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2014年3月22日土曜日

説明に必要ないと言われて打撃を受ける存在とは、つまり

 
 人間は論理や経験ではまったく正当化できない答えを思いつく能力を持っている。
 
 例:背中に電気ケーブルを接続された女性らしき人物がいる。これは機会仕掛けのダッチワイフに違いない。女性を性奴隷と見なしたもので男女差別だ!
 
 *一応、書いておくと、電気ケーブルが接続されているように見える女性=機会仕掛けのダッチワイフである、という公式は論理や経験では正当化できないだろう。出来るというのならやってみろ。正確なカテゴリーと包含関係を用いて論理式で記述するんだ、まだ存在しないものを経験で論証してみせるがいい。
 
 ∧∧
(‥ )人間はそういう突飛な答えを
\‐  思いつく能力を持っている
 
  (‥ )人間が持っている特異な
      力のひとつだね
 
 世界を創造した神がいる。
 
 これもまたそうやって手にしたものなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)だとしたらあれですか?
    宗教を持っているあなたたちは
    この能力を持っているけども
    宗教遺物がどうも見つからない
    ネアンデルタール人は
    この力を持ってないことに
    なるんですかね?
 
  (‥ )かもしれないね
      そういう論文が
      あるかどうかは
      知らないけど
 
 ただ、少なくとも
 
 この世界は人間のような知的生物が作ったに違いない
 
 という発想は論理や経験で正当化できないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )連想もあるんだよね
\‐  粘土で成り立った文明である
    メソポタミアでは
    神様は粘土から人を作って
    いるわけだし
 
  (‥ )連想それ自体が
      発想としては
      めちゃくちゃで
      論理ではないからね 
      そして、
      メソポタミアの宗教の
      延長であるユダヤ教、
      そして旧約聖書、
      ひいては
      キリスト教において
      神は土からアダムを
      創造するのだ
 
 知的存在が世界を創造した
 
 この説明は論理や経験ではなく、人間が持つ特異な能力から得られた仮説である
 
 だがしかし、おそらくこれゆえにこそ、神、あるいは宗教が抱える最大の問題がある
 
 ∧∧
( ‥)これってさ
    神様は神様の実在そのもの
    ではないってことだよね
 
  (‥ )実のところ
      神なるものが存在する、
      この発想と
      神が実際に存在する
      この未確認の事実、
      この二つの間に
      関係は無いってこと
      なんだよな

 
 おかしな話であったのだ。ダーウィンが展開した種の起源。その実態は
 
 ”世界の説明に神を用いる必要はない”
 
 というもので、これ自体に神の実在を否定する意味合いは本来、どこにも無い。
 
 無いはずなのだが
 
 ∧∧
(‥ )それにもかかわらず、
\‐  進化論は神殺しの理論として
    振る舞う
    これはなぜか?
 
  (‥ )これは、神というものが
      そもそも
      ”世界を
      説明するための理論”
      そのものだったから
      じゃないのか?
 
 説明において必要ない、その瞬間に破壊されてしまうもの。それが深刻な打撃になってしまうもの。それは
 
 ∧∧
( ‥)それはそれが説明のための
    仮説そのものであったから
    ではないのか?
 
  (‥ )それではあれか?
      宗教とは
      人間が作り出した
      説明のための体系を
      信奉することで、
      神を信奉するものでは
      なかった
      そういうことか?

 実のところ、誰も神の実在そのものを信じていたわけではない、そういうことか?
 
 ∧∧
( ‥)説明のための仮説を信奉したが
    神の実在を信奉していた
    わけではないと?
 
  (‥ )もしそうだとしたら
      むしろこれは
      大問題だけどね
 
 

 これはhilihiliのhilihili: 神は否定された論はサピエンス種の発露でしかないだろうの続き
 
 
 

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