自己紹介

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2018年5月22日火曜日

産業は新たな相へ

 
 
 ∧∧
(‥ )単独無酸素最高難易度
\‐  西稜ルートの下山中に
    亡くなった栗城さんなる人
    amazonで見たら
    本を出していたんですな
 
  (‥ )順位が上がってる
     弱者の勇気 2014年
     205位
     NO LIMIT 2010年
     148位
     一歩を越える勇気
     2009年だと85位
     これはすごいな
 
 ∧∧
(‥ )これは登山本ではなく
\‐  自己啓発本ではないのか?
    とか
    不可能は自分の心が
    作り出している
    とか
    そういう書評が
    あることからすると
    もともと
    実践自己啓発系として
    売っていたということ
    なのですかな?
 
  (‥ )本のタイトル自体からして
      その手の言葉だよね
      もともとこういう
      産業であったのだな
 
 そしてこれから本はリバイバルし、特集番組が作られ、応援者はこぞってコメントを寄せて、そこに彼らの夢を乗せ語るだろう。事実としてそうなっているし、産業は新たなフェーズに入ったのだ。
 
 
 ∧∧
( ‥)産業?
    有名人を研究した本を
    売り飛ばすことを
    有名人産業というけど
    栗城産業とでも言うつもり
    ですか?
    ここから先は
    もはや産業ではなく
    たかりですぞ
 
  (‥ )いやいや産業ってのは
      そういうものだよ
      だから価値があるし
      だから死んでも
      進まなくちゃいかんし
      死んでも止まらん
      そういうものさ
      だから問題になるし
      そして止められない
 
 彼を支援する応援メッセージをのぞいて見たら、そこにはいかにもベンチャー企業の社長たちがずらっと並んでいて、恐怖を覚えたと言っている人もいる

 まあそうだろう。

 挑戦と成功を熱心に追求する人々が挑戦を讃える。当然かつ素晴らしきことだが、見方を変えればこれは、実がともなっていない人を死地へ追い込む恐怖の力学でしかない。
 
 しかし、力学の背景には動機があり、動機が群がる価値がある。
 
 ∧∧
(‥ )価値があるから
\‐  言葉が寄せられる
    価値があるからこそ
    値踏みされ使用される
    それこそが価値なのである
 
 
  (‥ )経済とは
      こういうものなのだ
      ここを見据えないと
      いかんぞ
 
 
       
    

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