と進化の歴史を決定づけた要因なのであると。
 
 地球こそ生命に牙を向く悪魔の星なのであると。
 
 ここには、

 母なる地球という陳腐な決まり文句に感涙を流す愚民ども、どうだ、これが真実だ。ざまあみろ! 

 という優越感がある。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれって壮大な
\‐   ヨタ話なんだよね
 
  (‥ )地球上では
     周期的に大量絶滅なんか
     起こっていないからな
 
 確かに地球上で周期的に大量絶滅が起きているという説はあった。しかし仮説によって周期がばらばら、おまけに現実の絶滅と周期が一致しないなどあからさまに嘘くさいのだ。

 そもそも大量絶滅という概念自体が実はいい加減なのである。なぜならそれは地層の堆積過程で起こる見せかけの絶滅で、その実態は単なる記録の欠如という場合があるからだ。
 
 ∧∧
(‥ )まあこういうずさんな仕事を
\‐  最初にしちゃったのは
    科学者なんだけどね
 
  (‥ )でもよ、その後
      彼の言うことおかしくね?
      と皆が調べ始めて
      それで以前よりも
      地層記録をより正確に
      把握するように
      なったわけでな
 
 だから、調べれば、周期絶滅などそもそも起きていない。大量絶滅とされたもののなかには、見せかけだけのものがある、そういうことに、彼は気がついてしかるべきだった。少なくとも調べれば気づいたはずなのである。
 
 ∧∧
( ‥)調べれば、ね
 
  ( ‥)彼は調べなかったよ
    ‐/ なぜだろうね?
 
 なぜだろう?
 
 年を取って体を壊し、体力がなくなったからか?
 
 それとも、
 
 この説さえあれば、母なる地球という陳腐な嘘にむせび泣く愚民どもに鉄槌を下せる! 

 そう喜んで満足して、彼はそこで調べることを止めたのであろか?
 
 いずれにせよ、ひとつ言えることがある
 
 ∧∧
( ‥)体力が衰えて
    調べるのを止めた時
    そこでその人の地金が出る
 
  (‥ )人は体力が無いと
      自分が満足したところで
      調べるのを止める
      満足したところが
      そ奴の地金だ
      そういうことだろうな
 
 多分、マスメディアもそうだろう。学生運動時代のルサンチマンを果たすことが彼らの地金なのかもしれないし、あるいはかつて自分をのけ者にした低学歴のクラスメートを馬鹿なネトウヨと蔑み満足することが地金なのかもしれない。
 
 満足した場所が体力を喪失した人間の地金だ。では、あなたの地金は一体なんだろう?
 
 ∧∧
( ‥)お前の地金はなんなのだ?
 
  (‥ )疲れたのでそろそろ
     露出してしまいそうですなあ

 
 
 

ブログ アーカイブ