自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2010年8月9日月曜日

お客は存在しない

 
 ∧∧
( ‥)つまり?

    (‥ )前にも書いたけども

Q:こんな勉強することになんの意味があるんですか? 僕の人生にとってこの勉強が一体何の意味があるんですか??
A:お前に期待しているわけではない。お前の疑問はもっともだが、質問は無意味だ。


 ∧∧
( ‥)まあ、勉強ってのは

    (‥ )現在の技術を受け継ぐ後継者を育成したり
        全体的なレベルを上げて競争力を維持しようとする
        ために行うのであって。

 ”お前という個体”がどうだ、こうだとか、そんなことどうでも良い。

 ∧∧
( ‥)個体は関係ないんだと。

    (‥ )というか、個体の実在が想定されていないんだよ。

 こういう教育をすればA君という個体の成績が上がるだろう、ということを学校はしていない。

 ∧∧
( ‥)まあ、やる先生もいるでしょうけどね。

    (‥ )やる自由はあるってわけだな。効率が悪すぎるけどもね。

 だからやっても意味がほとんどない。選択肢としては条件次第であるが概して良くない。現実問題として考えると、これこれの教育をすると平均点を上げる事ができる、そんな程度のことしかできない。

 ∧∧
( ‥)そして、その方針を取る時、
    個人の実在は想定されていないと。

    (‥ )技術水準を維持するには全体の平均のレベル維持と
        すぐれた技術的な後継者が幾人か補充できれば十分だろ?

 ざっくりと操作する時、そこに個人の存在を想定する必要も余地もない。

 ∧∧
( ‥)まあ、個人の存在を組み込んでもいいんですけどもね。

    (‥ )複雑すぎるモデルだから役に立たないだろうな。

 そして学校というのは、その形態にもよるけども、広い意味で言えば生徒は客なんだとも言える。

 ∧∧
( ‥)言い換えればお客というものは個体として
    存在しないという主張になりますね。

    (‥ )販売する時に個体を想定する必要はないって
        言う方がいいかな。

 20代女性が一番の購買層になっていますね、という時、そこには個体なんていう概念はまったくない。

 ∧∧
( ‥)確かにね、ないですね。

    (‥ )おかしなもんだと言えばそうだろ?
        20代女性というのは便宜的で恣意的な概念で
         実在しないはずなのに、実在するかのように
         語っている。
 
 個体はまあ一般的な意味では実在すると言われているのに、販売する側は個体が実在しないかのように振る舞う。

 ∧∧
( ‥)販売する側は便宜的な概念である購買層があるかのように
    ふるまい

    (‥ )実際に購買する個体は存在しないかのように
        ふるまうわけさ。

 端的にいうと、購買層の振る舞いや、最も便宜的な購買層はどんなカテゴリーなのか? が販売する側にとって重要なのであって

 ∧∧
( ‥)お客個人はどうでもいいのだと。

    (‥ )蒸気タービンを設計する人間は乱流とかのことは
        考えるだろうけど、水分子一個一個のことは
        考えないんじゃないか? それと同じさね。

 統計熱力学って1個1個の分子のふるまいを記述していましたっけかね?

 実在する個人に興味がなく、実在しない購買層のことを考える。

 ∧∧
(‥ )最近、ある有名アニメ監督がiPadに関して”自慰行為のように”
\-  という発言をしたとかで話題になったみたいですが。

    (‥ )実際にそう言ったのかどうかは知らんけども、
        消費者を馬鹿にするなとか、自分の映画の視聴者も
        気持ち悪いと思っているのか?? とかそういう
         反応があったみたいだけども。

 いやなあ、商売する側、物を販売する側からすればお客をゴキブリ扱いしようが、なんだこいつら気持ちわりい、と思おうが

 ∧∧
( ‥)商売は普通にできますからね。

    (‥ )なんの支障もなくできるね。
        例:孫会員を勧誘すればおじいちゃんたちの年金問題は
        なんの心配もなくなるんですよ(優しい微笑み)

 ∧∧
( ‥)ようするに以上の監督とお客の間にあったらしい
    すれ違いは

    (‥ )自分はお客たりうるのに、という消費者個人の自覚と
        購買層としてしか、いや購買層としてさえ
        認識していないかもしれない作り手側との
        ギャップというかね。

 ようするに、作り手側からすればお客なんてどうでもいいのだ。販売の過程において存在しないわけだから。

 ∧∧
( ‥)分子個々の動きを想定しなくても

    (‥ )作業ができるようにね。

 そういう点でいうと

 ∧∧
( ‥)妥当な記事というものも

    (‥ )読み手一人一人のことは考える必要もない。


 ∧∧
( ‥)でも読者層のモデルは必要ですね。

    (‥ )平均的な読者、平均的な読み手って
        こんなもんかなーと考えて書くと。


 そしてこれは単純にありきたりな話である。

    ( ‥)だがサイエンスライターでは
        ”正しいことを理解させること”が必要だと言われる。
 ∧∧
( ‥)それについてはいかに?

 

ブログ アーカイブ