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2009年10月2日金曜日

残酷物語

 
 こんな問題を出題されたとする。幾つかのデータがある。例えばある生物の年齢と大きさ。さて、この生物がX歳の時のデータはまったくないのであるが、ではこの生物がX歳の時の大きさはどのぐらいだろうか?

   (‥ )こういう問題を出された時どうするね?
 ∧∧
( ‥)データからグラフを描いて、
    X歳の時の値を求めればいいだけでしょ?

 データからグラフを引く。グラフってのはつまるところ方程式なりなんなりであって、後は値を入れれば答えがでる。

 ではこの答えが妥当であることを検証するにはどうすればいい?

 ∧∧
( ‥)実際にそうであるか調べればいいだけでしょ?

    (‥ )そうなるねえ。

 正しかったらそれでよし、間違っていると思われる状況であれば最初に戻ってやり直し。

 でもここで問題。データから恣意的にグラフを引いた。こんなことをした場合、答えはどうなる?

 ∧∧
( ‥)おかしな値が出るでしょうね。

    (‥ )”恣意的に引いたグラフ”の性質次第で
        ちょっと変な答えからとんでもなくおかしな答えまで
         色々なものが出るだろうねえ。

 ようするにこう。

 データからどんな方法でグラフを引くのか? それ次第で妥当な答えにたどり着けるか、あるいはまったくたどり着けないか、それが決まる。

    (‥ )つまり必要なものはなに?
 ∧∧
( ‥)データから”適切なグラフ”を引く方法ですね。
    例えば最小二乗法とか。

 あるいは系統学の世界であれば最節約法とか、いろいろあらーな。ようするにデータからの誤差をトータルで最小にするようにグラフを引けばいいんだろ、ということ(<ものすごく乱暴な要約)。

 つまるところ、そこがなってないと何をどうしたって駄目。つーか、論文になんかならねーし。
 
 そして例えばこんなことをしているから破綻する。

:このデータが重要に違いないからここを通るようにグラフをこーんな感じで引けば間違いないずら。それでこんな感じで答えが出るだろうけどきっと正しいに違いない。実際、矛盾ねーから問題ない。

 いやいや、矛盾がないことも、説明できることも、どちらもそのグラフなり仮説が妥当であることをまったく保証してくれない。

 例:創造論は矛盾がない。あるいは矛盾をすべて説明してくれている。言い訳がとんでもなく多いだけ。平たく言うと最節約ではない。

 また、この場合、グラフを”こーんな感じ・・・”で引いてしまっているのがまずい。ようするにデータの解析手段が自覚されていないので、こういう場合、予想が明確に立たないか、あるいは立てられた予想を導いた手段が根拠不明なので、検証したと言われてもそれが検証にあたるのかそもそも成り立たなくなってしまう。

 つまるところ材料も解析手段も不明な論文って、それはねーだろう。リジェクトだリジェクト。

 ∧∧
( ‥)それにこの状況ってグラフの引き方が適切でないこともさることながら
    選んだデータ以外のデータを軽視しているということもでもありますね。

    (‥ )ようするにあれなんだよな。一部のデータだけで作ったから
        無視した他のデータに、結局、グラフが破壊されちゃうって
        ことなんだよねえ。
 
 例えば出ました、フェデュー○ア教授。きっと鳥の進化はこんなのに違いないずらと最初に作ったシナリオに沿ってデータを解釈してウン十年、しかし無視していたデータは”シナリオ”を支持しないし、次々に見つかる新しいデータに至ってはぶっちゃけ反証しちゃうぞ状態。状況は悪化し、戦線は縮小し、今や風前の灯に。一部のデータを恣意的に重み付けするしかないので、恐竜の手は123だが鳥は234なんだから違うんだいと、はあ、そんな詭弁に騙される奴が今どき何人いるんだよという補助仮説で防衛戦を展開するものの、最近、立て続けに徹甲弾を打ち込まれて、もはや轟沈かー??


    ( ‥)そこで本日、三島から帰る途中で考えました
        新書「フェデュー○ア残酷物語」
 ∧∧
( ‥)わあ、最低な題名。

 
 ところで、教科書や論文を読んだら? と言われた時の人の否定的な反応って大抵の場合、難しい、高い、英語読めない、なんだけども、それはなんでなんでしょうね?(日本語もあるよ)

 ∧∧
( ‥)当然と言えば当然ですけどね。

    ( ̄  ̄;)まーねえ、英語なんて読みたくないし、
          本なんて買いたくねーしな。
          面倒なのもそりゃそうだ。
 
 それに関してだけは同意はできる。しかし納得はできない。

 
 
    

 

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